18 / 20
第一章
18.趣味が合う人とは仲良くなりたいよね
しおりを挟む
「俺がアニメとか漫画を見始めたのは友達に熱心に勧めらてそれに付き合ったら意外と面白い思ったんだよ。んで少しだけ見るようになった」
「へぇ、何か面白いアニメの放送が始まった感じ?」
「あぁ、そうらしいぞ。確か『盾の英雄の成り上がり』って言う作品だったな」
「え!それ僕も知ってるよ!」
わぁ、まさかあれを見てる人が居るとは思わなかった。海斗達は見てないらしいから寂しかったんだよね。
「おっ、なんだ空も見てるのか」
「うん!マイナー寄りな感じで知ってる人居ないかと思ってたからびっくりだよ!ねぇねぇ、響君。響君に勧めてくれた人って誰が聞いてもいい?僕その人と仲良くなりたいんだ」
BLの話も好きだけどラノベの話もしたい!アニメ化された作品を見てるなら多分原作小説も読んでくれるんじゃないかな。
その為にも是非とも響君にその友達を教えてほしい。そして僕もその人と友達になってラノベ友達になってほしい!
「あー、そいつここの学校の奴じゃないんだよ」
「え、そうなの?」
うーん。残念。それじゃあ直ぐに会うのは難しいか
「実はそいつ同じバイト先の奴なんだよ」
「えっ、響君バイトしてるんだ。なんのバイトをしてるの?」
「あぁ。俺がやってるのはカフェのバイトだな。人はあんまり来なくて楽なのに時給がいいんだよ」
「へぇ、忙しくないのに時給が高いのはいいね。どれくらいか聞いてもいい?あとそのバイトどこで見つけたの?」
僕は今のところはバイトはしてないけど、したくなった時の参考の為に聞いておきたい。
「俺の場合は買い物の途中でなんか店長から声をかけられたんだよ。なんか店を開いたのはいいけど、1人でやるのが面倒くさいとか言ってそこでたまたま通りがかった俺と響って奴が話を聞いてバイトを始めたんだよ」
「え、何その急展開。そんな漫画みたいな展開あるんだ。えっノンフィクション?」
「言われてみれば確かにそうだな。勿論ノンフィクションだ」
………なんていうか凄いなぁ。
「えー。その店長さんってどんな人なの?」
なんかそんな事をやる人がどんな人なのなちょっと気になってきた。なんだか計画性が無さそう気がする。というかもしかしてカフェの経営自体趣味とかなのかな?
「あー、なんていうか適当な人って感じだな。なんかもう、ある程度の金は稼いだからだらだら過ごそうと思ってたんだってさ。それもあって適当なんじゃねぇかな」
あっ。これ割と凄い人が経営してるパターンかも。いや、でもそんな事あるのかな
「でもって近所の人から働いてない人扱いされると居心地悪いからカフェの経営をしたんだとさ」
「えーっとさ響君。もしかして店長さんって割と凄い人だったりするの?」
「うーん。多分な。カフェずっと赤字っぽいけど大して気にしてないからな。店長曰く働いてる体裁とちょっとの趣味を兼ねてるんだとよ」
うわぁ、本当に漫画やアニメみたいな展開なんだ。………ってあれ。何か忘れてるような。………って、あぁ!?そうだ忘れてた!!響君のバイト先の友達だよ!!
「ねぇねぇ、響君!響君にアニメとか漫画を勧めたのってさっきの話の流れからしてきょう君って人!?」
「え、あぁそうだぞ。そう言えばそんな話をしてたな。完全に忘れてた」
あはは。正直僕も途中から忘れちゃってたからなぁ。まぁ、それは一旦置いておくとして
「ねぇ、今日そのカフェに行ってみていい?そのきょうって人と仲良くなりたいんだ。あと響君のバイト先がどんなところか興味があるし」
「あぁ。別にいいぞ。ってか俺はおまけなのかよ」
「いや、そんな事はないよ。だって響君とももっと仲良くなりたいもん」
「おぉう。お前そんな恥ずかしいセリフをよく恥ずかしげもなく言えるな」
「え?恥ずかしい事なのかな」
基本的に悪感情じゃなきゃ素直な気持ちを伝えた方がいいと思うんだけだなぁ。だって漫画やアニメみたいに素直な気持ちを伝えなかった事ですれ違ったりしたら悲しいじゃん。それに照れはするけど恥ずかしい事ではないと思う
「なんかお前漫画の主人公みたいだな」
「え?僕が主人公………あははっ!ないない。僕に限ってそれはないよ」
僕が主人公だなんて主人公だなんて似合わないよ。優柔不断で中々一歩を踏み出せない僕には主人公だなんてないよ。中々成長しないんだから尚更ね。この前からドジ続きだし
「って、そんな事りよもさっきの質問の答えを聞かせてよ」
「え?質問?あぁ、そう言えばなんか話してたな。なんだっけ」
「いや、響のバイト先に今日行っていいかって言う質問だよ。忘れないでよ」
なんだかさっきもこんなやりとりした気がする。今日はよく話が逸れるなぁ。会話限定の強風が吹いてるのかな?
「そう言えばそんな事言ってたな。あぁ、別に来てもいいぞ。」
「よかったぁ。それと今更だけどカフェの名前を聞いてもいい?」
「……あっ、そう言えばまだ言ってなかったな。完全に忘れてた。俺のバイト先は帳って言うんだ。」
「帳。夜の帳が降りるとかの帳?」
「そそ」
なんか名前だけ聞くと落ち着いたお店って感じがする。というかカフェって言うよりも
「なんか名前だけ聞くとカフェじゃなくて喫茶店を連想するね。」
「まぁ、実際そんな感じだからな」
「えっあっ、そうなんだ」
なんか意外かも
「今俺が喫茶店でバイトとか以外だなとか思っただろ」
「………ごめんなさい。正直思いました。それとそんなに顔に出てた?」
「あははっ。まぁ、いいけどな。ぶっちゃけ成り行きで始めたバイトだし。それと空は結構顔に出る方だぞ。かなり分かりやすい」
「あっちゃーこれから気をつけます」
うわぁ。BLの話だったり出来るのが嬉しくて浮かれすぎちゃってたのかな。これからは少し注意しておこう
「別にそのままでもいいと思うぞ。面白いしな」
「いやいや、僕で遊ばないでよ」
うん。帰ったらポーカーフェイスの練習でもしよう。海斗達だけじゃなく、響君にも弄られるようになったらたまらいし
「へぇ、何か面白いアニメの放送が始まった感じ?」
「あぁ、そうらしいぞ。確か『盾の英雄の成り上がり』って言う作品だったな」
「え!それ僕も知ってるよ!」
わぁ、まさかあれを見てる人が居るとは思わなかった。海斗達は見てないらしいから寂しかったんだよね。
「おっ、なんだ空も見てるのか」
「うん!マイナー寄りな感じで知ってる人居ないかと思ってたからびっくりだよ!ねぇねぇ、響君。響君に勧めてくれた人って誰が聞いてもいい?僕その人と仲良くなりたいんだ」
BLの話も好きだけどラノベの話もしたい!アニメ化された作品を見てるなら多分原作小説も読んでくれるんじゃないかな。
その為にも是非とも響君にその友達を教えてほしい。そして僕もその人と友達になってラノベ友達になってほしい!
「あー、そいつここの学校の奴じゃないんだよ」
「え、そうなの?」
うーん。残念。それじゃあ直ぐに会うのは難しいか
「実はそいつ同じバイト先の奴なんだよ」
「えっ、響君バイトしてるんだ。なんのバイトをしてるの?」
「あぁ。俺がやってるのはカフェのバイトだな。人はあんまり来なくて楽なのに時給がいいんだよ」
「へぇ、忙しくないのに時給が高いのはいいね。どれくらいか聞いてもいい?あとそのバイトどこで見つけたの?」
僕は今のところはバイトはしてないけど、したくなった時の参考の為に聞いておきたい。
「俺の場合は買い物の途中でなんか店長から声をかけられたんだよ。なんか店を開いたのはいいけど、1人でやるのが面倒くさいとか言ってそこでたまたま通りがかった俺と響って奴が話を聞いてバイトを始めたんだよ」
「え、何その急展開。そんな漫画みたいな展開あるんだ。えっノンフィクション?」
「言われてみれば確かにそうだな。勿論ノンフィクションだ」
………なんていうか凄いなぁ。
「えー。その店長さんってどんな人なの?」
なんかそんな事をやる人がどんな人なのなちょっと気になってきた。なんだか計画性が無さそう気がする。というかもしかしてカフェの経営自体趣味とかなのかな?
「あー、なんていうか適当な人って感じだな。なんかもう、ある程度の金は稼いだからだらだら過ごそうと思ってたんだってさ。それもあって適当なんじゃねぇかな」
あっ。これ割と凄い人が経営してるパターンかも。いや、でもそんな事あるのかな
「でもって近所の人から働いてない人扱いされると居心地悪いからカフェの経営をしたんだとさ」
「えーっとさ響君。もしかして店長さんって割と凄い人だったりするの?」
「うーん。多分な。カフェずっと赤字っぽいけど大して気にしてないからな。店長曰く働いてる体裁とちょっとの趣味を兼ねてるんだとよ」
うわぁ、本当に漫画やアニメみたいな展開なんだ。………ってあれ。何か忘れてるような。………って、あぁ!?そうだ忘れてた!!響君のバイト先の友達だよ!!
「ねぇねぇ、響君!響君にアニメとか漫画を勧めたのってさっきの話の流れからしてきょう君って人!?」
「え、あぁそうだぞ。そう言えばそんな話をしてたな。完全に忘れてた」
あはは。正直僕も途中から忘れちゃってたからなぁ。まぁ、それは一旦置いておくとして
「ねぇ、今日そのカフェに行ってみていい?そのきょうって人と仲良くなりたいんだ。あと響君のバイト先がどんなところか興味があるし」
「あぁ。別にいいぞ。ってか俺はおまけなのかよ」
「いや、そんな事はないよ。だって響君とももっと仲良くなりたいもん」
「おぉう。お前そんな恥ずかしいセリフをよく恥ずかしげもなく言えるな」
「え?恥ずかしい事なのかな」
基本的に悪感情じゃなきゃ素直な気持ちを伝えた方がいいと思うんだけだなぁ。だって漫画やアニメみたいに素直な気持ちを伝えなかった事ですれ違ったりしたら悲しいじゃん。それに照れはするけど恥ずかしい事ではないと思う
「なんかお前漫画の主人公みたいだな」
「え?僕が主人公………あははっ!ないない。僕に限ってそれはないよ」
僕が主人公だなんて主人公だなんて似合わないよ。優柔不断で中々一歩を踏み出せない僕には主人公だなんてないよ。中々成長しないんだから尚更ね。この前からドジ続きだし
「って、そんな事りよもさっきの質問の答えを聞かせてよ」
「え?質問?あぁ、そう言えばなんか話してたな。なんだっけ」
「いや、響のバイト先に今日行っていいかって言う質問だよ。忘れないでよ」
なんだかさっきもこんなやりとりした気がする。今日はよく話が逸れるなぁ。会話限定の強風が吹いてるのかな?
「そう言えばそんな事言ってたな。あぁ、別に来てもいいぞ。」
「よかったぁ。それと今更だけどカフェの名前を聞いてもいい?」
「……あっ、そう言えばまだ言ってなかったな。完全に忘れてた。俺のバイト先は帳って言うんだ。」
「帳。夜の帳が降りるとかの帳?」
「そそ」
なんか名前だけ聞くと落ち着いたお店って感じがする。というかカフェって言うよりも
「なんか名前だけ聞くとカフェじゃなくて喫茶店を連想するね。」
「まぁ、実際そんな感じだからな」
「えっあっ、そうなんだ」
なんか意外かも
「今俺が喫茶店でバイトとか以外だなとか思っただろ」
「………ごめんなさい。正直思いました。それとそんなに顔に出てた?」
「あははっ。まぁ、いいけどな。ぶっちゃけ成り行きで始めたバイトだし。それと空は結構顔に出る方だぞ。かなり分かりやすい」
「あっちゃーこれから気をつけます」
うわぁ。BLの話だったり出来るのが嬉しくて浮かれすぎちゃってたのかな。これからは少し注意しておこう
「別にそのままでもいいと思うぞ。面白いしな」
「いやいや、僕で遊ばないでよ」
うん。帰ったらポーカーフェイスの練習でもしよう。海斗達だけじゃなく、響君にも弄られるようになったらたまらいし
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

かつらぽーん
うりぼう
BL
かつらがぽーんと吹き飛ぶ。
王道学園物と見せかけた普通の学園もの。
一人の生徒を生徒会の連中その他が気に入り、親衛隊連中が色々と嫌がらせをしている。
そんな騒動の最中の話。
※王道とみせかけた普通学園
※親衛隊あり

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる
ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪

とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。

BlueRose
雨衣
BL
学園の人気者が集まる生徒会
しかし、その会計である直紘は前髪が長くメガネをかけており、あまり目立つとは言えない容姿をしていた。
その直紘には色々なウワサがあり…?
アンチ王道気味です。
加筆&修正しました。
話思いついたら追加します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる