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第1話 美少女ペットみい

#21 身悶えするペット

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 顔についた汁を手の甲で拭い、ペロペロ舐める様子はまるで猫だった。

 見ているうちに早くもムラムラしてきて、杏里は命じた。

「立って。今度は私にやらせて」

「え?」

 動作を止めて、少女が息を呑む。

「ご主人さまが、みいを? …よろしいのですか?」

 つぶらな瞳がうるうると揺れている。

 この子、ほんとはしてほしくてたまんないんだ。

「もう我慢できないの。今度は私の番」

 布団の上に立たせると、膝立ちになって杏里は少女の裸体に身を寄せた。

 スレンダーという形容がぴったりの、まだ幼さを残した身体である。

 どのパーツも杏里のものよりひと回り小さく、それだけに初々しい。

 特に胸がそうだった。

 手のひらで覆い隠せそうなほど控えめなふくらみの頂点に、これまた小さな乳首が乗っている。

 豆粒より小粒で、綺麗な肌色をしていた。

 乳輪は周囲よりほんの少し色が濃いくらいで、少女がいかに幼いかを如実に表していた。

 が、子供の身体でないことも、また確かのようだった。

 未成熟ながら、全体にそこはかとない色気が漂っているのだ。

 ウーパールーパーみたいなものかな。

 ふと杏里は、そんなおかしな考えに囚われた。

 幼体成熟。

 生き物の中には、子供の身体のまま大人になってしまうものがいる。

 理科の授業でそんな話を聞いたのを思い出したのだ。

「妖精みたい」

 少女の肌を人差し指でなぞりながら、杏里はつぶやいた、

「こんなすべすべしたお肌、初めて」

 杏里の肌は、どちらかというともち肌である。

 柔らかくて弾力があり、芯がない。

 が、少女の肌は違っていた。

 人形のようにつるつるしているのだ。

 毛穴すら見当たらないほど肌理が細かく、まるで人形工房で見たラブドールそっくりなのだ。

「それにこのおっぱい…。可愛い」

 手のひらをかぶせて、ゆっくりと揉む。

 まだ固いところが、杏里の乳房との大きな違いだ。

 手のひらの腹に固いものが当たるのに気づいて手を放すと、ピンクの乳首がぴんぴんに尖っていた。

「こんなにちっちゃな乳首も、杏里、初めてだよ…。すっごーい、かわいいー。ねえ、触っていい?」

「は、はい」

 頬を染めてうなずく少女。

 両手を腰に回し、心持ち足を開いているのは、歓迎のサインだろうか。

「もう、トキントキンじゃない」

 軽く触れただけなのに、びくっと少女の全身が痙攣した。

「わあ、感じやすいんだ」

 サディスティックな気分が湧いてきて、指で交互にふたつの乳首をびんびんと弾いてやった。

「あ、そ、そんな」

 少女が嬌声を上げ、身をよじる。

「これはどう?」

 手のひらにつばを塗り、今度はその腹で円を描くように乳頭だけを撫でさする。

「あ、だ、だめ。です」

 抗議しながらも、乳首を杏里の手に押しつけてくるのは立派に感じている証拠だろう。

「かわいい! もう、たまんない!」

 本能に任せ、片方を口に含んだ。

 ちゅうちゅう吸いながら、舌の先で乳首をつつきまわしてやる。

「はう、やめ、て…」

 少女の腰がくねり始めた。

 その未発達な尻を抱きしめて、杏里は更に乳首をしゃぶりたくる。

 はあはあはあはあ。

 少女の息がどんどん荒くなっていく。

 乳首を両手でつまんだまま、顔を下に下げていく。

 さっき杏里自身がやられたように、舌で舐めながら顔を股間に近づけていった。

 目の前に、つるんとした局部が現れた。

 人形のあそこみたいにつるつるの肌。

 その中央が申しわけ程度にかすかに盛り上がり、その間に濃いピンクの線が見えている。

 少しO脚気味のその両側の太腿は、杏里の腕ほどの太さしかない。

「触っちゃおうかな」

 じらすように、杏里は言った。

「それとも、やめちゃおうかな」

「そんな…」

 少女が下半身を小刻みに震わせた。

 あたかも小便を我慢している子供のようだった。

「何が、”そんな”なの?」

 わかっていて、訊いてやる。

「…」

 少女は答えない。

 ただ目を閉じて、ゆるゆると首を横に振るばかり。

「みいちゃんは、どうしてほしいのかな? 言ってくれないと、杏里、わかんない」

 杏里は容赦ない。

 いじめられるのもいいが、いじめる側に回るのも悪くない。

「ご主人さまの…いじわる」

 少女の閉じた目蓋から、光るものが伝うのが見えた。

「言わないなら、やめちゃうよ。杏里、なんだかもう眠くなってきちゃった」

「ひ、ひどい…」

 少女がうらめしげにつぶやいた。

「おまんこ舐めてほしいなら、はっきりそう言えばいいのに」

 杏里は少女の乳房から手を放し、興味を失くしたようにそっぽを向いた。

「乳首弄ってほしいなら、そう言えばしてあげるのに」

「そ、そんなこと、言えない…」

 少女は苦しそうだ。

 自分の中の何かと戦っているように見える。

「あーあ、残念」

 杏里は伸びをした。

「じゃ、もう寝るね。おやすみ!」

 そう宣言した時である。

 少女の声がした。

「待って…待ってください」

 今にも消え入りそうな声だった。

「え?」

 振り向くと、すがるような瞳に見つめられた。

「やめないでください…ご主人さま」



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