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第1話 美少女ペットみい
#4 ペットの作法
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裏庭は刈り込んだ短い草に覆われていて、夏の日差しを浴びる緑の海だった。
「うん。ちょうどよさそうだね」
ビニールプールの中に手を突っ込んで、杏里はひとりうなずいた。
日光で温められたせいで、水温は人肌くらいまで上がっている。
これなら冷た過ぎもしないし、行水にちょうどよさそうだ。
庭の周囲は丈の高い灌木に囲まれているから、外の道路から中を見られる心配はない。
それでも念には念を入れて人目がないのを確かめると、杏里は縁側に座って両手で裾をつかみ、一気にタンクトップを脱ぎ捨てた。
ぶるんとこぼれ出た真っ白な乳房は、優にGカップを超えている。
収穫したばかりの果実みたいに重量感のあるふたつの肉の丘のてっぺんで、桜色の乳首がぷるぷると震えている。
あまり見ているとつい触りたくなってしまうので、急いで立ち上がり、今度はショートパンツを脱ぎにかかった。
お尻が大きいため、ひっかかってうまく脱げないのが常なのだが、きょうは意外とすんなり脱ぎ捨てることができた。
「あー、気持ちいい!」
全裸になって、大きく伸びをする。
全身に当たる真夏の陽光が、ひりひりと肌を焼いて本当に心地よい。
でも、日焼けも日射病も困るから、ビニールプールを引きずって木陰に移動させた。
「ここならいいかな」
どれどれ、とひとりごちて、中に足を踏み入れる。
ゆっくりと腰を沈めてみると、中は思ったより広く、快適だった。
「準備OK。みいちゃん、いいよ」
呼ぶと、洗面器を抱えて少女が母屋の奥から姿を現した。
さっきのトイレ用とは別のみたいだけど、何が入ってるんだろう?
「お背中、お流しします」
ビニールシートの上を渡って、プールの傍まで来ると、かしこまった口調で少女が言った。
洗面器をシートの上に置くと、中身が見えた。
白い泡だ。
しゃぼん?
浴室で、せっけんを泡立ててきたのに違いない。
「水温もちょうどいいし、中も広いから、ふたり入れるけど」
そこまで言って、杏里は一瞬、口ごもった。
「やっぱり、交代交代のほうがいいかな」
いくら予想より広いといっても、ビニールプールの面積は知れている。
ふたり同時に入ったら、ほとんど抱き合うような格好になってしまうことに気づいたのだ。
「待ってくださいね。今準備しますから」
少女がシートの上に正座した。
「準備って?」
洗面器に両手を突っ込むと、泡を手のひらいっぱいに乗せて、すくい出す。
「何するの?」
見ていると、なぜか自分の胸に泡を塗り始めた。
「準備完了です」
乳房を泡だらけにすると、ゆっくり立ち上がり、杏里の背後に回った。
次の瞬間、杏里はあっと声を上げていた。
背中に妙に柔らかい物が当たったのだ。
プール越しに少女が、いきなりその胸を押しつけてきたのである。
「え? 何してるの? ちょっと、くすぐったいったら!」
びっくりして振り向く杏里。
少女の訴えかけるような視線と目が合った。
「背中のお流し、だめですか?」
心なしか落ち込んだ口調で、ぽつりと言った。
「だめじゃないけど、ちょっと、やり方が…」
杏里はひきつった笑みを口元に浮かべた。
「ふつうにやってくれれば、いいんだけどね」
「でも」
少女が顔を上げる。
「前のご主人様が、こうしろって」
まただ。
杏里は天を仰いだ。
いったいあの奥さん、この子にどんなしつけをしてたんだろう?
「うん。ちょうどよさそうだね」
ビニールプールの中に手を突っ込んで、杏里はひとりうなずいた。
日光で温められたせいで、水温は人肌くらいまで上がっている。
これなら冷た過ぎもしないし、行水にちょうどよさそうだ。
庭の周囲は丈の高い灌木に囲まれているから、外の道路から中を見られる心配はない。
それでも念には念を入れて人目がないのを確かめると、杏里は縁側に座って両手で裾をつかみ、一気にタンクトップを脱ぎ捨てた。
ぶるんとこぼれ出た真っ白な乳房は、優にGカップを超えている。
収穫したばかりの果実みたいに重量感のあるふたつの肉の丘のてっぺんで、桜色の乳首がぷるぷると震えている。
あまり見ているとつい触りたくなってしまうので、急いで立ち上がり、今度はショートパンツを脱ぎにかかった。
お尻が大きいため、ひっかかってうまく脱げないのが常なのだが、きょうは意外とすんなり脱ぎ捨てることができた。
「あー、気持ちいい!」
全裸になって、大きく伸びをする。
全身に当たる真夏の陽光が、ひりひりと肌を焼いて本当に心地よい。
でも、日焼けも日射病も困るから、ビニールプールを引きずって木陰に移動させた。
「ここならいいかな」
どれどれ、とひとりごちて、中に足を踏み入れる。
ゆっくりと腰を沈めてみると、中は思ったより広く、快適だった。
「準備OK。みいちゃん、いいよ」
呼ぶと、洗面器を抱えて少女が母屋の奥から姿を現した。
さっきのトイレ用とは別のみたいだけど、何が入ってるんだろう?
「お背中、お流しします」
ビニールシートの上を渡って、プールの傍まで来ると、かしこまった口調で少女が言った。
洗面器をシートの上に置くと、中身が見えた。
白い泡だ。
しゃぼん?
浴室で、せっけんを泡立ててきたのに違いない。
「水温もちょうどいいし、中も広いから、ふたり入れるけど」
そこまで言って、杏里は一瞬、口ごもった。
「やっぱり、交代交代のほうがいいかな」
いくら予想より広いといっても、ビニールプールの面積は知れている。
ふたり同時に入ったら、ほとんど抱き合うような格好になってしまうことに気づいたのだ。
「待ってくださいね。今準備しますから」
少女がシートの上に正座した。
「準備って?」
洗面器に両手を突っ込むと、泡を手のひらいっぱいに乗せて、すくい出す。
「何するの?」
見ていると、なぜか自分の胸に泡を塗り始めた。
「準備完了です」
乳房を泡だらけにすると、ゆっくり立ち上がり、杏里の背後に回った。
次の瞬間、杏里はあっと声を上げていた。
背中に妙に柔らかい物が当たったのだ。
プール越しに少女が、いきなりその胸を押しつけてきたのである。
「え? 何してるの? ちょっと、くすぐったいったら!」
びっくりして振り向く杏里。
少女の訴えかけるような視線と目が合った。
「背中のお流し、だめですか?」
心なしか落ち込んだ口調で、ぽつりと言った。
「だめじゃないけど、ちょっと、やり方が…」
杏里はひきつった笑みを口元に浮かべた。
「ふつうにやってくれれば、いいんだけどね」
「でも」
少女が顔を上げる。
「前のご主人様が、こうしろって」
まただ。
杏里は天を仰いだ。
いったいあの奥さん、この子にどんなしつけをしてたんだろう?
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