139 / 150
第138話 希えれば
しおりを挟む
衝突した場所か……。
薄暗い通路を歩きながら昨日のことを考える。
おそらく、東京から台湾を繋いだ線と北海道から奈良に向かう線が交差する地点のことを言っているのだろうとは思うけど……。
「それは、彰吾の勘違い」
仮に彼の言うように、私たちの旅客機とヒンデンブルクの飛行船が空中衝突したとしてもその場所ではない。
「たぶん……、もうちょっと西……、ここから北に6、70キロくらいの地点だと思う……」
「ピポロポ?」
「ううん、なんでもない、ただの独り言だよ、シャペル」
と、私の少しうしろを歩く、ロボットのシャペルに返事をする。
「ピポロポ!」
シャペルは嬉しそうに頭を回転させたり、首を伸ばしたり縮めたりする。
「ふふ……」
と、その姿を見て軽く笑う。
話を戻して……。
私は薄暗い通路の正面を見て再度考え込む。
つまり、人見が指定した場所になにもない可能性が高い。
「せっかく行くのに空振りってのもなぁ……」
うーん……、みんながっかりするよねぇ……。
馬車作りとか色々忙しい中で行くのに……。
「ピポロポ?」
「ううん、また独り言……」
シャペルを操縦するのは私……。
しょうがない、ちゃんとした、本当の衝突したポイントに連れて行ってやるか。
多少なりとも、彼の仮説、空中衝突説に興味もあるし、もし、本当ならなんらかの手を打っておきたい。
私がハイジャック犯だって発覚しないようにね。
あと、みんなが日本に帰れないように。
「転ばないように気をつけてね」
「ピポロポ」
私たちはスロープを登り地上に出る。
外は明るく、太陽の光が弾ける。
風は気持ちよく、ひんやりとした風が頬を撫でる。
時間は10時過ぎ、当然朝食は済ませてある。
「みんなぁ!」
と、地上で待つ東園寺たちに大きく手を振る。
「おう!」
「待ってたぞ、ナビー!」
「こっちも今着いたところだ!」
みんなも手を振って出迎えてくれる。
「じゃぁ、獏人、そこに下ろしてくれ」
「うい、和泉さん」
と、佐野が肩に担いでいた大きいなゴンドラを地面に下ろす。
「すげぇな……、どんだけ力持ちなんだよ、佐野……」
その光景を近くて見ていた生活班の佐々木智一が感心したように話す。
「うい」
と、佐野がダブル・バイセップスポーズ、両腕を上げて力こぶを見せるポーズをする。
「おお、すげぇ……」
さらに佐々木が驚嘆する。
「うい」
それに気をよくしたのか、今度はモスト・マスキュラーポーズ、いわゆるマッチョポーズをする。
「佐々木、遊んでないで、おまえも手伝え」
と、ゴンドラにロープを取り付けている東園寺に怒られる。
「じゃぁ、俺は戻るっす」
佐野がそう言葉をかけ踵を返し歩きだす。
「獏人、忙しいとこ悪かったな、助かったよ、ありがとう」
「うい」
それに対して和泉がお礼を言い、佐野が軽く返事を返す。
「荷物の搬入も始めるぞ」
「おう、やってくれ」
と、出発の準備が進められる。
「忘れ物ないかなぁ……」
私は背負っていた白くまのリュックサックを下ろして中身を確かめる。
「お弁当とお飲み物は大丈夫……、ハンカチ、ティッシュも大丈夫……、タオルも、大丈夫……」
と、チェックしていく。
夏目が用意してくれたものだから、忘れ物なんてないんだけどね。
それと、戦いに行くわけではないので、ドラゴン・プレッシャーは置いていく。
「よし、接続完了」
「こっちも搬入おーけーだ」
みんなの準備も終わったのか、そんな声が聞えてきた。
「よいしょっと」
それを聞いて、私は白くまのリュックサックを背負う。
「よーし、全員乗り込め」
「おう」
「ああ」
と、みんながゴンドラに乗り込んでいく。
ちなみに、今日、ゴンドラに乗って衝突現場の調査に行くのは、東園寺、和泉、人見、佐々木、私の5人だ。
で、場違いな佐々木がなぜ含まれているのかというと……、私にもよくわからない、昨日の会議にたまたま同席していて、それで、くんくんが「佐々木も来い、これもなにか縁だ」とか言ったの発端。
「よし、ナビーフィユリナ、いいぞ、出してくれ!」
と、東園寺が大きな声で言う。
「はぁい!」
私も大きな声で返事をする。
シャペルの傍らに行き、革の手袋の上から魔法のネックレスをぐるぐる巻きにした手を彼の胸に添える。
「ピュアフサージ、ヘヴンリー・ヴァルキリア」
そして、呪文を唱える。
その瞬間、シャペルの身体の中が光り、鉄板のつなぎ目からその光り漏れ輝く。
「ピポロポッ、ピポロポッ!」
と、頭を回転させたり、くるくる回して見せたりする。
そして、その長い両腕を水平に広げる。
その広げた腕から、ぱさー、と、白い翼が伸び、ふわりと舞う。
「ありがと、シャペル……」
ちゃんと飛べる形態になったのを確認してから、彼の首に飛び付き、そのまま身体を横向きにして逆上がりの要領でるくるっと回転してシャペルの肩の上に乗り、そこに肩車のように座る。
「準備はいい? 飛ぶよ!」
「「「おお!」」」
ゆっくりとが浮かび上がり……、
「リフトオーフ!」
と、私のかけ声と共に大空に舞い上がる。
「すげぇ……」
初めて乗った佐々木がゴンドラのパルピット、手すりに捕まってキョロキョロと周囲を見渡す。
「ナビー、あの山に向かってまっすぐだ!」
と、人見が行き先を指定してくれる。
「はぁい!」
そう返事はするけど……。
「おっとっと、風に流された……」
とか、適当なことを言って別の方角に飛んでいく。
「そっちじゃない、ナビー、舵取り頑張ってくれ!」
「はぁい!」
一生懸命方角を戻そうと頑張っているふりをして別の方角に飛んでいく。
さらに高度を上げ、山々を飛び越える。
山を越えると、草木もまばらなごつごつとした岩山が点在するだけの荒野が見えてくる。
「もう少し緑が広がっていると思っていたが……」
「ああ、山を越えてすぐにこうなっているとはな……」
「ほとんど砂漠じゃないか……」
下のゴンドラからはそんな会話も聞えてくる。
私は視線を上げて遠くを見る。
雲ひとつない晴天の下、どこまでも不毛なサンドイエローの荒野が続く。
「水平視程は30キロといったところか……」
地平の先が砂煙でかすむ。
「彰吾! 砂嵐が見えるから、迂回するね!」
と、下にいる人見に大きな声で言う。
「ああ! わかった!」
返事が返ってくる。
「じゃぁ、シャペル、あっち」
と、彼の頭を両手で掴んで、その顔を進行方向に向かせる。
「ピポロポ」
すぐに反応して、そちらの方角に飛んで行ってくれる。
「今度はあっち!」
「ピポロピ」
と、何度も方向を変えながら飛んで行く。
1時間くらい飛んだだろうか、まばらな草木や岩山が消え、完全な砂漠が視界いっぱいに広がる。
無数の砂丘が連なる景色、それがどこまでも続く。
陽射しも一段と強くなり、私の白い肌をじりじりと焼く。
「あつー」
手傘を作って真っ青な空とぎらつく太陽を見上げる。
「ナビー! かなり西に来すぎている、ここからは真東に向かってくれ!」
と、ゴンドラの人見が地図とコンパスを手に私を見上げて大きな声で言う。
「わかったぁ!」
彼の指示通りに真東に方向転換する。
この指示を見越して目的地よりも、相当西に向かって飛んでいた。
たぶん、このまま真東に向かえば、本当の衝突現場に到着するはずだ。
30分くらい飛ぶと、地平の先がキラキラと輝きだす。
「なんだ?」
「光っているな」
「蜃気楼じゃないか?」
下からそんな会話も聞えてくる。
「ナビー、あそこかもしれない、あそこに向かってくれ!」
と、人見から指示が出る。
「はぁい!」
キラキラ輝く場所に向かって飛ぶ。
しめしめ、人見は気付いていない。
あの場所は当初の目的地、ラグナロクから北東に60キロの地点ではなく、私が考える空中衝突の地点、ラグナロクから北に70キロの地点だ。
輝きは少しずつ大きくなる。
「緑もあるな……」
「なんだ、湖か……?」
みんなが目を凝らして輝く先を見る。
背の高い木々がまばらに生い茂り、地面には色とりどりの、色鮮やかな花々が咲き乱れる。
そして、その木々、草花の中に大きな湖が姿をあらわす。
湖面がキラキラと太陽の光を反射する。
水鳥だろうか、優雅に泳ぐその姿を確認することができる。
「オアシスってやつか……?」
と、佐々木が言う。
そう、そこは砂漠の中にあらわれたオアシス。
「みんな、あそこに降りるよ!」
私はそう宣言する。
「ああ、わかった」
「調べて行こう」
と、東園寺と人見が同意してくれる。
「シャペル、ランディング!」
「ピポロポ!」
私たちはあのオアシスに向かって降下していく。
薄暗い通路を歩きながら昨日のことを考える。
おそらく、東京から台湾を繋いだ線と北海道から奈良に向かう線が交差する地点のことを言っているのだろうとは思うけど……。
「それは、彰吾の勘違い」
仮に彼の言うように、私たちの旅客機とヒンデンブルクの飛行船が空中衝突したとしてもその場所ではない。
「たぶん……、もうちょっと西……、ここから北に6、70キロくらいの地点だと思う……」
「ピポロポ?」
「ううん、なんでもない、ただの独り言だよ、シャペル」
と、私の少しうしろを歩く、ロボットのシャペルに返事をする。
「ピポロポ!」
シャペルは嬉しそうに頭を回転させたり、首を伸ばしたり縮めたりする。
「ふふ……」
と、その姿を見て軽く笑う。
話を戻して……。
私は薄暗い通路の正面を見て再度考え込む。
つまり、人見が指定した場所になにもない可能性が高い。
「せっかく行くのに空振りってのもなぁ……」
うーん……、みんながっかりするよねぇ……。
馬車作りとか色々忙しい中で行くのに……。
「ピポロポ?」
「ううん、また独り言……」
シャペルを操縦するのは私……。
しょうがない、ちゃんとした、本当の衝突したポイントに連れて行ってやるか。
多少なりとも、彼の仮説、空中衝突説に興味もあるし、もし、本当ならなんらかの手を打っておきたい。
私がハイジャック犯だって発覚しないようにね。
あと、みんなが日本に帰れないように。
「転ばないように気をつけてね」
「ピポロポ」
私たちはスロープを登り地上に出る。
外は明るく、太陽の光が弾ける。
風は気持ちよく、ひんやりとした風が頬を撫でる。
時間は10時過ぎ、当然朝食は済ませてある。
「みんなぁ!」
と、地上で待つ東園寺たちに大きく手を振る。
「おう!」
「待ってたぞ、ナビー!」
「こっちも今着いたところだ!」
みんなも手を振って出迎えてくれる。
「じゃぁ、獏人、そこに下ろしてくれ」
「うい、和泉さん」
と、佐野が肩に担いでいた大きいなゴンドラを地面に下ろす。
「すげぇな……、どんだけ力持ちなんだよ、佐野……」
その光景を近くて見ていた生活班の佐々木智一が感心したように話す。
「うい」
と、佐野がダブル・バイセップスポーズ、両腕を上げて力こぶを見せるポーズをする。
「おお、すげぇ……」
さらに佐々木が驚嘆する。
「うい」
それに気をよくしたのか、今度はモスト・マスキュラーポーズ、いわゆるマッチョポーズをする。
「佐々木、遊んでないで、おまえも手伝え」
と、ゴンドラにロープを取り付けている東園寺に怒られる。
「じゃぁ、俺は戻るっす」
佐野がそう言葉をかけ踵を返し歩きだす。
「獏人、忙しいとこ悪かったな、助かったよ、ありがとう」
「うい」
それに対して和泉がお礼を言い、佐野が軽く返事を返す。
「荷物の搬入も始めるぞ」
「おう、やってくれ」
と、出発の準備が進められる。
「忘れ物ないかなぁ……」
私は背負っていた白くまのリュックサックを下ろして中身を確かめる。
「お弁当とお飲み物は大丈夫……、ハンカチ、ティッシュも大丈夫……、タオルも、大丈夫……」
と、チェックしていく。
夏目が用意してくれたものだから、忘れ物なんてないんだけどね。
それと、戦いに行くわけではないので、ドラゴン・プレッシャーは置いていく。
「よし、接続完了」
「こっちも搬入おーけーだ」
みんなの準備も終わったのか、そんな声が聞えてきた。
「よいしょっと」
それを聞いて、私は白くまのリュックサックを背負う。
「よーし、全員乗り込め」
「おう」
「ああ」
と、みんながゴンドラに乗り込んでいく。
ちなみに、今日、ゴンドラに乗って衝突現場の調査に行くのは、東園寺、和泉、人見、佐々木、私の5人だ。
で、場違いな佐々木がなぜ含まれているのかというと……、私にもよくわからない、昨日の会議にたまたま同席していて、それで、くんくんが「佐々木も来い、これもなにか縁だ」とか言ったの発端。
「よし、ナビーフィユリナ、いいぞ、出してくれ!」
と、東園寺が大きな声で言う。
「はぁい!」
私も大きな声で返事をする。
シャペルの傍らに行き、革の手袋の上から魔法のネックレスをぐるぐる巻きにした手を彼の胸に添える。
「ピュアフサージ、ヘヴンリー・ヴァルキリア」
そして、呪文を唱える。
その瞬間、シャペルの身体の中が光り、鉄板のつなぎ目からその光り漏れ輝く。
「ピポロポッ、ピポロポッ!」
と、頭を回転させたり、くるくる回して見せたりする。
そして、その長い両腕を水平に広げる。
その広げた腕から、ぱさー、と、白い翼が伸び、ふわりと舞う。
「ありがと、シャペル……」
ちゃんと飛べる形態になったのを確認してから、彼の首に飛び付き、そのまま身体を横向きにして逆上がりの要領でるくるっと回転してシャペルの肩の上に乗り、そこに肩車のように座る。
「準備はいい? 飛ぶよ!」
「「「おお!」」」
ゆっくりとが浮かび上がり……、
「リフトオーフ!」
と、私のかけ声と共に大空に舞い上がる。
「すげぇ……」
初めて乗った佐々木がゴンドラのパルピット、手すりに捕まってキョロキョロと周囲を見渡す。
「ナビー、あの山に向かってまっすぐだ!」
と、人見が行き先を指定してくれる。
「はぁい!」
そう返事はするけど……。
「おっとっと、風に流された……」
とか、適当なことを言って別の方角に飛んでいく。
「そっちじゃない、ナビー、舵取り頑張ってくれ!」
「はぁい!」
一生懸命方角を戻そうと頑張っているふりをして別の方角に飛んでいく。
さらに高度を上げ、山々を飛び越える。
山を越えると、草木もまばらなごつごつとした岩山が点在するだけの荒野が見えてくる。
「もう少し緑が広がっていると思っていたが……」
「ああ、山を越えてすぐにこうなっているとはな……」
「ほとんど砂漠じゃないか……」
下のゴンドラからはそんな会話も聞えてくる。
私は視線を上げて遠くを見る。
雲ひとつない晴天の下、どこまでも不毛なサンドイエローの荒野が続く。
「水平視程は30キロといったところか……」
地平の先が砂煙でかすむ。
「彰吾! 砂嵐が見えるから、迂回するね!」
と、下にいる人見に大きな声で言う。
「ああ! わかった!」
返事が返ってくる。
「じゃぁ、シャペル、あっち」
と、彼の頭を両手で掴んで、その顔を進行方向に向かせる。
「ピポロポ」
すぐに反応して、そちらの方角に飛んで行ってくれる。
「今度はあっち!」
「ピポロピ」
と、何度も方向を変えながら飛んで行く。
1時間くらい飛んだだろうか、まばらな草木や岩山が消え、完全な砂漠が視界いっぱいに広がる。
無数の砂丘が連なる景色、それがどこまでも続く。
陽射しも一段と強くなり、私の白い肌をじりじりと焼く。
「あつー」
手傘を作って真っ青な空とぎらつく太陽を見上げる。
「ナビー! かなり西に来すぎている、ここからは真東に向かってくれ!」
と、ゴンドラの人見が地図とコンパスを手に私を見上げて大きな声で言う。
「わかったぁ!」
彼の指示通りに真東に方向転換する。
この指示を見越して目的地よりも、相当西に向かって飛んでいた。
たぶん、このまま真東に向かえば、本当の衝突現場に到着するはずだ。
30分くらい飛ぶと、地平の先がキラキラと輝きだす。
「なんだ?」
「光っているな」
「蜃気楼じゃないか?」
下からそんな会話も聞えてくる。
「ナビー、あそこかもしれない、あそこに向かってくれ!」
と、人見から指示が出る。
「はぁい!」
キラキラ輝く場所に向かって飛ぶ。
しめしめ、人見は気付いていない。
あの場所は当初の目的地、ラグナロクから北東に60キロの地点ではなく、私が考える空中衝突の地点、ラグナロクから北に70キロの地点だ。
輝きは少しずつ大きくなる。
「緑もあるな……」
「なんだ、湖か……?」
みんなが目を凝らして輝く先を見る。
背の高い木々がまばらに生い茂り、地面には色とりどりの、色鮮やかな花々が咲き乱れる。
そして、その木々、草花の中に大きな湖が姿をあらわす。
湖面がキラキラと太陽の光を反射する。
水鳥だろうか、優雅に泳ぐその姿を確認することができる。
「オアシスってやつか……?」
と、佐々木が言う。
そう、そこは砂漠の中にあらわれたオアシス。
「みんな、あそこに降りるよ!」
私はそう宣言する。
「ああ、わかった」
「調べて行こう」
と、東園寺と人見が同意してくれる。
「シャペル、ランディング!」
「ピポロポ!」
私たちはあのオアシスに向かって降下していく。
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
黒髪の聖女は薬師を装う
暇野無学
ファンタジー
天下無敵の聖女様(多分)でも治癒魔法は極力使いません。知られたら面倒なので隠して薬師になったのに、ポーションの効き目が有りすぎていきなり大騒ぎになっちまった。予定外の事ばかりで異世界転移は波瀾万丈の予感。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる