闘争魔法少女～魔法少女達のデスゲーム～

2日目ー6

「………倒れたってことは……私と同じ理由かなぁ。」
「さあ、どうだろう。ベッドに寝かせるときに、傷が付いていた。取っ組み合いのけんかとかしたのかもね。」　
霧矢さんがおちついた
「傷付いているんですか！？それは、治療しないと……。」
「待って。もうちょい考察してから。軽い傷でしょ。」
「雲城さんがそういうのなら。」
風見さんは、雲城さんにかなりなついているようだ。
そのとき、ベッドに寝かせた風見さんたちが、目を覚ました。そしてお互いに
「月城さんが襲いかかってきた。」
「美玖ちゃんが襲いかかってきた。」
と言った。いったいどっちが正しいのだろう。
しかし、詳しく確認する間もなく、2人は再びすやすやと寝てしまった。
「あっ！ねぇねぇ、2人の魔法から考察できそうじゃない？」
「そうね。月虹さんは姿が消えていたわね。これはつかえそう。」
「晴樹さんのような真面目な方なら、月虹さんがいなくなったら真剣に心配して探しそうですし、やりやすそうです。晴樹さんが正しいのでしょうか。」
「なるほどね。月虹さんが正しいパターンはある？」
さっきから、やけに静かに話が進むと思ったら、雷田さんがいなくなっていた。
「……みっ、みんな！雷田さんがいない！」
「えっ！？ホントだ！」
「僕と時雨さんで探しにいこう。残った3人で月虹さんたちを頼んだ。」
「えっ、私はいかないのですか？」
「綾音ちゃんは治療の時、きっと役立つ。僕も頑張るから、頑張って。」
「わかりました！いってらっしゃい。」
「うん。」
そうして、私と雲城さんは雷田さんをさがしに行った。