5 / 6
自分ってチョロい?
しおりを挟む
はぁ~~
何でこんないろんな問題に巻き込まれるんだろう。不良に絡まれ、風紀からの勧誘。俺は平和に学校生活を送りたいのに…
「ねぇ、風紀の勧誘断ったよね?」
は…?
何であいつがここに、 …!!
笑ってる、けど目が笑ってない。怖い、怖い、怖い!
心の底からそう思った。その目は濁っていて怒りを含んでいたが、何処か焦った感情も混じっていた。
まず何で風紀からの勧誘をされた事を知っているのか。疑問は増えていくばかりだった。
「な、なんでお前がその事を知っている!さっき言われたばかりなのに…」
「あのね、俺はただの学生じゃないんだよ。"紅華"って知ってる?その紅華に入ってる生徒は教師も口だしできない。俗に言う特別扱いと、いうわけ。
それで風紀入ったの?」
「え、い いや入ってないが…」
理解が追い付かない。意味が分からない、それは学校と言うのか?不良校だから許される…んなわけないよな!?
「断ったか…でもあいつがそうやすやすと帰すわけが無い。ッチ まぁ諦めるようなことはしないけどね。」
こいつは何か言っていたが、今の俺には聞こえなかった。保留にしたのに断ったと嘘を吐いたり内心冷や汗がだらだらだった。
「ねぇねぇ、君さあ紅華に入らない?俺が喧嘩の腕も保証するから心配いらないし。…ね?」
「断ることは…「はぁ?」
怖いぃ~
これもう俺に拒否権無いんじゃね?
「で、でも俺が入ったら足手まといになると思うし、他の人は俺何かがいたら嫌だと思いますよ。」
「んじゃ、挨拶しに行く?俺も自慢したかったからちょうど良いし、それなら強さも証明出来るし🎵」
「………」
「どうしたの?」
「すいません、本当に今関係無いんですけどなんて呼べば良いですか?」
「‼ えっとね、俺"神楽坂 翔"だから翔って言ってね。君は春君って呼んで良い?春君から名前聞いてくれるなんて嬉しいな🎵」
「え、あ、ああ良いよ。よろしく?翔。ってちょっと待って何してるの!?」
「じゃあ早速行こう。後何かあったら俺の名前出してね。ちなみに今から行くのは紅華集い場だから俺にしっかりついて来てね。」
何か"しっかり"と言うところを強調された気がするがそんなにヤバイ所なんだろうか…。
でも…
「ねぇ、なんで抱き上げてるの?自分で歩けるよ。」
「良いの、良いの。それに勘違いされたら困るし。」
な、なるほど『何でこんな弱い奴がいる!』みたいなことにならないように、ということか…
~~~~~~~~~~
◆神楽坂 視点◆
(今腕の中に春ちゃんがいる)
それだけでも嬉しいのに名前で呼ばれたし本当に可愛い。
最初は威嚇していたのに慣れて来たら気を許していて猫みたいだな。
紅華に入ったらずっと側にいれるし自慢できるから想像だけでも胸が高鳴る。他の奴には渡したくないな。もちろん紅華も例外じゃ無い。
何でこんないろんな問題に巻き込まれるんだろう。不良に絡まれ、風紀からの勧誘。俺は平和に学校生活を送りたいのに…
「ねぇ、風紀の勧誘断ったよね?」
は…?
何であいつがここに、 …!!
笑ってる、けど目が笑ってない。怖い、怖い、怖い!
心の底からそう思った。その目は濁っていて怒りを含んでいたが、何処か焦った感情も混じっていた。
まず何で風紀からの勧誘をされた事を知っているのか。疑問は増えていくばかりだった。
「な、なんでお前がその事を知っている!さっき言われたばかりなのに…」
「あのね、俺はただの学生じゃないんだよ。"紅華"って知ってる?その紅華に入ってる生徒は教師も口だしできない。俗に言う特別扱いと、いうわけ。
それで風紀入ったの?」
「え、い いや入ってないが…」
理解が追い付かない。意味が分からない、それは学校と言うのか?不良校だから許される…んなわけないよな!?
「断ったか…でもあいつがそうやすやすと帰すわけが無い。ッチ まぁ諦めるようなことはしないけどね。」
こいつは何か言っていたが、今の俺には聞こえなかった。保留にしたのに断ったと嘘を吐いたり内心冷や汗がだらだらだった。
「ねぇねぇ、君さあ紅華に入らない?俺が喧嘩の腕も保証するから心配いらないし。…ね?」
「断ることは…「はぁ?」
怖いぃ~
これもう俺に拒否権無いんじゃね?
「で、でも俺が入ったら足手まといになると思うし、他の人は俺何かがいたら嫌だと思いますよ。」
「んじゃ、挨拶しに行く?俺も自慢したかったからちょうど良いし、それなら強さも証明出来るし🎵」
「………」
「どうしたの?」
「すいません、本当に今関係無いんですけどなんて呼べば良いですか?」
「‼ えっとね、俺"神楽坂 翔"だから翔って言ってね。君は春君って呼んで良い?春君から名前聞いてくれるなんて嬉しいな🎵」
「え、あ、ああ良いよ。よろしく?翔。ってちょっと待って何してるの!?」
「じゃあ早速行こう。後何かあったら俺の名前出してね。ちなみに今から行くのは紅華集い場だから俺にしっかりついて来てね。」
何か"しっかり"と言うところを強調された気がするがそんなにヤバイ所なんだろうか…。
でも…
「ねぇ、なんで抱き上げてるの?自分で歩けるよ。」
「良いの、良いの。それに勘違いされたら困るし。」
な、なるほど『何でこんな弱い奴がいる!』みたいなことにならないように、ということか…
~~~~~~~~~~
◆神楽坂 視点◆
(今腕の中に春ちゃんがいる)
それだけでも嬉しいのに名前で呼ばれたし本当に可愛い。
最初は威嚇していたのに慣れて来たら気を許していて猫みたいだな。
紅華に入ったらずっと側にいれるし自慢できるから想像だけでも胸が高鳴る。他の奴には渡したくないな。もちろん紅華も例外じゃ無い。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説



悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

眠り姫
虹月
BL
そんな眠り姫を起こす王子様は、僕じゃない。
ただ眠ることが好きな凛月は、四月から全寮制の名門男子校、天彗学園に入学することになる。そこで待ち受けていたのは、色々な問題を抱えた男子生徒達。そんな男子生徒と関わり合い、凛月が与え、与えられたものとは――。


囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?

眺めるほうが好きなんだ
チョコキラー
BL
何事も見るからこそおもしろい。がモットーの主人公は、常におもしろいことの傍観者でありたいと願う。でも、彼からは周りを虜にする謎の色気がムンムンです!w
顔はクマがあり、前髪が長くて顔は見えにくいが、中々美形…!
そんな彼は王道をみて楽しむ側だったのに、気づけば自分が中心に!?
てな感じの巻き込まれくんでーす♪

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる