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神楽から見た瀬名と伊月
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伊月さんに腰をゴリゴリと押し付けられ真っ赤になって足をバタつかせている瀬名を見て、従兄弟の前でするなと言いたくなったけどぐっと堪える。
それよりも良規さんの不埒な手の動きの方が気になって仕方ない。
それは置いといて俺と瀬名の出会いは中1、宇佐先生の研究所。宇佐先生は大学にも研究室があり教鞭を取っているが、その時は研究所の方がメインで働いていた。抑制剤の研究なので祐善寺の製薬会社と懇意にしていてその関係で兄と俺は被験者になった。
研究所に行くと宇佐先生の隣に男の子が佇んでいた。色白で綺麗な男の子。宇佐先生と同じ緑色の瞳をしていたから親子だとすぐ分かった。どうやら同い年でかつ男Ωだからと引き合わされたらしい。
Ωはαより少なく、さらに男Ωは少数だ。だから瀬名と出会えたのは俺にとって運が良かった。同じΩとしてだけではない、瀬名という存在に俺は救われたから。
瀬名は普通のΩとは違う。一般的なΩは華奢で可愛らしく庇護欲を唆る存在だ。Ωもそれが分かっているから可愛らしくあろうとし、庇護者であるαに媚、誘惑し囲ってもらおうとする。
でも瀬名はαに特別な興味を示さない。本人は「被験者だから」と一定の距離を取る。確かに被験者だからと言われればそうなのだが、Ωの被験者でも婚約者がいたり、積極的にαに近づくのは普通だった。
たまたまうちに遊びに来た従兄弟の伊月さんに瀬名の写メを見せたら、目の色を変えられた時は焦ったが、次に会った時に「興味を示されなかった」としょぼくれていた時はホッとした。だって伊月さんは稀に見る美貌の持ち主なのだ、いくら瀬名でも惚れるのではないかと心配していたのだ。逆に興味を示されなかった伊月さんが瀬名に執着してしまったのは想定外だったが。
瀬名の方はというと伊月さんを生徒総会の時に同じ学校だというのを知ったらしい。「研究所でお礼を言った人が同じ学校だった」とそんな認識だったのには笑ってしまった。その時従兄弟だと言いそびれたけど興味なさそうだし問題ないだろう。
その頃になると俺は悩みが出てきた。小さい時からがっしりめだとは思っていたが、Ωなのに筋トレをすればするだけ筋肉がつくようになってしまったのだ。運命の番であるαの良規さんは細身なのにと恥ずかしくなってしまった。瀬名に相談すると「俺なんてΩなのにヒョロガリだぞ。華奢じゃなくってヒョロガリ。柔らかさ皆無。神楽は健康的でいいじゃん。羨ましい」とペタペタ体を触ってくる。だってΩっぽくないしと言い淀むけど
「Ωっぽいって何?華奢なヤツが多いのは確かだけどそれじゃないとダメなの?華奢なΩ以外はハズレなの?違うだろ。顔と同じでΩだって美人もいれば可愛いのもいる。平凡な顔だっている。体型だって一緒だよ」
目からうろこが落ちたようだった。Ωだって顔の造りは一緒じゃない。何故体型もそうだと考えられなかったのか。
それからは筋肉が付きやすい体を気にする事は無くなった。時たま良規さんが「は~この筋肉、早く直に雄っぱい揉みてー」と言って体を触ってくるがそれは完全なる性癖なので無視することにした。
伊月さんは2個上の従兄弟。俺の父親の弟が伊月さんの父親だ。花ノ宮家は旧華族だが超実力主義の一族だ。本家・分家関わらず実力が無ければ系列の会社で平社員として働く事もあるという。当主も実力でその場に収まったΩの男性、伊月さんの母親だ。
その中で伊月さんは本家の長男として産まれ周囲の期待通りに育ったが、性格は従兄弟の俺から見てもヤバい。
表向きは柔和な感じを出しているが裏では"無"だ、無。容姿、家柄、頭脳、身体能力……全てを持ち合わせているからか何も欲しがらない。寄ってくる者を受け入れるようで距離を取り、貰う物を後ろに控えている付き人にそのまま渡しそれっきり。好意を受け取らず悪意には倍以上で返す。
そんな人間っぽくない伊月さんが初めて見せた執着、それが瀬名だ。
写メを見せた途端、何も映していない瞳にやっと写り込んだ人間。そこからは怒涛の質問責めだった。名前から学校、好きな食べ物、好みのタイプ……凄かった。そこからの行動力がハンパなかった。
次の日には瀬名のプロフィールだけではなく家族構成、家族全員の身辺調査、資産状況まで調べ上げていた。
そして何も問題が無いと分かると父親に婚約の直談判、すぐ三波家に話を持って行ってしまった。
しかしここで伊月さんの行動にストップがかかる。
学校で告白された生徒に瀬名の名前を出して断った事が原因で婚約が流れたのだ。
あの時の伊月さんは恐ろしかった。告白してきた生徒とその一家を物理的に消そうとしたのを後で聞いて俺は慄いた。現実的に出来るからだ。
その時は周りが必死に止めたのと良規さんの「好きなΩに迷惑をかけるなんて!」の一言で何とか留まった感じだ。それでも八つ当たりでいくつかの敵対会社が消えていったのを俺は知っている。
そして最悪な事が起きる。伊月さんが高校の時に良規さんに誘われ行ったパーティーで運命の番に出会ってしまったのだ。
そのΩは一般家庭のΩで兄に連れられ来ていたようだが、伊月さんを見た途端にヒートを起こしてしまった。
運命同士は本能で惹かれ合うものだけど、息を荒くしながらも伊月さんは拒絶したらしい。だからかΩの方が襲いかかろうとしたと良規さんが言っていた。
バース性対策もろくにしていなかったそこは混沌としたらしいけど、素早く良規さんが自分の家の会社に連絡しその場を収めたらしい。
救急車で運ばれたΩはずっと伊月さんを呼んでいたがそれも拒否。後の話し合いでお互いに関わらない誓約書を取り交わしたらしい。向こうは「うちが一般家庭だから番えないのか!」と騒いだらしいがそれは違う。
瀬名も勘違いしているが花ノ宮家は超実力主義の家。家名が低かろうが一般家庭だろうが優秀であれば取り込む家だ。現に瀬名の家は中の上、なのに花ノ宮家から不満が出ないのはひとえに瀬名が優秀だからだ。学校が違うので知らなかったが瀬名は成績も良く、言語も英語の他にフランス語やイタリア語を流暢に話せるくらい長けているのだ。父親も抑制剤の研究で有名、寧ろ喜んで番わせ嫁にするだろう。
逆に伊月さんの運命は成績も普通、特に秀でたものが無い。運命の番で無ければ視界にも入らない人間だ。
だからあの場で本能に任せ伊月さんが番わなかったのは花ノ宮家としてはホッとしたことだろう。そんな事になっていたら我に返った伊月さんが運命の一家を瞬殺し、荒れに荒れていたはずだ。それを考えると伊月さんの執着グッジョブである。
大学に入ると瀬名はその綺麗な顔を髪で隠すようになった。あと2年、αを寄せ付けないようにして被験期間を迎えようとしているらしい。これには伊月さんが喜んでいたのは秘密だ。
俺もαのフリをして瀬名の傍にいる。付き合っていないと話しているが、見た目αの俺とΩの瀬名が一緒にいたらΩを囲うαに見えて誰も寄って来ないだろう。
功を奏して俺は被験期間が終わり、瀬名もあと2ヶ月で終わる。そこまでは良かった。
まさか瀬名に寄って来たαがいてそれを知った伊月さんが焦って強硬手段に出るとは思わなかった。
伊月さんなら被験期間が終わってからゆっくり瀬名を振り向かせると思っていたからだ。
婚約の時のように驚くほど宇佐先生や周りを固め同棲に持ち込んだ伊月さんには呆れより感嘆としてしまった。もうここまでやったなら伊月さんの初恋が実る事を願うしかない。瀬名も強く拒否しなかったし大丈夫だろう……多分。
ただそれに乗っかり嬉々として部屋に連れ込み朝まで激しく突きまくった良規さんには……うん、嫌ではなかったから目をつぶろう。
~~~~~~~~~~~
伊月の執着は強火です。瀬名に拒否されたらあっさり監禁するでしょう。
それよりも良規さんの不埒な手の動きの方が気になって仕方ない。
それは置いといて俺と瀬名の出会いは中1、宇佐先生の研究所。宇佐先生は大学にも研究室があり教鞭を取っているが、その時は研究所の方がメインで働いていた。抑制剤の研究なので祐善寺の製薬会社と懇意にしていてその関係で兄と俺は被験者になった。
研究所に行くと宇佐先生の隣に男の子が佇んでいた。色白で綺麗な男の子。宇佐先生と同じ緑色の瞳をしていたから親子だとすぐ分かった。どうやら同い年でかつ男Ωだからと引き合わされたらしい。
Ωはαより少なく、さらに男Ωは少数だ。だから瀬名と出会えたのは俺にとって運が良かった。同じΩとしてだけではない、瀬名という存在に俺は救われたから。
瀬名は普通のΩとは違う。一般的なΩは華奢で可愛らしく庇護欲を唆る存在だ。Ωもそれが分かっているから可愛らしくあろうとし、庇護者であるαに媚、誘惑し囲ってもらおうとする。
でも瀬名はαに特別な興味を示さない。本人は「被験者だから」と一定の距離を取る。確かに被験者だからと言われればそうなのだが、Ωの被験者でも婚約者がいたり、積極的にαに近づくのは普通だった。
たまたまうちに遊びに来た従兄弟の伊月さんに瀬名の写メを見せたら、目の色を変えられた時は焦ったが、次に会った時に「興味を示されなかった」としょぼくれていた時はホッとした。だって伊月さんは稀に見る美貌の持ち主なのだ、いくら瀬名でも惚れるのではないかと心配していたのだ。逆に興味を示されなかった伊月さんが瀬名に執着してしまったのは想定外だったが。
瀬名の方はというと伊月さんを生徒総会の時に同じ学校だというのを知ったらしい。「研究所でお礼を言った人が同じ学校だった」とそんな認識だったのには笑ってしまった。その時従兄弟だと言いそびれたけど興味なさそうだし問題ないだろう。
その頃になると俺は悩みが出てきた。小さい時からがっしりめだとは思っていたが、Ωなのに筋トレをすればするだけ筋肉がつくようになってしまったのだ。運命の番であるαの良規さんは細身なのにと恥ずかしくなってしまった。瀬名に相談すると「俺なんてΩなのにヒョロガリだぞ。華奢じゃなくってヒョロガリ。柔らかさ皆無。神楽は健康的でいいじゃん。羨ましい」とペタペタ体を触ってくる。だってΩっぽくないしと言い淀むけど
「Ωっぽいって何?華奢なヤツが多いのは確かだけどそれじゃないとダメなの?華奢なΩ以外はハズレなの?違うだろ。顔と同じでΩだって美人もいれば可愛いのもいる。平凡な顔だっている。体型だって一緒だよ」
目からうろこが落ちたようだった。Ωだって顔の造りは一緒じゃない。何故体型もそうだと考えられなかったのか。
それからは筋肉が付きやすい体を気にする事は無くなった。時たま良規さんが「は~この筋肉、早く直に雄っぱい揉みてー」と言って体を触ってくるがそれは完全なる性癖なので無視することにした。
伊月さんは2個上の従兄弟。俺の父親の弟が伊月さんの父親だ。花ノ宮家は旧華族だが超実力主義の一族だ。本家・分家関わらず実力が無ければ系列の会社で平社員として働く事もあるという。当主も実力でその場に収まったΩの男性、伊月さんの母親だ。
その中で伊月さんは本家の長男として産まれ周囲の期待通りに育ったが、性格は従兄弟の俺から見てもヤバい。
表向きは柔和な感じを出しているが裏では"無"だ、無。容姿、家柄、頭脳、身体能力……全てを持ち合わせているからか何も欲しがらない。寄ってくる者を受け入れるようで距離を取り、貰う物を後ろに控えている付き人にそのまま渡しそれっきり。好意を受け取らず悪意には倍以上で返す。
そんな人間っぽくない伊月さんが初めて見せた執着、それが瀬名だ。
写メを見せた途端、何も映していない瞳にやっと写り込んだ人間。そこからは怒涛の質問責めだった。名前から学校、好きな食べ物、好みのタイプ……凄かった。そこからの行動力がハンパなかった。
次の日には瀬名のプロフィールだけではなく家族構成、家族全員の身辺調査、資産状況まで調べ上げていた。
そして何も問題が無いと分かると父親に婚約の直談判、すぐ三波家に話を持って行ってしまった。
しかしここで伊月さんの行動にストップがかかる。
学校で告白された生徒に瀬名の名前を出して断った事が原因で婚約が流れたのだ。
あの時の伊月さんは恐ろしかった。告白してきた生徒とその一家を物理的に消そうとしたのを後で聞いて俺は慄いた。現実的に出来るからだ。
その時は周りが必死に止めたのと良規さんの「好きなΩに迷惑をかけるなんて!」の一言で何とか留まった感じだ。それでも八つ当たりでいくつかの敵対会社が消えていったのを俺は知っている。
そして最悪な事が起きる。伊月さんが高校の時に良規さんに誘われ行ったパーティーで運命の番に出会ってしまったのだ。
そのΩは一般家庭のΩで兄に連れられ来ていたようだが、伊月さんを見た途端にヒートを起こしてしまった。
運命同士は本能で惹かれ合うものだけど、息を荒くしながらも伊月さんは拒絶したらしい。だからかΩの方が襲いかかろうとしたと良規さんが言っていた。
バース性対策もろくにしていなかったそこは混沌としたらしいけど、素早く良規さんが自分の家の会社に連絡しその場を収めたらしい。
救急車で運ばれたΩはずっと伊月さんを呼んでいたがそれも拒否。後の話し合いでお互いに関わらない誓約書を取り交わしたらしい。向こうは「うちが一般家庭だから番えないのか!」と騒いだらしいがそれは違う。
瀬名も勘違いしているが花ノ宮家は超実力主義の家。家名が低かろうが一般家庭だろうが優秀であれば取り込む家だ。現に瀬名の家は中の上、なのに花ノ宮家から不満が出ないのはひとえに瀬名が優秀だからだ。学校が違うので知らなかったが瀬名は成績も良く、言語も英語の他にフランス語やイタリア語を流暢に話せるくらい長けているのだ。父親も抑制剤の研究で有名、寧ろ喜んで番わせ嫁にするだろう。
逆に伊月さんの運命は成績も普通、特に秀でたものが無い。運命の番で無ければ視界にも入らない人間だ。
だからあの場で本能に任せ伊月さんが番わなかったのは花ノ宮家としてはホッとしたことだろう。そんな事になっていたら我に返った伊月さんが運命の一家を瞬殺し、荒れに荒れていたはずだ。それを考えると伊月さんの執着グッジョブである。
大学に入ると瀬名はその綺麗な顔を髪で隠すようになった。あと2年、αを寄せ付けないようにして被験期間を迎えようとしているらしい。これには伊月さんが喜んでいたのは秘密だ。
俺もαのフリをして瀬名の傍にいる。付き合っていないと話しているが、見た目αの俺とΩの瀬名が一緒にいたらΩを囲うαに見えて誰も寄って来ないだろう。
功を奏して俺は被験期間が終わり、瀬名もあと2ヶ月で終わる。そこまでは良かった。
まさか瀬名に寄って来たαがいてそれを知った伊月さんが焦って強硬手段に出るとは思わなかった。
伊月さんなら被験期間が終わってからゆっくり瀬名を振り向かせると思っていたからだ。
婚約の時のように驚くほど宇佐先生や周りを固め同棲に持ち込んだ伊月さんには呆れより感嘆としてしまった。もうここまでやったなら伊月さんの初恋が実る事を願うしかない。瀬名も強く拒否しなかったし大丈夫だろう……多分。
ただそれに乗っかり嬉々として部屋に連れ込み朝まで激しく突きまくった良規さんには……うん、嫌ではなかったから目をつぶろう。
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