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第2話 レズふたり旅

#49 ロリロリ

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 両の掌で頬をはさんで、

「みい、可愛いね」

 そうささやいてやると、みいが半眼になり、うっとりと唇を開いてきた。

 どちらかと言えばぽってり気味の杏里のそれと比べると、みいの唇は薄くて小さい。

 鳥が餌をついばむように、唇の先同士を軽く触れ合わせる。

 そのままなぞるように唇を唇で愛撫していると、

「ああ、杏里さまあ…」

 みいの口の開き具合が大きくなった。

 チャンスだった。

 乳首を軽くつまみながら、顔を近づけ、桜の花びらみたいな唇の隙間に、舌を差し入れた。

 みいの舌を探り当て、舌をからめて引っ張り出すと、じゅるっと唇に含んでやった。

「はふう」

 みいの腰がうねるように動く。

 その膝の間に自分の右膝をこじ入れると、杏里はみいの太腿のつけ根に湿った股間を密着させた。
 
 粘つくような音がして、杏里の下の唇が、みいの股間に貼りついた。

 そのままみいを抱きしめて、ぐいぐい股間をみいの”貝”に押しつけていく。

 ディープなキスでみいの抵抗力を奪い、乳首責めと貝合わせで立ったまま絶頂へと追いつめていく。

「うう、たまらんっ」

 声がしたので横目で窺うと、男がすぐそばまで近づいてきていた。

 いつのまにかズボンと下着を脱いで、下半身丸裸になっている。

「いい眺めだ。すばらしい臨場感だ。ちょっと動画に撮らせてもらいたい」

 ペニスをおっ立てながらスマホを構えるさまは、なんとも滑稽で情けない。

「それはだめ」

 杏里はみいの裸体を庇って男に背を向けた。

「ネットになんて上げられたら、もうお外歩けなくなるもの」

「じゃ、せめて、ちょっと代わってくれないか」

「みいと、したいのね?」

「あ、ああ。こんなチャンスは、めったにないからな」

「いいよ」
 
 杏里はあっさり引き下がった。

「え? 杏里、さま?」

 みいがびっくりしたように目を見開いた。

「選手交代。みいも、いっぺん男の人としたいでしょ?」

「そ、そんな…」

 みいの顔は、ショックで青ざめている。

 杏里に裏切られたと思っているのだろう。

「大人しくするんだ」

 男がみいを押さえつけた。

「それだけ濡れてりゃ、痛くはないだろう。いや、僕としては、多少痛がってもらったほうが、燃えるんだがな」

「助けて…」

 みいがすがるような目を杏里に向けてきた。

「心配ないって。むしろ気持ちいいかもよ」

 杏里はへらへら笑うばかりである。

「見損なった…」
 
 みいの目尻に涙がにじんだ。

「みい、杏里さまのこと、ほんとに嫌いになりそうです…」





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