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第3話 ずっとあなたとしたかった

#163 子宮プレイ再び⑥

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 みいに指摘されるまでもなく、杏里も感じ取っていた。

 くるんと身体の奥の奥で何かが反転する気配とともに、すべすべした物体が膣内一杯に膨れ上がったのである。

 ああ、また私の子宮が…。

 子宮の一部が外気に触れる感触に、杏里の鼓動が早鐘のごとく高まった。

 しかも、今度は紗彩さんも一緒なのだ。

 みいがふたりの子宮を使って何を始める気なのか、想像するだけで愛液の分泌量が増えてきた。

「紗彩さま、杏里さま、このまま子宮を取り出しても、よろしいですかあ?」

 みいの声に、

「いいけど、そっとね」

 紗彩が答えている。

「私も、OK。お手柔らかに」

 ひと呼吸遅れて杏里がうなずくと、みいが背伸びしてふたりの子宮を指でつまんだ。

「ほおら、出てきましたよォ」

 膣壁を殻を剥いたゆで卵が通るような感じだった。

「やんっ」

 その得も言われぬ微妙な感触に、杏里は無意識裡に身をくねらせていた。

「もう少し、もう少しですよォ」

 みいの声につられて下を向くと、つんと突き出た紡錘形の乳房の間から、下半身の様子が見て取れた。

 まっすぐ左右に開いた両足の間、ちょうどその真ん中辺りから、白にピンクの縁取りの臓器が出かかっている。

 見ているうちにもみいが力を込め、その端をぐいと下に引っ張った。

 ぬるりとした感触とともに小陰唇が裏返り、愛液にまみれた子宮がむくむくとその全貌を現した。

「はあああああっ」

 背中のほうで紗彩が長く尾を引く喘ぎを漏らしたのは、杏里同様、みいに子宮を摘出されたからだろう。

「ふわあ、素敵! 素敵すぎます!」

 杏里と紗彩の股間からぶら下がったふたつの子宮を前にして、みいが感極まったように歓声を上げた。

 180度開脚した、全裸の美魔女と美少女。

 そのずぶぬれの膣口から、2本の輸卵管に支えられ、ブランコのようにハート形の臓器が揺れている。

「みい、いろいろためしてみたくなっちゃいました!」

 ふたつの子宮にかわるがわる頬ずりしながら、うきうきした口調でみいが言った。

「おふたりとも、期待しててくださいな。ゆうべの乱交パーティよりも、みいがもっとずっと気持ちよくして差し上げますからあ!」

 あれよりもっと気持ちよく?

 みいったら、何をたくらんでいるのだろう?

 さっきためしたあの技以外に、まだなにか思いついたというのだろうか?

 杏里はめくるめく快楽の予感に、かすかなめまいを覚え始めていた…。

#164 子宮プレイ再び?
「まずは、紗彩さまの子宮で、”あれ”をやってみましょうか」

 ふたりを向かい合わせに座らせると、みいが言った。

 開いたふたりの股の間には、それぞれの子宮が置かれている。

 ハート形をしたそれは、河豚料理の白子みたいな色をしていて、ぬめぬめした光沢を放っている。

 年齢のせいか、紗彩のもののほうが輸卵管も長く、サイズも少し大きいようだ。

「”あれ”って?」

 上ずった声で、紗彩が訊く。

 快感への期待で、切れ長の眼が潤んだように光っている。

「こうするんですよ」

 みいは紗彩の子宮をつまみ上げると、輸卵管の長さいっぱいまで持ち上げた。

 細いゴムのチューブのような輸卵管は伸縮性に富み、引っ張ると子宮が紗彩の胸近くまで来た。

「3人でこれを舐め舐めするんです」

「3人で…?」

 紗彩が声を震わせる。

「てことは、私も…?」

「もちろんです。ご自分でご自分の子宮を舐めるのです。紗彩さまなら、きっと気に入るはずです」

「わかったわ。やってみる」

 紗彩が上半身を折り、首を曲げて口をみいが捧げ持った子宮に近づける。

 杏里同様、紗彩も身体が柔らかいらしく、それほど苦労することなく、子宮の端を口に含むことができた。

「さあ、杏里さまも」

 みいに促され、ベッドに両手を突き、杏里も身を乗り出した。

 ぎりぎりまで顔を寄せると、三角形をした子宮の別の角を唇で挟んでみた。

「では、仕上げはみいが」

 残りの角をみいがくわえると、子宮を頬張った紗彩の顔が、見る間に桜色に上気した。

 じゅるじゅる、ちゅぱちゅぱという淫らな音が、しじまを破って広い部屋に響き渡る。

 そのうちに、感極まったのか、紗彩がシーツの上に投げ出されたままの杏里の子宮を握ってきた。

 あう。い。いい。

 口の中に広がる官能的な感触に、薄い表皮の上から卵巣を圧迫される絶妙な感触が加わり、杏里の蜜壺の奥にマグマがわき出した。

 両手を自由にしたみいが、杏里と紗彩の股間に手を伸ばし、クリトリスをつまみ、包皮を剥く。

 むき出しになった先端を指の腹でリズミカルに叩かれると、もういけなかった。

 ぱっくり開いた杏里の膣口から、透明な液体が噴き出した。

 向かい合った紗彩の”穴”も、それに負けじと同時に潮を吹く。

「どうです? なかなかのものでしょう?」

 果てたふたりを交互に見やると、みいがうれしそうに微笑んだ。

「そ、そうね…」

 紗彩は肩で息をついている。

「これ…みいとふたりの時も、使えそう。それに、オナニーのバリエーションも増えた気がするわ」

 紗彩さんも、オナニーするんだ。

 杏里は突如として新たな興奮が渦巻くのを感じ、目の前のこの美女をめちゃくちゃにしてやりたくなった。

 ”される側”を演じることが多い杏里には、珍しい心の動きといえた。

「ですよね。みいにできることなら、いつでもお手伝いしますよ。子宮オナニー、いいじゃありませんか」

「あ、ありがとう…」

 紗彩が愛情のこもったまなざしをみいに向け、微笑み返す。

 杏里の胸がちくりと痛んだ。
 
 嫉妬だ。

 ああ、私また、紗彩さんにやきもち妬いてる…。

 その時、ふたりを順繰りに見渡して、意味ありげにみいが言った。

「でも、これだけじゃないんですよ。せっかくおふたりに子宮を提供していただいたのですから、これから、みいが新たに編み出した、究極の子宮セックスをご紹介します」

「究極の…」

「子宮セックス…?」

 一瞬芽生えた嫉妬も忘れ、杏里は紗彩と顔を見合せた。

 さすが性技のエキスパートだけのことはある。

 でも、みいったら、今度は何を…? 

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