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第3話 ずっとあなたとしたかった
#34 予告レイプ⑦
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抱き合いながら、お互いの股間をまさぐり、ディープなキスをかわす。
ベッドに肩をつけ、みいの両肩に足を乗せ、逆さまになった姿勢でむき出しになった陰部を舐められる。
互いの股間に頭を突っこみ、いわゆるシックスナインの姿勢で、どちらが先に行くか競い合う。
そんなふうにくんずほぐれつ愛を交わし合っていると、ほとんど同時にオルガスムスの波がやってきた。
「み、みい、いっちゃいます!」
「あ、杏里も、もうだめえ!」
みいの桜色の”唇”から、熱い液体が噴き出し、杏里の顔をびしょ濡れにした。
もちろん、杏里も負けてはいない。
「あああああああっ!」
絶叫とともに括約筋が収縮し、クジラのように潮を吹き上げた。
杏里の裸体の上で、みいの裸身ががくがくと痙攣する。
やがて痙攣が収まると、みいはぐったりとなり、全く動かなくなった。
「あれ? みい、どうしたの?」
上半身を起こして、くたっとなったみいを抱き上げる。
顔をのぞきこむと、瞳孔が開き切り、さっきまで赤く光っていた瞳の奥の輝きが消えている。
「あちゃー、バッテリー切れだあ、うーん、予想より早かったね」
杏里は額をおさえてめまいに耐えた。
ひさしぶりだからって、ちょっと激しくやりすぎたかも。
気を付けてはいたものの、ふたりとも行為に没頭しすぎて、注意がおろそかになってしまっていたのだ。
「いいよ。今、充電してあげるからね」
ともあれ、みいのバッテリー切れの瞬間に立ち会うのは、何もこれが初めてではない。
対処法もわかっている。
杏里はみいの赤い首輪をはずすと、白いうなじに指を這わせた。
肌の下のスイッチを探り当て、指の腹で軽く押す。
音もなく皮膚の一部がスライドし、コンセントボックスが現れた。
そこからコードを引き出し、窓の下の差込口にジャックを差し込めば、それで終了だ。
おそらく朝までには、100%充電が完了していることだろう。
コンセントにコードをつないだ状態で、みいを壁にもたせかけ、座らせてやる。
起きた時寒いといけないので、下着を穿かせ、肩からガウンをかけてやった。
気がつくと、時間は深夜1時を過ぎていて、身体中がふたり分の汗と愛液でべとべとになっていた。
「もういっぺんシャワー浴びたら、私も寝ようっと」
明日も学校だし、そんなに夜更かしもしていられない。
それにさすがにあれほどアクロバティックな体位で愛し合うと、さすがの杏里も身体のふしぶしが痛かった。
シャワーを浴びてすっきりし、髪を乾かしてベッドの入ったのは、2時近くになってからのことだった。
すぐに押し寄せてきた心地よい眠りに身を委ねようとした時である。
杏里はふと、かすかな物音を聞いた気がして、うっすらと目を開けた。
「みい?」
もう充電が終わったのだろうか?
それにしても、早すぎる。
まだ充電を始めて1時間ほどしか経っていないのだ。
じゃあ、あれは、誰?
部屋の中に黒い影が立っている。
そんな…。
口の中が恐怖でからからに乾いてきた。
窓にも、玄関にも、ちゃんと内側から鍵を閉めたのに…。
鍵だって変えてもらったのに、そんな、ありえない…。
人影が、ふいに動いた。
襲いかかってくる。
きゃっ!
助けて、誰か!
杏里は胎児のように身を縮めた。
影の一部がゴムのように伸び、突然、布団をはがされた。
叫ぼうとした瞬間である。
濡れタオルで鼻と口を押さえつけられた。
つんとくる匂い。
たちまち意識が遠くなる。
みい…。
助け…て。
暗闇に落ちる寸前、心の中で杏里はそうつぶやいた。
ベッドに肩をつけ、みいの両肩に足を乗せ、逆さまになった姿勢でむき出しになった陰部を舐められる。
互いの股間に頭を突っこみ、いわゆるシックスナインの姿勢で、どちらが先に行くか競い合う。
そんなふうにくんずほぐれつ愛を交わし合っていると、ほとんど同時にオルガスムスの波がやってきた。
「み、みい、いっちゃいます!」
「あ、杏里も、もうだめえ!」
みいの桜色の”唇”から、熱い液体が噴き出し、杏里の顔をびしょ濡れにした。
もちろん、杏里も負けてはいない。
「あああああああっ!」
絶叫とともに括約筋が収縮し、クジラのように潮を吹き上げた。
杏里の裸体の上で、みいの裸身ががくがくと痙攣する。
やがて痙攣が収まると、みいはぐったりとなり、全く動かなくなった。
「あれ? みい、どうしたの?」
上半身を起こして、くたっとなったみいを抱き上げる。
顔をのぞきこむと、瞳孔が開き切り、さっきまで赤く光っていた瞳の奥の輝きが消えている。
「あちゃー、バッテリー切れだあ、うーん、予想より早かったね」
杏里は額をおさえてめまいに耐えた。
ひさしぶりだからって、ちょっと激しくやりすぎたかも。
気を付けてはいたものの、ふたりとも行為に没頭しすぎて、注意がおろそかになってしまっていたのだ。
「いいよ。今、充電してあげるからね」
ともあれ、みいのバッテリー切れの瞬間に立ち会うのは、何もこれが初めてではない。
対処法もわかっている。
杏里はみいの赤い首輪をはずすと、白いうなじに指を這わせた。
肌の下のスイッチを探り当て、指の腹で軽く押す。
音もなく皮膚の一部がスライドし、コンセントボックスが現れた。
そこからコードを引き出し、窓の下の差込口にジャックを差し込めば、それで終了だ。
おそらく朝までには、100%充電が完了していることだろう。
コンセントにコードをつないだ状態で、みいを壁にもたせかけ、座らせてやる。
起きた時寒いといけないので、下着を穿かせ、肩からガウンをかけてやった。
気がつくと、時間は深夜1時を過ぎていて、身体中がふたり分の汗と愛液でべとべとになっていた。
「もういっぺんシャワー浴びたら、私も寝ようっと」
明日も学校だし、そんなに夜更かしもしていられない。
それにさすがにあれほどアクロバティックな体位で愛し合うと、さすがの杏里も身体のふしぶしが痛かった。
シャワーを浴びてすっきりし、髪を乾かしてベッドの入ったのは、2時近くになってからのことだった。
すぐに押し寄せてきた心地よい眠りに身を委ねようとした時である。
杏里はふと、かすかな物音を聞いた気がして、うっすらと目を開けた。
「みい?」
もう充電が終わったのだろうか?
それにしても、早すぎる。
まだ充電を始めて1時間ほどしか経っていないのだ。
じゃあ、あれは、誰?
部屋の中に黒い影が立っている。
そんな…。
口の中が恐怖でからからに乾いてきた。
窓にも、玄関にも、ちゃんと内側から鍵を閉めたのに…。
鍵だって変えてもらったのに、そんな、ありえない…。
人影が、ふいに動いた。
襲いかかってくる。
きゃっ!
助けて、誰か!
杏里は胎児のように身を縮めた。
影の一部がゴムのように伸び、突然、布団をはがされた。
叫ぼうとした瞬間である。
濡れタオルで鼻と口を押さえつけられた。
つんとくる匂い。
たちまち意識が遠くなる。
みい…。
助け…て。
暗闇に落ちる寸前、心の中で杏里はそうつぶやいた。
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