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彼女の罪と罰、その末路とは
慧 side 2
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次に目が覚めた時、私は見知らぬ場所にいた。
暗く、狭い部屋の中、私は美香ちゃんの名前を叫んだ。返事はなく、代わりに怯えた老女が私のもとへやって来て、水やパンを与えた。私はそれが犯人だと思い、相手を刺激しないように平静を装った。まるで怖くないと、強がってみせた。そうでもしないと、どこかに囚われているだろう美香ちゃんに心配をかけてしまうと思ったからだ。
しかし老女は、ただ食料を渡しにくるだけで、その他は何も言わず、何もしなかった。トイレなど当然なかった。バケツを渡されて、仕方なくそこでした。屈辱を感じたけれど、それよりも恐怖の方が勝っていた。鍵は閉められているのか、びくともしなかった。
それから何日か経った後、私のいる部屋に誰かが連れて来られた。最初、それが誰だかわからず怯えてしまったが、「慧ちゃん」とか細い声で呼ばれて私は涙した。
美香ちゃんだった。すぐに私の姉だとわからぬほど、彼女の顔はボコボコに腫れ上がっていた。また、綺麗な脚の間からは、生理のような血が流れていた。着ていた服は普段から仕事着としているブラウスとフレアスカート。皺一つないそれが、ボロ雑巾のようになっていて、私は彼女とともに攫われてから、今になるまで彼女が何をされていたのかを知った。
見知らぬそこが、檻のように感じられた。
美香ちゃんが私と一緒の部屋になった後、なぜか扉が自由に開いた。といっても、私が閉じ込められていたその部屋が開いただけで、檻から出られたわけじゃない。本来なら出られるだろう箇所は、すべて封鎖されていた。
わかったことは、それが三階建てであるということ。そしてそこが、病院として使われていただろうということだった。女、しかも子どもの力ではどうにもならなかったけれど、手足は自由だったから、私は脱出するためにあちこちを動き回った。老女や他の人間は見当たらなかった。
何をするにしても素手で触れていた私の手は、すぐに傷だらけになった。しかし一刻も早く出なければ、美香ちゃんが死んでしまう。両手がどうなろうと構わなかった。私は声が枯れるまで叫び続けた。
それからどれだけ経ったのか、再び老女が姿を現し、続けて男が現れた。その男は、父のクリニック周りをうろつき、美香ちゃんに言い寄っていたあの男だった。この男が、美香ちゃんを傷つけたのだと、すぐにわかった。
私は男に掴みがかった。なりふり構わず、掴みがかった。けれど、長身で図体も大きな男に、子どもの私が敵うわけがなかった。私はお腹を中心に蹴られて、動けなくなった。美香ちゃんは連れて行かれ、私たちはまたもや離れ離れになった。
もう体力も気力も限界だった。何日、いや何か月、何年経ったのだろうと……時間の感覚が麻痺していた。私はぐったりと倒れていて、その隣には美香ちゃんが転がされていた。顔が何倍にも腫れあがった美香ちゃんは、もう虫の息だった。
すると、そんな狭い部屋の中に、見知らぬ男女が入ってきた。入ってきた、というよりは、美香ちゃんと同じように転がされた。一人は頬と腹回りがぽっちゃりとした、私と同じ歳くらいの男の子で、もう一人は食事を運ぶ老女よりもやや若い女性だった。二人とも、手足を縛られ、眠っていた。彼らはいったい何者なんだ? 私の頭には、疑問符だけが浮かんだ。
檻の中には、私を除き、女が三人、男が二人の合計六人が集まった。その内、二人が犯人だ。
そして、この時がやってきた。いつものように、美香ちゃんを連れて行こうとした男だったが、もう自力では歩けない美香ちゃんを、別室へ運び込むことができなかった。あろうことか、男は虫の息の美香ちゃんをその場で甚振り始めた。妹の私の目の前で。抵抗すらできないでいる美香ちゃんの名を、私は呼び続けた。このままでは死んでしまう。私の心はもはや限界だった。
その中に、また新しい男が入ってきた。顔を隠すためか、マスクとゴーグルをつけていた。その男は、老女を叱り飛ばしていた。老女はすべてが鬼のせいだと嘆いていた。食事を運ぶ際も、この老女は「鬼のせい。あの子は悪くない。すべては鬼のせいなのよ」とよく呟いていた。叫ぶ時もあったし、もう嫌だとも言っていた。老女は日に日にやつれていくのがわかった。私はそんなに鬼から逃れたいなら、とっとと動け、こっちを助けろ、と心の中で叫んでいた。が、彼女に届くわけもなかった。
途中で現れたこの男が何者なのか、それは美香ちゃんを甚振る男の口からわかった。彼は男を「父さん」と呼び、血に塗れた手を止めた。この二人は親子。そして老女はきっと母親。だからこの三人は家族だ。ヒエラルキーは上から父親、息子、母親の順。私がわかった情報はそこまでだ。
そこから先は地獄だった。翌日、美香ちゃんが自殺した。あの三人が部屋から出払っている隙を狙い、着けていたブラジャーを縄代わりにしてドアノブに引っ掛けた後、最後の力を振り絞って首を吊った。きっととても、苦しかったと思う。私が気絶している間のことだった。私は急いで美香ちゃんの首からブラジャーを剥がすも、まだ温かい体からは微かな呼吸さえ感じられなかった。
それがきっかけとなり、男たちの中で何かが崩れたのか、他の人間も始末しようという恐ろしい言葉が耳に入った。
私と見知らぬ男女は、犯人の男の父親と母親によって何かの薬を無理やり飲まされた。私はそれを上手く吐き出すことに成功し、すべては飲み切らなかった。しかし後の二人はそれを飲み干してしまい、すぐに倒れてしまった。眠ったのか、死んだのかはわからない。二人とも、ぐったりとしていた。私は同じように気絶したフリをして様子を窺った。
父親と母親によって、まず、捕まった女の方がバラバラにされた。文字通り、バラバラにされた。そして次に、眠っている男が同じようにされかけたのだが、使っていた道具が壊れてしまったのか、断念していた。仕方ないとばかりに、私たちは外に運ばれた。次は何をされるのか。私は必死に眠ったフリを続けた。もはや、この所業を行う彼らが、同じ人間とは思えなかった。
そうして、彼らが目を離した隙を狙って、私は命からがら逃げ出した。当然、彼らは追ってきた。私は必死で森の中を駆け回り、突如として現れた川の中に、迷うことなく飛び込んだ。人に殺されるよりは自然に殺されたい。そんな究極の選択だった。
後に、私は救助された。まさに奇跡的というやつだ。報道はされたが、生きている上に未成年なので、実名は晒されなかった。
父と母も駆けつけてくれたが、私の状態は酷かった。話せない、思い出せない、倒れてしまう。私が拉致被害に遭い、長い間監禁されていたことを語れるようになったのは、それから半年も先のことだった。
何があったのか、何をされたのかなど、具体的なことはまったく語れなかったのに、それでも美香ちゃんが目の前で自殺したことだけは話すことができた。母は愛娘だった美香ちゃんが死んだと知って、数日後に自殺した。母が愛していたのは、美香ちゃんだけだった。
母の葬儀の手配は、私や父の代わりに美香ちゃんの恋人の誠さんが手伝ってくれた。これは後から聞いた話で、美香ちゃんと誠さんは、ゴールデンウィーク後に事実婚という形を取ろうとしていた。恋人同士のままだといつ関係が崩れてしまうかもわからない。しかし入籍は、私が成人するまで待って欲しいというのが、美香ちゃんの願いだった。
言ってくれればよかったのに。私は美香ちゃんの優しさが嬉しくて、痛かった。
一度だけ、美香ちゃんから惚気られたことがある。美香ちゃんにとって最後となってしまった誕生日に、彼女は誠さんから腕時計をもらった。給料一か月分の価値のその時計を美香ちゃんは大いに喜び、何度も自慢された。特に有名なブランドでもないその腕時計は、やや武骨なデザインで、本当に女性用なのかと疑ってしまうものだったが、美香ちゃんはもらったその日から、毎日腕に巻いていた。
はめられない結婚指輪より、幾分価値があったのだろう。その大事な時計を、なぜか私が持っていた。救助された際、手首に巻いていたらしい。どうして巻いていたのか、それはついぞ思い出せなかった。
見知らぬ場所で、見知らぬ人間たちによって、姉と他二人の人間とともに私は監禁された。それ以外、何ら有益な情報もないまま、やがて事件は迷宮入りとなってしまった。
暗く、狭い部屋の中、私は美香ちゃんの名前を叫んだ。返事はなく、代わりに怯えた老女が私のもとへやって来て、水やパンを与えた。私はそれが犯人だと思い、相手を刺激しないように平静を装った。まるで怖くないと、強がってみせた。そうでもしないと、どこかに囚われているだろう美香ちゃんに心配をかけてしまうと思ったからだ。
しかし老女は、ただ食料を渡しにくるだけで、その他は何も言わず、何もしなかった。トイレなど当然なかった。バケツを渡されて、仕方なくそこでした。屈辱を感じたけれど、それよりも恐怖の方が勝っていた。鍵は閉められているのか、びくともしなかった。
それから何日か経った後、私のいる部屋に誰かが連れて来られた。最初、それが誰だかわからず怯えてしまったが、「慧ちゃん」とか細い声で呼ばれて私は涙した。
美香ちゃんだった。すぐに私の姉だとわからぬほど、彼女の顔はボコボコに腫れ上がっていた。また、綺麗な脚の間からは、生理のような血が流れていた。着ていた服は普段から仕事着としているブラウスとフレアスカート。皺一つないそれが、ボロ雑巾のようになっていて、私は彼女とともに攫われてから、今になるまで彼女が何をされていたのかを知った。
見知らぬそこが、檻のように感じられた。
美香ちゃんが私と一緒の部屋になった後、なぜか扉が自由に開いた。といっても、私が閉じ込められていたその部屋が開いただけで、檻から出られたわけじゃない。本来なら出られるだろう箇所は、すべて封鎖されていた。
わかったことは、それが三階建てであるということ。そしてそこが、病院として使われていただろうということだった。女、しかも子どもの力ではどうにもならなかったけれど、手足は自由だったから、私は脱出するためにあちこちを動き回った。老女や他の人間は見当たらなかった。
何をするにしても素手で触れていた私の手は、すぐに傷だらけになった。しかし一刻も早く出なければ、美香ちゃんが死んでしまう。両手がどうなろうと構わなかった。私は声が枯れるまで叫び続けた。
それからどれだけ経ったのか、再び老女が姿を現し、続けて男が現れた。その男は、父のクリニック周りをうろつき、美香ちゃんに言い寄っていたあの男だった。この男が、美香ちゃんを傷つけたのだと、すぐにわかった。
私は男に掴みがかった。なりふり構わず、掴みがかった。けれど、長身で図体も大きな男に、子どもの私が敵うわけがなかった。私はお腹を中心に蹴られて、動けなくなった。美香ちゃんは連れて行かれ、私たちはまたもや離れ離れになった。
もう体力も気力も限界だった。何日、いや何か月、何年経ったのだろうと……時間の感覚が麻痺していた。私はぐったりと倒れていて、その隣には美香ちゃんが転がされていた。顔が何倍にも腫れあがった美香ちゃんは、もう虫の息だった。
すると、そんな狭い部屋の中に、見知らぬ男女が入ってきた。入ってきた、というよりは、美香ちゃんと同じように転がされた。一人は頬と腹回りがぽっちゃりとした、私と同じ歳くらいの男の子で、もう一人は食事を運ぶ老女よりもやや若い女性だった。二人とも、手足を縛られ、眠っていた。彼らはいったい何者なんだ? 私の頭には、疑問符だけが浮かんだ。
檻の中には、私を除き、女が三人、男が二人の合計六人が集まった。その内、二人が犯人だ。
そして、この時がやってきた。いつものように、美香ちゃんを連れて行こうとした男だったが、もう自力では歩けない美香ちゃんを、別室へ運び込むことができなかった。あろうことか、男は虫の息の美香ちゃんをその場で甚振り始めた。妹の私の目の前で。抵抗すらできないでいる美香ちゃんの名を、私は呼び続けた。このままでは死んでしまう。私の心はもはや限界だった。
その中に、また新しい男が入ってきた。顔を隠すためか、マスクとゴーグルをつけていた。その男は、老女を叱り飛ばしていた。老女はすべてが鬼のせいだと嘆いていた。食事を運ぶ際も、この老女は「鬼のせい。あの子は悪くない。すべては鬼のせいなのよ」とよく呟いていた。叫ぶ時もあったし、もう嫌だとも言っていた。老女は日に日にやつれていくのがわかった。私はそんなに鬼から逃れたいなら、とっとと動け、こっちを助けろ、と心の中で叫んでいた。が、彼女に届くわけもなかった。
途中で現れたこの男が何者なのか、それは美香ちゃんを甚振る男の口からわかった。彼は男を「父さん」と呼び、血に塗れた手を止めた。この二人は親子。そして老女はきっと母親。だからこの三人は家族だ。ヒエラルキーは上から父親、息子、母親の順。私がわかった情報はそこまでだ。
そこから先は地獄だった。翌日、美香ちゃんが自殺した。あの三人が部屋から出払っている隙を狙い、着けていたブラジャーを縄代わりにしてドアノブに引っ掛けた後、最後の力を振り絞って首を吊った。きっととても、苦しかったと思う。私が気絶している間のことだった。私は急いで美香ちゃんの首からブラジャーを剥がすも、まだ温かい体からは微かな呼吸さえ感じられなかった。
それがきっかけとなり、男たちの中で何かが崩れたのか、他の人間も始末しようという恐ろしい言葉が耳に入った。
私と見知らぬ男女は、犯人の男の父親と母親によって何かの薬を無理やり飲まされた。私はそれを上手く吐き出すことに成功し、すべては飲み切らなかった。しかし後の二人はそれを飲み干してしまい、すぐに倒れてしまった。眠ったのか、死んだのかはわからない。二人とも、ぐったりとしていた。私は同じように気絶したフリをして様子を窺った。
父親と母親によって、まず、捕まった女の方がバラバラにされた。文字通り、バラバラにされた。そして次に、眠っている男が同じようにされかけたのだが、使っていた道具が壊れてしまったのか、断念していた。仕方ないとばかりに、私たちは外に運ばれた。次は何をされるのか。私は必死に眠ったフリを続けた。もはや、この所業を行う彼らが、同じ人間とは思えなかった。
そうして、彼らが目を離した隙を狙って、私は命からがら逃げ出した。当然、彼らは追ってきた。私は必死で森の中を駆け回り、突如として現れた川の中に、迷うことなく飛び込んだ。人に殺されるよりは自然に殺されたい。そんな究極の選択だった。
後に、私は救助された。まさに奇跡的というやつだ。報道はされたが、生きている上に未成年なので、実名は晒されなかった。
父と母も駆けつけてくれたが、私の状態は酷かった。話せない、思い出せない、倒れてしまう。私が拉致被害に遭い、長い間監禁されていたことを語れるようになったのは、それから半年も先のことだった。
何があったのか、何をされたのかなど、具体的なことはまったく語れなかったのに、それでも美香ちゃんが目の前で自殺したことだけは話すことができた。母は愛娘だった美香ちゃんが死んだと知って、数日後に自殺した。母が愛していたのは、美香ちゃんだけだった。
母の葬儀の手配は、私や父の代わりに美香ちゃんの恋人の誠さんが手伝ってくれた。これは後から聞いた話で、美香ちゃんと誠さんは、ゴールデンウィーク後に事実婚という形を取ろうとしていた。恋人同士のままだといつ関係が崩れてしまうかもわからない。しかし入籍は、私が成人するまで待って欲しいというのが、美香ちゃんの願いだった。
言ってくれればよかったのに。私は美香ちゃんの優しさが嬉しくて、痛かった。
一度だけ、美香ちゃんから惚気られたことがある。美香ちゃんにとって最後となってしまった誕生日に、彼女は誠さんから腕時計をもらった。給料一か月分の価値のその時計を美香ちゃんは大いに喜び、何度も自慢された。特に有名なブランドでもないその腕時計は、やや武骨なデザインで、本当に女性用なのかと疑ってしまうものだったが、美香ちゃんはもらったその日から、毎日腕に巻いていた。
はめられない結婚指輪より、幾分価値があったのだろう。その大事な時計を、なぜか私が持っていた。救助された際、手首に巻いていたらしい。どうして巻いていたのか、それはついぞ思い出せなかった。
見知らぬ場所で、見知らぬ人間たちによって、姉と他二人の人間とともに私は監禁された。それ以外、何ら有益な情報もないまま、やがて事件は迷宮入りとなってしまった。
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