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第3話 ずっとあなたとしたかった
#23 やっと入学式④
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「えっと、あのう、無事、入学できて、うれしいです。栄えある母校にために、新入生代表として…」
杏里の声は、途中から爆発したようなどよめきにかき消された。
ーオオオオオッ!-
生徒たちが、雪崩を打ってステージ下に押し寄せてきたのだ。
「おい、こら、戻れ」
教師の制止の声が聞こえたが、それも最初のうちだけだった。
いつのまにか教師たちも生徒に混じって、ステージの下から食い入るように杏里を見上げている。
それはさながら、えさを求めて口を開く雀のヒナの群れだった。
ただし、この場合、求められているのは、もちろん食物などではない。
杏里の超ミニのひだスカートが演出する、惜しげのないパンチラである。
アンダースコートも穿かず、生のパンティが丸見えになっているのだ。
しかも面積が狭く、生地が薄いときている。
そのせいで、形のいい白桃のような尻は半分出ていて割れ目の筋まで見えているし、股の間でかすかに盛り上がった隆起の部分は、生ではまずお目にかかれないレアな神秘と言っても過言ではなかったのだ。
そして、更に、である。
ここには杏里すら知らないドッキリが、もうひとつ仕掛けられていた。
「頑張ってくれたまえ」
式辞を終えた杏里を出迎え、握手しようとした校長が、ふいによろめき、倒れた。
その時、何を思ったのか、倒れる寸前、杏里のスカートの裾をつかんで一気にくるぶしまで引きずり下ろしたのだ!
ーグオオオオオオオオオッ!-
会場全体が、爆発したようだった。
白いブラウス。
グレーのブレザー。
ところがその下は、ちっちゃな白いビキニパンティ一枚。
しかも杏里は、口さえ開かなければ目の覚めるような美少女ときている。
それは、コンサートの最中、トップアイドルが突然パンツ一枚になるのと同様の衝撃的風景だった。
どよめきが衣ずれの音に、衣ずれの音がやがて隠微なあえぎの渦に変わるのに、大して時間はかからなかった。
振り返った杏里は、見た。
1000人を超す人間たちの、すさまじい集団オナニーの光景を。
そこにはもはや男も女も、教師も生徒もなかった。
誰もが服をはだけ、ズボンやスカートをずり下ろし、己の性器を弄り回してはクチュクチュいう音を立てている。
まさにギネス級の性の饗宴、江戸川乱歩すらも予想だにしなかった性地獄である。
それを更に煽ったのは、杏里の発散する濃厚な恥ずかしフェロモンとエロチックな挙動だった。
杏里は群衆に向かって尻を突き出し、バレエのように脚を上げ、時にはM字開脚を披露して挑発した。
スカートを脱がされるところから先はシナリオになかったのだが、ついサービスしてしまったというのが、本音のところだった。
「成功だよ、笹原君」
己の鉛筆ほどの勃起ペニスをしごきながら、校長が感極まった声で言った。
杏里には『成功』が『性交』に聞こえたが、これは妄想が得意な彼女にはよくあることである。
「あのう、私、いつまでやってればいいんでしょうか?」
もうひとつサービスに、胸をはだけ、手ブラで乳を隠しただけの格好で、杏里はたずねた。
「みなが涅槃の境地に達するまでじゃ。まあ、それも遠い先のことではあるまい。よろしく頼む。笹原君」
しょうがない。
校長がイくまで待てば、その頃にはいくらなんでも、みんなイクよね。
モンローウォークで舞台をねり歩きながら、杏里はため息交じりにそんなことを思った。
杏里の声は、途中から爆発したようなどよめきにかき消された。
ーオオオオオッ!-
生徒たちが、雪崩を打ってステージ下に押し寄せてきたのだ。
「おい、こら、戻れ」
教師の制止の声が聞こえたが、それも最初のうちだけだった。
いつのまにか教師たちも生徒に混じって、ステージの下から食い入るように杏里を見上げている。
それはさながら、えさを求めて口を開く雀のヒナの群れだった。
ただし、この場合、求められているのは、もちろん食物などではない。
杏里の超ミニのひだスカートが演出する、惜しげのないパンチラである。
アンダースコートも穿かず、生のパンティが丸見えになっているのだ。
しかも面積が狭く、生地が薄いときている。
そのせいで、形のいい白桃のような尻は半分出ていて割れ目の筋まで見えているし、股の間でかすかに盛り上がった隆起の部分は、生ではまずお目にかかれないレアな神秘と言っても過言ではなかったのだ。
そして、更に、である。
ここには杏里すら知らないドッキリが、もうひとつ仕掛けられていた。
「頑張ってくれたまえ」
式辞を終えた杏里を出迎え、握手しようとした校長が、ふいによろめき、倒れた。
その時、何を思ったのか、倒れる寸前、杏里のスカートの裾をつかんで一気にくるぶしまで引きずり下ろしたのだ!
ーグオオオオオオオオオッ!-
会場全体が、爆発したようだった。
白いブラウス。
グレーのブレザー。
ところがその下は、ちっちゃな白いビキニパンティ一枚。
しかも杏里は、口さえ開かなければ目の覚めるような美少女ときている。
それは、コンサートの最中、トップアイドルが突然パンツ一枚になるのと同様の衝撃的風景だった。
どよめきが衣ずれの音に、衣ずれの音がやがて隠微なあえぎの渦に変わるのに、大して時間はかからなかった。
振り返った杏里は、見た。
1000人を超す人間たちの、すさまじい集団オナニーの光景を。
そこにはもはや男も女も、教師も生徒もなかった。
誰もが服をはだけ、ズボンやスカートをずり下ろし、己の性器を弄り回してはクチュクチュいう音を立てている。
まさにギネス級の性の饗宴、江戸川乱歩すらも予想だにしなかった性地獄である。
それを更に煽ったのは、杏里の発散する濃厚な恥ずかしフェロモンとエロチックな挙動だった。
杏里は群衆に向かって尻を突き出し、バレエのように脚を上げ、時にはM字開脚を披露して挑発した。
スカートを脱がされるところから先はシナリオになかったのだが、ついサービスしてしまったというのが、本音のところだった。
「成功だよ、笹原君」
己の鉛筆ほどの勃起ペニスをしごきながら、校長が感極まった声で言った。
杏里には『成功』が『性交』に聞こえたが、これは妄想が得意な彼女にはよくあることである。
「あのう、私、いつまでやってればいいんでしょうか?」
もうひとつサービスに、胸をはだけ、手ブラで乳を隠しただけの格好で、杏里はたずねた。
「みなが涅槃の境地に達するまでじゃ。まあ、それも遠い先のことではあるまい。よろしく頼む。笹原君」
しょうがない。
校長がイくまで待てば、その頃にはいくらなんでも、みんなイクよね。
モンローウォークで舞台をねり歩きながら、杏里はため息交じりにそんなことを思った。
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