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第3話 ずっとあなたとしたかった

#148 不機嫌な下僕⑪

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「それで、何をしてくださるんですかあ?」

 みいが、期待に声を弾ませて訊いてきた。

「名付けて、”子宮移し”。私のこの子宮を、みいのおま〇このなかに入れちゃうの。そうするとね、私も気持ちよくなるし、みいもたっぷり子宮の感触を味わえると思うんだ。実際、きのう紗彩さんとやった時、あんまりいいんで、私、危うく気を失いそうになったもの」

「へーえ、それはとっても気持ちよさげですねえ。想像するだけで、どきどきしちゃいます」

 みいがぽっと頬を赤らめた。

「それで、みいは、どうすれば私をもっと気持ちよくできるか、色々試してみたらいいと思うの。それを後で紗彩さんにやってあげれば、きっとすごく喜ばれるんじゃないかな」

「はい、わかりました!」

 早速、杏里の子宮を手に取ろうとするみい。

「待って。そんなに焦らないで」

 その手を押しとどめて、杏里は言った。

「それにはまず、その前に、みいのおま〇こを全開状態にしなければならないの。さっきも言ったように、子宮って、本当にデリケートだから、入る途中でつぶれちゃったりしたら大変だもの。だから、先に私がみいを気持ちよくしてあげる」

「いいんですかあ?」

 みいが恥じらうように杏里を見た。

「もちろんよ。さ、座ったまま、後ろを向いて」

 みいが裸の背中を向けると、杏里はそのスリムな身体に両腕を回し、そっとみいを抱きしめた。

 左手で小ぶりな乳房をつかみ、右手を後ろからみいの股間に差し入れる。

 みいはすでに、ほどよく濡れていた。

 人差し指と薬指で大陰唇を左右に押し開くと、内部に中指の腹を押し当てた。

 ぬるぬるを指先ですくいながら、ゆっくりと穴の周辺に塗りつけていく。

「あふう…」

 みいの反応は、早かった。

 新たな液がにじみ出し、杏里の作業を楽にする。

 中指で穴の縁をなぞりながら、時々クリトリスをつついてやると、肉襞がぴくぴく震え出すのがわかった。

 頃合いを見計らい、中に入れる指を、2本、3本と増やしていく。

 その間も杏里の左手はみいの乳房を揉みながら乳首を爪で弾き、とめどなく刺激を与え続けている。

「あん…あん、あん、あん」

 みいが幼子のように甘えた声を出す。

 その細い首筋に唇を這わせると、杏里は長い舌でみいの顎の内側までぞろりと舐め上げた。

「くううううん」

 のけぞるみい。

 指が4本入ったところで、満を持してピストン運動を開始する。

 最初はやさしく、だんだん強く、手首のスピードを速めていく。

「あふっ! くっ!」

 と、いきなりみいが身体をふたつに折った。

 股間から、杏里の指を濡らしてちゅるっと透明な汁がほとばしった。

「い、いっちゃった…」

 みいが、茫然とつぶやいた。

 







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