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第2話 レズふたり旅
#15 つるつるすべすべ
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脚をくの字に折り、膝を立てる。
その後ろに首を回し、膝の内側に舌を這わせていく。
ずずずっとそのままらせんを描いて前に戻ると、そこは丸っこい膝頭である。
膝の骨の周りを一周して、やっと太腿にたどり着いた。
みいの太腿は、杏里のそれに比べるといくぶん細い。
それでもやせ過ぎというわけではなく、適度に肉がついている。
杏里はその滑らかな表面をじゅるじゅると舐めていく。
右を舐め、左を舐めると、頬を押し当てて上目遣いに進行方向を見た。
目と鼻の先に見えるのは、みいの股の部分である。
こうしてみると、みいの水着は普通のスク水に比べて切れ込みが深い。
Vゾーンが鋭角に切れ上がっているため、骨盤と腿の付け根がはっきり見えていた。
太腿の表面にわざと乳房を押しつけながら、身体をずりあげていく。
みいの股間に鼻先が触れそうな位置に来た。
濡れた水着が貼りついて、ぷっくり恥丘が盛り上がっている。
その隆起の中央を縦に走る割れ目は、まるで閉じた唇のようだ。
鼻でクリトリスのあたりを軽く押しながら、太物のつけ根に舌を這わせていく。
「ううん」
みいがかすかに身じろぎして、下半身をふるわせた。
ふふ。
いい感じ。
なんか、ますますやる気が出てきたよ。
Vゾーンに沿って、水着と肌の境目を舐め上げた。
肝心の割れ目は避けるようにして、その周囲だけを丹念に舐めつくす。
水着の上から鼠径部を舐め、へそを舐め、少しずつ上半身を上へ上へとずらしていった。
その間も、杏里の突き出た乳房がみいの下腹部を撫でさする。
あふう、なんだか乳首がこすれて気持ちいい。
みいはいつのまにか両手を頭上で組み、腋の下をさらけ出している。
そこを舐めろということなのね。
つるりとした右の腋の下に舌を突っ込んで、ずるりと舐め回す。
「はうう」
みいが空気の漏れるような声を出す。
右が済んだら今度は左。
執拗に腋の下を舐めていると、みいの身体が微妙に震え出した。
「くふう」
さあ、いよいよおっぱいの番だ。
身を起こし、杏里はお椀型に隆起したみいの胸を見下ろした。
パットを取ってあるので、勃起した乳首が浮き彫りになっている。
生地が薄いから、乳輪の形もわかるほどだ。
ここでも杏里はじらすのを忘れなかった。
わざと乳首だけを残して、乳房を舐めた。
ふもとから頂近くまで、円を描くようにして丹念に舐め上げていく。
「だ、だめ…そ、そんな」
水着の上からでも、みいの肌が熱く熱を持ち始めているのがわかる。
乳房が終わると、乳首は無視して首筋にかかった。
もちろん、己の乳房でみいの乳首を愛撫するのは忘れてはいない。
「やん…」
みいは今やくねくねと体を動かしている。
「あはん」
脚を開いて杏里の太腿を挟み込み、股の部分をぐいぐい押しつけてきた。
杏里の背中に腕を回すと、乳首で杏里の乳首を探り当て、ツンツンぶつけてくる。
「どうなさったんですか? ご主人さま」
杏里は悶えるみいの耳元でささやいた。
「そんなに動いちゃ、舐められません」
「だ、だって」
みいが抗議した。
はあはあ喘ぎながら、ゆるゆると首を振る。
「なんだか身体がほてって、仕方ないんですもの」
「なんなら」
杏里は淫魔のごとくほほ笑んだ。
「他のマッサージも試してみませんか?」
「ほ、ほかの、マッサージって?」
みいが杏里を見上げて目をぱちぱちさせた。
「例えば、ぬれぬれのお股、そのままにしておいていいんですか?」
「そ、それは…」
「このびんびんに勃った乳首はどうします? ほんとは水着を脱ぎ捨てて、裸になりたいんじゃございません?」
「言うな。恥ずかしい…」
顔を背けるみい。
処女の王妃にでもなったみたいな口ぶりだ。
「じゃあ、私はこれで」
杏里はあっさり身を起こした。
「舐め舐めはひと通り終わりましたから」
「待て」
みいが杏里の腕をつかんだ。
「誰も終わったとは言っていない」
つぶらな瞳が潤んでいる。
その奥に欲情の炎が燃え上がっていた。
「では、わたくしめに、これ以上どうしろと?」
とぼけた口調で杏里は訊き返した。
もうこっちのもの。
みいはすっかり術中にはまってしまっている。
あとはアソコに指を這わせ、裸に剥いて乳首を責めてやれば主従関係は逆転するに違いない。
「体のほてりを、鎮めてほしい」
懇願するようにみいが言う。
「あちこちが、妙に疼いてたまらない」
「例えばどこが?」
「…言わせるな」
「おっしゃってくださらないと、わかりません」
シラを切る杏里。
「そんなはしたないこと…」
「はしたない場所なんですか?」
恥じらうように目を伏せ、みいがうなずいた、その瞬間だった。
だしぬけに閃光が光った。
そして、驚くほど近くで、腹の底に響くようなおどろおどろしい雷鳴が轟いた。
すぐ近くに落ちたらしい。
「きゃ」
みいが跳ね起き、杏里に抱きついてきた。
「杏里さま、みい、こわい!」
「へ?」
杏里はそのすべらかな肉体を抱き留めながら、ぽかんと口を開けた。
そして、おそるおそる、たずねてみた。
「ひょっとして、みい、元に戻っちゃった?」
その後ろに首を回し、膝の内側に舌を這わせていく。
ずずずっとそのままらせんを描いて前に戻ると、そこは丸っこい膝頭である。
膝の骨の周りを一周して、やっと太腿にたどり着いた。
みいの太腿は、杏里のそれに比べるといくぶん細い。
それでもやせ過ぎというわけではなく、適度に肉がついている。
杏里はその滑らかな表面をじゅるじゅると舐めていく。
右を舐め、左を舐めると、頬を押し当てて上目遣いに進行方向を見た。
目と鼻の先に見えるのは、みいの股の部分である。
こうしてみると、みいの水着は普通のスク水に比べて切れ込みが深い。
Vゾーンが鋭角に切れ上がっているため、骨盤と腿の付け根がはっきり見えていた。
太腿の表面にわざと乳房を押しつけながら、身体をずりあげていく。
みいの股間に鼻先が触れそうな位置に来た。
濡れた水着が貼りついて、ぷっくり恥丘が盛り上がっている。
その隆起の中央を縦に走る割れ目は、まるで閉じた唇のようだ。
鼻でクリトリスのあたりを軽く押しながら、太物のつけ根に舌を這わせていく。
「ううん」
みいがかすかに身じろぎして、下半身をふるわせた。
ふふ。
いい感じ。
なんか、ますますやる気が出てきたよ。
Vゾーンに沿って、水着と肌の境目を舐め上げた。
肝心の割れ目は避けるようにして、その周囲だけを丹念に舐めつくす。
水着の上から鼠径部を舐め、へそを舐め、少しずつ上半身を上へ上へとずらしていった。
その間も、杏里の突き出た乳房がみいの下腹部を撫でさする。
あふう、なんだか乳首がこすれて気持ちいい。
みいはいつのまにか両手を頭上で組み、腋の下をさらけ出している。
そこを舐めろということなのね。
つるりとした右の腋の下に舌を突っ込んで、ずるりと舐め回す。
「はうう」
みいが空気の漏れるような声を出す。
右が済んだら今度は左。
執拗に腋の下を舐めていると、みいの身体が微妙に震え出した。
「くふう」
さあ、いよいよおっぱいの番だ。
身を起こし、杏里はお椀型に隆起したみいの胸を見下ろした。
パットを取ってあるので、勃起した乳首が浮き彫りになっている。
生地が薄いから、乳輪の形もわかるほどだ。
ここでも杏里はじらすのを忘れなかった。
わざと乳首だけを残して、乳房を舐めた。
ふもとから頂近くまで、円を描くようにして丹念に舐め上げていく。
「だ、だめ…そ、そんな」
水着の上からでも、みいの肌が熱く熱を持ち始めているのがわかる。
乳房が終わると、乳首は無視して首筋にかかった。
もちろん、己の乳房でみいの乳首を愛撫するのは忘れてはいない。
「やん…」
みいは今やくねくねと体を動かしている。
「あはん」
脚を開いて杏里の太腿を挟み込み、股の部分をぐいぐい押しつけてきた。
杏里の背中に腕を回すと、乳首で杏里の乳首を探り当て、ツンツンぶつけてくる。
「どうなさったんですか? ご主人さま」
杏里は悶えるみいの耳元でささやいた。
「そんなに動いちゃ、舐められません」
「だ、だって」
みいが抗議した。
はあはあ喘ぎながら、ゆるゆると首を振る。
「なんだか身体がほてって、仕方ないんですもの」
「なんなら」
杏里は淫魔のごとくほほ笑んだ。
「他のマッサージも試してみませんか?」
「ほ、ほかの、マッサージって?」
みいが杏里を見上げて目をぱちぱちさせた。
「例えば、ぬれぬれのお股、そのままにしておいていいんですか?」
「そ、それは…」
「このびんびんに勃った乳首はどうします? ほんとは水着を脱ぎ捨てて、裸になりたいんじゃございません?」
「言うな。恥ずかしい…」
顔を背けるみい。
処女の王妃にでもなったみたいな口ぶりだ。
「じゃあ、私はこれで」
杏里はあっさり身を起こした。
「舐め舐めはひと通り終わりましたから」
「待て」
みいが杏里の腕をつかんだ。
「誰も終わったとは言っていない」
つぶらな瞳が潤んでいる。
その奥に欲情の炎が燃え上がっていた。
「では、わたくしめに、これ以上どうしろと?」
とぼけた口調で杏里は訊き返した。
もうこっちのもの。
みいはすっかり術中にはまってしまっている。
あとはアソコに指を這わせ、裸に剥いて乳首を責めてやれば主従関係は逆転するに違いない。
「体のほてりを、鎮めてほしい」
懇願するようにみいが言う。
「あちこちが、妙に疼いてたまらない」
「例えばどこが?」
「…言わせるな」
「おっしゃってくださらないと、わかりません」
シラを切る杏里。
「そんなはしたないこと…」
「はしたない場所なんですか?」
恥じらうように目を伏せ、みいがうなずいた、その瞬間だった。
だしぬけに閃光が光った。
そして、驚くほど近くで、腹の底に響くようなおどろおどろしい雷鳴が轟いた。
すぐ近くに落ちたらしい。
「きゃ」
みいが跳ね起き、杏里に抱きついてきた。
「杏里さま、みい、こわい!」
「へ?」
杏里はそのすべらかな肉体を抱き留めながら、ぽかんと口を開けた。
そして、おそるおそる、たずねてみた。
「ひょっとして、みい、元に戻っちゃった?」
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