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第3話 ずっとあなたとしたかった
#127 熟女の檻⑪
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ようやくベッドの上に戻された杏里は、両足を45度の角度に開いて、股の間にあるその奇妙な物体を眺めていた。
2本の輸卵管で杏里の体内につながったそれは、改めて観察してみると、逆三角形をした平たい袋だった。
点滴のパックを小さくしたような形をしていて、表面がつやつや光沢を放っている。
「あんまり外に出しておくと、乾燥しちゃうから、早くしないとね。本当は生理食塩水につけておくのがいいんだけど。次からはあたしが用意しておくわ」
今でこそセレブを気取っているが、緑子は若い頃、看護士をしていたのだという。
どうりで鋏さばきが上手いはずだった。
次があるの?
杏里としては、複雑な思いである。
紗彩たちに悪意があるわけではない。
彼女らは純粋に女同士の快楽を楽しんでいるに過ぎないのだ。
その仲間に入れてもらって、杏里としても、うれしくないわけではない。
3人におもちゃにされているのは専ら杏里ひとりなのだが、学校の連中と違って、紗彩たちには品がある。
だから、何をされても、屈辱的な気分に陥らずに済むのである。
だが、さすがに毎回自分の子宮を提供するというのには、抵抗を感じないではいられなかった。
このままもとに戻らなくなったらどうしよう。
将来、赤ちゃんを産めない身体になってしまったら、それはそれで悲しいに違いない。
そんな心配が心の中でせめぎ合っている。
「ごめんね、杏里ちゃん、でも、最後にどうしても試してみたいことがあるの。これできょうは終わりにするから、許してね」
フェイスタオルで杏里の額を拭いながら、紗彩が言った。
スレンダーな体つきながら、紗彩は意外に胸が大きかった。
痩せているだけにそのふくらみが強調され、このなかの誰よりもセクシーに見える。
その丸い乳房が、興奮を抑えきれず、杏里の目の前で激しく息づいている。
「これを、紗彩さんのおま〇こに入れればいいんですよね」
ため息混じりに、杏里は答えた。
「ええ…悪いようにしないわ。もしもの時は、治療費は私が持ちますから」
紗彩が済まなさそうに長い睫毛を伏せた。
「そんな、治療費だなんて…大丈夫だと思います。実はこうなったの、これが初めてじゃ、ありませんから」
「え?」
頓狂な声を上げたのは、緑子だった。
「杏里ちゃん、こんなアブノーマルな性行為、前にもしたことがあるっていうの?」
「偶然だったんです」
杏里は顔を赤らめ、昼間の学校での一件をかいつまんで話して聞かせた。
そうして、思い出した。
あの時の美和の反応も、今の紗彩そっくりだったことに。
「ひどい話だね。体育館で、クラス全員でそんなことするなんて。ずいぶん鬼畜な先生と生徒たちだこと」
緑子は憤懣やるかたないと言いたげな表情である。
「うーん、それもそうだけど、問題は、杏里ちゃんの子宮の魅力に憑りつかれた人間が、紗彩以外にもうひとりいるってことだねえ。最悪の場合、その子と紗彩との間で、子宮争奪戦が勃発したりして」
杏里の心を読んだかのように、雪乃が言った。
「子宮争奪戦だなんて、私はそんな…」
紗彩が、顔に驚きの表情を浮かべて首を振る。
「でも、紗彩だって、例えばその子と先生が杏里ちゃんを監禁して、この子宮を独り占めしちゃったら、黙っていられないでしょう?」
「そ、それはそうだけど…」
冗談事ではなかった。
杏里はすでに、ふたりに監禁され、凌辱された経験があるのだ。
今度つかまったら、はく製にされる前に子宮を抜かれることは、まず間違いないだろう。
「まあ、それはそれとして、今はどうしたら無理なく杏里ちゃんの子宮を紗彩さんのおま〇こに入れられるか、その方法を考えましょう。見ての通り、子宮は勃起して硬くなったりしないから、無理に押し込んだりしたら、それこそ潰れてしまいかねないわ」
緑子の提案に、紗彩と雪乃が真顔で聞き耳を立てている。
「じゃあ、どうすれば…? 緑子ちゃんには、なにかいい考えがあるのかしら?」
心配そうな紗彩を、力づけるように緑子がうなずいた。
「方法は、ただひとつ。まず、枕を支えにして、紗彩さんが腰を垂直に持ち上げます。その真上から、杏里ちゃんが少しずつ腰を沈めていき、紗彩さんのあそこの穴に、子宮を垂らしていくのです」
「でも、そんなことで入るかしら?」
「もちろん、普通の状態では難しいと思います。よほど膣口を広げておかないと、入口に子宮が引っかかって、中まで入りませんから。そこで、あたしと雪乃さんとで、あらかじめ、紗彩さんのお穴を広げておくのです。全身の愛撫から始めて、紗彩さんを極度の興奮状態にし、最終的にフィストファックにまで持ちこめば、その可能性は十分かと」
「フィスト、ファック…?」
緑子の何気ないひと言に、紗彩の頬がひきつった。
フィストファックとは、こぶしを膣内に挿入する荒技である。
体育館で杏里が美和にやられたのが、ちょうどそれだった。
「こぶしなんて、入るかしら…」
紗彩が不安そうなまなざしを己の股間に向けた。
その時になって、初めて杏里は気づいた。
あれ?
紗彩さんって、私と同じ、パイパンなんだ!
生まれつきというより、きっと、夫婦の営みってやつで、あそこの毛を、旦那様に剃られたんだわ!
2本の輸卵管で杏里の体内につながったそれは、改めて観察してみると、逆三角形をした平たい袋だった。
点滴のパックを小さくしたような形をしていて、表面がつやつや光沢を放っている。
「あんまり外に出しておくと、乾燥しちゃうから、早くしないとね。本当は生理食塩水につけておくのがいいんだけど。次からはあたしが用意しておくわ」
今でこそセレブを気取っているが、緑子は若い頃、看護士をしていたのだという。
どうりで鋏さばきが上手いはずだった。
次があるの?
杏里としては、複雑な思いである。
紗彩たちに悪意があるわけではない。
彼女らは純粋に女同士の快楽を楽しんでいるに過ぎないのだ。
その仲間に入れてもらって、杏里としても、うれしくないわけではない。
3人におもちゃにされているのは専ら杏里ひとりなのだが、学校の連中と違って、紗彩たちには品がある。
だから、何をされても、屈辱的な気分に陥らずに済むのである。
だが、さすがに毎回自分の子宮を提供するというのには、抵抗を感じないではいられなかった。
このままもとに戻らなくなったらどうしよう。
将来、赤ちゃんを産めない身体になってしまったら、それはそれで悲しいに違いない。
そんな心配が心の中でせめぎ合っている。
「ごめんね、杏里ちゃん、でも、最後にどうしても試してみたいことがあるの。これできょうは終わりにするから、許してね」
フェイスタオルで杏里の額を拭いながら、紗彩が言った。
スレンダーな体つきながら、紗彩は意外に胸が大きかった。
痩せているだけにそのふくらみが強調され、このなかの誰よりもセクシーに見える。
その丸い乳房が、興奮を抑えきれず、杏里の目の前で激しく息づいている。
「これを、紗彩さんのおま〇こに入れればいいんですよね」
ため息混じりに、杏里は答えた。
「ええ…悪いようにしないわ。もしもの時は、治療費は私が持ちますから」
紗彩が済まなさそうに長い睫毛を伏せた。
「そんな、治療費だなんて…大丈夫だと思います。実はこうなったの、これが初めてじゃ、ありませんから」
「え?」
頓狂な声を上げたのは、緑子だった。
「杏里ちゃん、こんなアブノーマルな性行為、前にもしたことがあるっていうの?」
「偶然だったんです」
杏里は顔を赤らめ、昼間の学校での一件をかいつまんで話して聞かせた。
そうして、思い出した。
あの時の美和の反応も、今の紗彩そっくりだったことに。
「ひどい話だね。体育館で、クラス全員でそんなことするなんて。ずいぶん鬼畜な先生と生徒たちだこと」
緑子は憤懣やるかたないと言いたげな表情である。
「うーん、それもそうだけど、問題は、杏里ちゃんの子宮の魅力に憑りつかれた人間が、紗彩以外にもうひとりいるってことだねえ。最悪の場合、その子と紗彩との間で、子宮争奪戦が勃発したりして」
杏里の心を読んだかのように、雪乃が言った。
「子宮争奪戦だなんて、私はそんな…」
紗彩が、顔に驚きの表情を浮かべて首を振る。
「でも、紗彩だって、例えばその子と先生が杏里ちゃんを監禁して、この子宮を独り占めしちゃったら、黙っていられないでしょう?」
「そ、それはそうだけど…」
冗談事ではなかった。
杏里はすでに、ふたりに監禁され、凌辱された経験があるのだ。
今度つかまったら、はく製にされる前に子宮を抜かれることは、まず間違いないだろう。
「まあ、それはそれとして、今はどうしたら無理なく杏里ちゃんの子宮を紗彩さんのおま〇こに入れられるか、その方法を考えましょう。見ての通り、子宮は勃起して硬くなったりしないから、無理に押し込んだりしたら、それこそ潰れてしまいかねないわ」
緑子の提案に、紗彩と雪乃が真顔で聞き耳を立てている。
「じゃあ、どうすれば…? 緑子ちゃんには、なにかいい考えがあるのかしら?」
心配そうな紗彩を、力づけるように緑子がうなずいた。
「方法は、ただひとつ。まず、枕を支えにして、紗彩さんが腰を垂直に持ち上げます。その真上から、杏里ちゃんが少しずつ腰を沈めていき、紗彩さんのあそこの穴に、子宮を垂らしていくのです」
「でも、そんなことで入るかしら?」
「もちろん、普通の状態では難しいと思います。よほど膣口を広げておかないと、入口に子宮が引っかかって、中まで入りませんから。そこで、あたしと雪乃さんとで、あらかじめ、紗彩さんのお穴を広げておくのです。全身の愛撫から始めて、紗彩さんを極度の興奮状態にし、最終的にフィストファックにまで持ちこめば、その可能性は十分かと」
「フィスト、ファック…?」
緑子の何気ないひと言に、紗彩の頬がひきつった。
フィストファックとは、こぶしを膣内に挿入する荒技である。
体育館で杏里が美和にやられたのが、ちょうどそれだった。
「こぶしなんて、入るかしら…」
紗彩が不安そうなまなざしを己の股間に向けた。
その時になって、初めて杏里は気づいた。
あれ?
紗彩さんって、私と同じ、パイパンなんだ!
生まれつきというより、きっと、夫婦の営みってやつで、あそこの毛を、旦那様に剃られたんだわ!
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