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第3話 ずっとあなたとしたかった
#135 熟女の檻⑲
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緑子の愛撫は熾烈を極めた。
まず、下から杏里の乳房を舐めたり吸ったり揉んだり、したい放題、もてあそんだ。
やがてそれにも飽き足らなくなると、今度は杏里を仰向けにして、その上にまたがってきた。
正常位の体勢でしばらく愛撫を繰り返し、自身の興奮がピークに達したところで、180度向きを変えた。
いわゆる、シックスナインの体位である。
「杏里ちゃん、舐めて。あたしも、杏里ちゃんのおま〇こ、舐め舐めしてあげるから」
喘ぎながら言うなり、杏里の股間に顔をうずめ、杏里の顔に己の秘所を押しつけてきた。
「うぐぐうっ」
濡れた肉襞で鼻と口をふさがれ、杏里はむせた。
が、すぐにクリトリスを舐められる快感に、陶然となった。
噴き上がる情欲に駆られ、鼻先で薄い陰毛を搔き分け、緑子の陰唇の間に舌を突っ込んだ。
たちまちあふれ出る熱い汁。
その汁で顔をべとべとにしながら、夢中で肉の亀裂のはざまを舐め回す。
鼻で肉芽を圧迫すると同時に、ひくつく穴の中に尖らせた舌先を差し込むと、
「ああっ! いいっ! じょうずよ、杏里ちゃん!」
緑子が絞り出すような声で叫び、杏里の上で背筋を反り返らせた。
時折膣から伸びた輸卵管が強く引っ張られるのは、紗彩も雪乃に同じような目に遭わされているからだろう。
「あん、いいっ! そこ、すごい!」
「あう、くう、はうっ、ああんっ!」
互いの蜜壺を貪り尽くし、乳房を押しつけ合った後、杏里と緑子は仲良く果てた。
紗彩と雪乃もほぼ同時にイッたらしく、しばし広大な円形ベッドの上に静寂が訪れた。
全裸のまま四肢を投げ出した4人の息遣いだけが、広い部屋の中の空気をかすかにかき乱している。
終わったの…?
心地よい脱力感に包まれて、杏里は思った。
こんなに気持ちよかったのは、ほんと、久しぶりだ。
痴漢に襲われたり、クラスメイトたちにいたずらされたりするのとは、わけが違う。
紗彩、雪乃、緑子の行為には、愛がある。
そんな気がする。
それは、みいとのじゃれ合いにも通じる温かさだ。
こんなに楽しいなら、お仲間に入れてもらってもいいかも…。
思わず満足の笑みを口元に浮かべた時である。
むっくりと身を起こした紗彩が、ぽつりとつぶやいた。
「何か足りない…。そんな気がしてならないのですけど」
「沙彩ったら、あなた、どこまで…」
大の字になった雪乃が、呆れたように紗彩を見つめた。
おそらくその後、「淫乱なの?」と続けたかったのだろう。
「足りないって、何が?」
紗彩に続いて上体を起こし、愉快そうに緑子が訊く。
「子宮を使った、究極の愛の証…。それをまだ、実行できていないのです」
妙に突き詰めた口調で、紗彩が答えた。
はあ?
仰向けに寝たまま、目を見開いたのは杏里である。
呆れてものが言えなかった。
終わったんじゃなかったの?
子宮を使った、究極の愛の証…?
紗彩さん、何なんですか? それ?
まず、下から杏里の乳房を舐めたり吸ったり揉んだり、したい放題、もてあそんだ。
やがてそれにも飽き足らなくなると、今度は杏里を仰向けにして、その上にまたがってきた。
正常位の体勢でしばらく愛撫を繰り返し、自身の興奮がピークに達したところで、180度向きを変えた。
いわゆる、シックスナインの体位である。
「杏里ちゃん、舐めて。あたしも、杏里ちゃんのおま〇こ、舐め舐めしてあげるから」
喘ぎながら言うなり、杏里の股間に顔をうずめ、杏里の顔に己の秘所を押しつけてきた。
「うぐぐうっ」
濡れた肉襞で鼻と口をふさがれ、杏里はむせた。
が、すぐにクリトリスを舐められる快感に、陶然となった。
噴き上がる情欲に駆られ、鼻先で薄い陰毛を搔き分け、緑子の陰唇の間に舌を突っ込んだ。
たちまちあふれ出る熱い汁。
その汁で顔をべとべとにしながら、夢中で肉の亀裂のはざまを舐め回す。
鼻で肉芽を圧迫すると同時に、ひくつく穴の中に尖らせた舌先を差し込むと、
「ああっ! いいっ! じょうずよ、杏里ちゃん!」
緑子が絞り出すような声で叫び、杏里の上で背筋を反り返らせた。
時折膣から伸びた輸卵管が強く引っ張られるのは、紗彩も雪乃に同じような目に遭わされているからだろう。
「あん、いいっ! そこ、すごい!」
「あう、くう、はうっ、ああんっ!」
互いの蜜壺を貪り尽くし、乳房を押しつけ合った後、杏里と緑子は仲良く果てた。
紗彩と雪乃もほぼ同時にイッたらしく、しばし広大な円形ベッドの上に静寂が訪れた。
全裸のまま四肢を投げ出した4人の息遣いだけが、広い部屋の中の空気をかすかにかき乱している。
終わったの…?
心地よい脱力感に包まれて、杏里は思った。
こんなに気持ちよかったのは、ほんと、久しぶりだ。
痴漢に襲われたり、クラスメイトたちにいたずらされたりするのとは、わけが違う。
紗彩、雪乃、緑子の行為には、愛がある。
そんな気がする。
それは、みいとのじゃれ合いにも通じる温かさだ。
こんなに楽しいなら、お仲間に入れてもらってもいいかも…。
思わず満足の笑みを口元に浮かべた時である。
むっくりと身を起こした紗彩が、ぽつりとつぶやいた。
「何か足りない…。そんな気がしてならないのですけど」
「沙彩ったら、あなた、どこまで…」
大の字になった雪乃が、呆れたように紗彩を見つめた。
おそらくその後、「淫乱なの?」と続けたかったのだろう。
「足りないって、何が?」
紗彩に続いて上体を起こし、愉快そうに緑子が訊く。
「子宮を使った、究極の愛の証…。それをまだ、実行できていないのです」
妙に突き詰めた口調で、紗彩が答えた。
はあ?
仰向けに寝たまま、目を見開いたのは杏里である。
呆れてものが言えなかった。
終わったんじゃなかったの?
子宮を使った、究極の愛の証…?
紗彩さん、何なんですか? それ?
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