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第3話 ずっとあなたとしたかった
#40 予告レイプ⑬
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みいの体の向きを変え、正面を向けると、杏里はじっとその瞳をのぞきこんだ。
開いた瞳孔の奥で、一瞬、かすかに赤い光が揺らいだ気がしたけれど、まだ充電が十分ではないのか、みいは動かない。
洗濯物を干すのに使うロープで後ろ手に手首を縛られ、斜め右に首を傾けたままだ。
「みい…」
その上にゆっくりかがみこむと、杏里は両手でみいの頬を挟み、その色のない唇にそっと口を押し当てた。
後ろに突き出した尻を、やにわにつかまれた。
割れ目に硬く熱いものが押し当てられた。
男がペニスを挿入しようとしているのだ。
「うう」
思わずうめいてしまったのは、そのペニスが会陰部をたどって、後ろから秘所をこすってきたからだった。
杏里のそこはすでに濡れそぼち、襞の間からピンクの真珠をのぞかせている。
その真珠の裏側を亀頭の先で突かれ、つい感じてしまったというわけである。
みい! 起きて!
杏里は必死でみいの唇を吸った。
唇で唇を割り、隙間に舌を潜り込ませると、みいの舌を引きずり出し、口にくわえて舐め回す。
早く起きて!
でないと私、レイプされちゃうよ!
といっても、レイプそのものが怖いわけではない。
杏里が恐れるのは、自分自身だった。
レイプ魔に犯されながらもイッテしまう。
さすがにそんな自分の姿を見るのは嫌なのだ。
いくらオナニーやセックスが好きだからといって、それじゃ人間、おしまいだろう。
そう思わずにはいられない。
だが、その反面、挿入されたら、頭、真っ白になっちゃうよね。
その可能性も否定できなかった。
なんせ、身体の感度がよすぎるのだ。
倫理観なんてすぐ吹っ飛んでしまうほど、いつもびんびんに感じてしまうのである。
男のペニスは驚くほど長かった。
会陰部から膣口にかけてを何度もこすられているうちに、杏里は次第にこらえきれなくなってきた。
男は今や杏里の背にしがみつき、両手を腋の下から乳房に伸ばしてきている。
またしても巧緻な乳首攻めが始まり、膣周辺部への攻撃と合わせて、杏里を急速に追い込んでいく。
「ああ…もう、だめ」
いつまでたっても動かないみいから顔を離し、杏里は首をのけぞらせた。
ダメだと頭の中でもうひとりの自分が警告する。
でも、抑えきれなかった。
「お願い…入れて」
尻をねだるように自分から振って、甘ったるい声で哀願した。
口にしてしまってから、苦い後悔の念が込み上げてきた。
ああ、杏里の馬鹿。
これじゃ、敵の思う壺じゃない…。
「オオ、モウオネダリカイ?」
歓喜にむせぶような口調で、男が耳元でささやいた。
「ショウガナイナ。ジャ、アゲルトシヨウ。君ノ大好キナ、僕ノコノ愛ノ結晶ヲ」
めりっ。
膣が軋んだ。
太く硬いものが入ってくる。
受け入れるように、尻の位置を動かした。
襞が蠢き、熱い棒の先を咥え込もうとしたその時。
ふいに杏里の乳房の下で、赤い光が点った。
我に返り、目を見開くと、みいの瞳に輝きが戻っていた。
「ふう。よく寝た」
つぶやきとともに、ぶちっとロープの切れる音がした。
「任せてください。杏里さま」
コンセントからコードを抜きながら、静かな口調でみいが言った。
開いた瞳孔の奥で、一瞬、かすかに赤い光が揺らいだ気がしたけれど、まだ充電が十分ではないのか、みいは動かない。
洗濯物を干すのに使うロープで後ろ手に手首を縛られ、斜め右に首を傾けたままだ。
「みい…」
その上にゆっくりかがみこむと、杏里は両手でみいの頬を挟み、その色のない唇にそっと口を押し当てた。
後ろに突き出した尻を、やにわにつかまれた。
割れ目に硬く熱いものが押し当てられた。
男がペニスを挿入しようとしているのだ。
「うう」
思わずうめいてしまったのは、そのペニスが会陰部をたどって、後ろから秘所をこすってきたからだった。
杏里のそこはすでに濡れそぼち、襞の間からピンクの真珠をのぞかせている。
その真珠の裏側を亀頭の先で突かれ、つい感じてしまったというわけである。
みい! 起きて!
杏里は必死でみいの唇を吸った。
唇で唇を割り、隙間に舌を潜り込ませると、みいの舌を引きずり出し、口にくわえて舐め回す。
早く起きて!
でないと私、レイプされちゃうよ!
といっても、レイプそのものが怖いわけではない。
杏里が恐れるのは、自分自身だった。
レイプ魔に犯されながらもイッテしまう。
さすがにそんな自分の姿を見るのは嫌なのだ。
いくらオナニーやセックスが好きだからといって、それじゃ人間、おしまいだろう。
そう思わずにはいられない。
だが、その反面、挿入されたら、頭、真っ白になっちゃうよね。
その可能性も否定できなかった。
なんせ、身体の感度がよすぎるのだ。
倫理観なんてすぐ吹っ飛んでしまうほど、いつもびんびんに感じてしまうのである。
男のペニスは驚くほど長かった。
会陰部から膣口にかけてを何度もこすられているうちに、杏里は次第にこらえきれなくなってきた。
男は今や杏里の背にしがみつき、両手を腋の下から乳房に伸ばしてきている。
またしても巧緻な乳首攻めが始まり、膣周辺部への攻撃と合わせて、杏里を急速に追い込んでいく。
「ああ…もう、だめ」
いつまでたっても動かないみいから顔を離し、杏里は首をのけぞらせた。
ダメだと頭の中でもうひとりの自分が警告する。
でも、抑えきれなかった。
「お願い…入れて」
尻をねだるように自分から振って、甘ったるい声で哀願した。
口にしてしまってから、苦い後悔の念が込み上げてきた。
ああ、杏里の馬鹿。
これじゃ、敵の思う壺じゃない…。
「オオ、モウオネダリカイ?」
歓喜にむせぶような口調で、男が耳元でささやいた。
「ショウガナイナ。ジャ、アゲルトシヨウ。君ノ大好キナ、僕ノコノ愛ノ結晶ヲ」
めりっ。
膣が軋んだ。
太く硬いものが入ってくる。
受け入れるように、尻の位置を動かした。
襞が蠢き、熱い棒の先を咥え込もうとしたその時。
ふいに杏里の乳房の下で、赤い光が点った。
我に返り、目を見開くと、みいの瞳に輝きが戻っていた。
「ふう。よく寝た」
つぶやきとともに、ぶちっとロープの切れる音がした。
「任せてください。杏里さま」
コンセントからコードを抜きながら、静かな口調でみいが言った。
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