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幽霊
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実は俺も幽霊なんだけど、真樹とは違って地縛霊じゃないから何処へでも行ける。
今まで住んでた廃墟が取り壊されたから、俺は引っ越すことにした。
何処へでも行けるといっても、それは帰る家があるからだ。
幽霊にだって家は必要なんだよ。
俺は適当に見つけたボロアパートに入ることに決めた。
ガチャ、とドアを開ける。
中は薄暗く、いかにも出そうな感じだ。
「今日からここが俺の家か……」
呟くと、中にいた男の子が反抗的な目で見上げてきた。
「おっさんじゃない、お兄さんだ」
一応訂正する。
絶対おっさんって言ってただろ。
微妙な年齢なんだよ。
「おっさん、見えてんの?」
「お兄さんだけどな。ってか、なにそれ。ドッキリ?」
ああ、君も幽霊なのね。
「僕、幽霊だから」
「は?」
「幽霊。信じてないだろ?」
「だって、見えるし」
「見えたら幽霊じゃねーのかよ……」
信じていないふりをするとその子はむっとして宙に浮く。
そのまま天井を突き抜ける。
俺の後ろの壁から姿を見せる。
ほほう、色々できるじゃないか。
「信じた?」
「うん、まぁ。よくわかんないけど、信じておくよ」
夜になった。
布団を敷いて寝ようとする。
真樹は俺のことを人間だと信じきっているようで、それが面白い。
人間のふりをすることなど容易い。
「真樹、寝ないの?」
「僕は幽霊だからな」
「じゃあさ、隣にいてくれない?」
「何言ってんの」
俺は変態でもいい。
その名を甘んじて受けよう。
「おっさん言うな」
「なんて一緒に寝なきゃいけねーんだよ、おっさん」
「このアパート古いからさ、……出そうじゃない?」
人間のようなことを言う。
「もう僕が出てんだけど」
それもそうか、と今気付いたように言ってみる。
むむ、なかなか人間のふりも難しいな。
「とにかく、一緒に寝たいんだけど……駄目、かな」
「そんなに言うなら寝てやるよ」
「ありがと」
す、と真樹が布団の中に入ってくる。
久しぶりに熱を感じる。
「っ!?///」
さすさす、と真樹の尻を触る。
「ばっ……! 何触ってんだよ?!」
「叫んでもいいけど、聞こえないよ?」
「……っ」
「それに、」
口角を上げて真樹に微笑む。
「幽霊に人権なんてないから」
それは俺も同じなんだけど。
俺にも人権などない。
「待って、逃げるの?」
ぐ、と抱きしめる。
「……離さないよ」
真樹の子供のままの筋力では俺の腕を剥がすことはできない。
ばたばた、と足を動かすだけの抵抗。
「いい、よね」
「五月蝿え……おっさんのくせに」
「あれ、そんなこと言うんだ?」
手を滑らせて、真樹の入口を触る。
「……っ! ばか、そこは……///」
ぬちゅ
指を中に入れる。
「んっ……!////」
「感じてるの?」
「そんなこと…っ……ねーし///」
中を拡げる。
「ぁっ! …はぁ……////」
ぬっちゅぬっちゅ
中を掻き回す。
真樹は必死で気持ちよくないふりをする。
俺はそんなのには騙されないよ。
「……ぁ…はぁんっ!////」
真樹の腰が無意識に動く。
もっと感じたい、って顔をする。
ぬちょ、と指を抜く。
服を脱ぐ。
「ここまでしたんだから、いいよね?」
俺の屹立はもう反っている。
「逃げないみたいだし」
足を開く。
真樹の恥部が晒されて、顔を赤くする。
「んっ……ぁあっ!////」
屹立を押し込むと、入口が裂けて中に吸い込まれる。
「ちょ、おっさん……ぁっ!////」
「ん? おっさん?」
おっさんだろうが、と呟く。
ぱんっ、と腰を強く打つ。
「やぁっ! …まっ……激し、い…っ!/////」
ぱちゅっぱちゅっ
「はぁっ! ゃんっ! ……あぁんっ!////」
口では否定しながらも、身体は締め付けてくる。
内側が俺の屹立を擦る。
「お兄さん、な?」
「……五月蝿え、おっさん…ふわぁっ!?/////」
俺の屹立も強く擦られる。
腰を小刻みに激しく振って、中を擦る。
真樹の顔が快楽と我慢の狭間で揺れる。
「ゃっ! そんなに激しく…すんな……っ!////」
ぱちゅんっぱちゅんっ
「……ぁあっ! はぁあっ!////」
ぐり、と奥を開く。
真樹の中を抉る。
「ゃっ……ぁああんっ!/////」
ビク、と真樹の身体が痙攣して中がきゅんっと締まる。
真樹の屹立から白濁が零れる。
はぁ、と荒い吐息。
「ひゃっ! 今だめ……っ!/////」
腰をまた動かす。
台詞とは裏腹に真樹の中はきゅんきゅんと屹立に絡む。
「ぁんっ! …ゃ……はぁんっ!////」
「お兄さん、じゃないのか?」
ぐちゅっぐちゅっ
「は…ゃあっ! ゃんっ/////」
中を掻き回す。
いろんなところをぐりぐり抉って、その度に中が絡んでくる。
「……お兄さん…っ! やめろっつってんだ…ぁっ!////」
「よく言えたな」
「ぁんっ! なんで激し、く……ゃあっ!/////」
「ご褒美だ」
ぱちゅっ、と腰を突く。
中がきつく締まって屹立を包み込んで。
「ゃんっ! ぁ……はぁああんっ!!//////」
真樹は意識を手放す。
俺は白濁を真樹の中に吐き出す。
真樹がそっと目を閉じて身体から力を抜いて、成仏の準備に入る。
俺は真樹の身体から屹立を抜いて、静かに見守る。
真樹の身体が淡く光り出す。
ちいさな光の粒が浮いて、ふわふわと舞う。
幻想的な世界だった。
光が消えた時、俺は誰もいない部屋でひとりぽつんと座っていた。
「やっほ、おっさん」
見たことのある顔がドアを開ける。
「あれ、真樹?」
前成仏してたよね?
なんでいるの?
しかももう幽霊じゃないの?
「おっさん、来てやったぜ」
「成仏したんじゃなかったの?」
「んーなんか、また元の身体に戻ったっぽい」
へぇ。
あとおっさんじゃなくてお兄さん、な。
おっけ、おっさん、と真樹が笑って言う。
「っていうか真樹、」
真樹の目を見る。
「俺が見えてんの?」
「は? ……マジ?」
今まで住んでた廃墟が取り壊されたから、俺は引っ越すことにした。
何処へでも行けるといっても、それは帰る家があるからだ。
幽霊にだって家は必要なんだよ。
俺は適当に見つけたボロアパートに入ることに決めた。
ガチャ、とドアを開ける。
中は薄暗く、いかにも出そうな感じだ。
「今日からここが俺の家か……」
呟くと、中にいた男の子が反抗的な目で見上げてきた。
「おっさんじゃない、お兄さんだ」
一応訂正する。
絶対おっさんって言ってただろ。
微妙な年齢なんだよ。
「おっさん、見えてんの?」
「お兄さんだけどな。ってか、なにそれ。ドッキリ?」
ああ、君も幽霊なのね。
「僕、幽霊だから」
「は?」
「幽霊。信じてないだろ?」
「だって、見えるし」
「見えたら幽霊じゃねーのかよ……」
信じていないふりをするとその子はむっとして宙に浮く。
そのまま天井を突き抜ける。
俺の後ろの壁から姿を見せる。
ほほう、色々できるじゃないか。
「信じた?」
「うん、まぁ。よくわかんないけど、信じておくよ」
夜になった。
布団を敷いて寝ようとする。
真樹は俺のことを人間だと信じきっているようで、それが面白い。
人間のふりをすることなど容易い。
「真樹、寝ないの?」
「僕は幽霊だからな」
「じゃあさ、隣にいてくれない?」
「何言ってんの」
俺は変態でもいい。
その名を甘んじて受けよう。
「おっさん言うな」
「なんて一緒に寝なきゃいけねーんだよ、おっさん」
「このアパート古いからさ、……出そうじゃない?」
人間のようなことを言う。
「もう僕が出てんだけど」
それもそうか、と今気付いたように言ってみる。
むむ、なかなか人間のふりも難しいな。
「とにかく、一緒に寝たいんだけど……駄目、かな」
「そんなに言うなら寝てやるよ」
「ありがと」
す、と真樹が布団の中に入ってくる。
久しぶりに熱を感じる。
「っ!?///」
さすさす、と真樹の尻を触る。
「ばっ……! 何触ってんだよ?!」
「叫んでもいいけど、聞こえないよ?」
「……っ」
「それに、」
口角を上げて真樹に微笑む。
「幽霊に人権なんてないから」
それは俺も同じなんだけど。
俺にも人権などない。
「待って、逃げるの?」
ぐ、と抱きしめる。
「……離さないよ」
真樹の子供のままの筋力では俺の腕を剥がすことはできない。
ばたばた、と足を動かすだけの抵抗。
「いい、よね」
「五月蝿え……おっさんのくせに」
「あれ、そんなこと言うんだ?」
手を滑らせて、真樹の入口を触る。
「……っ! ばか、そこは……///」
ぬちゅ
指を中に入れる。
「んっ……!////」
「感じてるの?」
「そんなこと…っ……ねーし///」
中を拡げる。
「ぁっ! …はぁ……////」
ぬっちゅぬっちゅ
中を掻き回す。
真樹は必死で気持ちよくないふりをする。
俺はそんなのには騙されないよ。
「……ぁ…はぁんっ!////」
真樹の腰が無意識に動く。
もっと感じたい、って顔をする。
ぬちょ、と指を抜く。
服を脱ぐ。
「ここまでしたんだから、いいよね?」
俺の屹立はもう反っている。
「逃げないみたいだし」
足を開く。
真樹の恥部が晒されて、顔を赤くする。
「んっ……ぁあっ!////」
屹立を押し込むと、入口が裂けて中に吸い込まれる。
「ちょ、おっさん……ぁっ!////」
「ん? おっさん?」
おっさんだろうが、と呟く。
ぱんっ、と腰を強く打つ。
「やぁっ! …まっ……激し、い…っ!/////」
ぱちゅっぱちゅっ
「はぁっ! ゃんっ! ……あぁんっ!////」
口では否定しながらも、身体は締め付けてくる。
内側が俺の屹立を擦る。
「お兄さん、な?」
「……五月蝿え、おっさん…ふわぁっ!?/////」
俺の屹立も強く擦られる。
腰を小刻みに激しく振って、中を擦る。
真樹の顔が快楽と我慢の狭間で揺れる。
「ゃっ! そんなに激しく…すんな……っ!////」
ぱちゅんっぱちゅんっ
「……ぁあっ! はぁあっ!////」
ぐり、と奥を開く。
真樹の中を抉る。
「ゃっ……ぁああんっ!/////」
ビク、と真樹の身体が痙攣して中がきゅんっと締まる。
真樹の屹立から白濁が零れる。
はぁ、と荒い吐息。
「ひゃっ! 今だめ……っ!/////」
腰をまた動かす。
台詞とは裏腹に真樹の中はきゅんきゅんと屹立に絡む。
「ぁんっ! …ゃ……はぁんっ!////」
「お兄さん、じゃないのか?」
ぐちゅっぐちゅっ
「は…ゃあっ! ゃんっ/////」
中を掻き回す。
いろんなところをぐりぐり抉って、その度に中が絡んでくる。
「……お兄さん…っ! やめろっつってんだ…ぁっ!////」
「よく言えたな」
「ぁんっ! なんで激し、く……ゃあっ!/////」
「ご褒美だ」
ぱちゅっ、と腰を突く。
中がきつく締まって屹立を包み込んで。
「ゃんっ! ぁ……はぁああんっ!!//////」
真樹は意識を手放す。
俺は白濁を真樹の中に吐き出す。
真樹がそっと目を閉じて身体から力を抜いて、成仏の準備に入る。
俺は真樹の身体から屹立を抜いて、静かに見守る。
真樹の身体が淡く光り出す。
ちいさな光の粒が浮いて、ふわふわと舞う。
幻想的な世界だった。
光が消えた時、俺は誰もいない部屋でひとりぽつんと座っていた。
「やっほ、おっさん」
見たことのある顔がドアを開ける。
「あれ、真樹?」
前成仏してたよね?
なんでいるの?
しかももう幽霊じゃないの?
「おっさん、来てやったぜ」
「成仏したんじゃなかったの?」
「んーなんか、また元の身体に戻ったっぽい」
へぇ。
あとおっさんじゃなくてお兄さん、な。
おっけ、おっさん、と真樹が笑って言う。
「っていうか真樹、」
真樹の目を見る。
「俺が見えてんの?」
「は? ……マジ?」
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