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仲良い4人で海に来て、岩場に隠れて流れで2人でヤっちゃって夏。
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夏だった。
絶対的に、議論が許されないほどの、夏だった。
夏だけしかなかった。
僕はぼしゃぼしゃと泡を産み、潮の匂いに鼻をくすぐられる。
海面はどこまでも続いている。
波が何度も僕の身体を揺らした。
「幸平ー!」
幸平を呼ぶ。
足に波が当たってまた泡が産まれる。
幸平は僕に向かって歩いてくる。
「翠、早く来いよ」
「悠人くん、なんでそんなに元気いいの……」
「なんで元気ねーの?」
「ぼくの身体は貧弱なんだよ…」
翠と悠人が仲良さそうに話す。
もう付き合っちゃえばいいのに。
っていうか付き合ってるんだろう。
幸平が僕の近くに来る。
「それっ!」
ぱしゃん、と水をかける。
「しょっぱ! ……馬鹿」
また水を放る。
落ちた水で泡が産まれて夏。
「あれ、悠人と翠は?」
太陽がてっぺんに来ていた。
じりじりとした熱さにもかかわらず、砂は人で埋め尽くされている。
もはや人が地面みたいだ。
「海の家行くって。かき氷食べるらしいよ」
「へぇ」
「幸平、まだ泳ぐよね?」
「おう」
海に入る。
海水の冷たさで、火照った身体が冷やされた。
「海ってさ、海って感じがするよな」
幸平がキメ顔で言う。
何言ってんの?
幸平はぱしゃぱしゃと水を漕いで身体を浮かせる。
綺麗なフォームだな、と思う。
「幸平、競争しよ?」
「任せろ」
ばしゃん、と僕は泳ぐ。
もう何も見えなくなって、まるで世界に僕だけがいるような感覚に包まれる。
泡がいくつも産まれて消える。
僕は海と一体になったかのように。
「はぁ……はぁ……」
海水浴場から少し離れた岩場についた。
足の裏が砂で焼ける。
「薫速すぎるだろ……」
「幸平が遅いんだよ」
砂場に腰を下ろす。
息を整える。
尻に砂の感触。
空には雲がひとつもなかった。
「じゃ、帰るか」
幸平が立ち上がる。
僕はその水着の裾を、控えめに引く。
「どうした?」
「……もうちょっと、一緒にいたい」
ボソッと言う。
幸平はちょっと迷って、元の位置に腰を下ろす。
少しだけ近付く。
あんまり近付いても、ほら、アレだし。
嫌われそうだし。
顔を、幸平の顔に近付ける。
幸平が何か反応する前に、唇と唇が触れ合う。
「……ん…っ///」
幸平の唇は柔らかかった。
口を薄く開いて舌を伸ばす。
クチュ、と唾液が混ざる。
「…はぁ……////」
幸平の口の中で舌を転がす。
クチュクチュクチュ、唾液が口の端から垂れる。
幸平の舌が口の中に入ってくる。
舌があったかく絡まって。
「……ぷは///」
口を離す。
唾液がつつ……と糸を引く。
「なんで、
「幸平、……勃ってる」
幸平が発しようとした言葉を、言葉で妨げる。
幸平が慌てて息子を隠す。
水着を脱がす。
凛と勃った息子が潮風に吹かれる。
「したいんだよね?」
水着を脱ぐ。
僕の息子もビンビンに勃ち上がっている。
さすが我が息子。
幸平の上にまたがる。
「幸平の、……大きいね///」
「……五月蝿え」
ゆっくりと腰を下ろす。
ヌチュ、と幸平の息子が入口に触れる。
「お前も濡れてんじゃねーか」
「生理現象なの!///」
「じゃあおれも生理現象だから」
腰を落とすと、息子が入ってくる。
「……んっ!////」
ジュプン…っと根元まで入る。
圧迫感で僕の息子が震える。
「んっ…ぁっ……ゃ…////」
腰を上下に動かす。
息子が僕の中を擦る。
ズチュ、と液が垂れて入口がベトベトになる。
「…ぁんっ! ゃっ…はぁんっ!////」
パチュン、と腰を打つ。
高く跳ねた声が自分でも聞こえた。
中はねっとりと息子に擦られる。
息子はあったかくて、硬くなって。
「……ゃっ……ぁああんっ!//////」
身体が痙攣する。
さっきよりもずっと息子を感じて、中は息子に擦り上げられる。
ぐったりと身体を倒す。
「ひゃんっ! 今ダメだってばぁ……っ////」
幸平が僕の身体を押さえて腰を突く。
僕の奥を突き上げて、快感がまた溜まっていく。
コツ、コツ、と小刻みに腰を振る。
「ゃっ! …ひぁんっ! ……んぁっ////」
息子が硬くかたく、僕の中を擦る。
液がトロトロと溢れて零れて、ぐちょぐちょに濡れる。
「ぁっ…! ひゃっ……ゃあっ!/////」
口を唇で塞がれる。
「……んんっ!////」
舌をねじ込まれる。
精一杯舌を伸ばすと、幸平と口の中で絡まり合う。
「……ん…はぁっ////」
口を離さないまま腰が動く。
上からも下からも液が溢れて、液に包まれてぐちょぐちょで。
息子が硬くなって、擦って。
「……っ…ゃ……はぁあんっ!///////」
「くっ……!////」
僕の中で、幸平の息子が液を発射した。
僕の息子も液を吐き出す。
幸平の感触がまだ残っている。
「お前らどこ行ってたんだよ?」
泳いで戻ると、悠人に言われる。
気のせいか、悠人の息は荒れているように聞こえる。
……疲れたのかな。
「ぼくも探したんだよ?」
翠の吐息は素晴らしく荒れまくっている。
すごく犬。
……突かれたんだろう。
多分そういうことだ。
「ああ、ちょっとな」
幸平は適当に流す。
僕は居心地が悪くて気恥ずかしくて、地面に視線を落とす。
「また来年も来てえな」
幸平が明るく笑って夏。
絶対的に、議論が許されないほどの、夏だった。
夏だけしかなかった。
僕はぼしゃぼしゃと泡を産み、潮の匂いに鼻をくすぐられる。
海面はどこまでも続いている。
波が何度も僕の身体を揺らした。
「幸平ー!」
幸平を呼ぶ。
足に波が当たってまた泡が産まれる。
幸平は僕に向かって歩いてくる。
「翠、早く来いよ」
「悠人くん、なんでそんなに元気いいの……」
「なんで元気ねーの?」
「ぼくの身体は貧弱なんだよ…」
翠と悠人が仲良さそうに話す。
もう付き合っちゃえばいいのに。
っていうか付き合ってるんだろう。
幸平が僕の近くに来る。
「それっ!」
ぱしゃん、と水をかける。
「しょっぱ! ……馬鹿」
また水を放る。
落ちた水で泡が産まれて夏。
「あれ、悠人と翠は?」
太陽がてっぺんに来ていた。
じりじりとした熱さにもかかわらず、砂は人で埋め尽くされている。
もはや人が地面みたいだ。
「海の家行くって。かき氷食べるらしいよ」
「へぇ」
「幸平、まだ泳ぐよね?」
「おう」
海に入る。
海水の冷たさで、火照った身体が冷やされた。
「海ってさ、海って感じがするよな」
幸平がキメ顔で言う。
何言ってんの?
幸平はぱしゃぱしゃと水を漕いで身体を浮かせる。
綺麗なフォームだな、と思う。
「幸平、競争しよ?」
「任せろ」
ばしゃん、と僕は泳ぐ。
もう何も見えなくなって、まるで世界に僕だけがいるような感覚に包まれる。
泡がいくつも産まれて消える。
僕は海と一体になったかのように。
「はぁ……はぁ……」
海水浴場から少し離れた岩場についた。
足の裏が砂で焼ける。
「薫速すぎるだろ……」
「幸平が遅いんだよ」
砂場に腰を下ろす。
息を整える。
尻に砂の感触。
空には雲がひとつもなかった。
「じゃ、帰るか」
幸平が立ち上がる。
僕はその水着の裾を、控えめに引く。
「どうした?」
「……もうちょっと、一緒にいたい」
ボソッと言う。
幸平はちょっと迷って、元の位置に腰を下ろす。
少しだけ近付く。
あんまり近付いても、ほら、アレだし。
嫌われそうだし。
顔を、幸平の顔に近付ける。
幸平が何か反応する前に、唇と唇が触れ合う。
「……ん…っ///」
幸平の唇は柔らかかった。
口を薄く開いて舌を伸ばす。
クチュ、と唾液が混ざる。
「…はぁ……////」
幸平の口の中で舌を転がす。
クチュクチュクチュ、唾液が口の端から垂れる。
幸平の舌が口の中に入ってくる。
舌があったかく絡まって。
「……ぷは///」
口を離す。
唾液がつつ……と糸を引く。
「なんで、
「幸平、……勃ってる」
幸平が発しようとした言葉を、言葉で妨げる。
幸平が慌てて息子を隠す。
水着を脱がす。
凛と勃った息子が潮風に吹かれる。
「したいんだよね?」
水着を脱ぐ。
僕の息子もビンビンに勃ち上がっている。
さすが我が息子。
幸平の上にまたがる。
「幸平の、……大きいね///」
「……五月蝿え」
ゆっくりと腰を下ろす。
ヌチュ、と幸平の息子が入口に触れる。
「お前も濡れてんじゃねーか」
「生理現象なの!///」
「じゃあおれも生理現象だから」
腰を落とすと、息子が入ってくる。
「……んっ!////」
ジュプン…っと根元まで入る。
圧迫感で僕の息子が震える。
「んっ…ぁっ……ゃ…////」
腰を上下に動かす。
息子が僕の中を擦る。
ズチュ、と液が垂れて入口がベトベトになる。
「…ぁんっ! ゃっ…はぁんっ!////」
パチュン、と腰を打つ。
高く跳ねた声が自分でも聞こえた。
中はねっとりと息子に擦られる。
息子はあったかくて、硬くなって。
「……ゃっ……ぁああんっ!//////」
身体が痙攣する。
さっきよりもずっと息子を感じて、中は息子に擦り上げられる。
ぐったりと身体を倒す。
「ひゃんっ! 今ダメだってばぁ……っ////」
幸平が僕の身体を押さえて腰を突く。
僕の奥を突き上げて、快感がまた溜まっていく。
コツ、コツ、と小刻みに腰を振る。
「ゃっ! …ひぁんっ! ……んぁっ////」
息子が硬くかたく、僕の中を擦る。
液がトロトロと溢れて零れて、ぐちょぐちょに濡れる。
「ぁっ…! ひゃっ……ゃあっ!/////」
口を唇で塞がれる。
「……んんっ!////」
舌をねじ込まれる。
精一杯舌を伸ばすと、幸平と口の中で絡まり合う。
「……ん…はぁっ////」
口を離さないまま腰が動く。
上からも下からも液が溢れて、液に包まれてぐちょぐちょで。
息子が硬くなって、擦って。
「……っ…ゃ……はぁあんっ!///////」
「くっ……!////」
僕の中で、幸平の息子が液を発射した。
僕の息子も液を吐き出す。
幸平の感触がまだ残っている。
「お前らどこ行ってたんだよ?」
泳いで戻ると、悠人に言われる。
気のせいか、悠人の息は荒れているように聞こえる。
……疲れたのかな。
「ぼくも探したんだよ?」
翠の吐息は素晴らしく荒れまくっている。
すごく犬。
……突かれたんだろう。
多分そういうことだ。
「ああ、ちょっとな」
幸平は適当に流す。
僕は居心地が悪くて気恥ずかしくて、地面に視線を落とす。
「また来年も来てえな」
幸平が明るく笑って夏。
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