告白してきたヤツを寝取られたらイケメンαが本気で囲ってきて逃げられない

ネコフク

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俺振られた事になってます

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「瀬名ごめん、別れてくれ」

 可愛らしい顔をし、首にネックガードをした小柄な学生に腕を絡ませた状態で申し訳なさそうに話すコイツは飯坂知久。ソイツが浮気相手(?)らしき学生を連れ別れを告げる場所は大学の学食。午後2時とはいえ周りには学生がまばらにいるのに別れ話とは頭が悪い。

 思えば告白の時も学食ここだった。その時はちょうど昼食の時間で学生で溢れている時に大声で告白、バカなのかと思ったのは記憶に新しい。1ヶ月前だしな。

 本当は断りたかったが、大勢の前でそれは出来なかった。ボサボサ頭でヨレたTシャツにデニムの俺が、オシャレな格好をしているちょいイケメンな飯坂をその場で振るなんて暴挙は出来るはずもなく、「友達からで……」と言うのが精一杯だった。

 だから好きで付き合った(というか俺は友達付き合いだと思っていた)訳ではないので心は痛まないが、人前で言われるのはいただけない。

 そして飯坂の腕に絡んでいるヤツを見てまたかとため息が出る。

 根本かなう――――――

 俺の8年来の知り合い(友人ではない)で、何故か中学の時から目の敵にされている。友人曰く「好きな先輩にお前を理由に振られた」のが気に食わなくて恋人が出来る度に寝取られている。
 まあちょっと粉かけただけで浮気するようなヤツなんてお断りなので、あっさり引き下がるのだが、それも根本には気に入らないらしく、今だに何かと関わってくる。高校はエスカレータで持ち上がりだったが大学はわざわざ俺と同じとこを受けたらしい。成績は良くなかったのに難関大ここに入る努力は認めるが、俺に嫌がらせをしたいというモチベーションがヤバい。ストーカー認定してもいいほどだ。

「いいけど。ってか俺達付き合ってねーじゃん」

「は?」

「えっ?」

 2人共ハトが豆鉄砲くらったような顔をしてるが何でだ?

「だって「友達から」って俺言ったよな?」

「友達から」を強く言っておく。じゃないと周りが付き合って振られたと思うからな。

 固まる2人を置いてその場を立ち去る。次の授業に遅れてしまうし。

「ちょっと付き合ってるって言ってたじゃん!」

「は?えっ?」

「はあ⁉ヤり損なんだけど⁉」

 後ろから痴話喧嘩が聞こえてくるが、そんな大声でしていい会話ではない。明日には相当数に広まるぞ。俺には関係ないがな。





「セナ振られたんだって?」

 爽やかな笑顔を向けて隣の席に座っているコイツは祐善寺ゆうぜんじ神楽かぐら、学部一、いや学年一のイケメンだ。180を超える身長に茶髪の切れ長のヘーゼルアイ、端正な顔立ちで物腰の柔らかい奴だ。

「いや、付き合ってねーし」

「知ってる」

 クスクスと笑いながら俺の前髪を掻き上げる。相変わらずスキンシップが多い。そしてそのまま指を滑らせネックガードを引っ掻くんじゃない!

 この世界には男女の性別の他に第二次性と呼ばれる性がある。それはα、β、Ωというバース性で男女共にその性を持っている。

 αは人口の2割ほどおり、容姿・勉強・運動が優秀な者が多く、あらゆる職種のトップや要職に就いている。αにも力の差があり、βに近いαから上位種や希少種と呼ばれるαが存在する。

 βは人口の7割と多く、Ωは1割しかいない。

 Ωは産む性とされ男性でも子宮があり、子を産む事が出来る。定期的にくるヒートと呼ばれる発情期があり、普段と違う強烈なフェロモンでαを誘う。ヒート3日~1週間続き、抑制剤を飲んでも衝動は抑えられず自慰でやり過ごすか、αと性交して治める。

 Ωは項をαに噛まれる事によって番になり、噛んだαにしかフェロモンを感知されなくなる。番になったΩは番のαのフェロモンしか感じないが、αは他のΩを噛んで番う事ができる。Ωは番のαしか受け入れる事が出来ず、それ以外は頭痛や吐き気、恐慌状態になってしまう。

 番破棄はαからしか出来ないが唯一番が亡くなった時のみΩの番が解除になる。

 番になる事はΩにとってリスキーであり、望まない番にならないようにネックガードをしている。

 そして俺三波瀬名はΩである。しかしΩの平均身長より高く、細身だが華奢ではないので、ぱっと見Ωっぽくないと自負している。

「そういえば午前中いなかったけどどうしたの?」

「父さんに呼ばれて手伝ってた。なにが「単位取れてるんだから休んでもいいでしょ」だ。フツー親が言うかぁ?」

宇佐うさ教授らしいね」

「ねーねーうさちゃん先生がどうしたのー?」

 父親の名前に反応した同級生がわらわらと寄って来る。年齢より若く見える父親は学生にモテモテである。

「あー、また瀬名くんボッサボサ!」

「だって寝起きで呼び出されたし」

「髪いじっていい?」

「いーよ」

 いつもの事なのでブラシ片手ににじり寄って来る女子に髪をかれ片方だけ編み上げられる。それを見ながらにこにこする神楽。いつもの風景である。

「髪きちんとしなー。綺麗な目と顔が隠れてもったいない」

「面倒い」

「じゃあ彼氏にやってもらいなよー」

「いねぇし」

「「えっ?」」

 髪をいじっている女子の手が止まる。だって大学入ったら全くモテない。高校までは何人かには声かけられたんだけどな。中高男子校の狭い環境のおかげかもだけど。

「セナさっき振られたんだもんね」

「付き合ってねぇし。っていうか父さんの手伝いしてるからさ。彼氏作っても何も出来ないし。悪いじゃん」

「たしかにー」

「それに祐善寺くんもいるしねー」

「そうだよ。俺セナの彼氏候補だから」

「「きゃーーー」」

 俺の首に抱きつく神楽を見て黄色い声があがる。事あるたびに言うので最早恒例の光景だ。

「セナ授業が終わったらどうするの?近くに出来たカフェに行かない?」

 神楽が首筋に顔を擦り付けているが、断じて付き合っていない。

「いいけど父さんのとこに寄ってからでいいか?」

「うんいいよ」

 その後の女子のやり取りは講師が教室に入って来た事により俺の耳には届かなかった。

「早くくっつけばいいのにね」

「だよねー。何年も待ってるらしいし」

「うさちゃん先生も罪深い……」





 授業が全て終わると俺は神楽を伴い父親の研究室へ足を運ぶ。

「おー来た来た、数時間ぶりー」

 教授の部屋にしては綺麗に整頓された机で目を通していた書類から顔だけ上げ軽い口調で話すのは俺の父親である三波宇佐うさ、通称うさちゃん先生だ。

 父親は医学部を卒業してから薬学部に入り直した経歴を持っている。医師免許と薬剤師の資格を取ったのは「研究に役立つから」らしい。
 見た目もαにしては威圧感が無い優男なので学内でも人気がある教授の1人だ。

「この急ぎの書類やっつけちゃうからちょっと待ってて」

 書類に目を戻した父親を横目に簡易キッチンにあるケトルで湯を沸かしコーヒーを淹れる。「きちんとドリップしたコーヒーじゃないと嫌だ!」と駄々をこねる父親に「みんなに迷惑をかけるな!」と説き伏せ、個包装タイプで妥協させたら研究室の学生に拝まれたのは5年前、初めてここに連れて来られた時だ。

 神楽との出会いもその頃で、俺の父親と神楽の父親が仕事で付き合いがあり、研究に使えるからと神楽を連れて来たのが初顔合わせだ。

 トポトポと沸いた湯をコーヒーの粉に落としゆっくりと淹れていくとほのかにコーヒーのいい匂いが立ってくる。個人経営している珈琲店のそれはわざわざ父親の好みに合わせて作られたもので、ウサブレンドとして密かに裏メニューで店で出されているらしい。

 淹れ終わり応接セットにカップを3つ置いたところで書類作業が終わった父親もソファーに座りコーヒーを一口飲む。

「瀬名また根本くんに寝取られたんだって?」

「ブッ」

 驚いて吹き出しテーブルに飛び散らせたコーヒーをいそいそと神楽が拭く。今日の昼の話なのに父親が知ってるとは情報網恐るべし。

「いや付き合ってないし。そもそも発情期ヒート前で漏れたフェロモンにあてられて告白してきただけだろ」

 口を拭いつつその時の状況を思い出す。

 あの日はいつも一緒にいる神楽が休みでクラスメイトと食堂へ行くと、すれ違った飯坂に腕を掴まれ告白された。格好が格好だっただけに見た目で告白されたわけではないはず。次の日からヒートがきたからフェロモンを嗅いでワンチャン狙ったんだろう。ヒート明けに会ったらあからさまにガッカリしてたしな。

「瀬名の貞操が無事ならどっちでもいいよ。毎回根本くんが寝取ってくれるからこちらとしても助かるし」

 労力使わなくて楽だわーと言っているのには理由がある。
 父親が研究しているのは「童貞処女とそうでないαとΩにおける抑制剤の効き方の違い」。非童貞非処女のデータは取りやすいのだが、童貞処女となると案外難しい。理由としてはΩは発情期ヒートが来てしまうとαと性交渉してしまう事が多いから。αもΩのヒートを治める為に関係を持つ多い。

 なのでバース性が分かった時点でαとΩの保護者に交渉して囲う必要がある。期間は20歳まで。それまで没性交渉で無償で抑制剤を定期的に飲み、月1でデータを取られその都度報酬が振り込まれる。
 報酬の高さと20歳まで貞操が保証され、かつ貞操を重要視するαの名家に人気があるという事でΩの家庭には喜ばれるが、全てを持っているαには渋られデータが上手く集まらないのが現状だ。

 そして俺三波瀬名と祐善寺神楽もその研究被験者で童貞処女である。

 データを取っている為、俺は襲われるわけにはいかないのだ。なので中2で発情期が来て以来恋人は作っていない。それまでは数人いたが、全員根本に寝取られている。俺としては中1で致すなよとは思うがそれがなければ俺がヤラれていたかもしれないから今となってはありがとうだ。

 神楽は俺と違う学校に通っていて、バース性の管理を徹底的に管理しているトコだったから外出先だけ警戒して護衛を付けるだけで良かったらしい。

 大学では俺達もそうだが研究をしている父親が教授でいるという事で、被験者がこの大学を希望して通う事が多々あり、その際は周りに周知させ手を出させないようにしている。

「神楽くんはこの前ハタチになったからデータ取りは終了したけど、瀬名は今度の発情期で終わりだね」

 そう、俺は来週ハタチになるので次の発情期ヒート明け1週間データを取ったらお役御免である。

「神楽くんはどう?データ取り終わった途端にみんな群がってくるでしょ」

 楽しそうに目を細めて神楽に聞く父親にいつもの柔和な表情をしかめる。

「まさか誕生日の次の日からキャンパス内のあちこちでヒートテロを起こされるとは思いませんでした」

「あらら~」

 あらら~じゃないって!本当に大変だったんだからな!内輪で神楽の誕生日を祝った次の日一緒に登校したらまず正門で頬を染め熱っぽい目の明らかにヒートを起こしている学生が神楽めがけて突っ込んで来て護衛に止められ、その後もフェロモンをプンプンさせたΩが突撃、出入りを管理されている薬学棟に入るまでそれが続いたんだぞ。イケメンも大変だと再認識したよ。

 でも仕方ないのかもしれない。祐善寺といえば有名製薬会社の創始者一族だ。神楽は次男とはいえ容姿端麗で学力や運動神経も抜群、性格も穏やかで超優良物件。そりゃΩの皆さんも目をギラつかせて寄っちゃうよね。
 でもなー神楽だからな。

「キャンパス内で事故らないようにね」

 大学内で父親のデータ取りが終わるとセックス解禁になるのが周知されているので被験者は多々狙われるのだが、データ取りしか興味がない父親は呑気なものである。

「はあ……なんか俺カフェ行く気無くなった」

「僕も。日を改めて行こうか」

 この前の騒動を思い出して行く気が失せた俺達はキャンパス内にある被験者専用の寮に足取り重く帰る事になった。





 今日もボサボサのヨレヨレで神楽や友人と食堂へ行くと、何故か飯坂が根本を連れ入口で待ち伏せしていた。いくら入口が広いとはいえ食堂に来た学生の邪魔になっているんだが。
 無視して行こうとしたら呼び止められ、仕方ないので友人には先に行ってもらい、神楽と2人で対応する。

「で、何の用?話は昨日で終わったよな?」

 見れば飯坂はただただムスッとしている。なんか俺が悪いオーラ出してる気がするけど、そもそも付き合ってないし浮気(?)したの飯坂だよな。俺何も悪くなくね?こっちは腹減ってるんだけど。早く行かないと席も無くなるしどうしたもんか。

 空きっ腹も相まってイライラしながら睨みながら黙っていると、飯坂より腕に絡みついている根本の方が口を開いた。

「ねえ知久にきいたけどさ、この1ヶ月全く連絡取ってなかったみたいじゃん。付き合ってるのに酷くない?それに何?知久と付き合ってるのに他のαとイチャイチャしちゃってさ。どんだけ淫乱なのさ!」

 はえ?俺が昨日「友達から」って言ったのは無かった事にされてる?それに連絡もなにも飯坂の連絡先知らないんだけど。で、他のαって神楽の事をいってるのか?根本お前飯坂の腕にくっついてるのに神楽の事めっちゃ獲物を狩る目で見てんじゃん。次のターゲットは神楽か?やめとけ、コイツは駄目だ。

 食堂の入口で根本が、甲高い声でわめくもんだからジロジロ見られてボサボサのヨレヨレのくせに的な目を向けられているのは気のせいではないだろう。イケメンの隣にコレでは納得しないよな。

「そんななりして同じΩとか冗談やめてよね!」

 根本の発言に遠巻きに見ていた学生からクスクスと笑いが零れる。飯坂も「言い過ぎだぞ」と半笑いでたしなめている。そりゃそうだ、背が低く華奢で庇護欲をそそられる見た目が一般的なΩの特徴からいったら背が高くボサボサヨレヨレの姿は当てはまらないからな。

「お前何言って……」

 その物言いに反応したのは神楽だ。いつもの柔和な表情をしかめ怒気をあらわにすると根本が狼狽える。イケメンは怒った顔も迫力がある。

「君たちそんなところで何してるの?」

 ざわざわしているところに大声じゃないのによく通る艷やかな声が聞こえざわめきが小さくなっていく。

 振り返って見ると、背の高いα然とした人物がネックガードをした学生と一緒に近寄って来るところだった。

伊月いつき先輩!」

 顔を歪め俺を貶めていた根本が頬を染めを叫ぶ。

 そう、彼こそが中学の時根本を振り、俺が寝取られる原因を作った花ノ宮伊月いつきが悠然と立っていた。
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