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大学時代
しょうもない男の戦い ℳ
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銭湯や風呂屋には必ずひとつはあってもいいと言ってもおかしくないサウナここはある条件の元では筆舌しがたい男達の戦いがある
その条件とは…
①サウナの人数が八割を埋める
②曖昧な時間の経過しか知らせない砂時計がある
③静かな空間である
他にも発動条件は幾つかある
少なくとも条件の3つの要因さえ整えば暗黙の了解でそれは始まる
勝利の条件としては自分らがボスになることだ
そして今回偶然にも条件が揃っているところ入ってしまったらしい
一見室内に長くいるやつはこの勝負は振りと素人は考える
それはまったくもって違う!
長くいるものはサウナ室の空間を自分のものとすることが出来る
さらに今回はサウナのボスに継いで課長、係長もいる
ヒラの私とライオン君はこの威圧された空気の中サウナのボスの座を崩すのだ
よって本当に不利なのはあとからはいる私達になる
全員が椅子に着いたら始まるこれは不利な状況からは避けることは不可能だ
唯一有利であるのは奴らは若い時ほどの体力は持っていない
それはヒラの大きな武器になる
「失礼します」
係長の隣に座り勝負が始まった
初めに挨拶だ…
「こんにちは係長私達は今度このサウナ部署に入りましたヒラと申します」
「ほぉ、今年の新人は礼儀正しいな?」
不利な状況をとくために係長は少しだけでもこちらに来てもらわなくてはならない
「頑張って汗水垂らしていきます!よろしくお願いします!!」
「うむ、上手いことやってけよ!」
係長をこちらに少し引っ張る
引きすぎると上の者は圧力をかけてくるのでこの距離を保つことが大切だ
そう、私達ヒラのシナリオでは課長の登場はまだ先だ
ボスなんて来た日には今すぐにここをんでることになる
「んじゃ、君たちこれから自己紹介をしてもらうからね?」
「分かりました!」
「先にこちらの席に座っているのが課長とボスね」
彼らは無言で私たちにプレッシャーを与えてくる
やはり上の座つまり昇進は簡単には譲られないだろう
普通の昇進はコツコツと地道に成績を重ねていくことが鍵となるが、サウナ部署は生意気だ!と思われないように陰湿的に上の物の首を締め蹴落とす
もちろんそれはボス、課長、係長、ヒラ…皆が把握しているルールだ
ボスの勝利条件は皆の退室だ
ヒラ、係長、課長はボスとなり皆を退室させることが勝利の条件だ
人数がなくなるとこれは自然と勝負がつき次からは入ってきたものから順に上の役職を得る
しかし、ヒラの退出で終わることは無いのは気をつけておくべきルールの一つである
先程の「生意気だ!」という言葉の発動条件に関しては上の者が下の者に大して圧力をかけることが出来る
しかし、これは諸刃の剣だあからさまに登ろうとしているものに対して戦意を喪失させることが出来体質に繋げることが出来るしかし、それが不発する場合には自分の立場を殺す凶器となってしまう
ボスはこれが唯一無二の攻撃方法だ
それ以外のものは自分の役職が奪われそうになった時に使う
「では、君たち…この(砂)時計で2分間の自己紹介をやってくれるかい?なんでここに来たかも簡単でいいから教えなさい」
早速、課長はヒラを蹴落とさんとする
高圧的な口調によってヒラの精神は気づかないうちにそがれるのだ
これは、ヒラが気づくか気づかないかで大きく左右する
「私達がこの部署に入ったりゆ…」
「名前は!?なんて言うの?」
ボスがさらに追い打ちをかけ陰湿になり奴らを蹴落とさんとする
「課長、ボス…ヒラがビックリしてますよもう少し柔らかく行きましょうよ」
係長が不意のカウンターを食らわす
それがあってか私達も少し有利な立場になる
やはり今は引き入れて正解だった
「な、な、なんだ君は!生意気だぞ!」
しかし、なんの証拠もないために自分の立場を課長は殺した
彼に部署特有の暑さと周りの冷酷な視線が襲う
会社を辞めた彼の影響で私達は係長に昇進ヒラがなくなった環境で戦いは繰り広げられる
この人と戦うことになった時私達は絶対に負けてしまう
元係長はそれほどにやり手だ
「昇進おめでとう!これからもわがしゃのためにがんばってくれ」
「あれ?自己紹介は?」
「そんなことはもうどうだっていいじゃないか」
なるほどこれが定番の手、新人いびりだな?
「にしても、同期(ライオン)君喉が乾かない?」
「そういばだね~なんでだろ?」
「そりゃ、君たちサウナ部署にはクーラーがないからね」
やり手の課長の出方を伺う
課長がこちらに察してくれれば…
しかし、敢えて策に乗らなかったら私達はここを出て行くはめになる
「ボスに頼んでみるべきだよね?」
課長はこっちサイドだ
ボスを殺す作戦が暗黙の了解で始まる
「ボス、ここは少し暑くないか?喉が渇いてなにか飲み物とかが欲しくなる」
「飲み物だと?」
サウナに長時間いるボスにとってこれは戦意を大胆に削ることが出来る方法だ
「そうそう、冷えたビールなんかいいですよ!」
「課長もし自動販売機をいれることになるなら私はアイスが欲しいですよ」
調子に乗った私達はもう手遅れだった
ボスは課長の肩を叩く
「代わりに頼む」と言い残し…
自分の体力を温存する作戦に持っていくのだ
「君たちの意見はとても参考になるが今のうちの経費ではこれらを買うことが出来ないな…」
「早く仕事に戻りなさい!生意気言うんじゃないよ!」
うぉ、!罠?!二人はグルだったのか!
私たちの戦意は室内の暑さにも犯され大きく削ぎ落とされる
ゲームはクライマックスを迎える
それを察したボスは驚きの発言をする
「課長君、君の成績には大いに感動することばかりだ…今日から君をボスにしよう」
どうゆう事だ?!何故自ら辞退する?
突然、役職の交代を2人がした
「現役は退くよ、あとは頼む」
そう言って???は部屋を出た
現役は?どうゆう事だ?!
ボスの座をわざと退いた…
もう勝ち目はない
私達は裏切られ繊維を削られもう暑さに耐えられなくなり諦め部屋を出た
この勝負、2人の勝ち
無機質なナレーションに疑問を覚える
え?!2人だと?最初の係長だけの勝ちではないのか?
ん…待てよ?「君にボスを譲る」??!
そうかその方法が!
役職の譲渡…そう言うことか!
これは絶妙な状況の時ボスの役職を譲れば自身は会長となる
会長の勝利条件は譲渡された者の勝利
してやられた…
水風呂で体を癒して次回の発動に備える
今回は大体のルールの把握ができた
起こる条件も+αで…
次こそは俺らがボスになる
物音もない男達の戦い
その条件とは…
①サウナの人数が八割を埋める
②曖昧な時間の経過しか知らせない砂時計がある
③静かな空間である
他にも発動条件は幾つかある
少なくとも条件の3つの要因さえ整えば暗黙の了解でそれは始まる
勝利の条件としては自分らがボスになることだ
そして今回偶然にも条件が揃っているところ入ってしまったらしい
一見室内に長くいるやつはこの勝負は振りと素人は考える
それはまったくもって違う!
長くいるものはサウナ室の空間を自分のものとすることが出来る
さらに今回はサウナのボスに継いで課長、係長もいる
ヒラの私とライオン君はこの威圧された空気の中サウナのボスの座を崩すのだ
よって本当に不利なのはあとからはいる私達になる
全員が椅子に着いたら始まるこれは不利な状況からは避けることは不可能だ
唯一有利であるのは奴らは若い時ほどの体力は持っていない
それはヒラの大きな武器になる
「失礼します」
係長の隣に座り勝負が始まった
初めに挨拶だ…
「こんにちは係長私達は今度このサウナ部署に入りましたヒラと申します」
「ほぉ、今年の新人は礼儀正しいな?」
不利な状況をとくために係長は少しだけでもこちらに来てもらわなくてはならない
「頑張って汗水垂らしていきます!よろしくお願いします!!」
「うむ、上手いことやってけよ!」
係長をこちらに少し引っ張る
引きすぎると上の者は圧力をかけてくるのでこの距離を保つことが大切だ
そう、私達ヒラのシナリオでは課長の登場はまだ先だ
ボスなんて来た日には今すぐにここをんでることになる
「んじゃ、君たちこれから自己紹介をしてもらうからね?」
「分かりました!」
「先にこちらの席に座っているのが課長とボスね」
彼らは無言で私たちにプレッシャーを与えてくる
やはり上の座つまり昇進は簡単には譲られないだろう
普通の昇進はコツコツと地道に成績を重ねていくことが鍵となるが、サウナ部署は生意気だ!と思われないように陰湿的に上の物の首を締め蹴落とす
もちろんそれはボス、課長、係長、ヒラ…皆が把握しているルールだ
ボスの勝利条件は皆の退室だ
ヒラ、係長、課長はボスとなり皆を退室させることが勝利の条件だ
人数がなくなるとこれは自然と勝負がつき次からは入ってきたものから順に上の役職を得る
しかし、ヒラの退出で終わることは無いのは気をつけておくべきルールの一つである
先程の「生意気だ!」という言葉の発動条件に関しては上の者が下の者に大して圧力をかけることが出来る
しかし、これは諸刃の剣だあからさまに登ろうとしているものに対して戦意を喪失させることが出来体質に繋げることが出来るしかし、それが不発する場合には自分の立場を殺す凶器となってしまう
ボスはこれが唯一無二の攻撃方法だ
それ以外のものは自分の役職が奪われそうになった時に使う
「では、君たち…この(砂)時計で2分間の自己紹介をやってくれるかい?なんでここに来たかも簡単でいいから教えなさい」
早速、課長はヒラを蹴落とさんとする
高圧的な口調によってヒラの精神は気づかないうちにそがれるのだ
これは、ヒラが気づくか気づかないかで大きく左右する
「私達がこの部署に入ったりゆ…」
「名前は!?なんて言うの?」
ボスがさらに追い打ちをかけ陰湿になり奴らを蹴落とさんとする
「課長、ボス…ヒラがビックリしてますよもう少し柔らかく行きましょうよ」
係長が不意のカウンターを食らわす
それがあってか私達も少し有利な立場になる
やはり今は引き入れて正解だった
「な、な、なんだ君は!生意気だぞ!」
しかし、なんの証拠もないために自分の立場を課長は殺した
彼に部署特有の暑さと周りの冷酷な視線が襲う
会社を辞めた彼の影響で私達は係長に昇進ヒラがなくなった環境で戦いは繰り広げられる
この人と戦うことになった時私達は絶対に負けてしまう
元係長はそれほどにやり手だ
「昇進おめでとう!これからもわがしゃのためにがんばってくれ」
「あれ?自己紹介は?」
「そんなことはもうどうだっていいじゃないか」
なるほどこれが定番の手、新人いびりだな?
「にしても、同期(ライオン)君喉が乾かない?」
「そういばだね~なんでだろ?」
「そりゃ、君たちサウナ部署にはクーラーがないからね」
やり手の課長の出方を伺う
課長がこちらに察してくれれば…
しかし、敢えて策に乗らなかったら私達はここを出て行くはめになる
「ボスに頼んでみるべきだよね?」
課長はこっちサイドだ
ボスを殺す作戦が暗黙の了解で始まる
「ボス、ここは少し暑くないか?喉が渇いてなにか飲み物とかが欲しくなる」
「飲み物だと?」
サウナに長時間いるボスにとってこれは戦意を大胆に削ることが出来る方法だ
「そうそう、冷えたビールなんかいいですよ!」
「課長もし自動販売機をいれることになるなら私はアイスが欲しいですよ」
調子に乗った私達はもう手遅れだった
ボスは課長の肩を叩く
「代わりに頼む」と言い残し…
自分の体力を温存する作戦に持っていくのだ
「君たちの意見はとても参考になるが今のうちの経費ではこれらを買うことが出来ないな…」
「早く仕事に戻りなさい!生意気言うんじゃないよ!」
うぉ、!罠?!二人はグルだったのか!
私たちの戦意は室内の暑さにも犯され大きく削ぎ落とされる
ゲームはクライマックスを迎える
それを察したボスは驚きの発言をする
「課長君、君の成績には大いに感動することばかりだ…今日から君をボスにしよう」
どうゆう事だ?!何故自ら辞退する?
突然、役職の交代を2人がした
「現役は退くよ、あとは頼む」
そう言って???は部屋を出た
現役は?どうゆう事だ?!
ボスの座をわざと退いた…
もう勝ち目はない
私達は裏切られ繊維を削られもう暑さに耐えられなくなり諦め部屋を出た
この勝負、2人の勝ち
無機質なナレーションに疑問を覚える
え?!2人だと?最初の係長だけの勝ちではないのか?
ん…待てよ?「君にボスを譲る」??!
そうかその方法が!
役職の譲渡…そう言うことか!
これは絶妙な状況の時ボスの役職を譲れば自身は会長となる
会長の勝利条件は譲渡された者の勝利
してやられた…
水風呂で体を癒して次回の発動に備える
今回は大体のルールの把握ができた
起こる条件も+αで…
次こそは俺らがボスになる
物音もない男達の戦い
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