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第3話 ずっとあなたとしたかった
#114 白百合を淫らに愛でる②
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「ここを使わせてもらうのは、久しぶりだわ」
部屋に入るなり、感に堪えぬように雪乃がつぶやいた。
20畳はありそうな広い空間の真ん中に、直径5メートルはありそうな円形のベッド。
床には柔らかなカーペットが敷かれ、円形ベッドの周囲には思い思いの位置に円柱状のクッションが配置されている。
「へーえ、4P用はこんなふうになってるんだ」
緑子が感心したように部屋の中を見渡して、目を輝かせた。
ここは沙彩の家の2階である。
2階には廊下の片側に大小いくつもの部屋が並んでいて、そのひとつがここだった。
「主人は出張でいませんから、存分に楽しんでくださいな」
驚くふたりを眺めながら、沙彩はにこにこ笑っている。
「じゃ、とりあえず、杏里ちゃん、あなたはベッドに」
雪乃の腕を逃れた杏里は、ふらふらとベッドに近づくと、ちょこんとその端に腰かけた。
円形のベッドというのは、初めてだ。
まるで海のように広い。
ベッド自体はクッションが効いていて座り心地もよく、シーツも絹のように上品な手触りである。
「じゃ、脱ぎましょうか」
雪乃がさらりと言うと、まず自分からドレスを脱ぎ始めた。
「まあ、姐さんたら、せっかちだこと」
呆れたように言いながらも、背中のファスナーを下ろす緑子。
何も言わずに沙彩も和服の帯を解き始めている。
あわわわわ。
杏里はあわてた。
何、この人たち。
なんでさっさと服脱いでるの?
半ば酔っているため、事態の進行の速さについていけない。
そ、そんな、4Pだなんて、私はいったいどうすればいいの?
「沙彩は相変わらずきれいな肌してるわねえ」
「さすが、子どもを産んでないだけのこと、あるわね。沙彩さん、20代といっても通りそう」
「そんなことないわよ。それより、雪乃さんと緑子ちゃんのほうこそ、ますます脂が乗ったって感じ。セクシーさ倍増じゃなくって?」
「緑子はともかく、あたしはおなかに脂肪がつき過ぎだわ。最近、旦那ともご無沙汰だから、太ってしょうがないのよ」
「まあ、その分おっぱいも大きくなってるみたいだから、それはそれでいいんじゃない?」
雪乃の声に顔を上げると、下着姿になった3人の熟女がお互いの身体を鑑賞し合っているところだった。
三者三様のセクシーな下着がカラフルである。
雪乃の黒いレースの縁取りのあるブラは、乳首だけを隠す複雑な形をしている。
緑子は性格が表れているのか、ブラもパンティもどぎつい深紅である。
意外だったのは沙彩で、和服の下から現れたのは、紫色の極小ブラと尻をむき出しにしたTバックのタンガだ。
「さ、行こうか」
雪乃のひと言で、3人が杏里のそばに寄ってきた。
雪乃が右側、緑子が左側に腰かけ、沙彩が後ろに横座りになった。
つんと鼻をつく濃厚な化粧と香水の匂い。
その中には、明らかに発情した女のフェロモンの香りも混じっているようだ。
「そ、そんな、ら、らめです。シャワーも浴びてないのに」
雪乃と緑子に左右から腕を取られ、上腕部を撫でられながら杏里は回らぬ舌で抗議した。
「だからいいんじゃない」
背後からささやいてきたのは、杏里の耳の後ろに鼻をつけた沙彩である。
「杏里ちゃん、あなた、とってもいい匂いよ。この匂いをシャワーで洗い流すなんて、もったいないわ」
部屋に入るなり、感に堪えぬように雪乃がつぶやいた。
20畳はありそうな広い空間の真ん中に、直径5メートルはありそうな円形のベッド。
床には柔らかなカーペットが敷かれ、円形ベッドの周囲には思い思いの位置に円柱状のクッションが配置されている。
「へーえ、4P用はこんなふうになってるんだ」
緑子が感心したように部屋の中を見渡して、目を輝かせた。
ここは沙彩の家の2階である。
2階には廊下の片側に大小いくつもの部屋が並んでいて、そのひとつがここだった。
「主人は出張でいませんから、存分に楽しんでくださいな」
驚くふたりを眺めながら、沙彩はにこにこ笑っている。
「じゃ、とりあえず、杏里ちゃん、あなたはベッドに」
雪乃の腕を逃れた杏里は、ふらふらとベッドに近づくと、ちょこんとその端に腰かけた。
円形のベッドというのは、初めてだ。
まるで海のように広い。
ベッド自体はクッションが効いていて座り心地もよく、シーツも絹のように上品な手触りである。
「じゃ、脱ぎましょうか」
雪乃がさらりと言うと、まず自分からドレスを脱ぎ始めた。
「まあ、姐さんたら、せっかちだこと」
呆れたように言いながらも、背中のファスナーを下ろす緑子。
何も言わずに沙彩も和服の帯を解き始めている。
あわわわわ。
杏里はあわてた。
何、この人たち。
なんでさっさと服脱いでるの?
半ば酔っているため、事態の進行の速さについていけない。
そ、そんな、4Pだなんて、私はいったいどうすればいいの?
「沙彩は相変わらずきれいな肌してるわねえ」
「さすが、子どもを産んでないだけのこと、あるわね。沙彩さん、20代といっても通りそう」
「そんなことないわよ。それより、雪乃さんと緑子ちゃんのほうこそ、ますます脂が乗ったって感じ。セクシーさ倍増じゃなくって?」
「緑子はともかく、あたしはおなかに脂肪がつき過ぎだわ。最近、旦那ともご無沙汰だから、太ってしょうがないのよ」
「まあ、その分おっぱいも大きくなってるみたいだから、それはそれでいいんじゃない?」
雪乃の声に顔を上げると、下着姿になった3人の熟女がお互いの身体を鑑賞し合っているところだった。
三者三様のセクシーな下着がカラフルである。
雪乃の黒いレースの縁取りのあるブラは、乳首だけを隠す複雑な形をしている。
緑子は性格が表れているのか、ブラもパンティもどぎつい深紅である。
意外だったのは沙彩で、和服の下から現れたのは、紫色の極小ブラと尻をむき出しにしたTバックのタンガだ。
「さ、行こうか」
雪乃のひと言で、3人が杏里のそばに寄ってきた。
雪乃が右側、緑子が左側に腰かけ、沙彩が後ろに横座りになった。
つんと鼻をつく濃厚な化粧と香水の匂い。
その中には、明らかに発情した女のフェロモンの香りも混じっているようだ。
「そ、そんな、ら、らめです。シャワーも浴びてないのに」
雪乃と緑子に左右から腕を取られ、上腕部を撫でられながら杏里は回らぬ舌で抗議した。
「だからいいんじゃない」
背後からささやいてきたのは、杏里の耳の後ろに鼻をつけた沙彩である。
「杏里ちゃん、あなた、とってもいい匂いよ。この匂いをシャワーで洗い流すなんて、もったいないわ」
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