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第1話:「俺がヴェリきゅんを幸せにします!」
しおりを挟む【突然、このようなところにお呼び立てしてしまい、申し訳ございません】
頭の中に直接、響く声。
目の前には、この世のものとは思えない程に、とんでもなく美しい方がいた。
透き通るような白い肌に、真っ白な長い髪は緩く縛られている。瞳は透明のようでいて、光に反射して虹色のように輝く。
まさに人ならざるモノって感じの姿。
「これって、夢…?」
【夢ではありません】
「そうかい……」
【ええ、そうです】
なんだろう…この人(?)、天然なのかな。
独り言にこんな大真面目に返されるとかえって拍子抜けするというか。まあ、別にいいんですけど。
「あなたは一体、何者なんですか?それにここはどこなんです?」
【我は人間で言うところの所謂、神という存在なのでしょう。我々にはそういった俗称はないので予測でしかないのですが】
「あなた方に呼び名みたいなのは無いから、わからないと?」
【そうです。我々はただそこにあり、世界を見守っている。時折、干渉することもありますが、それもごく稀なことです】
「なるほど…では、何故今回はその"ごく稀"な干渉とやらをしたのですか?」
【それは───】
「それは───?」
【彼が、あまりにも不憫だったので】
「はい?」
【ですから──】
「いや!聞き取れなかったという意味ではなくて…ッ!」
──彼って、もしかしなくても。
「ヴェリきゅん…じゃなかった、彼とはヴェリキュス・ロ・ラベリッタのことですか?」
【そうです。彼は国を追放後、悲惨な死を遂げるのです。彼はただ真っ直ぐに正しく生きたにもかかわらず、この所業はあまりにも酷であると───】
「わかります!!!!!!!」
俺は、激しく神に同意した。
「ほんっとそうですよね?!ヴェリきゅんは真っ当に生きてましたよね!?」
【そうなのです。彼は本当に誰に対しても優しく慈悲深くて、それはそれは心根も容姿も美しい子でした。だからこそ、我は悲しくて悲しくて】
「そうですよね!そうですよね!!」
それからはもう、大変だった。
神様とヴェリきゅんの良さについてお互いに熱く、それはもう熱く語り合ったのだ。
そして、俺はそこで聞かされた。ヴェリきゅんがどんな最期を迎えたのかを。
「え、この乙女ゲームの世界って本当にあった話なんですか?」
【ええ、貴方が住む世界とは違う我が管理している世界。貴方からすれば、異世界で本当に起きた出来事なのです】
「異世界…」
なんか、話が壮大になってきたぞ。
いや、そもそも神様が登場している時点で大事ではあるのか…?
【我はいつも彼を見守っていた。いつも国の平和を願い、民のことを想い、そして婚約者であるクソ第3王子のことを考えていた】
「神様、第3王子の呼び方が俺のやつ、うつってますよ…」
【フフ、些細なことですよ】
おいおい、俺のツッコミ軽く流しやがったぞ。神がそんな感情的になっていいのか。
「ちょっと待って。このゲームの話が本当なのだとしたら、このゲームを作ったのってもしかして…」
【ええ、我が作りました】
「なんでやねん!!?」
思わず、関西の人じゃないのに、関西弁で突っ込んじゃったよ…本場の人に怒られるやつやん。
【彼の魂がなくなるのを防ぐために仕方がなかったのです】
「魂がなくなるのを防ぐため…?」
神様は語ってくれた。
人間の魂は死んだ後、生まれ変わるか、そのまま現世で彷徨い続けるか、はたまた死後の世界に移るしかないのだということを。
【彼は死後の世界への導きを無意識に拒み、死後の世界に来ることなく、現世で悩み後悔していました。きっと自分の何かがいけなかったのだと───】
「そんなこと…!」
【ええ、貴方の言う通りです。彼は間違っていない。間違っていたのは、彼の周りであると。我は心からそう思うのです。けれど、彼の魂は死んだ後も苦悩し続けていました。我はそれがやるせなくて仕方なかった…彼には彼のままで幸せになってほしい。転生させることもできるけれど、彼でなければ意味がない。そう思った我は彼の魂が苦悩の末に消えないように閉じ込めることにしたのです】
「閉じ込める…?どうして、そんなことを…」
【彼は彷徨い続けた結果、魂がすり減って消えかけていたのです。皮肉にもこんな彼にとって生前を追体験させるような物語のゲームという形になってしまったけれど、そうするしか方法がなかった】
「…!何故!!別の内容にしなかったんですかっ!?こんな、またヴェリきゅんを苦しめるような内容なんかに───」
【もしも、別の物語のゲームで彼が幸せになるような内容にしてしまえば、彼の自我は消えてしまっていたでしょう。辛さのあまり、そのゲームの内容を本当に自分の生きた世界だと思い込んでしまう可能性があった】
「あの優秀なヴェリきゅんが、そこまでに…」
【はい。追い詰められ、心を蝕まれていました】
現実逃避をしてしまいそうなほどに、彼は苦しめられたのか…
「許せない」
【ええ、許せません】
「結局、本当にヴェリきゅんが生きていた国はどうなったのですか?まさか、そのままヒロインと第3王子が幸せに暮らしましたなんて…あなたは許さないでしょう?」
【ええ、もちろんですとも。しっかり、天罰を下しましたよ】
この世のモノとは思えない、その美しい顔を綻ばせて恐ろしいことを言う。まあ、ざまぁとしか言いようのない結末だけれども。
「話を本題に戻しますけど…ヴェリキュス・ロ・ラベリッタを救う覚悟はありますか?ってアレは…そして、俺をここに呼び出したのはどうしてですか…?」
【…我は、ずっとヴェリキュス・ロ・ラベリッタを想い、救ってくれそうな人間を探していました。そしてようやく貴方を見つけたのです】
「俺…?」
【他にも貴方のように、このゲームをプレイした人間はおりました。ですが、残念なことに所詮はゲームだからと貴方のようにここまで彼を想ってくれる人間はいなかったのです】
「そんな…!こんな綺麗で心まで美しいヴェリきゅんを誰も想わないなんてことあるのか…ッ!?」
【ありますとも。皆は、攻略対象者またはヒロインに夢中だった。誰も彼のことを想ってはくれなかったのです】
「そんなことって…このゲームをプレイした奴ら、どんだけ見る目がねえんだよ……」
【本当に】
俺と神様は再び頷き合った。
推しが同じ俺たちは所謂、同志だ。
守りたいものが同じのとんでもなく志の高い同志。
神様相手に同志なんて、烏滸がましいのかもしれないけれど。
【ここへ貴方を呼んだ目的は、貴方に頼みがあったからです、杜若響】
フルネームを呼ばれるとは、どうやら真剣な話のようだ。
【一個人の魂に干渉しすぎた我は彼をもう一度、彼の生きた世界で蘇らせることはできない。もしも、同じ世界で彼を蘇らせてしまえば、世界を歪ませてしまうでしょう。蘇った彼はバケモノか、または神と同等に扱われて、確実に心休まるなんてものとは程遠い生活を送る羽目になる。我は只でさえ好き勝手をしすぎた故、これ以上やりすぎると同胞に怒られかねないのです】
ヴェリきゅんが生きた世界に似た世界を乙女ゲームで再現してそこに魂を入れた時点で怒られても仕方ない案件なのでは…
【フフ、他の同胞たちも意外と好き勝手にやっておりますからね。その程度のことでは、自分のやっていることもあるから口出しはできないのですよ】
Oh…他の神々も好き勝手やってるんかーい!
【…彼、ヴェリキュス・ロ・ラベリッタを貴方が住む世界で生きさせることにします。死者を蘇らせるのは大変ですが、新たな肉体を作り、そこに魂を移すことは蘇らせるよりも簡単なのです。そこで、杜若響。貴方には彼のそばにいて彼を幸せへと導いてほしいのです】
「えっ…ヴェリきゅんを幸せに……?」
【そうです、貴方は救う覚悟があると言った。それならば、証明してください。彼の心を救い、そして彼を笑顔にしてあげてください】
───そんなの。
「お安い御用だ。神様直々にヴェリきゅんの見守り隊長に選ばれるなんて感激だね!俺の全身全霊をかけてヴェリきゅんを幸せにしてみせます!」
【おや、見守り隊長とは…無自覚のようですね。これは面白い】
「…?何か仰いましたか……?」
【いえ、なんでもありませんよ。貴方を元の世界へ戻すのに加えて、ヴェリキュス・ロ・ラベリッタも新たな肉体で転移させます。しかし、新たな肉体を得る代償として彼が死ぬ間際の…つまり魔物に殺されぬよう逃げていた状態のままで転移させることになります。その為、彼は怪我をしていると思います。なので、どうか彼を手当てしてあげてください】
「わかりました。ヴェリきゅんの存在は向こうでどういう風になるんでしょうか…?肉体があるということは幽霊ではないってことですよね?彼が生きていく上での言語であったり、戸籍とかって…」
【心配ご無用、言葉はちゃんと貴方と言葉が通じるように日本語にします。それに加え、ヴェリキュス・ロ・ラヴェリッタは婚約者という立場もありましたし、もともとの彼が勤勉でしたから、自国語の他に五カ国語を話すことができたのですよ。彼の努力に免じて人口の多い国、上からそれぞれ五つの国の言葉を話せるようにします。戸籍も偽造ではなく本物を用意しておりますよ。学歴などは、彼の元いた世界に似た学校に通っていたことにさせています。断罪されたのは、卒業パーティーでしたので、学歴的にはちゃんと卒業させたことにしています】
「さすが神様ですね、しっかりと考えていらっしゃる…」
【彼を幸せにしたいのは、我も同じなのです。そこはしっかり考えておりますよ】
話はまとまった。
その時、真っ白な空間がキラキラと輝きだす。
【そろそろ時間のようです。杜若響、ヴェリキュス・ロ・ラベリッタを頼みましたよ】
「はい、神様。この杜若響。この名に誓って、俺がヴェリきゅんを幸せにします!」
輝きが一際、強く増したかと思うと俺はその言葉を最後に意識を失った。
+++
「…ん、う」
「─────!」
神様とのことを振り返っている間に、どうやらヴェリきゅんの意識が戻りかけているようだ。
まぶたが微かに震えている。
すると、震える目元から涙がこぼれ落ちた。
「ヴェリキュス……」
その涙に、胸が掻きむしられるような想いがした。ヴェリきゅんの悲しみを取り除いてあげたい。
そっと黄金色の髪に触れる。
元はふわふわで柔らかかったであろう髪は、土汚れのせいか少しパサついていて艶が失われている。
「もう大丈夫だよ、俺がそばにいる。もう誰も君を傷つけないから」
ヴェリきゅんの心の悲しみが少しでも和らぐことを願って、俺は頭を撫で続けた。
どれだけ、そうしていただろう。
ほんの数分だったであろう時間がやけに長く感じられた。
それだけ彼を見つめていたのだろう。時折、彼の涙をティッシュで拭いつつ、頭を優しく撫で続ける23歳の俺。
うん、絵面的にギリギリアウトかもしれない。
そんな、ふざけたことを考えていたからだろう。俺は油断していたのだ。ヴェリきゅんが今にも起きようとしていたのを気がつかなかった。
そして、気がついた時には目が見開かれていたのである。
「…ッダァッッ!???」
い、一体いつから起きていたんだ…!!
ひ、瞳が美しすぎて思わず変な声が出ちゃったんだが!??
こんなの初対面にする対応としてスマートじゃなさすぎでは?!第一印象悪すぎだろう!!?
「………こ、こは。死後の世界ですか」
掠れた声でぼんやりと俺の顔を見る。
その顔は何やら夢現で、死にかけていた自分が助かるわけがないという考えからか、ここを死後の世界だと思っているようだった。
「え、えっと。違うよ、うん。違うんだ。ここは死後の世界ではなく現実で、君は助かったんだよ」
最初の方はヴェリきゅんのあまりの美しさに思わず吃ってしまったが、彼の瞳の吸い込まれそうな深い色に、段々と冷静さを取り戻した。
自然を思わせる、その色に心が癒されてしまったのである。
ヴェリきゅんは少し考えるように目を眇めると、もう一度俺に目を合わせて言った。
「私を助けてくださったのですか」
「………そう、なるのかな?」
本当にヴェリきゅんを助けたのは神様だし、俺は神様から彼を受け取って傷の手当てをしただけなんだけど…
でも、ある種これらも助けたってことになるんだろうと思うので、とりあえず肯定しておく。
「私は罪人として追放されたはず。あの魔物が蔓延る森に来てまで私を助けて連れ帰るなんて一体…もし他国に辿り着くにしても、あの位置からでは相当な距離がある。ということは、私は国に戻ったのか?でも、一度追放された者が戻されるなんて、そんなこと有り得るわけが────」
「はい、ちょっと落ち着こうか」
白くてまろい頬を軽く指でつついた。
柔らかくて愛おしい。
「これから話すことは、君を驚かせるかもしれない。いや、確実に驚かせることになると思う。信じられなくても、どうか最後まで聴いてほしい」
俺の真剣な顔に、ヴェリきゅんも何かを感じ取ったのか、寝転んだそのままの状態で返事をするように軽く頷いてくれた。
そして、俺は嘘偽りなく彼にこれまでの経緯を伝えた。
俺がプレイしていたゲームというモノの、ヴェリきゅんにわかりやすく言えば物語のお話の中でヴェリきゅんが出てきたこと。一生懸命に理不尽の中、生きる君を心から助けたいと思ったこと。
そして、神様と出会い、その物語が本当にあった出来事で俺の助けたいという気持ちを認められ、その信念のもとヴェリきゅんを幸せにしてほしいと頼まれたこと。君の生活をこれからの人生の手助けを託されたこと。
──そして、ここがヴェリきゅんにとっては異世界であること。
どこか、話を誤魔化して彼の常識に沿って話すべきだったのかもしれない。
でも、誤魔化すんじゃなくて、推しには嘘偽りなく伝えたかったんだよ。推しには嘘をつきたくないってこの気持ち、推しがいる人になら、きっとわかってもらえるよね?
「神が、私を………」
大きく目を見開いて、信じられないというように動揺から瞳が揺れている。
「そうだよね、なかなか信じられないよね…」
「…あ、いえ。そうではないんです。貴方の言葉を信じられないというわけではなくて、ただこんな誰にも信じてもらえないような愚かな私を…神様ともあろう尊い御方から慈悲をいただけたというのが俄かに信じられなくて────」
「愚かなんかじゃない!!」
びくり。
突然出た俺の大声にヴェリきゅんの身体が跳ねた。
こんなボロボロになっている彼に大声なんて、配慮が足りない。でも、どうしても聞き捨てならなかったんだよ。
"自分が愚か"なんて、言葉。
「ヴェリきゅんは、愚かなんかじゃない。ヴェリきゅんの言葉を信じなかったのは、そいつらの目が曇っていただけだ…!聞く耳を持たなかっただけだ…!君が間違っていたわけではないよ!お願いだから、一生懸命生き抜いた自分自身を愚かだなんて言わないでくれ」
彼の手を握る。
その手は驚くほど冷たくて、本当に生きているか不安になるほどに。
俺の熱が少しでも伝わることを。
彼の心を凍てつかせるものが解けることを祈って、俺は強く強く握りしめた。
「…っ、ふ」
小さく息を詰まらせる音が聞こえて、ヴェリきゅんの手から顔へと目を向けて俺は死ぬほど驚いた。
ヴェリきゅんが泣いていたのだ。
「な、なな!大丈夫?俺、言い過ぎた…?でも、俺はそう思って……」
「そ、んなこと…言ってくれるひと、今までいながっだ」
言葉を遮るようにヴェリきゅんは言った。
眦から落ちていく雫がきらきらと、まるで宝石のように美しくて。
「…ヴェリきゅん、君は幸せになっていいんだ。もう無理しなくていいんだよ。ヴェリきゅんが元気になって余裕が出てきたら、この世界のことを教えるし、一緒にいろんなところへ行こう。きっと…楽しいよ」
それからヴェリきゅんは俺が握っていない方の腕を目元に持ってきて顔を隠すと、しばらく涙を流し続けた。
やがて、音が聞こえなくなったと思ったら泣き疲れて眠ってしまったようだった。
「飲み物を飲ませたり、可能だったらお風呂に入ってもらったりとか…いろいろさせてあげないといけないことがあったけど、疲れてるもんな。ゆっくり、おやすみ。ヴェリきゅん」
頭をひと撫でして、ヴェリきゅんがいつ目が覚めてもいいように食べやすいご飯でも作ってあげようと名残惜しく思いながらも撫でる手を止め、ゆっくりとその場から立ち上がった。
「生の推しと実際に話すって緊張するよ…!!」
ヴェリきゅんが寝ているので声を潜めつつも、ついついそんな言葉が溢れた。
美しい瞳に顔。
受け答えは理知的で優しく丁寧。
初めて会う人間、初めての場所で絶対に戸惑ったはずだし、疑って混乱してもおかしくないのに俺に対して丁寧に接してくれて、ちゃんと俺の話を信じてくれた。
ゲームをしていた時に感じていた彼の姿と今ここにいる彼の姿。性格の良さが、マジで解釈一致だったな。
確かにクソ第3王子に対しての言い方は多少キツかったかもしれないが、きちんと諭して当たり前のことを言っていた。
悪逆非道な行いをしたわけでもない。
逆にそれを行ったのは、クソ第3王子たちの方じゃないか。
優しくて、良い子で。
あんな悪役令息として祭り上げられるような子じゃない。
たくさん苦しんで、俺がヴェリきゅんは真っ当に生きていたと客観的に見ても俺の主観で見ても感じた当然のことを言っただけで泣き出してしまうような繊細な子だ。
「神様。ヴェリきゅんをこんなに、ボロボロにしたあの世界を俺は許せないよ」
神様から奴らには天罰が下ったという話を聞いていたから、なんとか溜飲を下げることができているが、下ったと知っていても、こんなに傷つけられたヴェリきゅんを見ているとやるせない気持ちになる。
「絶対に君を幸せにしてみせるから。俺、その為なら、なんだって頑張るから」
神様に託されたと言うのもあるが、それだけが理由ではなくて、実際に話してヴェリきゅんの様子を見て、改めて気持ちが固まったのだ。
「君には幸せになる権利がある。君には素敵な未来が待ってるよ。できるだけ長く、側で見守れたらいいな」
食材を刻みながら、俺はそんな自分勝手で浅はかな願いを口にしていた。
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