上 下
33 / 33
【2‐5】導くもの

【おまけ・設定の話】

しおりを挟む
 今回は中身もさることながら、読みごたえぎっしりな文字数です。

 これで、みんなの地盤がしっかりしたことになります。
 きっと昔のゲームだったらディスク三枚くらいで二枚目終わった感じなんじゃないですかね。(何ぞ!?)
 隠しボスがいっぱいいて楽しそうなゲームだと思います。沙蘭三兄弟とか魔界の番人三人衆とか、サシでアイラとサキ、クディフと竜次とかいっぱいありそう。
 個人的にはケーシスさんとジェフリーが殴り合いしてほしいです。

 せっかく余裕があるので、少し内面の話でも。
 人物の名前についてですが、ベースは小学校後半から中学校の時に考えた子たちです。
 主要の五人は完全に引き継いでいます。ミティアは流星とか火球の『ミーティア』から来ています。だから火属性の魔法使うんだな、なんて思っていただけるとちょっと面白いかもしれません。
 ジェフリーはあんまり主役を張った名前ではないですね。映画とかアニメでも脇役が多く、あまり目立たないことが多いのでそれもあっての名前です。学者さんっぽいという絡みがあったかも? 社会学者さんに日本論を書いた人がいて、中学生ながらそれがビビッと来たような気もしたり。
 ちなみにマティアという名前で初めからミティアと組んでいたラブラブカップルという設定もどこかにあったのですけれど、あまりに面白く拗らせていないので没になった過去設定があります。
 竜次さんは完全由来がありません。当時、時代劇にはまっていた竜××さんからだったかもしれない。先生は年を取ったらあんな感じになるんじゃないかな?
 ジェフリーと対照的ながらも、どこか似ているような気もするんだが、完璧超人を演じて中身はズタボロのダメ男。このギャップに萌えないでちゃんと突っ込む皆さんはすごいです。
 キッドは弓を使うだけの設定でした。なので、大きくない剣を使う設定は後付けです。
 ミティアの親友という設定も当初のまま。ところで、キッドって名前のキャラクターや映画の役は男の人が多く感じます。あえて変化球でこの位置付けになりました。
 どの友だちにキャラクターを見せてもキッドは人気でした。昔とあまり変わっていません。当時のクラスメイトさんがこれを見る日は来るのだろうか。そわそわ……。
 サキ君はどの友だちに出しても不評でした。中性的な設定だったのですが、完全に男の娘になってしまいました。キッドの弟という設定は高校卒業してからとっついたもので、それまではただのあざとい女ったらし。マジシャン、何か色々設定があった気がしますが、割とすっきり今の形に落ち着きました。
 本当はこんなにいい子じゃなかったの。
 ブライトローズ先生は全然ブライトローズではありません。全然青じゃないか!!
 初期設定はデニムのワンピーズに白衣という胡散臭さ満載でした。戦いにくそうだなと改良してブラウスにミニスカ。うん、これでも胡散臭い。
 彼女が種の研究所に入ったきっかけも、大量のライセンスの理由にもまだ触れていませんね。ねっ!!
 ただ、戦う学者さんという地盤は固まってホッとしています。
 コーデリア、通称コーディは作者がオンラインゲームをする際に使っていたハンドルネームから来ています。著名人とか、掘り出せばネタはたくさんありそうですが。
 ある意味この子が一番主人公だと思います。物語を物語として本にする。呪われた歴史、握り潰された真実を世界の人に知らせるべきだという信念です。
 純粋にすごいことをしていますが、わかっているのはサキくらいです。
 人知れず、目立たず、声も、体も小さいけど、将来美人になるタイプだと勝手に思っています。でも自分は末裔だけど、それでも他の人間より長生きで、親しくなるとつらくなるという呪縛に苛まれながら苦悩していくのでしょう。
 では、その呪縛に苦しみ続けるだけなのかというのも、これからの楽しみかもしれない?


 それでは、ではでは、最終フェーズへ……
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。

音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。 その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。 16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。 後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。

私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】

小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。 他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。 それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。 友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。 レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。 そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。 レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。

飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。 隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。 だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。 そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...