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八話
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ヤバいヒロイン・アリサが現れた!
どうする?
クエスフィール
・無視する
・逃げる
・システィアを抱き寄せ頭にチュッチュする
脳内処理した結果、クエスフィールはシスティアを抱き寄せ頭に口づけを落とす事に専念した。現実逃避を決め込んだのだ。
ちなみにミハエルはアラベラの腰を引き寄せその豊満な胸をみっちりと自分の体に密着させ堪能している。とんだエロ王子である。
「クエスフィール様ぁ~ミハエル様ぁ~この衣装どうですかぁ?可愛すぎて惚れちゃいますよね~キャっ♡」
そう言って両手を頬にあてクネクネしているアリサを見て周りは同じ事を思っていた。2人共婚約者しか見てませんが⁉と。
クネクネ、頭にチュッチュ、胸をガン見して堪能・・・・・・
これは場が収まらないと早々に察したアラベラは扇から出している目を細め「ダサヨン嬢、このパーティーの装いのルールはご存知?」と問う。
「え~何でもいいんですよね?」
「緩いですが何でもいいわけではないのですよ」
キョトンとするアリサに扇で隠した唇からため息が漏れそうになる。
「膝上は淑女として見せてはいけませんし学院主催のパーティーでは大きな宝石はNGですのよ」
「何よ!足の一本や二本出しててもいいでしょ!それに自分も大きな宝石を身につけているじゃない!それなのに何で私だけ言われるの!アラベラ様酷いっ!」
ウルウルと瞳に涙を溜め訴えるアリサは庇護欲をかき立てるが、装いが悪すぎて一歩引いている周りには効かない。
「ミハエル様は王族、婚約者のわたくしは準王族として許されているのですよ。ダサヨン嬢あなたは王族なのかしら?」
「・・・・・・知らない!そんなの聞いてない!」
「ではしっかりと教えてもらって下さいませ。・・・ダサヨン嬢を別室へお連れして学院主催のパーティーのルールを覚えるまで教えて差し上げて」
「「はっ!」」
「ちょっ、何⁉私はこれからクエスフィール様とミハエル様のイベントを進めるんだから!離しなさいよっ!クエスフィール様、ミハエル様助けて~!!」
傍にいて警戒していた護衛に引きずられて行ったらアリサを扇をひらひらさせ見送るアラベラ。その間クエスフィールとミハエルはアリサを無視し、自分の婚約者しか堪能していない。
「さすが俺のアラベラはカッコイイ‼好き!愛してる!もっと胸を堪能したい!(ゴスッ)痛いっ‼」
「もう2人共対処できないからと現実逃避しないで下さいな!ほらミハエル様、この場を収めなさいませ!」
「~~~くっ、久々のアラベラの扇はきっつー!・・・・・・コホン、皆おかしな者は去ったから安心してくれ!さあ、再開だ!」
少し涙目のミハエルが片手を挙げると楽団が音楽を奏で始め、それを合図に人脈を広める為に動き出したり友人と会話を楽しんだりと元のパーティーへと戻っていく。
ちなみにミハエルの頭を鈍い音を立てた扇は普通の扇に見えるが、実は鉄扇。しっかりとタンコブができ、その後ミハエルとアラベラはよしよしイチャコラしたそうな。
次の日「アラベラの胸の弾力サイコー!」と報告されたクエスフィールは半目でミハエルを見てシスティアは自分のお胸を見てしょんぼりしたという。
どうする?
クエスフィール
・無視する
・逃げる
・システィアを抱き寄せ頭にチュッチュする
脳内処理した結果、クエスフィールはシスティアを抱き寄せ頭に口づけを落とす事に専念した。現実逃避を決め込んだのだ。
ちなみにミハエルはアラベラの腰を引き寄せその豊満な胸をみっちりと自分の体に密着させ堪能している。とんだエロ王子である。
「クエスフィール様ぁ~ミハエル様ぁ~この衣装どうですかぁ?可愛すぎて惚れちゃいますよね~キャっ♡」
そう言って両手を頬にあてクネクネしているアリサを見て周りは同じ事を思っていた。2人共婚約者しか見てませんが⁉と。
クネクネ、頭にチュッチュ、胸をガン見して堪能・・・・・・
これは場が収まらないと早々に察したアラベラは扇から出している目を細め「ダサヨン嬢、このパーティーの装いのルールはご存知?」と問う。
「え~何でもいいんですよね?」
「緩いですが何でもいいわけではないのですよ」
キョトンとするアリサに扇で隠した唇からため息が漏れそうになる。
「膝上は淑女として見せてはいけませんし学院主催のパーティーでは大きな宝石はNGですのよ」
「何よ!足の一本や二本出しててもいいでしょ!それに自分も大きな宝石を身につけているじゃない!それなのに何で私だけ言われるの!アラベラ様酷いっ!」
ウルウルと瞳に涙を溜め訴えるアリサは庇護欲をかき立てるが、装いが悪すぎて一歩引いている周りには効かない。
「ミハエル様は王族、婚約者のわたくしは準王族として許されているのですよ。ダサヨン嬢あなたは王族なのかしら?」
「・・・・・・知らない!そんなの聞いてない!」
「ではしっかりと教えてもらって下さいませ。・・・ダサヨン嬢を別室へお連れして学院主催のパーティーのルールを覚えるまで教えて差し上げて」
「「はっ!」」
「ちょっ、何⁉私はこれからクエスフィール様とミハエル様のイベントを進めるんだから!離しなさいよっ!クエスフィール様、ミハエル様助けて~!!」
傍にいて警戒していた護衛に引きずられて行ったらアリサを扇をひらひらさせ見送るアラベラ。その間クエスフィールとミハエルはアリサを無視し、自分の婚約者しか堪能していない。
「さすが俺のアラベラはカッコイイ‼好き!愛してる!もっと胸を堪能したい!(ゴスッ)痛いっ‼」
「もう2人共対処できないからと現実逃避しないで下さいな!ほらミハエル様、この場を収めなさいませ!」
「~~~くっ、久々のアラベラの扇はきっつー!・・・・・・コホン、皆おかしな者は去ったから安心してくれ!さあ、再開だ!」
少し涙目のミハエルが片手を挙げると楽団が音楽を奏で始め、それを合図に人脈を広める為に動き出したり友人と会話を楽しんだりと元のパーティーへと戻っていく。
ちなみにミハエルの頭を鈍い音を立てた扇は普通の扇に見えるが、実は鉄扇。しっかりとタンコブができ、その後ミハエルとアラベラはよしよしイチャコラしたそうな。
次の日「アラベラの胸の弾力サイコー!」と報告されたクエスフィールは半目でミハエルを見てシスティアは自分のお胸を見てしょんぼりしたという。
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