192 / 475
第3話 ずっとあなたとしたかった
#33 予告レイプ⑥
しおりを挟む
めいめい好きなピザを選んで宅配で届けてもらい、共通の趣味のアニメのDVDを観たりして過ごしていると、あっという間に時は経ち、ふたりだけの夜がやってきた。
みいも杏里も、ちょうどお風呂から上がったところである。
みいは杏里の貸した薄手のタンクトップにパンティ1枚。
杏里はお気に入りのシースルーのキャミソールに、おそろいのスケスケTバックショーツという姿だった。
もちろん、ふたりとも、ブラジャーなどという邪魔なものは、初めから身に着けていない。
「杏里さま…きれい」
蛍光灯の光に浮き上がった杏里の裸身を眺め、うっとりとした表情で、みいが言う。
「みいだって、とってもかわいいよ」
杏里は胸を隠したみいの手をそっとどけた。
白いタンクトップを透かして、みいの可愛らしい乳輪が浮き出ている。
小さな乳首がせいいっぱいその存在を主張するように布地を押上げているのは、みいが興奮している証拠だろう。
処女モードではなく、標準モードのみいがかなりエロいことは、長いつき合いから杏里も知っている。
だから、否が応にも期待は高まった。
「来て」
みいの手を取り、ふたり並んでベッドの端に腰かけた。
「会いたかった」
つぶやくと、
「みいも、です」
みいが杏里の肩に頭を預け、か細いつぶやいた。
愛情をこめて、やわらかい髪の毛をなぜてやる。
そうしながら、杏里は、やっぱり私の友だちは、このみいだけなのだ、と確信した。
みいは人間ではない。
最新の科学力を駆使して作り出された、クローンの肉体に高性能AIを組み込んだアンドロイドである。
正確に言えば、人間の主人のあらゆる欲望に応えるために開発された、ペットロイドということになる。
でも、それが何だというのだろう。
人間であることが、友としての第一要素だとは、杏里にはとても思えない。
これまでの短い人生を振り返ってみても、正直、そう思わざるを得ないのだ。
大半の人間は、杏里のことを性欲の対象としか見てくれない。
それはそれで自業自得の面もあるからある程度仕方がないのだけれど、いくら性的遊戯の大好きな杏里でも、愛情のかけらもない仕打ちは辛いと思うことがある。
その点、みいの愛撫にはいつも愛がこもっていた。
だから、指先で肌を撫でられるだけで幸せな気持ちになり、正常な性欲が喚起されるのだ。
そう…。
杏里にとって、性欲は二種類ある。
ひとつは、レイプされたり凌辱されたりする際に、ごくたまに感じる倒錯的なもの。
滅多にないことだけれど、その外道になったような感覚に杏里は我を忘れて発情することがある。
もうひとつが、みいと楽しむ愛に満ちた温かいセックス。
身体も心も癒され、終わった後はなんでもな許せる気になるし、どんな嫌なことにでも立ち向かえる勇気が湧いてくる。
これから始まる遊戯は明らかに後者だった。
「さわっても、いいですか」
心持ち顔を上げ、上目遣いに杏里を見て、みいが言う。
その指が指し示しているのは、シースルーのキャミソールを高く押し上げている杏里の真ん丸な乳房である。
「いいよ」
やさしく微笑むと、杏里は肩ひもをはずし、右の乳房を露わにした。
「わあ、大きい」
こぼれ出る真っ白な乳房を、みいの小さな手が下からすくうように包み込む。
ゆっくりと愛情をこめて揉まれ、乳首を指先で刺激されているうちに、杏里は高まる興奮を抑えきれなくなってきた。
そのわななきが伝わったのか、みいが悪戯っぽく微笑むと、次の瞬間、哀れなほど勃起した杏里の乳首をその愛らしい口に含み、乳頭をそっと舌先で舐めてきた。
「ああんっ」
思わず杏里は嬌声を上げていた。
本当に久しぶりの、みいの舌づかいだった。
「そんな可愛いお口で、舐められたら…」
みいの顔に自ら乳房を押しつけ、甘い吐息とともに、杏里はそうあえいでいた。
みいも杏里も、ちょうどお風呂から上がったところである。
みいは杏里の貸した薄手のタンクトップにパンティ1枚。
杏里はお気に入りのシースルーのキャミソールに、おそろいのスケスケTバックショーツという姿だった。
もちろん、ふたりとも、ブラジャーなどという邪魔なものは、初めから身に着けていない。
「杏里さま…きれい」
蛍光灯の光に浮き上がった杏里の裸身を眺め、うっとりとした表情で、みいが言う。
「みいだって、とってもかわいいよ」
杏里は胸を隠したみいの手をそっとどけた。
白いタンクトップを透かして、みいの可愛らしい乳輪が浮き出ている。
小さな乳首がせいいっぱいその存在を主張するように布地を押上げているのは、みいが興奮している証拠だろう。
処女モードではなく、標準モードのみいがかなりエロいことは、長いつき合いから杏里も知っている。
だから、否が応にも期待は高まった。
「来て」
みいの手を取り、ふたり並んでベッドの端に腰かけた。
「会いたかった」
つぶやくと、
「みいも、です」
みいが杏里の肩に頭を預け、か細いつぶやいた。
愛情をこめて、やわらかい髪の毛をなぜてやる。
そうしながら、杏里は、やっぱり私の友だちは、このみいだけなのだ、と確信した。
みいは人間ではない。
最新の科学力を駆使して作り出された、クローンの肉体に高性能AIを組み込んだアンドロイドである。
正確に言えば、人間の主人のあらゆる欲望に応えるために開発された、ペットロイドということになる。
でも、それが何だというのだろう。
人間であることが、友としての第一要素だとは、杏里にはとても思えない。
これまでの短い人生を振り返ってみても、正直、そう思わざるを得ないのだ。
大半の人間は、杏里のことを性欲の対象としか見てくれない。
それはそれで自業自得の面もあるからある程度仕方がないのだけれど、いくら性的遊戯の大好きな杏里でも、愛情のかけらもない仕打ちは辛いと思うことがある。
その点、みいの愛撫にはいつも愛がこもっていた。
だから、指先で肌を撫でられるだけで幸せな気持ちになり、正常な性欲が喚起されるのだ。
そう…。
杏里にとって、性欲は二種類ある。
ひとつは、レイプされたり凌辱されたりする際に、ごくたまに感じる倒錯的なもの。
滅多にないことだけれど、その外道になったような感覚に杏里は我を忘れて発情することがある。
もうひとつが、みいと楽しむ愛に満ちた温かいセックス。
身体も心も癒され、終わった後はなんでもな許せる気になるし、どんな嫌なことにでも立ち向かえる勇気が湧いてくる。
これから始まる遊戯は明らかに後者だった。
「さわっても、いいですか」
心持ち顔を上げ、上目遣いに杏里を見て、みいが言う。
その指が指し示しているのは、シースルーのキャミソールを高く押し上げている杏里の真ん丸な乳房である。
「いいよ」
やさしく微笑むと、杏里は肩ひもをはずし、右の乳房を露わにした。
「わあ、大きい」
こぼれ出る真っ白な乳房を、みいの小さな手が下からすくうように包み込む。
ゆっくりと愛情をこめて揉まれ、乳首を指先で刺激されているうちに、杏里は高まる興奮を抑えきれなくなってきた。
そのわななきが伝わったのか、みいが悪戯っぽく微笑むと、次の瞬間、哀れなほど勃起した杏里の乳首をその愛らしい口に含み、乳頭をそっと舌先で舐めてきた。
「ああんっ」
思わず杏里は嬌声を上げていた。
本当に久しぶりの、みいの舌づかいだった。
「そんな可愛いお口で、舐められたら…」
みいの顔に自ら乳房を押しつけ、甘い吐息とともに、杏里はそうあえいでいた。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる