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第3章
戦い
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みんなの応援を受けて俺は駆け出した。
幽霊ならではの速さで走り、ステラに近づけた。
しかし、俺は気づいてしまった。
(おれ、武器持ってねえじゃん。近づいたはいいけどどうするよ?これ。)
そんなことを考えていたら、ステラに気付かれてしまった。ステラが攻撃をするような動作をした。しかし、何かをされたような感覚はない。
(効かないってのは本当だったのか。)
効かないけど武器はない。だから、勝負をつけることができない。
「レティシア!助けてくれ!」
「はいっ!」
俺がさけんだのと同じタイミングで氷の剣が飛んできた。
「サンキュ!」
俺はステラに切りかかった。避けられてしまった。
所詮俺は素人。「賢者」であるステラに敵うはずはないのだ。だが、俺には攻撃が効かない。いたちごっこになるかもしれないが、何回かやればきっと当たる!
そんなとき、不意に声が聞こえてきた。
「避けて!」
幽霊ならではの速さで走り、ステラに近づけた。
しかし、俺は気づいてしまった。
(おれ、武器持ってねえじゃん。近づいたはいいけどどうするよ?これ。)
そんなことを考えていたら、ステラに気付かれてしまった。ステラが攻撃をするような動作をした。しかし、何かをされたような感覚はない。
(効かないってのは本当だったのか。)
効かないけど武器はない。だから、勝負をつけることができない。
「レティシア!助けてくれ!」
「はいっ!」
俺がさけんだのと同じタイミングで氷の剣が飛んできた。
「サンキュ!」
俺はステラに切りかかった。避けられてしまった。
所詮俺は素人。「賢者」であるステラに敵うはずはないのだ。だが、俺には攻撃が効かない。いたちごっこになるかもしれないが、何回かやればきっと当たる!
そんなとき、不意に声が聞こえてきた。
「避けて!」
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