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第3話 ずっとあなたとしたかった

#142 不機嫌な下僕⑤

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 みいの舌は、猫のそれに似ている。
  
 表面がざらざらしていて、先が細く尖っているのだ。

 しかも、猫の舌よりはるかに長い。

 その気になれば、膣の前壁にあるGスポットをじかに舐められるほど、全体に長いのである。

 その舌を巧みに操って、みいは杏里の大陰唇の裏側を舐めている。

 舐めながら時々口を休めると、にじんできた淫汁を指先でかき出すように混ぜ始めた。

「あれえ? 杏里さまったら、どうしちゃったんですかあ? こんなに濡らしちゃって」

「だって、だって、みいが…」

 あとは言葉にならなかった。
 
 みいがクリトリスを鼻の頭で押さえ込み、舌を膣内に差し込んできたからだった。

 じゅるっと熱いものがあふれ出し、たちまち蜜壺をいっぱいにした。

 みいは唇で杏里のスリットを塞ぐと、音を立ててそれを吸い始めた。

 が、いくら吸われても、杏里の体液は枯渇しない。

 次から次へとわいてきて、いつのまにか股間をぐしょぐしょに濡らしてしまうのだ。

 膣に吸いつき、中で長い舌を縦横無尽に動かしながら、みいが手を伸ばしてくる。

 その手首をつかみ、杏里は疼く自分の乳房に導いた。

「こっちも…触って」

 杏里の乳房は弾力に富んでいて、仰向けになってすらもその釣り鐘型を崩していない。

 そのてっぺんでトキトキに尖った乳首は周囲の血液を集め、いつもよりひと回り大きく勃起しているようだ。

 白魚のようなみいの5本の指が乳房をつかむと、スライムみたいにあまった肉が横からはみ出した。

 手のひらの中心に勃起乳首を当てながら、獲物を咀嚼するヒトデのようにみいの5本の指が動き出す。

「あんあんあんあんあんあんあんっ!」

 クリトリスを鼻の頭で刺激され、膣内を舌でかき回され、両の乳房を揉みしだかれ、杏里はすでに天にも昇る心地である。

 それこそ、このまま死んでもいいと思うほどだった。

「まだまだ、まだですよお」

 両手と舌と鼻を駆使して杏里を責め続けながら、みいがゆっくりと身を起こす。

 杏里の太腿を両肩に担ぎ、杏里の腰を持ち上げにかかったのだ。

 小柄で華奢ながら、みいは怪力の持ち主だ。

 そんな不自然な体勢から、あっというまに杏里を”まんぐり返し”の体位に固めてしまった。

 膝立ちになり、杏里の足を左右に開くと、尻の側から股間をのぞき込む。

「わあ、きれいなアナル! みい、ひさしぶりに舐め舐めしたくなっちゃいましたあ!」

「そ、そっちは、だ、だめっ!」

 肛門の周囲を指でなぞられ、悲鳴を上げる杏里。

「またまたあ、心ないことを」

 くすくす笑うみい。

「みい、知ってるんですよ。杏里さまのアナルが、処女じゃないってことくらい」


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