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間違った労り方をする男・三波宇佐
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『花ノ宮先輩が運命の番と番った』
嘘だろ⁉4年?5年?運命を拒否していた伊月さんがコロッと手のひらを返したように番う⁉出会ったのだって最近じゃない。俺が発情期中に何があったんだ?
『三波くん大丈夫?』
「えっ……ああ大丈夫。それってどこ情報?クワシク!」
『えっと……私達が聞いたのは三波くんがシェルターに籠もってから3日目かな?大学の1番大きな食堂で周りが騒いでて聞こえてきたんだよ。「花ノ宮先輩が運命と番った」って。まさかと思って聞き回ったんだけどみんな相手が誰かとかいつ出会ったとか知らないの』
「へぇ……」
だろうな。秘密にしているみたいだったし、パーティー会場にいた人達は花ノ宮家に睨まれたら困るから口を閉ざしているだろうし。
『そこに花ノ宮先輩が、ここのところ大学に来ていない事実が話に拍車をかけたみたい。それに祐善寺くんも知らないみたいで』
「そうか……分かった、伊月さんに聞いてみるよ」
『うん……こっちも何か分かったらLINEするね』
「ありがと」
うおおぉぉぉなんじゃその噂ぁ!!寝耳に水とはこういう事を言うんだろうな。運命を拒否して俺にあんな事やそんな事させたりした人が運命と番う⁉やっば運命には抗えないのか?
今だに返信が無いスマホをじっと見てため息が出る。俺思った以上にショックを受けてるかも。
ぼーっと黒い画面を見つめていたら内線が鳴り、父親の助手が来たのを告げる。
部屋に招き入れ血液を採取し脈拍を取り、質問に答える。
帰り際、部屋を出る準備が終わり次第その足で父親の研究室に来て欲しいと言われたので了承する。
食欲は無かったからゼリー飲料を啜り、乾いた部屋着と伊月さんのスウェットをバッグに詰め込み、服を着て髪を整えシェルターを後にする。
シェルターから父親の研究室までは距離がある為、歩きながら悶々と考えてしまう。
(もし本当に番っていたら俺は笑って祝えるのか?あんなに俺に執着してマンションを建てたり弟に牽制してた人がコロッと変わるなんて……でも大学に来ていないって事は相手と一緒にいるから?信じたくないけど事実なら受け入れなきゃなぁ。そうなったらじいちゃんにいい人紹介してもらおうかな……)
ぐるぐる考えながら歩いていたからかきづいたら薬学部棟に着いていた。まだ残っていた学生に興味ありげにチラチラ見られつつ研究室に行く。はぁ、気が重い。
前室を抜けノックをして部屋に入るといつもの白衣姿に紫に金色の星柄の三角帽子、所謂パーティー帽を被り鼻メガネな父親がいた。
「やあ瀬名、最後の被験お疲れ~☆」
「…………」
みんな分かるだろうか。父親という存在の威厳も感じられない姿を見せられ、かつそれを他人に見られる息子の気持ちが。
そう、はしゃぐ父親の近くにいた人にしっかり見られているのだ。しかも準備する段階から。
「神楽、良規さん……」
「瀬名お疲れ様」
「おっつー」
2人のいつも通りの笑みにホッとすると同時に何でここにいるのか混乱する。そして伊月さんがいないのか……
「瀬名?」
入り口で突っ立っているのを不審に思ったのか、神楽がソファーから立ち上がり近くまで来て顔を覗き込む。
「疲れたでしょ、まずは座ろう」
背中を押されソファーに沈むように座る。いつもと違う様子に神楽が口を開く。
「もしかして噂、聞いた?」
コクリと頷くと神楽と良規さんが顔を見合わせる。
「その噂なんだけど僕たちも出どころが分からないんだ」
「そうそう、ここ数日で出回った割に広まるのが早すぎて元を辿ろうにも追いつかないんだよなぁ」
「そうなんだ」
腕を首の後ろで組み良規さんが唸っている。まあ、滅多にない「運命と番った」という話なら騒がれるだろうしそれが大学の有名人ともなれば広がる勢いも早いだろう。
「それにさー、聞きたくてもずっと伊月と連絡取れないんだよな」
「えっ、良規さんも?」
いつも連絡するとすぐ返信が来るし、時間が経っても返してくれる。それなのにずっとなんて……
「あー、三波お前勘違いしてるようだけどアイツが返信早いのお前だけだからな。俺なんてくだらない事だろうって決めつけられてるから返信遅ぇし返って来ない時があるからな」
「良規さんは自業自得なトコがあるから仕方ないけど纏めて返信されたりするよ」
だから大事な用事の時は電話だよねと神楽が言う。確かに伊月さん電話は出てたな。神楽がヒートの時の良規さんからの電話は出て失敗したと思ってたみたいだけど。
「でもずっと連絡取れないし家にも帰ってないみたいだから心配だよね」
あ、家に帰ってないんだ。やっぱり運命の相手と何かあったんじゃないのかな。
「あっ、でも発情期が終わったって連絡したんでしょ?返信が無くても帰ってるかもよ」
「だといいけどなぁ」
「うぐっ」
「良規さん!」
神楽が不安にさせるなとちょっと怒って力まかせに良規さんを揺さぶってるけど何でそんなに嬉しそうなんだ?てか、俺カップルのイチャつき見せられてる?
「あ~話終わった?待ってたよーパパ待ってたからねー」
そういえば父親の前だったとそちらを見ればちょっと不貞腐れた父親がいた。
パーティー帽と鼻メガネの格好で。
「パパ無視されてて寂しかったよー労ってるのに反応してよー」
労い方間違ってるからな!無視されても仕方ない格好してるからな!それにさっきは気持ちが落ちてたからその波には乗れなかったから。今もそれどころじゃないがな。
プンスコ拗ねる40過ぎのおっさんをどう扱えと。
「まあまあ宇佐先生、瀬名も発情期明けで疲れてるんですから」
「んーしょうがないな。はい、これプレゼント」
「えっ」
被験期間最後の発情期だからと用意された小箱を受け取る。そんな事するような父親じゃないのに……少し胸を温かくし開けてみる。
箱の中身は鼻メガネでした。
「ブファッ!」
「クソが!!」
「酷いなぁ。瀬名のはメガネが金色なんだよー」
ほらほらと自分は黒縁、こっちは金縁と指を指されるがそこは関係ない。そこじゃないよ鼻メガネ。
「せっかく労ったのに何その反応」
労り方おかしいからな。良規さんがお腹抱えてヒーヒー言ってるぞ。
「でもちょっとは元気出た?」
「……怪しい。父さん何か知ってるんじゃない?」
「さあ?」
ひゅーひゅー下手くそな口笛吹いて誤魔化してるが、そもそもこんなの用意している時点で俺が落ち込むの分かってたって言ってるようなもんだろ。
「……はぁもう疲れた。帰る」
「はひっ、俺達も帰るっ、から、乗ってけっ、ひっ」
「え、そんなんで運転できるの?」
「まかせろっ……」
「良規さんは寝てない限りきちんと運転するから大丈夫だよ」
「えぇ……(不安しかないんだが)」
◇◇◇◇◇
「ただいま~」
「瀬名様おかえりなさいませ」
「あ、大藤さん伊月さんは帰ってますか?」
「いいえ、まだお帰りになっておりません」
研究室を後にし、駐車場に着く頃には落ち着いた良規さんの車でマンションに帰り、部屋に入り大藤さんに聞いても帰りは不明と言われ、シェルターから送ったメッセージもいまだ未読。お手上げ状態の俺は発情期の疲れもあって食事を断りそのままベッドへ潜り込み寝てしまう。
発情期の休み申請を1週間で出していた俺はその後2日間家でゴロゴロして過ごしていたが、その間も伊月さんは帰って来ず、メッセージも未読のままだった。
嘘だろ⁉4年?5年?運命を拒否していた伊月さんがコロッと手のひらを返したように番う⁉出会ったのだって最近じゃない。俺が発情期中に何があったんだ?
『三波くん大丈夫?』
「えっ……ああ大丈夫。それってどこ情報?クワシク!」
『えっと……私達が聞いたのは三波くんがシェルターに籠もってから3日目かな?大学の1番大きな食堂で周りが騒いでて聞こえてきたんだよ。「花ノ宮先輩が運命と番った」って。まさかと思って聞き回ったんだけどみんな相手が誰かとかいつ出会ったとか知らないの』
「へぇ……」
だろうな。秘密にしているみたいだったし、パーティー会場にいた人達は花ノ宮家に睨まれたら困るから口を閉ざしているだろうし。
『そこに花ノ宮先輩が、ここのところ大学に来ていない事実が話に拍車をかけたみたい。それに祐善寺くんも知らないみたいで』
「そうか……分かった、伊月さんに聞いてみるよ」
『うん……こっちも何か分かったらLINEするね』
「ありがと」
うおおぉぉぉなんじゃその噂ぁ!!寝耳に水とはこういう事を言うんだろうな。運命を拒否して俺にあんな事やそんな事させたりした人が運命と番う⁉やっば運命には抗えないのか?
今だに返信が無いスマホをじっと見てため息が出る。俺思った以上にショックを受けてるかも。
ぼーっと黒い画面を見つめていたら内線が鳴り、父親の助手が来たのを告げる。
部屋に招き入れ血液を採取し脈拍を取り、質問に答える。
帰り際、部屋を出る準備が終わり次第その足で父親の研究室に来て欲しいと言われたので了承する。
食欲は無かったからゼリー飲料を啜り、乾いた部屋着と伊月さんのスウェットをバッグに詰め込み、服を着て髪を整えシェルターを後にする。
シェルターから父親の研究室までは距離がある為、歩きながら悶々と考えてしまう。
(もし本当に番っていたら俺は笑って祝えるのか?あんなに俺に執着してマンションを建てたり弟に牽制してた人がコロッと変わるなんて……でも大学に来ていないって事は相手と一緒にいるから?信じたくないけど事実なら受け入れなきゃなぁ。そうなったらじいちゃんにいい人紹介してもらおうかな……)
ぐるぐる考えながら歩いていたからかきづいたら薬学部棟に着いていた。まだ残っていた学生に興味ありげにチラチラ見られつつ研究室に行く。はぁ、気が重い。
前室を抜けノックをして部屋に入るといつもの白衣姿に紫に金色の星柄の三角帽子、所謂パーティー帽を被り鼻メガネな父親がいた。
「やあ瀬名、最後の被験お疲れ~☆」
「…………」
みんな分かるだろうか。父親という存在の威厳も感じられない姿を見せられ、かつそれを他人に見られる息子の気持ちが。
そう、はしゃぐ父親の近くにいた人にしっかり見られているのだ。しかも準備する段階から。
「神楽、良規さん……」
「瀬名お疲れ様」
「おっつー」
2人のいつも通りの笑みにホッとすると同時に何でここにいるのか混乱する。そして伊月さんがいないのか……
「瀬名?」
入り口で突っ立っているのを不審に思ったのか、神楽がソファーから立ち上がり近くまで来て顔を覗き込む。
「疲れたでしょ、まずは座ろう」
背中を押されソファーに沈むように座る。いつもと違う様子に神楽が口を開く。
「もしかして噂、聞いた?」
コクリと頷くと神楽と良規さんが顔を見合わせる。
「その噂なんだけど僕たちも出どころが分からないんだ」
「そうそう、ここ数日で出回った割に広まるのが早すぎて元を辿ろうにも追いつかないんだよなぁ」
「そうなんだ」
腕を首の後ろで組み良規さんが唸っている。まあ、滅多にない「運命と番った」という話なら騒がれるだろうしそれが大学の有名人ともなれば広がる勢いも早いだろう。
「それにさー、聞きたくてもずっと伊月と連絡取れないんだよな」
「えっ、良規さんも?」
いつも連絡するとすぐ返信が来るし、時間が経っても返してくれる。それなのにずっとなんて……
「あー、三波お前勘違いしてるようだけどアイツが返信早いのお前だけだからな。俺なんてくだらない事だろうって決めつけられてるから返信遅ぇし返って来ない時があるからな」
「良規さんは自業自得なトコがあるから仕方ないけど纏めて返信されたりするよ」
だから大事な用事の時は電話だよねと神楽が言う。確かに伊月さん電話は出てたな。神楽がヒートの時の良規さんからの電話は出て失敗したと思ってたみたいだけど。
「でもずっと連絡取れないし家にも帰ってないみたいだから心配だよね」
あ、家に帰ってないんだ。やっぱり運命の相手と何かあったんじゃないのかな。
「あっ、でも発情期が終わったって連絡したんでしょ?返信が無くても帰ってるかもよ」
「だといいけどなぁ」
「うぐっ」
「良規さん!」
神楽が不安にさせるなとちょっと怒って力まかせに良規さんを揺さぶってるけど何でそんなに嬉しそうなんだ?てか、俺カップルのイチャつき見せられてる?
「あ~話終わった?待ってたよーパパ待ってたからねー」
そういえば父親の前だったとそちらを見ればちょっと不貞腐れた父親がいた。
パーティー帽と鼻メガネの格好で。
「パパ無視されてて寂しかったよー労ってるのに反応してよー」
労い方間違ってるからな!無視されても仕方ない格好してるからな!それにさっきは気持ちが落ちてたからその波には乗れなかったから。今もそれどころじゃないがな。
プンスコ拗ねる40過ぎのおっさんをどう扱えと。
「まあまあ宇佐先生、瀬名も発情期明けで疲れてるんですから」
「んーしょうがないな。はい、これプレゼント」
「えっ」
被験期間最後の発情期だからと用意された小箱を受け取る。そんな事するような父親じゃないのに……少し胸を温かくし開けてみる。
箱の中身は鼻メガネでした。
「ブファッ!」
「クソが!!」
「酷いなぁ。瀬名のはメガネが金色なんだよー」
ほらほらと自分は黒縁、こっちは金縁と指を指されるがそこは関係ない。そこじゃないよ鼻メガネ。
「せっかく労ったのに何その反応」
労り方おかしいからな。良規さんがお腹抱えてヒーヒー言ってるぞ。
「でもちょっとは元気出た?」
「……怪しい。父さん何か知ってるんじゃない?」
「さあ?」
ひゅーひゅー下手くそな口笛吹いて誤魔化してるが、そもそもこんなの用意している時点で俺が落ち込むの分かってたって言ってるようなもんだろ。
「……はぁもう疲れた。帰る」
「はひっ、俺達も帰るっ、から、乗ってけっ、ひっ」
「え、そんなんで運転できるの?」
「まかせろっ……」
「良規さんは寝てない限りきちんと運転するから大丈夫だよ」
「えぇ……(不安しかないんだが)」
◇◇◇◇◇
「ただいま~」
「瀬名様おかえりなさいませ」
「あ、大藤さん伊月さんは帰ってますか?」
「いいえ、まだお帰りになっておりません」
研究室を後にし、駐車場に着く頃には落ち着いた良規さんの車でマンションに帰り、部屋に入り大藤さんに聞いても帰りは不明と言われ、シェルターから送ったメッセージもいまだ未読。お手上げ状態の俺は発情期の疲れもあって食事を断りそのままベッドへ潜り込み寝てしまう。
発情期の休み申請を1週間で出していた俺はその後2日間家でゴロゴロして過ごしていたが、その間も伊月さんは帰って来ず、メッセージも未読のままだった。
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