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異世界に転移していました
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side綾音 2
鈴華が図書室に入ってきた
(本当に憎らしい
この女には綺麗な着物ではなくボロ布の方が似合いますわ、今からアンタの顔面を滅多滅多のぐちゃぐちゃにして殺してやる!!!!)
鈴華が奥の本棚に近づいたのを見て綾音が声を掛けた
「あらぁ。鈴華さんじゃなくて?毎日、本を読んでいるなんて暇なの?貴女に付いてきて欲しいの早く来てくださる?」
コイツにさん付けするなんて嫌だけどこれからわたくしが今から殺すと思うと笑みが溢れてくるわ
あの女は目を少し見開いた後困った様に眉を下げた
「何故貴女がこちらに居るのでしょう?予定には入ってありませんでした」
あんたは元々この家の人間じゃないんだからわたくしが予定をわざわざ伝えなくてもいいでしょう?
「そんなに警戒しないでいいのよ?ほら、早く付いてきて?」
手間をかけさせないでよ
だが以外にも素直に鈴華が綾音について来たが洋服の綾音に比べて歩くのが遅い
(さっさとついて来なさいよ
あんたに不相応な着物なんか着てるから遅いのよ!)
やっと目的地に着くと綾音は少しの緊張と邪魔な相手を始末できる興奮で心臓がいつもより早く動いていた
綾音はポケットに隠し持っていたナイフを取り出すと折り畳まれていた刃を伸ばしてナイフを振り翳した
(やっとこの時がきたわ!)
「お前なんか要らないんだよ!さっさと死ね!」
グシャっ
思っていたよりも簡単に刃が刺さらず一瞬綾音は慌てたが体重を乗せて押し倒す様にした事と鈴華が暴れなかった為、着物を貫通すると勢いよくナイフが刺さった
(やった……!
やったわ!これでこの女は居なくなってわたくしが1番になったわ!)
しかし突然地面が輝いてまるで魔法陣の様な物を描き七色に渦巻く空間に放り出され体が中に浮いた
「きゃあーーー!」
(あの女を始末できたのになんなのよ!死にたくない!助けて!)
♢♦︎♢♦︎♢♢♢♢
気がつくと綾音は一人でまるで儀式の様に周りにフードを被り魔法使いの様な格好をした人と蝋燭に取り囲まれていて
地面には魔法陣が書かれた部屋にいた
「きゃあ!」
(なんなのよ!)
その異様な光景に綾音が悲鳴を上げると一際豪華で王の様な格好をした目麗しい30ほどの男性が進みでて言った
「突然呼び出してしまいすまなかった。
私はこの国の国王ナダルフーノ
其方は我々が異世界から呼び出した花嫁だ
この世界では女性が少なく20人に1人程しか生まれない為千年に一度異世界から女性を呼び出す事が神によって許された
今回は我が国で呼び出す事になった為儀式を取り行い其方が呼び出されたのだ」
「其方にはこの世界の好きな男を何人でも囲い、子を作って貰いたい」
綾音は最初は警戒していたがその話しを聞きだんだんと気が強くなっていった
何よりも国王ナダルフーノが出て来たと同時にフードを外した魔法使い達がイケメンだったのだ
(なんて整った顔!あの男達が欲しいわ!)
そして綾音は国王にエスコートされながら部屋からでると豪華絢爛なお城にいた事がわかった
(あの剣沢山のジュエリーがついているわ
あっちはタペストリー?杖と炎が組み合わさった紋章になってる
ところどころにあるからこのお城の紋章かしら?)
「もしかしてここの紋章は杖と炎?」
「!
よく気がつきましたなその通りです
この国は魔法と戦争により栄えた国
杖は魔法使い
炎は戦争を表しています」
国王が驚いたように話し、周りにいた魔法使い達も同じ反応を返した
「花嫁様はお姿が素晴らしくその上に賢いとは!
まるで女神様や天女様のようだ!」
その言葉をきっかけに他の魔法使い達も綾音を褒め称え初め綾音の機嫌がとてもよくなっていった
部屋に案内されるととても大きく豪華な部屋で綾音専属の執事達は身分も良くイケメンで綾音は益々有頂天になっていった
♢♢♢♢♢♢♢
ギリギリかけた…
次の話しは鈴華に戻ります
投稿は10/31なのでハロウィンの番外編するかもし
れないです
番外編の場合は一章の前に新しく章を作って投稿し
ます
鈴華が図書室に入ってきた
(本当に憎らしい
この女には綺麗な着物ではなくボロ布の方が似合いますわ、今からアンタの顔面を滅多滅多のぐちゃぐちゃにして殺してやる!!!!)
鈴華が奥の本棚に近づいたのを見て綾音が声を掛けた
「あらぁ。鈴華さんじゃなくて?毎日、本を読んでいるなんて暇なの?貴女に付いてきて欲しいの早く来てくださる?」
コイツにさん付けするなんて嫌だけどこれからわたくしが今から殺すと思うと笑みが溢れてくるわ
あの女は目を少し見開いた後困った様に眉を下げた
「何故貴女がこちらに居るのでしょう?予定には入ってありませんでした」
あんたは元々この家の人間じゃないんだからわたくしが予定をわざわざ伝えなくてもいいでしょう?
「そんなに警戒しないでいいのよ?ほら、早く付いてきて?」
手間をかけさせないでよ
だが以外にも素直に鈴華が綾音について来たが洋服の綾音に比べて歩くのが遅い
(さっさとついて来なさいよ
あんたに不相応な着物なんか着てるから遅いのよ!)
やっと目的地に着くと綾音は少しの緊張と邪魔な相手を始末できる興奮で心臓がいつもより早く動いていた
綾音はポケットに隠し持っていたナイフを取り出すと折り畳まれていた刃を伸ばしてナイフを振り翳した
(やっとこの時がきたわ!)
「お前なんか要らないんだよ!さっさと死ね!」
グシャっ
思っていたよりも簡単に刃が刺さらず一瞬綾音は慌てたが体重を乗せて押し倒す様にした事と鈴華が暴れなかった為、着物を貫通すると勢いよくナイフが刺さった
(やった……!
やったわ!これでこの女は居なくなってわたくしが1番になったわ!)
しかし突然地面が輝いてまるで魔法陣の様な物を描き七色に渦巻く空間に放り出され体が中に浮いた
「きゃあーーー!」
(あの女を始末できたのになんなのよ!死にたくない!助けて!)
♢♦︎♢♦︎♢♢♢♢
気がつくと綾音は一人でまるで儀式の様に周りにフードを被り魔法使いの様な格好をした人と蝋燭に取り囲まれていて
地面には魔法陣が書かれた部屋にいた
「きゃあ!」
(なんなのよ!)
その異様な光景に綾音が悲鳴を上げると一際豪華で王の様な格好をした目麗しい30ほどの男性が進みでて言った
「突然呼び出してしまいすまなかった。
私はこの国の国王ナダルフーノ
其方は我々が異世界から呼び出した花嫁だ
この世界では女性が少なく20人に1人程しか生まれない為千年に一度異世界から女性を呼び出す事が神によって許された
今回は我が国で呼び出す事になった為儀式を取り行い其方が呼び出されたのだ」
「其方にはこの世界の好きな男を何人でも囲い、子を作って貰いたい」
綾音は最初は警戒していたがその話しを聞きだんだんと気が強くなっていった
何よりも国王ナダルフーノが出て来たと同時にフードを外した魔法使い達がイケメンだったのだ
(なんて整った顔!あの男達が欲しいわ!)
そして綾音は国王にエスコートされながら部屋からでると豪華絢爛なお城にいた事がわかった
(あの剣沢山のジュエリーがついているわ
あっちはタペストリー?杖と炎が組み合わさった紋章になってる
ところどころにあるからこのお城の紋章かしら?)
「もしかしてここの紋章は杖と炎?」
「!
よく気がつきましたなその通りです
この国は魔法と戦争により栄えた国
杖は魔法使い
炎は戦争を表しています」
国王が驚いたように話し、周りにいた魔法使い達も同じ反応を返した
「花嫁様はお姿が素晴らしくその上に賢いとは!
まるで女神様や天女様のようだ!」
その言葉をきっかけに他の魔法使い達も綾音を褒め称え初め綾音の機嫌がとてもよくなっていった
部屋に案内されるととても大きく豪華な部屋で綾音専属の執事達は身分も良くイケメンで綾音は益々有頂天になっていった
♢♢♢♢♢♢♢
ギリギリかけた…
次の話しは鈴華に戻ります
投稿は10/31なのでハロウィンの番外編するかもし
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番外編の場合は一章の前に新しく章を作って投稿し
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