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第2話 レズふたり旅
#39 乳と婆
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「んもう、しょうがないですねえ。じゃ、ちょっとだけですよ」
杏里はタンクトップの裾に手をかけた。
何やってんだろう? 私。
一瞬、そう後悔しかけたけど、
でも、老い先短いおばあちゃんの頼みだし。
と思い直す。
確かにみいの言う通り、見せて減るもんじゃないのだ。
それどころか、見られると杏里の身体は輝いてより美しさを増す。
自分でもそんな気がするほどなのだ。
窮屈なタンクトップは、豊満な上半身にフィットして、なかなか脱げない。
だからこそ、胸乳をあらわにさらけ出した時の解放感ときたら、これはまた格別である。
巨乳ならではの爽快感を味わうことができるのだ。
「うーん、ハイ!」
いっぱいまでたくし上げると、案の定、ぽろりとばかりに真っ白な乳房がこぼれ出た。
杏里の乳は、見る角度によっていろいろな形に見える。
横から見るとりっぱな釣り鐘型だが、上から見下ろすと見事なほどまん丸である。
日焼けには気をつけているので、つきたての餅みたいにとにかく白い。
所々に青い毛細血管が走っているのも言い得て妙だ。
「ふお」
老婆が絶句した。
無理もない。
片方だけで1キログラムを超える巨乳がふたつ、出してはいけない場所でさらけ出されたのだ。
しかも、誰もが息を呑む美しさである。
「こ、これはお見事…」
大きく息を吸い込んで、吐き出しながらようやく言った。
「あたしも若い頃は、町内の男たちから和製マリリンモンローと騒がれたものじゃが、これには負けるわい…」
「ですよねえ。杏里さまのおっぱいって、本当に美しいです」
反対側からのぞき込んで、感に耐えぬといったふうにみいがうなずいた。
「この形、この大きさ…まさに芸術品ですよね。世界自然遺産に登録したくなるくらい」
みいったら、あんた、ユネスコの人?
「そうじゃな。あ、ちょっと、触らせてもらって、いいかのう。これも冥途の土産だと思って」
しゃがれた声で老婆が言い、骨ばった指を伸ばしてきた。
またメイド?
それに、私のおっぱいがお土産ってどういうこと?
「なんと…柔らかい…こりゃ、至福の手触りじゃ」
杏里のまん丸の乳房を、愛おしげに撫で回す。
ときどき指が乳首に当たり、そのたびに杏里は、
「ううっ」
と硬直してしまう。
痛いのではない。
感じているのだ。
なぜなら、杏里の一番の性感帯がそこだからである。
ふつう、巨乳の持ち主は、乳への愛撫には鈍感だと言われている。
脂肪層が厚く、刺激が神経に届きにくいからだ。
ところが杏里は違った。
乳首に全神経が集中しているかのように、そこを触られるとたちまち快楽中枢に火がついてしまうのだ。
だから、オナニーでも、時として乳房と乳首への愛撫だけででイってしまう。
もちろん、鏡に自分の痴態を映しながら、だが。
「なんだか、乳臭いのう。あんた、若いのに妊娠中かい? 赤ん坊の頃を思い出すわい」
杏里の乳首に鼻先をくっつけながら、老婆はくんくん匂いを嗅いでいる。
もちろん、その間も、乳房をぐにゅぐにゅ揉みしだくのは忘れない。
「人聞きの悪いこと言わないでください。私、妊娠なんかしてません」
憮然となる杏里。
でも、ちょっとやばいかも。
心の中で、舌を出す。
なんか、乳首、勃ってきちゃったぞ。
「おうおう、こんなにトキントキンにして」
老婆もそれに気づいたらしい。
長い爪で右の乳首を弾かれ、
「はうん」
杏里は思わず鼻に抜けるような声を漏らした。
「やだね、この子は。もう感じてるのかい? 見かけに違わぬ淫乱なのかねえ」
「そうですね。杏里さまのインランぶりは、ちょっとやそっとじゃないですから」
みいったら、何へんな解説入れてるの?
「触らなくても勃起してるのがわかるもんねえ。ほらごらんよ、このおっきな乳首」
「そこ弄ってるだけで、杏里さま、おかしくなるんですよ」
みいがしれっとつけ加えた。
「突然、いくいくとか言い出して、お尻ぷりぷり振り始めるんです」
「ほお、それは楽しみじゃのう。なら、これはどうかえ?」
何するつもり?
見ていると、老婆は予想外の行動に出た。
いきなり口の中に手を突っ込むと、入れ歯を外したのである。
「いっへん、ほれ、やっへみたっかったんにゃ」
ふがふが言っているが、言葉がよく聞き取れない。
と、老婆が再び顔を乳房に近づけてきた。
生暖かい鼻息を右の乳首に感じて、杏里はぞくりとなった。
あ、まさか。
え? でも、そんな。
次の瞬間、その”まさか”が始まった。
杏里はタンクトップの裾に手をかけた。
何やってんだろう? 私。
一瞬、そう後悔しかけたけど、
でも、老い先短いおばあちゃんの頼みだし。
と思い直す。
確かにみいの言う通り、見せて減るもんじゃないのだ。
それどころか、見られると杏里の身体は輝いてより美しさを増す。
自分でもそんな気がするほどなのだ。
窮屈なタンクトップは、豊満な上半身にフィットして、なかなか脱げない。
だからこそ、胸乳をあらわにさらけ出した時の解放感ときたら、これはまた格別である。
巨乳ならではの爽快感を味わうことができるのだ。
「うーん、ハイ!」
いっぱいまでたくし上げると、案の定、ぽろりとばかりに真っ白な乳房がこぼれ出た。
杏里の乳は、見る角度によっていろいろな形に見える。
横から見るとりっぱな釣り鐘型だが、上から見下ろすと見事なほどまん丸である。
日焼けには気をつけているので、つきたての餅みたいにとにかく白い。
所々に青い毛細血管が走っているのも言い得て妙だ。
「ふお」
老婆が絶句した。
無理もない。
片方だけで1キログラムを超える巨乳がふたつ、出してはいけない場所でさらけ出されたのだ。
しかも、誰もが息を呑む美しさである。
「こ、これはお見事…」
大きく息を吸い込んで、吐き出しながらようやく言った。
「あたしも若い頃は、町内の男たちから和製マリリンモンローと騒がれたものじゃが、これには負けるわい…」
「ですよねえ。杏里さまのおっぱいって、本当に美しいです」
反対側からのぞき込んで、感に耐えぬといったふうにみいがうなずいた。
「この形、この大きさ…まさに芸術品ですよね。世界自然遺産に登録したくなるくらい」
みいったら、あんた、ユネスコの人?
「そうじゃな。あ、ちょっと、触らせてもらって、いいかのう。これも冥途の土産だと思って」
しゃがれた声で老婆が言い、骨ばった指を伸ばしてきた。
またメイド?
それに、私のおっぱいがお土産ってどういうこと?
「なんと…柔らかい…こりゃ、至福の手触りじゃ」
杏里のまん丸の乳房を、愛おしげに撫で回す。
ときどき指が乳首に当たり、そのたびに杏里は、
「ううっ」
と硬直してしまう。
痛いのではない。
感じているのだ。
なぜなら、杏里の一番の性感帯がそこだからである。
ふつう、巨乳の持ち主は、乳への愛撫には鈍感だと言われている。
脂肪層が厚く、刺激が神経に届きにくいからだ。
ところが杏里は違った。
乳首に全神経が集中しているかのように、そこを触られるとたちまち快楽中枢に火がついてしまうのだ。
だから、オナニーでも、時として乳房と乳首への愛撫だけででイってしまう。
もちろん、鏡に自分の痴態を映しながら、だが。
「なんだか、乳臭いのう。あんた、若いのに妊娠中かい? 赤ん坊の頃を思い出すわい」
杏里の乳首に鼻先をくっつけながら、老婆はくんくん匂いを嗅いでいる。
もちろん、その間も、乳房をぐにゅぐにゅ揉みしだくのは忘れない。
「人聞きの悪いこと言わないでください。私、妊娠なんかしてません」
憮然となる杏里。
でも、ちょっとやばいかも。
心の中で、舌を出す。
なんか、乳首、勃ってきちゃったぞ。
「おうおう、こんなにトキントキンにして」
老婆もそれに気づいたらしい。
長い爪で右の乳首を弾かれ、
「はうん」
杏里は思わず鼻に抜けるような声を漏らした。
「やだね、この子は。もう感じてるのかい? 見かけに違わぬ淫乱なのかねえ」
「そうですね。杏里さまのインランぶりは、ちょっとやそっとじゃないですから」
みいったら、何へんな解説入れてるの?
「触らなくても勃起してるのがわかるもんねえ。ほらごらんよ、このおっきな乳首」
「そこ弄ってるだけで、杏里さま、おかしくなるんですよ」
みいがしれっとつけ加えた。
「突然、いくいくとか言い出して、お尻ぷりぷり振り始めるんです」
「ほお、それは楽しみじゃのう。なら、これはどうかえ?」
何するつもり?
見ていると、老婆は予想外の行動に出た。
いきなり口の中に手を突っ込むと、入れ歯を外したのである。
「いっへん、ほれ、やっへみたっかったんにゃ」
ふがふが言っているが、言葉がよく聞き取れない。
と、老婆が再び顔を乳房に近づけてきた。
生暖かい鼻息を右の乳首に感じて、杏里はぞくりとなった。
あ、まさか。
え? でも、そんな。
次の瞬間、その”まさか”が始まった。
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