4 / 57
序章
再会
しおりを挟む
次の日、驚くべきことが起こった。朝起きたら、レイが呼びに来た。
「ハルト様、お知り合いの方が来ております。」
「えっ!?どゆこと?」
レイは、レイだけは唯一俺のことをハトと呼ばないことは置いといて、知り合い?俺はこの世界に来て、今日をを含まないで2日目だ。レティシアたち以外と会っていないはず。よくわからないので、レイについて行った。案内されたところには、なんと、高校の友達のレンがいた。
「どうしてここに!?」
「いやー、お前俺に荷物預けてただろ?でも、渡すの忘れちゃってさー。家に行ってもいなくて。スマホ買う、て言ってたから、店と家の道を探してもいなくって…。ついでにスマホも繋がらなくて。そんで2日間学校やすんだだろ?だからおかしいと思って調べたらここにいた。」
「まじかよ。」
「ということは2人は異世界人なの?」
レティシアの妹のリリカがたずねる。興味津々といった様子だ。
「「そういうことになるのかな。」」
「へぇー、すごい!」
「だから魔法のことも知らなかったのね。納得。教えといて良かったわ。」
レティシアが小さい声で呟いたが、レンは、聞き逃さなかった。
「魔法!?魔法があるのかこの世界!てか、こんな美少女に教わったのかハルト!」
「おう、いいだろ。」
俺は自慢げに言った。
「何だそのご褒美ー!ズルいじゃないかー。可愛い子ばかりのハーレムで過ごしたりさぁー!」
「まだ2日だけだよ。」
「2日でもズルい!」
「とりあえず、ご飯にしましょう。レイちゃん、お願い。」
そういった瞬間、空気が揺らいだ。レイは動いていない。
「出来ました。」
もともと作っていたわけではなさそうなので、一瞬でやってのけたということだ。俺が来たときに、レティシアの会話を邪魔しないように配慮をしていたことがわかった。
「速い。すごっ…。」
そして、各々移動した。そのときに、小さい方のメイドのルーナの顔が一瞬曇ったことに気付いた人はいなかった。
食事が終わったらレイによるこの世界の常識講座をやることになった。
「まず、ここは冥界に通じる館で、隣の国はブランといいます。因みに同盟は結んでいませんが、手助けはします。そして、ブランはブランの隣の国と同盟を結ぼうと試みています。ブランの来たの隣の国とは対立しています。ブランも、ここも。利害が一致しているから協力をしています。ここまでで、質問はありますか?」
「隣の国、ブランの北隣の国はどんなところ?」
俺は興味本意できいてみた。
「絶対王政ですね。王が残酷で、惨いやり方を好むので、他の国から批判されています。」
「なるほど。」
「レン様は、何か質問はありますか?」
「俺はダイジョブっす。」
「それでは今日はここまでです。私は他の仕事をしますね。」
そう言って、レイは去っていった。
「ハルト様、お知り合いの方が来ております。」
「えっ!?どゆこと?」
レイは、レイだけは唯一俺のことをハトと呼ばないことは置いといて、知り合い?俺はこの世界に来て、今日をを含まないで2日目だ。レティシアたち以外と会っていないはず。よくわからないので、レイについて行った。案内されたところには、なんと、高校の友達のレンがいた。
「どうしてここに!?」
「いやー、お前俺に荷物預けてただろ?でも、渡すの忘れちゃってさー。家に行ってもいなくて。スマホ買う、て言ってたから、店と家の道を探してもいなくって…。ついでにスマホも繋がらなくて。そんで2日間学校やすんだだろ?だからおかしいと思って調べたらここにいた。」
「まじかよ。」
「ということは2人は異世界人なの?」
レティシアの妹のリリカがたずねる。興味津々といった様子だ。
「「そういうことになるのかな。」」
「へぇー、すごい!」
「だから魔法のことも知らなかったのね。納得。教えといて良かったわ。」
レティシアが小さい声で呟いたが、レンは、聞き逃さなかった。
「魔法!?魔法があるのかこの世界!てか、こんな美少女に教わったのかハルト!」
「おう、いいだろ。」
俺は自慢げに言った。
「何だそのご褒美ー!ズルいじゃないかー。可愛い子ばかりのハーレムで過ごしたりさぁー!」
「まだ2日だけだよ。」
「2日でもズルい!」
「とりあえず、ご飯にしましょう。レイちゃん、お願い。」
そういった瞬間、空気が揺らいだ。レイは動いていない。
「出来ました。」
もともと作っていたわけではなさそうなので、一瞬でやってのけたということだ。俺が来たときに、レティシアの会話を邪魔しないように配慮をしていたことがわかった。
「速い。すごっ…。」
そして、各々移動した。そのときに、小さい方のメイドのルーナの顔が一瞬曇ったことに気付いた人はいなかった。
食事が終わったらレイによるこの世界の常識講座をやることになった。
「まず、ここは冥界に通じる館で、隣の国はブランといいます。因みに同盟は結んでいませんが、手助けはします。そして、ブランはブランの隣の国と同盟を結ぼうと試みています。ブランの来たの隣の国とは対立しています。ブランも、ここも。利害が一致しているから協力をしています。ここまでで、質問はありますか?」
「隣の国、ブランの北隣の国はどんなところ?」
俺は興味本意できいてみた。
「絶対王政ですね。王が残酷で、惨いやり方を好むので、他の国から批判されています。」
「なるほど。」
「レン様は、何か質問はありますか?」
「俺はダイジョブっす。」
「それでは今日はここまでです。私は他の仕事をしますね。」
そう言って、レイは去っていった。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
女神に冷遇された不遇スキル、実は無限成長の鍵だった
昼から山猫
ファンタジー
女神の加護でスキルを与えられる世界。主人公ラゼルが得たのは“不遇スキル”と揶揄される地味な能力だった。女神自身も「ハズレね」と吐き捨てるほど。しかし、そのスキルを地道に磨くと、なぜかあらゆる魔法や武技を吸収し、無限成長する力に変化。期待されていなかったラゼルは、その才能を見抜いてくれた美女剣士や巫女に助けられ、どん底から成り上がりを果たす。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる