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本編
青藍と緋色 周囲の違い
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緋色が体育館で宣言した後、学園内での生活や出来事をSNSにアップすることは規則違反だと全校生徒に釘を刺していた。
それを聞いてかなりホッとする俺。
鬼ごっこは午後から行われていたので青藍、緋色、智也、奏さんと一緒に風紀室の倍広さがある生徒会室で経緯を聞くことになった。
何故親衛隊を用意周到に準備されていたかは簡単に言えば俺を守るため。
青藍と緋色は姉さんたちに話を聞いた時から、3年間の学園生活で顔バレは必ずするだろうと踏んでいたらしい。
そのために姉さんたちに連絡して許可を取り(連絡先を交換してるなんて知らなかった!)智也と奏さんに話を持ちかけ、元々空手部が影で俺が顔バレしないようにサポートしていたのをこれ幸いとすんなり決まったらしい。
俺全く気付かなかったよ!俺のために沢山の人が動いてくれたことに感謝しきれない。もうみんなに足を向けて寝られないよ。無理だろうけど。
それに目の前に座っている青藍と緋色が姉さんの言ったことを守ってくれたのがとても嬉しい。
ついふにゃりと笑うと2人が顔を真っ赤にして横を向いてしまった。ふふっ、可愛いな。
青藍は普段クールで周りに興味がありませんって感じなのに俺に寄越すラインや言葉がゲロ甘い。でも俺との距離感を模索しているみたいで触る時に必ずお伺いをたててくる。そんな初心なトコが好ましい。
緋色は逆にやたらスキンシップが多い。すぐ膝の上に乗せたがるし抱きしめてくる。でもそれだけ、それ以上は触らない。今まで手が早くセフレもいたみたい(いちる情報)だけどそれも俺の為に切ったらしい。セフレがいたことに関してはモヤるけど俺を知る前の話だし清算したってことはきちんと本気なんだろう。
そういえばと緋色に美樹本の処遇を聞くと、風紀の仕置き部屋で1週間スペシャルメニューの筋トレらしい。しかもメニューがハンパなかった!腹筋背筋1000回、腕立て300回など地獄のメニューで終わらなかった回数は次の日に持ち越し、下手すると終わるまで2週間前以上かかる場合があるらしい。ただ、運動部など人によってはご褒美になる場合は、全く違うお仕置きになるんだって。だからか再犯率は少ないらしい。
いやー、前に緋色が美樹本にエロボイスで言った時エッチなお仕置きかと思ったけど違ってたよ。美樹本も絶対そう思ったはずだ。
「これから騒がしくなると思うが何かあったら俺たちにすぐ言えよ」
「うん」
こんなに心配されてるんだ、隠してたら余計心配させてしまうからきちんと言おう。
◇◇◇◇◇
Side 緋色
「如月様」
「久住」
駆け寄ってくる人物を見て舌打ちしてしまう。志摩を手に入れると決めてから黒歴史になってしまった部分。消せない消えない志摩には見せたくない部分。こういう時だけ青藍を羨ましく思う。
「体育館で話した事……あの子ですか?あの子の為に僕たちを切ったんですか?」
「そうだが?」
面倒くせぇ。
志摩に惚れてすぐセフレを全員切ったがみんな縋ってきやがって。こいつもか。
「何でですか?今まで特別を作らなかったあなたが何であの子なんですか?」
「一目惚れだ」
志摩の素顔を見た瞬間に痛いほど跳ねた心臓、湧き上がる欲、初めて他人に感じた独占欲。
「一目惚れ……一目惚れなんてそれじゃあ初めて会った時に何とも思われなかった僕たちは最初から負けてるじゃないですか」
泣き笑いされても全然心が揺れない。ただただウザいと思うだけ。やはり志摩とは違い喜びも悲しみも湧いてこない。
「初めに言ったよな?性欲発散するだけだと。俺の行動に口出するな、特別だと思うな、何かあれば容赦なく切る。それでも良ければセフレにしてやると。でもお前たちはセフレから俺の"特別"になる気満々だったな」
自分でもクズだとは思うが如月の家に擦り寄りセフレを是とし、それでも足りない、心を寄越せなど欲や執着にまみれたこいつらも同じだ。
それなのに被害者ヅラとは反吐が出る。
「まあ今は俺が紹介した奴らと上手くいってんだろ?お前たちが好きな高スペック男子とよぉ」
屈んで久住を真正面から見据える。はらはらと涙を零しながら唇を噛む姿は美しいのだろう。でも俺には泣いてる事実しか入ってこない。
「……はい」
「だったらいいじゃねぇか。何確認しに来てんだ?俺への気持ちなんて捨ててそっちに集中しろよ。それが相手へのマナーだ」
諦めたのか礼をして歩いて行く後ろ姿に念を押す。
「一応言っておくが桜宮志摩に手を出した次の日には家がなくなっていると思え」
びくりと肩を跳ねさせ立ち止まった久住が返事をせず立ち去るのを確認し自嘲する。
こんな俺は志摩に見せられねぇなぁ。
◇◇◇◇◇
Side 青藍
(何故俺は辱めとクソな提案を受けなければいけないんだ……)
青藍は目の前で繰り広げられている状況に羞恥と怒りを覚えていた。
それは少し前に遡る。
「黒主様、僕たちお話があります!」
そう言って呼び止められいたのは多分自分の親衛隊と……その他。
青藍は人数が多すぎて隊長や幹部以外、親衛隊の顔が曖昧だ。そして親衛隊に混じりわらわらその他に纏わりつかれても相手にしない為、青藍としては初めましてなのかどうかも分からない。
そんな有象無象に最低最悪な提案をされたのだ。
「黒主様は桜宮くんとお付き合いするんですよね?」
「(自分の中ではその予定なので)ああ」
「だったら!桜宮くんと円滑にセックスする為に、まずは僕たちで練習しませんか?」
「はあ?」
普段出さない地を這うような低い声が出てしまう。多分眉間に皺も寄っているだろう。
「だって黒主様童貞!ですよね!」
「童貞ってよく失敗するって言うじゃないですか!」
「そうそう、黒主様童貞なので失敗しないように僕たちが手ほどきしますよ!」
「桜宮くんも童貞より経験豊富の方が良いと思うし!」
(童貞童貞煩いな!!)
青藍は中学校の頃から大切な人としか触れ合わないと宣言している。そして今まで相手を作らなかったこともあり、皆口には出さないが経験が無いのは周知されている。だからといって童貞を連呼される謂れはない。
(ていうか何だよ。話を聞いてればただ単にそれを口実に俺とヤりたいだけじゃないか!)
「僕経験豊富なので童貞の黒主様を満足させられますよ!」
「僕は……処女なので桜宮くんの対策になるかと……」
「僕たち全員とやったらかなり上達すると思います!」
そして自分が自分と言い、さらには自分が青藍の初めてをもらうんだと掴み合いになる始末。
そこで冒頭である。
自分は童貞であることを恥ずかしいと思ったことはない。ただ大声で連呼される羞恥プレイはまっぴら御免である。それに好きな人の為に、他の者で童貞喪失など論外だ。
緋色のように奔放に行動するのは良しとしていない青藍にとってこの状況は怒りしかない。この学園が男同士の性に関して積極的な生徒が多いとしても、だ。
この状況に青藍の怒りが爆発するのは当然である。
「お前らいい加減にしろよ。童貞童貞煩い。練習?ただ単に俺とヤりたいだけじゃないか。前から言っているように俺は好きな人としかしない!それなのによくもまあ最低な事を言ってくれる。そんな事を言うために二度と近づくな!」
「そんな~」
「僕たち黒主様の事を思って……」
「本当に俺の為を思うならそんな提案しないはずだ」
怒りをそのままにその場から離れ歩き出す。そして自分には集団とはいえ言い迫るだけの生徒だったから良かったものの、志摩に力づくで何とかしようとする生徒が出てくるかもしれない。そう思い至りスマホを手にし、連絡をとる。そう、志摩を守るために。
◇◇◇◇◇
「いやー会長と兄貴に囲う宣言されちゃったねぇ」
鬼ごっこがあった次の日教室に行くといちるに開口一番そう言われてしまった。
「まあ驚いたよね、親衛隊作るなんて」
「そっち⁉」
うん、そっちだよね。だってもう既に囲われろって言われてたし。あまり慌てていない俺を興味深そうに見つめてくる。
「やっぱ志摩の素顔って良かったんだな。初めて見たときあれって思ったんだよ。それに兄貴にまじまじと見るなって言われたし」
鋭い!だからこそ陰キャスタイルでひっそりと教室の片隅にって思ってたし。もうバレちゃったから今日から顔出しすることにしたけど。
長い前髪を頭のてっぺんでピン止めして素顔をさらしているからか、クラスメイトがチラチラとこっちを見ているので、にっこりと挨拶をすると顔を真っ赤にして固まってしまった。
「あんま愛想良くしない方がいいぞ~。兄貴たちがヤキモチ焼くし。そうそう俺、また兄貴に志摩の側にいて守れって言われたよ」
「あー、なんかごめん」
「いーのいーの。志摩の側にいると面白そうだし」
猫のように目を細め笑ういちるは楽しそうだ。
「助かるよ。智也だけじゃなく青藍と緋色まで1人で歩くなって言うからさ」
「ホント1人になるなよ。兄貴たちが囲うって宣言しても無理矢理してこようとするヤツはいるからな」
苦笑しながら授業の準備をしているといちるが真剣な表情で覗き込んでくる。小学校から通ういちるが言うんだから多分そういう輩はいるんだろう。フラグではないよな?
はい、いちるが言ってたのはやっぱりフラグでした!
それを聞いてかなりホッとする俺。
鬼ごっこは午後から行われていたので青藍、緋色、智也、奏さんと一緒に風紀室の倍広さがある生徒会室で経緯を聞くことになった。
何故親衛隊を用意周到に準備されていたかは簡単に言えば俺を守るため。
青藍と緋色は姉さんたちに話を聞いた時から、3年間の学園生活で顔バレは必ずするだろうと踏んでいたらしい。
そのために姉さんたちに連絡して許可を取り(連絡先を交換してるなんて知らなかった!)智也と奏さんに話を持ちかけ、元々空手部が影で俺が顔バレしないようにサポートしていたのをこれ幸いとすんなり決まったらしい。
俺全く気付かなかったよ!俺のために沢山の人が動いてくれたことに感謝しきれない。もうみんなに足を向けて寝られないよ。無理だろうけど。
それに目の前に座っている青藍と緋色が姉さんの言ったことを守ってくれたのがとても嬉しい。
ついふにゃりと笑うと2人が顔を真っ赤にして横を向いてしまった。ふふっ、可愛いな。
青藍は普段クールで周りに興味がありませんって感じなのに俺に寄越すラインや言葉がゲロ甘い。でも俺との距離感を模索しているみたいで触る時に必ずお伺いをたててくる。そんな初心なトコが好ましい。
緋色は逆にやたらスキンシップが多い。すぐ膝の上に乗せたがるし抱きしめてくる。でもそれだけ、それ以上は触らない。今まで手が早くセフレもいたみたい(いちる情報)だけどそれも俺の為に切ったらしい。セフレがいたことに関してはモヤるけど俺を知る前の話だし清算したってことはきちんと本気なんだろう。
そういえばと緋色に美樹本の処遇を聞くと、風紀の仕置き部屋で1週間スペシャルメニューの筋トレらしい。しかもメニューがハンパなかった!腹筋背筋1000回、腕立て300回など地獄のメニューで終わらなかった回数は次の日に持ち越し、下手すると終わるまで2週間前以上かかる場合があるらしい。ただ、運動部など人によってはご褒美になる場合は、全く違うお仕置きになるんだって。だからか再犯率は少ないらしい。
いやー、前に緋色が美樹本にエロボイスで言った時エッチなお仕置きかと思ったけど違ってたよ。美樹本も絶対そう思ったはずだ。
「これから騒がしくなると思うが何かあったら俺たちにすぐ言えよ」
「うん」
こんなに心配されてるんだ、隠してたら余計心配させてしまうからきちんと言おう。
◇◇◇◇◇
Side 緋色
「如月様」
「久住」
駆け寄ってくる人物を見て舌打ちしてしまう。志摩を手に入れると決めてから黒歴史になってしまった部分。消せない消えない志摩には見せたくない部分。こういう時だけ青藍を羨ましく思う。
「体育館で話した事……あの子ですか?あの子の為に僕たちを切ったんですか?」
「そうだが?」
面倒くせぇ。
志摩に惚れてすぐセフレを全員切ったがみんな縋ってきやがって。こいつもか。
「何でですか?今まで特別を作らなかったあなたが何であの子なんですか?」
「一目惚れだ」
志摩の素顔を見た瞬間に痛いほど跳ねた心臓、湧き上がる欲、初めて他人に感じた独占欲。
「一目惚れ……一目惚れなんてそれじゃあ初めて会った時に何とも思われなかった僕たちは最初から負けてるじゃないですか」
泣き笑いされても全然心が揺れない。ただただウザいと思うだけ。やはり志摩とは違い喜びも悲しみも湧いてこない。
「初めに言ったよな?性欲発散するだけだと。俺の行動に口出するな、特別だと思うな、何かあれば容赦なく切る。それでも良ければセフレにしてやると。でもお前たちはセフレから俺の"特別"になる気満々だったな」
自分でもクズだとは思うが如月の家に擦り寄りセフレを是とし、それでも足りない、心を寄越せなど欲や執着にまみれたこいつらも同じだ。
それなのに被害者ヅラとは反吐が出る。
「まあ今は俺が紹介した奴らと上手くいってんだろ?お前たちが好きな高スペック男子とよぉ」
屈んで久住を真正面から見据える。はらはらと涙を零しながら唇を噛む姿は美しいのだろう。でも俺には泣いてる事実しか入ってこない。
「……はい」
「だったらいいじゃねぇか。何確認しに来てんだ?俺への気持ちなんて捨ててそっちに集中しろよ。それが相手へのマナーだ」
諦めたのか礼をして歩いて行く後ろ姿に念を押す。
「一応言っておくが桜宮志摩に手を出した次の日には家がなくなっていると思え」
びくりと肩を跳ねさせ立ち止まった久住が返事をせず立ち去るのを確認し自嘲する。
こんな俺は志摩に見せられねぇなぁ。
◇◇◇◇◇
Side 青藍
(何故俺は辱めとクソな提案を受けなければいけないんだ……)
青藍は目の前で繰り広げられている状況に羞恥と怒りを覚えていた。
それは少し前に遡る。
「黒主様、僕たちお話があります!」
そう言って呼び止められいたのは多分自分の親衛隊と……その他。
青藍は人数が多すぎて隊長や幹部以外、親衛隊の顔が曖昧だ。そして親衛隊に混じりわらわらその他に纏わりつかれても相手にしない為、青藍としては初めましてなのかどうかも分からない。
そんな有象無象に最低最悪な提案をされたのだ。
「黒主様は桜宮くんとお付き合いするんですよね?」
「(自分の中ではその予定なので)ああ」
「だったら!桜宮くんと円滑にセックスする為に、まずは僕たちで練習しませんか?」
「はあ?」
普段出さない地を這うような低い声が出てしまう。多分眉間に皺も寄っているだろう。
「だって黒主様童貞!ですよね!」
「童貞ってよく失敗するって言うじゃないですか!」
「そうそう、黒主様童貞なので失敗しないように僕たちが手ほどきしますよ!」
「桜宮くんも童貞より経験豊富の方が良いと思うし!」
(童貞童貞煩いな!!)
青藍は中学校の頃から大切な人としか触れ合わないと宣言している。そして今まで相手を作らなかったこともあり、皆口には出さないが経験が無いのは周知されている。だからといって童貞を連呼される謂れはない。
(ていうか何だよ。話を聞いてればただ単にそれを口実に俺とヤりたいだけじゃないか!)
「僕経験豊富なので童貞の黒主様を満足させられますよ!」
「僕は……処女なので桜宮くんの対策になるかと……」
「僕たち全員とやったらかなり上達すると思います!」
そして自分が自分と言い、さらには自分が青藍の初めてをもらうんだと掴み合いになる始末。
そこで冒頭である。
自分は童貞であることを恥ずかしいと思ったことはない。ただ大声で連呼される羞恥プレイはまっぴら御免である。それに好きな人の為に、他の者で童貞喪失など論外だ。
緋色のように奔放に行動するのは良しとしていない青藍にとってこの状況は怒りしかない。この学園が男同士の性に関して積極的な生徒が多いとしても、だ。
この状況に青藍の怒りが爆発するのは当然である。
「お前らいい加減にしろよ。童貞童貞煩い。練習?ただ単に俺とヤりたいだけじゃないか。前から言っているように俺は好きな人としかしない!それなのによくもまあ最低な事を言ってくれる。そんな事を言うために二度と近づくな!」
「そんな~」
「僕たち黒主様の事を思って……」
「本当に俺の為を思うならそんな提案しないはずだ」
怒りをそのままにその場から離れ歩き出す。そして自分には集団とはいえ言い迫るだけの生徒だったから良かったものの、志摩に力づくで何とかしようとする生徒が出てくるかもしれない。そう思い至りスマホを手にし、連絡をとる。そう、志摩を守るために。
◇◇◇◇◇
「いやー会長と兄貴に囲う宣言されちゃったねぇ」
鬼ごっこがあった次の日教室に行くといちるに開口一番そう言われてしまった。
「まあ驚いたよね、親衛隊作るなんて」
「そっち⁉」
うん、そっちだよね。だってもう既に囲われろって言われてたし。あまり慌てていない俺を興味深そうに見つめてくる。
「やっぱ志摩の素顔って良かったんだな。初めて見たときあれって思ったんだよ。それに兄貴にまじまじと見るなって言われたし」
鋭い!だからこそ陰キャスタイルでひっそりと教室の片隅にって思ってたし。もうバレちゃったから今日から顔出しすることにしたけど。
長い前髪を頭のてっぺんでピン止めして素顔をさらしているからか、クラスメイトがチラチラとこっちを見ているので、にっこりと挨拶をすると顔を真っ赤にして固まってしまった。
「あんま愛想良くしない方がいいぞ~。兄貴たちがヤキモチ焼くし。そうそう俺、また兄貴に志摩の側にいて守れって言われたよ」
「あー、なんかごめん」
「いーのいーの。志摩の側にいると面白そうだし」
猫のように目を細め笑ういちるは楽しそうだ。
「助かるよ。智也だけじゃなく青藍と緋色まで1人で歩くなって言うからさ」
「ホント1人になるなよ。兄貴たちが囲うって宣言しても無理矢理してこようとするヤツはいるからな」
苦笑しながら授業の準備をしているといちるが真剣な表情で覗き込んでくる。小学校から通ういちるが言うんだから多分そういう輩はいるんだろう。フラグではないよな?
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