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62:ブラックサンダーライトニング!
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部屋を後にしたソラ達は次の階層に向けて歩き出した。
何度か他のパーティーと、遭遇するも先程の様なイベントに発展することもなく、希に宝箱を発見したりもしたが、既に中身を回収された後や、ハズレアイテム(ゴミ)ばかりであった。
この世界の冒険者達は、ハズレアイテムでもよく分からない様で、大事そうにガチャガチャのカプセルの部分を袋に詰めているのを見かけたがソッとしておいた…もしかすると何かの役に立つ…かも知れないし。
しかし、今のところ浅い階層で、このダンジョンの難易度が低いからか、カレン達は、飽きてきたらしく二人でお喋りをしながら歩いている。
今では殆どソラに戦闘させて後ろから、指示やダメ出しをしている。
ソラは、その指示等に素直に従いながら戦闘をこなしている。
戦闘に関しては彼女たちは先輩で、ソラも今までに何度か戦ってはいるが数ヵ月前まで素人だった人間からすれば学ぶ点はまだまだあるので、難易度が低い間は率先して鍛練のつもりで果敢に挑んでいる。
基本的にステータスが高いので当たれば、ほぼ一撃なのだが、ソラは攻撃を当てるまでの動きが単調すぎて、強敵が現れた時二人の足手まといになってしまうと思ったからだ。
それから二時間ほど進み下の階層への階段を発見したソラ達は4階層にやって来た。
ここからは、まだギルドにも情報が無かったので、やや慎重に進むことにしたソラ達だが、他のパーティーに比べると、倍以上の早さで進んでいる。
この階層も見た目は特に今までと変わった様子はなく、若干魔物が強く、種類が多くなった程度であった為、難なく進み5階層手前までやって来たソラ達は、今日はここまでとして、切り上げて帰ることにした。
本日の戦利品
魔物の肉や野菜・数種類×50
鉱石の欠片×14
宝箱×0
他の冒険者達は、小部屋等の安全地帯に拠点を決めて夜営している様なので、また今度、一度このダンジョンでもキャンプしようかな~と話ながら転移に使えそうな小部屋を見付けて自宅に転移した。
自宅に帰ると、夕飯の支度の真っ最中のようで、セシルとリアスのメイド二人が忙しそうに料理をしていた。
ソラ達は、3人でお風呂に入って汗を流し、リビングで子供達と寛ぎながら準備が出来るのを待った。
ホタルもメイドだが、今のところ仕事は、彼女に割り振ってはいない。
今は本人が手伝いたいと言った事だけさせている、例えば食事の配膳や簡単な掃除とかだ、この世界の子供達がどういった待遇なのかは知らないが、ソラの方針では、取り合えずよく食べてよく遊び、すくすく育ってくれればいい!と、なっている。
まぁ今ではユキの大親友となってくれた様なので、大助かりなのだ!
村の警備をしていたディアンは、夜行性の守備兵と交代して帰宅し、其れに合わせてメルとスレイブも帰ってきたので皆で揃って夕食をとった。
姫様たちは、先月から子供達の宿舎に入居している。
最初の頃は、元王族という事で村人達との関係が少なからず心配であったが、二人ともまだ子供であるし、半年近く村で皆と過ごしてきて、村の長達とも相談し、余り過保護にし過ぎて孤立させるのは将来的に良いことが無いし大人達との関係も問題ないと判断した。
そして村長達の説得により、本人達も、ずっとソラの保護下に居るよりも今は、沢山の同年代の者と過ごすのは将来のためになると言うことで、心配よりは、楽しみや期待が有るらしく、快く提案を受け入れた。
翌日、早速ダンジョンに出掛けようとした所で、ユキが連れていってと駄々をこねた為、今日はカレンがダッコして連れてきている。
マップを確認したところ、他の冒険者は、まだ小部屋から動いていない様だったので、さっさと下の階層に移動した。
5階層は、いかにもボス部屋といった扉が階段を下りると直ぐにあったので、カレンを真ん中にして、ソラとエルトナが前に並んで隊列を組んで、その部屋に突入した!
5階層のボスは、ダンプカー程の巨体で毒々しい色のカエルで、取り巻きは居ないようだ。
カレンが指示を出して、ソラが回り込もうと動き出そうとしたその時、
「ユキもやる~」
「ちょっ!待てッ!ユキここはパパがッ!」
ソラが止めに入るが、ユキはカレンの腕から飛び降りるとカエルの魔物に向けて例のステッキを振って魔法を唱えた!
「ブラックサンダーライトニング!」
「………」
しかし魔法は発動しなかった。
ユキは、それでも涙目になりながらブンブンと振っている、半ばやけくその様だが…
「何で~いっぱい練習したのに~うぅ~」
カレンが仕方ないと言った感じで、ユキの頭にポンポンと手をおきながら、ソラに声をかけた。
「ユキ~今回だけだぞ?
ソラ、力を貸してやってくれ!」
「カレンは親バカだな~分かったよッ!」
と、言いながらソラは引き返してユキの側までやって来た所で、エルトナから
「イヤイヤ、ソラが言える立場じゃないでしょ!
全く…こうなったら私が確りしなきゃいけないわね~」
と、軽くツッコミを入れた所で、ソラはユキの肩に手をあてて魔法のロックを一時的に解除した。
「今回だけだからなユキッ!
よしッ!今だ!」
「うんパパッ!
ブラックサンダーライトニングッ」
バリバリッ バチ ズギャーン バチバチッ!ドガーン
ユキのステッキから黒い稲妻の黒龍がカエルの魔物に向かって放たれ、大爆発を発生させながらカエルを丸焼きにしてしまった。
「キャーでた~!
ねえ、ユキすごい?ねえ?」
ユキは、振り返るとはしゃぎなからぴょんぴょん跳び跳ねながら喜んでいる。
「あぁスゴいぞ!ユキ」
「天才だな~ユキは!流石俺達の娘だな!」
初めて見たエルトナは、口を開けてポカンとしている。
「其れにしても…臭いな…」
「くちゃい…」
「だな!」
「うぅ…吐きそうね…」
丸焦げのカエルから、物凄い悪臭が漂って来たので、勝利の喜びより先に、早くここから立ち去りたいと思ったカレン達は、戦利品を回収を待たずして、カレンはユキを抱えてボス部屋を駆け足で出て行った。
ソラは一人残らされ、ボスが粒子となって消え、戦利品のアイテムを回収した後に部屋を出て皆と合流した。
「皆酷いな…一人置いていくなんて…」
「あんな所にユキを居させる気なの?」
「そうだぞ?
空気中に変な毒素でもあったらどうするんだ?」
「俺は良いのかよッ!」
「大丈夫なんでしょ?」
「私達は母親なんだから、娘の安全を一番に考えて何が悪い?文句があるのか?」
「有りません、御免なさい…」
「パパだいじょうぶ~?
ユキね~ごめんなさい…」
ユキが心配そうにソラに抱き付きながら謝ると、ソラはたまらず、ユキの頭を撫でながら、
「謝ること無いさ~良くやったなユキ!
大活躍だぞ!帰ったら皆に自慢できるな!」
と、さっきまであった不満が嘘のように無くなっていた、何時もの事だ…。
カレン達は、別にソラを心配していなかった訳では無かったようで、解毒薬等の用意をしていたが、必要なかったようだ。
ボス部屋を出ると、通路の先に階段ではなく、新たな扉があったので開いてみると、其処には小部屋があり中央の方に、左右別々の魔方陣が2つ有り、其々の魔方陣の壁側に、今度は日本語と此方の世界の文字で、出口と6階層と書かれていたので、6階層と書かれた壁側の魔方陣の中に皆で立つと、予想通り、次の階層に転移させられた。
転移部屋を出るとまた代わり映えのしない通路が続いていたので取り合えず進んでみる。
マップを見るとこの階層にはまだ他の冒険者は居ないようだったので、更にサクサク進んでいった。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
次回も是非暇潰ししていって下さい。
よろしくお願いいたします。
何度か他のパーティーと、遭遇するも先程の様なイベントに発展することもなく、希に宝箱を発見したりもしたが、既に中身を回収された後や、ハズレアイテム(ゴミ)ばかりであった。
この世界の冒険者達は、ハズレアイテムでもよく分からない様で、大事そうにガチャガチャのカプセルの部分を袋に詰めているのを見かけたがソッとしておいた…もしかすると何かの役に立つ…かも知れないし。
しかし、今のところ浅い階層で、このダンジョンの難易度が低いからか、カレン達は、飽きてきたらしく二人でお喋りをしながら歩いている。
今では殆どソラに戦闘させて後ろから、指示やダメ出しをしている。
ソラは、その指示等に素直に従いながら戦闘をこなしている。
戦闘に関しては彼女たちは先輩で、ソラも今までに何度か戦ってはいるが数ヵ月前まで素人だった人間からすれば学ぶ点はまだまだあるので、難易度が低い間は率先して鍛練のつもりで果敢に挑んでいる。
基本的にステータスが高いので当たれば、ほぼ一撃なのだが、ソラは攻撃を当てるまでの動きが単調すぎて、強敵が現れた時二人の足手まといになってしまうと思ったからだ。
それから二時間ほど進み下の階層への階段を発見したソラ達は4階層にやって来た。
ここからは、まだギルドにも情報が無かったので、やや慎重に進むことにしたソラ達だが、他のパーティーに比べると、倍以上の早さで進んでいる。
この階層も見た目は特に今までと変わった様子はなく、若干魔物が強く、種類が多くなった程度であった為、難なく進み5階層手前までやって来たソラ達は、今日はここまでとして、切り上げて帰ることにした。
本日の戦利品
魔物の肉や野菜・数種類×50
鉱石の欠片×14
宝箱×0
他の冒険者達は、小部屋等の安全地帯に拠点を決めて夜営している様なので、また今度、一度このダンジョンでもキャンプしようかな~と話ながら転移に使えそうな小部屋を見付けて自宅に転移した。
自宅に帰ると、夕飯の支度の真っ最中のようで、セシルとリアスのメイド二人が忙しそうに料理をしていた。
ソラ達は、3人でお風呂に入って汗を流し、リビングで子供達と寛ぎながら準備が出来るのを待った。
ホタルもメイドだが、今のところ仕事は、彼女に割り振ってはいない。
今は本人が手伝いたいと言った事だけさせている、例えば食事の配膳や簡単な掃除とかだ、この世界の子供達がどういった待遇なのかは知らないが、ソラの方針では、取り合えずよく食べてよく遊び、すくすく育ってくれればいい!と、なっている。
まぁ今ではユキの大親友となってくれた様なので、大助かりなのだ!
村の警備をしていたディアンは、夜行性の守備兵と交代して帰宅し、其れに合わせてメルとスレイブも帰ってきたので皆で揃って夕食をとった。
姫様たちは、先月から子供達の宿舎に入居している。
最初の頃は、元王族という事で村人達との関係が少なからず心配であったが、二人ともまだ子供であるし、半年近く村で皆と過ごしてきて、村の長達とも相談し、余り過保護にし過ぎて孤立させるのは将来的に良いことが無いし大人達との関係も問題ないと判断した。
そして村長達の説得により、本人達も、ずっとソラの保護下に居るよりも今は、沢山の同年代の者と過ごすのは将来のためになると言うことで、心配よりは、楽しみや期待が有るらしく、快く提案を受け入れた。
翌日、早速ダンジョンに出掛けようとした所で、ユキが連れていってと駄々をこねた為、今日はカレンがダッコして連れてきている。
マップを確認したところ、他の冒険者は、まだ小部屋から動いていない様だったので、さっさと下の階層に移動した。
5階層は、いかにもボス部屋といった扉が階段を下りると直ぐにあったので、カレンを真ん中にして、ソラとエルトナが前に並んで隊列を組んで、その部屋に突入した!
5階層のボスは、ダンプカー程の巨体で毒々しい色のカエルで、取り巻きは居ないようだ。
カレンが指示を出して、ソラが回り込もうと動き出そうとしたその時、
「ユキもやる~」
「ちょっ!待てッ!ユキここはパパがッ!」
ソラが止めに入るが、ユキはカレンの腕から飛び降りるとカエルの魔物に向けて例のステッキを振って魔法を唱えた!
「ブラックサンダーライトニング!」
「………」
しかし魔法は発動しなかった。
ユキは、それでも涙目になりながらブンブンと振っている、半ばやけくその様だが…
「何で~いっぱい練習したのに~うぅ~」
カレンが仕方ないと言った感じで、ユキの頭にポンポンと手をおきながら、ソラに声をかけた。
「ユキ~今回だけだぞ?
ソラ、力を貸してやってくれ!」
「カレンは親バカだな~分かったよッ!」
と、言いながらソラは引き返してユキの側までやって来た所で、エルトナから
「イヤイヤ、ソラが言える立場じゃないでしょ!
全く…こうなったら私が確りしなきゃいけないわね~」
と、軽くツッコミを入れた所で、ソラはユキの肩に手をあてて魔法のロックを一時的に解除した。
「今回だけだからなユキッ!
よしッ!今だ!」
「うんパパッ!
ブラックサンダーライトニングッ」
バリバリッ バチ ズギャーン バチバチッ!ドガーン
ユキのステッキから黒い稲妻の黒龍がカエルの魔物に向かって放たれ、大爆発を発生させながらカエルを丸焼きにしてしまった。
「キャーでた~!
ねえ、ユキすごい?ねえ?」
ユキは、振り返るとはしゃぎなからぴょんぴょん跳び跳ねながら喜んでいる。
「あぁスゴいぞ!ユキ」
「天才だな~ユキは!流石俺達の娘だな!」
初めて見たエルトナは、口を開けてポカンとしている。
「其れにしても…臭いな…」
「くちゃい…」
「だな!」
「うぅ…吐きそうね…」
丸焦げのカエルから、物凄い悪臭が漂って来たので、勝利の喜びより先に、早くここから立ち去りたいと思ったカレン達は、戦利品を回収を待たずして、カレンはユキを抱えてボス部屋を駆け足で出て行った。
ソラは一人残らされ、ボスが粒子となって消え、戦利品のアイテムを回収した後に部屋を出て皆と合流した。
「皆酷いな…一人置いていくなんて…」
「あんな所にユキを居させる気なの?」
「そうだぞ?
空気中に変な毒素でもあったらどうするんだ?」
「俺は良いのかよッ!」
「大丈夫なんでしょ?」
「私達は母親なんだから、娘の安全を一番に考えて何が悪い?文句があるのか?」
「有りません、御免なさい…」
「パパだいじょうぶ~?
ユキね~ごめんなさい…」
ユキが心配そうにソラに抱き付きながら謝ると、ソラはたまらず、ユキの頭を撫でながら、
「謝ること無いさ~良くやったなユキ!
大活躍だぞ!帰ったら皆に自慢できるな!」
と、さっきまであった不満が嘘のように無くなっていた、何時もの事だ…。
カレン達は、別にソラを心配していなかった訳では無かったようで、解毒薬等の用意をしていたが、必要なかったようだ。
ボス部屋を出ると、通路の先に階段ではなく、新たな扉があったので開いてみると、其処には小部屋があり中央の方に、左右別々の魔方陣が2つ有り、其々の魔方陣の壁側に、今度は日本語と此方の世界の文字で、出口と6階層と書かれていたので、6階層と書かれた壁側の魔方陣の中に皆で立つと、予想通り、次の階層に転移させられた。
転移部屋を出るとまた代わり映えのしない通路が続いていたので取り合えず進んでみる。
マップを見るとこの階層にはまだ他の冒険者は居ないようだったので、更にサクサク進んでいった。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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