84 / 475
第2話 レズふたり旅
48 素肌のビーナス
しおりを挟む
パラシュートみたいにめくれあがって頭を隠しているワンピースを脱がせてやると、
「いや、恥ずかしい…」
みいが胸を両腕で隠して床にうずくまった。
「さ、みい、立ってこっちを向いてごらん」
努めて優しく声をかけてやると、
「こ、これ以上、まだ何かするんですか? 恥ずかしくて、みいはもう、耐えられません」
「大丈夫だったら! さっきから言ってるでしょ? これはフリなの。今度はキスするフリ」
「ほんとにですか? もう、変なとこ、触ったりしませんか?」
「しませんって。それよりうまく演技しないと、いつまで経ってもここを抜け出せないよ。早くあいつを出し抜かないと」
「わ、わかりました」
みいが恥ずかしそうに身をくねらせながら、立ち上がる。
「じゃ、まず手を下ろして、お胸を見せて」
「だ、だめですよ。みいのは、杏里さまみたいに立派じゃないから」
杏里の釣り鐘型の巨乳から視線を逸らし、みいが言う。
「あのね、おっぱいは大きければいいってもんじゃないの。大事なのは形と張り。みいのはその点、理想的だと思うよ」
「え? 杏里さま、いつ見たんですか? みいの、その、おっぱいを」
「やだなあ。一緒に行水したりお風呂に入ったりしたじゃない」
「うそです」
「ふたりで裸になって生け花ごっこもしたでしょう?」
「生け花ごっこ? 何ですか? それ」
なんということ。
杏里はため息をつかざるをえなかった。
みいのAIは、どうやら初期化された挙句、一部の記憶を消去されてしまっているらしい。
特にエロ体験に関する部分がすっかり抜け落ちているのだ。
どうりで迫真の処女演技が可能なはずである。
まあでも、と思い直す。
そのほうが、面白いか。
「ううん、忘れちゃったなら、いいよ。とにかく私が言いたいのは、みいの裸はとっても素敵だってこと」
「そ、そうでしょうか…」
杏里の説得が功を奏したのか、みいがちょっとずつ腕を下ろし始めた。
そうして現れたのは、手のひらサイズのプリンのようなふたつのふくらみと、杏子の実そのものの乳首である。
「わあ、可愛い! 食べちゃいたい!」
思わず杏里は歓声を上げた。
みいの身体は、少女から大人の女になる過渡期の美しさを見事に体現していた。
杏里のようにメリハリのあるボディラインではない。
だが、まだ固さの残るその体の線が、妙にエロチックなのである。
細い腰に腕を回し、そっとみいの身体を引き寄せる。
瞬間、
「あっ」
とみいが声を上げた。
唇を触れ合わせるより先に、乳首と乳首が触れたのだ。
杏里の乳房は大きく前に張り出している。
その先端が、今や正確にみいの杏子の実を捉えていた。
むろん、偶然ではない。
杏里が狙ってやったことだった。
乳首と乳首が触れ合った状態で、ゆっくりと上半身を動かしてやる。
円を描くように動かすと、杏里の乳首がみいの乳首をグリグリと弾いた。
「あ…」
みいは蛇に睨まれた蛙のごとく、動かない。
乳首で乳首を愛撫されるという異次元の快感に、どう反応していいかわからないのだろう。
乳首を押しつけたり、離したりしてやった。
それを何回も繰り返していると、小さかったみいの乳首が硬く尖ってくるのがわかった。
杏里の乳首に弾かれてもすぐに元に戻るだけの、弾性を備えてきているのだ。
「気持ち、いい?」
じっと目を見つめて、訊いてやった。
「嫌な杏里さま…。変なこと、訊かないで」
みいが顔を赤くする。
「でも、ここ、カチコチになってるよ」
胸を張り、乳首で乳首を指し示して、杏里は言った。
「ほら、この乳首、ふたつとも。どうしちゃったのかな?」
言いながら、自分の乳首を真正面から押しつけていく。
「いや…」
みいが顔を逸らした。
目を背けながらも、逃げようとはしない。
感じている証拠だね。
杏里は心の中でにやりと笑う。
「ねえ、ひょっとして、勃起しちゃった?」
「ち、違います」
「そうかなあ。知ってる? 男の子のあそこと同じでね、乳首って、気持ちよくなると、勃ってきちゃうんだよ」
「そ、そんなんじゃ、ありません」
「でも、みい、さっき、下のお口も濡れてたし、もしかしたら、エッチな気分になってるのかなーと思って」
「エッチな気分なんて、そんな…」
力を込めて引き寄せてみた。
みいはもう抵抗しようとしなかった。
乳房同士を触れ合わせながら、指で髪を梳いてやっていると、みいの身体から力が抜けてきた。
ぐったりと杏里の上半身に身をもたせかけてきたのだ。
「じゃ、キスしてあげる」
甘い吐息を吐いて、無抵抗の少女の耳元に杏里はささやいた。
「とびっきりの、熱いキスをね」
「いや、恥ずかしい…」
みいが胸を両腕で隠して床にうずくまった。
「さ、みい、立ってこっちを向いてごらん」
努めて優しく声をかけてやると、
「こ、これ以上、まだ何かするんですか? 恥ずかしくて、みいはもう、耐えられません」
「大丈夫だったら! さっきから言ってるでしょ? これはフリなの。今度はキスするフリ」
「ほんとにですか? もう、変なとこ、触ったりしませんか?」
「しませんって。それよりうまく演技しないと、いつまで経ってもここを抜け出せないよ。早くあいつを出し抜かないと」
「わ、わかりました」
みいが恥ずかしそうに身をくねらせながら、立ち上がる。
「じゃ、まず手を下ろして、お胸を見せて」
「だ、だめですよ。みいのは、杏里さまみたいに立派じゃないから」
杏里の釣り鐘型の巨乳から視線を逸らし、みいが言う。
「あのね、おっぱいは大きければいいってもんじゃないの。大事なのは形と張り。みいのはその点、理想的だと思うよ」
「え? 杏里さま、いつ見たんですか? みいの、その、おっぱいを」
「やだなあ。一緒に行水したりお風呂に入ったりしたじゃない」
「うそです」
「ふたりで裸になって生け花ごっこもしたでしょう?」
「生け花ごっこ? 何ですか? それ」
なんということ。
杏里はため息をつかざるをえなかった。
みいのAIは、どうやら初期化された挙句、一部の記憶を消去されてしまっているらしい。
特にエロ体験に関する部分がすっかり抜け落ちているのだ。
どうりで迫真の処女演技が可能なはずである。
まあでも、と思い直す。
そのほうが、面白いか。
「ううん、忘れちゃったなら、いいよ。とにかく私が言いたいのは、みいの裸はとっても素敵だってこと」
「そ、そうでしょうか…」
杏里の説得が功を奏したのか、みいがちょっとずつ腕を下ろし始めた。
そうして現れたのは、手のひらサイズのプリンのようなふたつのふくらみと、杏子の実そのものの乳首である。
「わあ、可愛い! 食べちゃいたい!」
思わず杏里は歓声を上げた。
みいの身体は、少女から大人の女になる過渡期の美しさを見事に体現していた。
杏里のようにメリハリのあるボディラインではない。
だが、まだ固さの残るその体の線が、妙にエロチックなのである。
細い腰に腕を回し、そっとみいの身体を引き寄せる。
瞬間、
「あっ」
とみいが声を上げた。
唇を触れ合わせるより先に、乳首と乳首が触れたのだ。
杏里の乳房は大きく前に張り出している。
その先端が、今や正確にみいの杏子の実を捉えていた。
むろん、偶然ではない。
杏里が狙ってやったことだった。
乳首と乳首が触れ合った状態で、ゆっくりと上半身を動かしてやる。
円を描くように動かすと、杏里の乳首がみいの乳首をグリグリと弾いた。
「あ…」
みいは蛇に睨まれた蛙のごとく、動かない。
乳首で乳首を愛撫されるという異次元の快感に、どう反応していいかわからないのだろう。
乳首を押しつけたり、離したりしてやった。
それを何回も繰り返していると、小さかったみいの乳首が硬く尖ってくるのがわかった。
杏里の乳首に弾かれてもすぐに元に戻るだけの、弾性を備えてきているのだ。
「気持ち、いい?」
じっと目を見つめて、訊いてやった。
「嫌な杏里さま…。変なこと、訊かないで」
みいが顔を赤くする。
「でも、ここ、カチコチになってるよ」
胸を張り、乳首で乳首を指し示して、杏里は言った。
「ほら、この乳首、ふたつとも。どうしちゃったのかな?」
言いながら、自分の乳首を真正面から押しつけていく。
「いや…」
みいが顔を逸らした。
目を背けながらも、逃げようとはしない。
感じている証拠だね。
杏里は心の中でにやりと笑う。
「ねえ、ひょっとして、勃起しちゃった?」
「ち、違います」
「そうかなあ。知ってる? 男の子のあそこと同じでね、乳首って、気持ちよくなると、勃ってきちゃうんだよ」
「そ、そんなんじゃ、ありません」
「でも、みい、さっき、下のお口も濡れてたし、もしかしたら、エッチな気分になってるのかなーと思って」
「エッチな気分なんて、そんな…」
力を込めて引き寄せてみた。
みいはもう抵抗しようとしなかった。
乳房同士を触れ合わせながら、指で髪を梳いてやっていると、みいの身体から力が抜けてきた。
ぐったりと杏里の上半身に身をもたせかけてきたのだ。
「じゃ、キスしてあげる」
甘い吐息を吐いて、無抵抗の少女の耳元に杏里はささやいた。
「とびっきりの、熱いキスをね」
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる