そんなお口で舐められたら💛

戸影絵麻

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第1話 美少女ペットみい

#2 美少女ペット

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「いいけど…。あなた、どうして、その、服、着てないの?」

 上がってくる少女に道を開けてやりながら、杏里はたずねた。

「だって、みいはペットですから」

 可愛い裸のお尻をこちらに向けたまま、少女が振り向いた。

「ペットには服なんて要りません」

 生真面目な顔をしている。

 ちょっと日本人形ぽくって古風だけど、切りそろえた前髪がその顔だちによく似合っている。

「よくわかんないなあ。あなた、中学生でしょ? お胸もそんなに膨らんでるんだし、裸で歩いてたらお巡りさんにつかまるよ」

「中学生? 中学生って、何ですか? みいはペットであって、そのようなものではないのです」

 きょとんとした顔が、また何とも言えず、可愛らしい。

 杏里は次第に体の芯が疼き出すのを感じていた。

 まずい、と思う。

 しばらくずっと誰とも寝ていないから、これまでオナニーで我慢してきたけど、こんなかわいい子がひとつ屋根の下で暮らすとなると…。

 果たして自分を抑え切れるだろうか。

「それよりご主人様、みいは何をすればいいですか?」

 命令を待つしもべのように、土間に正座して少女が訊いた。

「何をって…。別にいいよ。そのへんで休んでて。私はちょっと汗かいたから、これから行水をするつもりだけど…」

 邪念を振り払うように、杏里は言った。

「行水ですね。かしこまりました」

 何を勘違いしたのか、少女がぱっと立ちあがった。

「では、みいがお手伝いします。お背中はもちろん、ご主人様のお身体を、隅から隅まで綺麗にしてさしあげます」

 そういって、猫みたいにぺろりと唇を舐めた。

「いいってば、そんなの」

 杏里は赤くなった。

 心の中に沸いた欲情を嗅ぎつけられた気がしたからだった。

「行水って言っても、ちょっと涼むだけなんだから。そんなことより、私はあなたをペットだなんて思っていない。だからその首輪は取りなさい」

「無理です」

 頬をひきつらせて、少女があとじさる。

「取りなさいってば」

 杏里の指が、その赤い首輪に触れた時だった。

「だめえええええええええええ! あああああああああああああっ!」

 だしぬけに、少女が壊れたロボットのように叫び始めた。

「な、なあに?」

 杏里は茫然となった。

 そして思った。

 なんだか私、とんでもないものを引き受けちゃったみたい…。


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