DT腐男子の妄想録

風枝ちよ

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高校生で。寮で。同室で。

攻め目線

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朝。
下半身に強烈な快感を感じて、俺は目を覚ます。
あー今日も夢精かなぁ。
えっちな夢見てたし最近抜いてないし多分夢精。
心地よい射精感の中で、パンツ洗うの面倒だな、と思いながら下半身を見る。
……?!
え、ちょ、ま。
何、してんの。
何してんすかー?
同居人が俺のその、それを咥えていた。
恍惚とした表情で舐めている。
何してんの。
え、何。
俺どうしたらいいの。
起きる?
まって怖い。

「起きた?」

ナチュラルに話しかけてこないで。
今まで君は何をしていたのかな?

「あ、うん。おはよ」
「おはよー」

自然すぎるんだけど。
自然すぎて逆に不自然なくらいに自然に、朝の挨拶を済ませる。
何この自然な空気。
朝日が気まずくなってるよ。

「えっと…質問、してもいいか?」
「いいよー?」
「なんで俺は同居人にパンツを脱がされた上それをしゃぶられたのかな?」
「そこにおちんちんがあったから」
「そこに山があるから登るみたいなこと言うな」

おちんちんとかやめて恥ずかしい。

「気持ちよくなかった?」
「いや、気持ちよかった……って何言わせてんだ」

自分で言ったんじゃん、と同居人が笑う。
むぅ。

「怒った?」

俺は同居人を手招く。
ん、と怪訝な顔をしながら同居人が二段ベッドの下に入ってくる。
手が届く範囲に来たので、身体を掴んでベッドの中に引き入れ、俺はその上に馬乗りになる。
何が起こったか理解してない同居人がキョトンと俺を見る。
やばい。
可愛すぎる。
小動物的な可愛さ。
俺の心臓が鼓動を速める。
血液がそれに集まって、また力を取り戻す。

「え、何」

同居人が焦って言う。
笑おうとして引き攣った顔。
俺はニヤリとする。

「お前がパンツを脱がしたんだから、俺も脱がしていいよな?」
「は?」

俺もは? と思った。
何この理屈。
いや、今なら朝日に押されてノリで乗り越えられそう。
大丈夫、行ける行こう。
俺は同居人のズボンに手をかける。
え、まって、と慌て出すけど。
ってゆうか寝るときズボン履いてたら閉塞感があって寝づらくないか?
一気に脱がす。
パンツが姿を現して、それも脱がす。
ぽろん、と小動物的なそれが顔を出す。
その下に、ヒクヒクと動く入り口。

「なんか……綺麗、だな」
「……うるさい///」

入り口を指でツン、と押す。
ビク、と同居人の身体が跳ねる。
指を挿れる。
ヌプ、と難なく這入って、入り口がキュッと締まる。
第二関節まで挿れて、指を折る。
膨らんだところに当たる。

「そこ、駄目ッ…////」
「ここ気持ちいいのか?」

俺の中の悪魔が顔を出して、意地悪になる。

「うっさい!///」

クニクニ、と指を動かして膨らみを押す。

「んっ…はぁっ……////」
「そろそろ挿れていいか?」
「え……?」

指を抜くと、物足りない顔で見上げてくる。
やべえかわいい。

「……挿れるぞ」
「え、まっ!///」

俺のそれを押し当て、腰を押す。
先端に温もりが伝わってくる。
ぐぐ、と押し込むと全体がすっぽりと包まれる。
あったかい。

「動いて、いいか……?」
「ぁはっ…うんっ……////」

腰を引くと、ナカの肉が絡みついてきて、俺を射精感が襲う。
待て俺。
今がその時ではない。
また腰を出す。
チュプッ、と音を立てて同居人の身体がそれを飲み込む。

パチュッ、パチュッ、パチュッ。

俺の腰と同居人の腰がくっついて離れて、くっついて、離れる。
何度もそれを擦られる。
擦られ、絡まれ、包み込まれる。

「ああっ…!/////」

唐突に、ナカがきつくなる。
同時に同居人のそれから白濁が垂れる。

「ん…ふぅ……////」
「イった、のか?」
「イってないし」
「へえ?」

俺はまた腰を打つ。
ジュブッ、と音が出て、俺の先走り液が泡立つ。

「まって、今、ナカ敏感、にっ!////」
「ほら。イったんだろ?」
「………っ…////」

腰を引いて、今度は強く押し込む。
同居人を貫きそうなくらい奥に、俺のそれが届く。

「ひあっ…///」

白濁がまた垂れる。
同居人のそれを触ると先端が濡れている。
クチュ、と音を立てて白濁をかき混ぜる。

「いやっ、前、駄目だって…/////」

ナカがキュッと締まって、俺のそれは奥へと誘われる。
ぐ、と押す、引く、押して引いて。
ヤバい。
そろそろ俺のそれも限界に近付いてきた。

「…っ! 射精すぞ…////」
「んっ…君も、余裕ない感じ…? ぁんっ/////」
「お前も、だろうが…っ//////」

腰のペースを速める。
ナカの襞が一層絡みついてくる。
ぐぐぐ、と俺のそれを同居人の奥に押し込む。

「射精るっ……!////////」
「んぁああ!///////」

強烈な射精感とともに、俺のそれの中を白濁が通る。
白濁は同居人のナカに注がれ、入りきらなかった白濁が入り口の横から零れる。

「はぁ…はぁ……////」
「ふぅ…ふぅ……////」

キーンコーンカーンコーン……。

聞き慣れたチャイムが、寮のドアを突き破る。
時計を見ると、もう一時間目は始まっていた。

「遅刻、だね」
「お前の所為だろうが」



朝日に包まれて、ふたりはまた繋がりましたとさ。
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