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隣の席で淫乱で
攻め目線
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「せんせー、教科書忘れたんで見せてもらっていいですかー?」
隣の席の安稀を見ながら先生に言う。
いいぞ、と長身の先生が頷く。
ありがとうございます、と形だけの礼をして机を近付ける。
「安稀、ありがとな」
コソッと言って安稀の隣に座る。
安稀の睫毛は今日も憂いを帯びたように震えていて、オレの心臓も共鳴したように震え始める。
「授業始めるぞ。教科書576ページの……」
先生の無駄に大きい声が教室に響く。
ごひゃくななじゅうろく、と呟いてページを捲る。
安稀の視線がオレの指の上で止まって、もしかしたら弁当に入ってたブロッコリーがついたままなのかもしれない。
「何見てんの?」
オレの声で安稀が現実に戻ってくる。
「み、見てないよ」
ふぅん、と言って黒板を見る。
長身はいつもと同じように非合理的な説明をだらだらと撒いている。
「……んんっ///」
安稀の太ももの内側を撫でる。
「何、してるの……///」
コソコソ、と小声で話す。
安稀の声は小さいながらも脳の奥まで染み込んでくる。
「安稀、ここは?」
「ぇ、あ、ひゃいっ」
安稀が慌てて立ち上がって椅子が音を立てて倒れる。
安稀の顔は赤に染まって、汗が一筋垂れて。
見てて面白いなぁ。
「ええと、あの、……」
「んー次。要わかるか?」
「余弦定理とかですか?」
「おお、いいぞ。そのあとは?」
「で、二辺挟角のcosineがわかってるんで、それでBC求めて……」
頭の奥の方からスラスラと、無意識に答えが出てくる。
「……ですかね」
「もう要は完璧だな」
先生の言葉に、安稀が傷付いた顔を作る。
なんで傷付いてるの。
「……教えてくれたらいいのに」
「教えたら身につかないじゃん?」
「…………」
またさわさわと安稀の太ももを撫でる。
「……ん///」
声出したらバレるよ、と小声で囁く。
安稀の顔がぎゅっと歪む。
声押し殺したような声が唇の隙間から漏れる。
「ん……んっ////」
手をズボンの中に滑り込ませて、流れるように下着を潜らせて安稀のあれを的確に掴む。
これぞイメージトレーニングの成果。
「……んっ…ふ////」
安稀のあれを擦る。
少しずつ硬くなってくる。
「ん……っ!////」
オレたちを置いて授業は進んでいて、安稀のノートは真っ白なままで。
どうやって覚える気なんだろう。
ちなみにオレはノートとってないから見せられないよ。
「んっ……んん/////」
「安稀…授業中に勃ってるよ?」
耳元で囁く。
「……んっ!////」
授業中なのに。
先生が長身なのに。
安稀の下着は白く汚れた。
「ひどいよ……///」
隣では安稀が怒ったような顔で必死に姿勢を保っている。
「テストどうだったー?」
安稀に訊くと、慌てて紙を隠す。
見えてるから。
「お、これかな」
悔しげな顔になる。
あれで見つからないって思ってたの?
……と。
ええとこの点数はなんだろ。
オレとテスト違うのかも。
「要は何点だったのー」
安稀がオレの紙を奪う。
くしゃ、と端に皺が寄る。
「なんでこんなにいいの……」
「なんか、ごめんね?」
勉強頑張らないと。
隣の席の安稀を見ながら先生に言う。
いいぞ、と長身の先生が頷く。
ありがとうございます、と形だけの礼をして机を近付ける。
「安稀、ありがとな」
コソッと言って安稀の隣に座る。
安稀の睫毛は今日も憂いを帯びたように震えていて、オレの心臓も共鳴したように震え始める。
「授業始めるぞ。教科書576ページの……」
先生の無駄に大きい声が教室に響く。
ごひゃくななじゅうろく、と呟いてページを捲る。
安稀の視線がオレの指の上で止まって、もしかしたら弁当に入ってたブロッコリーがついたままなのかもしれない。
「何見てんの?」
オレの声で安稀が現実に戻ってくる。
「み、見てないよ」
ふぅん、と言って黒板を見る。
長身はいつもと同じように非合理的な説明をだらだらと撒いている。
「……んんっ///」
安稀の太ももの内側を撫でる。
「何、してるの……///」
コソコソ、と小声で話す。
安稀の声は小さいながらも脳の奥まで染み込んでくる。
「安稀、ここは?」
「ぇ、あ、ひゃいっ」
安稀が慌てて立ち上がって椅子が音を立てて倒れる。
安稀の顔は赤に染まって、汗が一筋垂れて。
見てて面白いなぁ。
「ええと、あの、……」
「んー次。要わかるか?」
「余弦定理とかですか?」
「おお、いいぞ。そのあとは?」
「で、二辺挟角のcosineがわかってるんで、それでBC求めて……」
頭の奥の方からスラスラと、無意識に答えが出てくる。
「……ですかね」
「もう要は完璧だな」
先生の言葉に、安稀が傷付いた顔を作る。
なんで傷付いてるの。
「……教えてくれたらいいのに」
「教えたら身につかないじゃん?」
「…………」
またさわさわと安稀の太ももを撫でる。
「……ん///」
声出したらバレるよ、と小声で囁く。
安稀の顔がぎゅっと歪む。
声押し殺したような声が唇の隙間から漏れる。
「ん……んっ////」
手をズボンの中に滑り込ませて、流れるように下着を潜らせて安稀のあれを的確に掴む。
これぞイメージトレーニングの成果。
「……んっ…ふ////」
安稀のあれを擦る。
少しずつ硬くなってくる。
「ん……っ!////」
オレたちを置いて授業は進んでいて、安稀のノートは真っ白なままで。
どうやって覚える気なんだろう。
ちなみにオレはノートとってないから見せられないよ。
「んっ……んん/////」
「安稀…授業中に勃ってるよ?」
耳元で囁く。
「……んっ!////」
授業中なのに。
先生が長身なのに。
安稀の下着は白く汚れた。
「ひどいよ……///」
隣では安稀が怒ったような顔で必死に姿勢を保っている。
「テストどうだったー?」
安稀に訊くと、慌てて紙を隠す。
見えてるから。
「お、これかな」
悔しげな顔になる。
あれで見つからないって思ってたの?
……と。
ええとこの点数はなんだろ。
オレとテスト違うのかも。
「要は何点だったのー」
安稀がオレの紙を奪う。
くしゃ、と端に皺が寄る。
「なんでこんなにいいの……」
「なんか、ごめんね?」
勉強頑張らないと。
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