DT腐男子の妄想録

風枝ちよ

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セックスのマンネリ化解消でバイブを使うことになったらしい

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「なんかさ、最近セックスがマンネリ化してね?」

唐突に、隼人はやとが言った。
せっくすとかそんなハシタナイ。

「そう、かな……?」
「そうだよ。毎回挿れて出してるだけじゃん」

挿れて抜いて突いて出したりもしてるけど。

「それがせっ……そういうものでしょ」
「もっと刺激欲しくね?」
「し、刺激?」
「ってことで、コレ!」

じゃーん、と言って隼人がソレを出す。
カチ、とスイッチを入れるとヴヴヴヴヴヴヴと震える。

「ソレって、ソレ?」
「指示語しか言ってねーけど?」
「おばあちゃんとかが使う携帯式電気振動発生装置だよね」
「電マな」

言うのか……。

「電動マッサージ器、略して電マ! 触れたものに電気的な振動を与え、その快感は天にも昇るほどとも言う……」

急にどうしちゃったの。

「使おうぜ」

まあそうなるよね。



「ここ、でいいよな?」
「何初めてみたいなこと言ってるの」
かえで、初めてじゃねーの?」
「今までずっとしてたじゃん」
「バイブは?」
「ソレは初めてだけど」

ソレを穴に当てられる。
こんなの入るのかな。

「挿れるぜ」
「ん……」

機械的なソレが中に入ってくる。
入り慣れた隼人のアレとは違って、異物感。

「力、抜けよ」

知らぬ間に力んでたみたい。
ふ、と力を抜くとソレが中に入ってくる。

「全部?」
「いや、あと……半分くらい」
「え。ムリ。入らないよ」
「入らないじゃなくて挿れるんだよ」

別に名言じゃないから、それ。
できるかじゃなくてやる要素はないから。
ソレが中に入ってくる。
隼人のよりも大きいような。

「……ぁん///」
「大丈夫か?」
「んっ……大丈夫……ぁ///」

根本までずっぽりと入ってきて。
隼人のアレでは当たらないようなところまで。

「はぁ…はぁん///」
「まだスイッチ入れてねーよ?」
「もう……きついんだけど」

カチッ

「ひぁんっ…ちょ、ま、……んぁっ!////」

ヴヴヴヴヴヴ、と中から振動が伝わる。
縦横無尽に暴れて、ぼくの中が異常に反応する。

「めっちゃ…濡れてる」
「ちがっ…それは……あひゃんっ////」

振動が脳を貫く。
この表現かっこいいな。

「今の楓すげえエロいんだけど」
「んっ…ソレのせい、だって……ぁんっ!////」
「俺の時はこんなに乱れねーのに?」
「それは……んぁ…ひぁんっ////」

別に感じたくはないんだけど。
むしろ隼人のを感じたいんだけど。
不可抗力だから。
不可思議だから。
ソレってすごいなぁ。

「じゃあ……俺の、舐めて?」
「ぁ…ん、いいよ……んっ////」

隼人が服を下ろしてアレを出す。
ぼくは舌を伸ばしてアレを舐める。

「ん……うまくなったな」
「隼人が…教えたじゃん……ゃあっ///」

裏筋を辿る。
玉を口に含む。
ねっとりと竿をしゃぶって、亀を咥える。

「ぁ…そこ……///」
ひもひひーのきもちいーの?」
「ちょ…咥えたまま喋るなって……」

しゃぶったまましゃべっている。
チョットニホンゴムズカシイ。
その間もソレはぼくの中で暴れている。
中を削るくらいに削って、抉るくらいに抉っている。

「んっ…っぁん……ひゃんっ////」
「楓……気持ちいい…」

カチカチッ

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッッッッ

隼人がスイッチを押すと、振動が増える。

「ひゃあっ!?//////」
「強さ変えた」

隼人がSの雰囲気を出しながら言う。

「これ、最大…?」

一度アレを口から抜き、隼人に訊く。

「いや?」
「なら、」
「うん。これが、」

カチカチカチッ

「最大だぜ」

隼人はニヤリと嗤ってスイッチを弄る。
振動は暴力的になって、ソレはぼくの中でさらに暴走する。
隼人のアレでは感じられないような刺激が。
いつもの何倍もの悦楽が。
脳を貫いて、壊していく。

「ひゃぁ…んひゃんっ/////」
「口が仕事してないぜ?」

隼人に無理矢理頭を抑えられる。
隼人のアレが喉の奥に入ってくる。
上には隼人のアレで、下にはソレで。

「ぁっ…はぁんっ……んっ/////」
「はぁっ…楓…気持ちいい///」

機械的な振動は規則的にぼくの中を抉り。
肉感的なアレは不規則にぼくの喉を潰す。

「ふっ…はぁっ……あひゃんっ/////」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

ぼくの舌は隼人のアレに絡む。
ぼくの下は機械のソレを包む。

「ぁんっ……はぁ…ひゃふん///」

隼人のアレが大きくなる。

「んっ……射精る……っ!/////」

喉の奥に、熱いヤツが撒かれる。
ゲフ、と咳き込んでしまう。

「ごめん、大丈夫か?」
「ん……苦いけど」
「飲んだの?!」
「苦しくはないね」

苦いけど苦しくない。
日本語って難しいね。

「楓、まだイってねーだろ?」
「ん……っ/////」

カチカチカチカチッ

「ふぇえっ?!/////」
「限界突破モード」

多分そんな機能はない。

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッッッッ

振動が大きくなる。
中が切れそうになる。

「ひゃんっ…ひぁああっ//////」

隼人がソレを押し込む。
奥をソレが開いて、今まで知らなかったような快感が脳を支配する。

「……イっていいよ」

耳元で囁かれ。
奥に押し込まれ。
振動が脳を貫通して。

ぼくは。

ぼくの脳は。

快楽に乗っ取られる。



「んっ……んぁああっ!!//////」



ぼくの前の方から、白き聖なる液体が迸る。
ソレが穴から抜けて転がる。
事切れたように不意に振動を諦める。
限界突破モードとかするからだよ。



「今度はコレやってみよーぜ?」

隼人が成人用性欲処理製品を手にしている。

「なに、それ」

ぼくは純粋なフリをして訊く。

「オナホ」
「もういいよ……」
「だってオナホだぞ? 装着するだけで夢のような快感が、実物よりも何倍も気持ちいい快感が味わえるんだぞ? しかも安ければ数百円。神じゃね?」

それに対しての愛がすごいね。

「じゃあぼくとはしなくていいよね?」
「シたい!!」

そんな鬼気迫る表情で言わないで引くよ?

「えぇ……」
「バイブとかオナホに負けねーくらい気持ちよくするから!」

気持ち悪。

「酷い……」
「うそ」
「シてくれんの?!」
「ちょっとは、ね?」
「やった!!」

隼人はまるで子供のように跳ねる。
隼人のためならちょっとはいい、かな……。
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