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Ep.1
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辺境の地にいる今の俺たちは、出前を取ることも、外食にいくこともできないため、てっきりこれからの数日間の夕飯は最悪なものになるかと心得ていたのだが、意外にもクローデットの料理の腕前が抜群であった。俺たちが適当に持ってきた食材をうまく使い分けて、数日分のメニューを彼女は考えて計画的に調理したのだ。しかもその味が中々なものときた。賢い彼女は花と違って女子力も高く、学校ではいつも無口なのに正直見直したところがある。
「んー・・・このピリ辛の豆腐はなんていう名前だ。肉もいい具合に入っていて絶品だ。帰ったら女房をクローデットの弟子に行かせる」
叔父は満足そうに料理を口に運んで笑った。
「いや、弟子だなんて・・・それは麻婆豆腐って言います。本当はお米に合う料理なんですけど、なんかできそうだったんでそれにしちゃいました」
「クロエってアジア料理にも精通しているんだ。料理が上手なのは知っていたけど、なんてグローバルなこと」
その言葉を聞いて俺は初めてクローデットの愛称がクロエであることを知った。
「家のすぐ隣が中華料理屋さんで、たびたびそこに行って中華料理を習っているだけだよ」
クローデットの応答に花はさらに問う。
「和食とかできる?私久々に日本料理食べたい」
「・・・和食はぁ、お寿司と天ぷらくらいしか知らない」
クローデットが苦々しく笑うと、今度はトムが花の方に顔を向けた。
「そういやお前、日本から来たんだっけ」
「え!?マジ?忘れてやんのコイツ!」
花は親友だったはずのトムが、自分が七年生の頃に日本からアメリカに引っ越してきたことを忘れかけていたことに腹を立たせる。
「俺にはそんな話一回も聞かされていないよ。ただ日本から来たってことをずいぶん昔に一回言われたきりで、あと名前が日本っぽいってくらいしかわかんないし」
「それでも七年生から十一年生の今までに四年間くらいも過ごしてきたんだからそれくらい分かれたでしょ」
「すまんって」
トムが謝るのを見て俺は笑った。相変わらずこの二人は会話が変わらない。俺とトムは小さい頃からずっと一緒に遊んできたのだが、七年生になったある時期に急に転校生として花がやってきた。アメリカ人の父と日本人の母を持つ彼女はハーフで美しく誰ともすぐになじめそうであったが、血気盛んな彼女はほかのおしとやかに過ごす女子とはそれほど深くなじめず、真っ先にこちら側に近寄ってきたのだ。それからはずっとこの三人のメンツで遊んできた。今では俺たち三人の会話がもう毎回パターン化している。
まず花が何かを言う。するとそれにトムが何か応答したり、リアクションを取る。すると決まって花はトムをナンセンスだとか、頭ワルッだとか言って批判する。すると今度は俺がトムをフォローする。そうすると、男子二人対女子一人という構図になったことにトムがばつが悪く感じるようで、恩を仇で返すように手のひらをひっくり返して花の方を持って俺を責め始める。そんな感じでずっと終わらないのだ。
今回も俺は本能的というか、習慣的にトムの肩を持つ予定だったのかもしれないが、それを屋敷の外から聞こえる「サー」という音が妨げた。
「・・・なんか変な音がしないか?」
俺の言葉にみんなが声を小さくして耳をたてる。
「・・・雨?」
「だね・・・結構降ってきている」
誰かがそう言うと、ジェイクがいきなり立ち上がって目を丸くした。その場の全員が彼を凝視する。
「なにっ!?」
やはり一番に声を出したのは花だった。ジェイクはそんな花をしかとして、シュッと顔を叔父の方に向けると、「さっき干したカーペット!」と叫んだ。それを聞いてほかのみなが食器を放り投げて二階のベランダの方へと駆けていった。
屋敷の掃除をするついでに床に敷いてあったカーペットも洗い、そしてベランダに干したことをみんな忘れていた。とにかく早くカーペットを中に入れることしか考えていなかったため、みんな雨に直接打たれながら協力して巨大なカーペットを一つまた一つと家の中に入れていった。食事前にせっかくシャワーを浴びたのに、これではまるで意味がないように感じられる。
「なんでいきなり雨?昼はあんなにいい天気だったのに」
ジェイクがそう愚痴りながら濡れたぼさぼさの髪にタオルを押し付けた。
「天気予報どうなっているんだろ・・・」
外の雨を見て心配になったクローデットはポケットから携帯を取り出した。しかし、画面を覗き込んだ彼女の顔が曇っていくのを見て、叔父がすぐに「どうした」と尋ねる。
「・・・ここ、圏外みたい」
「まじで!?」
みんなクローデットの言葉を聞いて同時に自分の携帯を取り出して画面を確認した。そして案の定落ち込む。今日は屋敷についてからということずっと片付けにみんな集中していて、携帯を使うと言ったら音楽を流すくらいだったため、気づく者は一人もいなかったのだ。しかし考えてみれば当たり前のことだった。こんな辺境の地で圏外にならない方が可能性として低い。
「ええ・・・ネット繋がらないってもう最悪」
花が携帯を持った手を下にぶら下げて苦虫でもかみつぶしたような表情を浮かべた。
「・・・ってか私なんだか疲れた」
そう花が言うと、
「俺も」
「・・・私も」
「僕も疲れた」
みんな一人ひとり無力そうに同調した。俺も言われてみれば瞼が重く感じ、脳が少しクラクラしてきた。昼の片づけは別に大したことをやったわけではないが、久々に体をあれほど動かしたために慣れていなかった。それはみんなも同じようである。唯一がたいのいいトムはまだ元気そうであったが、場に合わせて彼も何も声に出さなかったようである。
そうして、各々が自分の寝室に向かったのは、大体午後の十一時くらいであっただろうか。
ベッドに入って、最初は眠れなかった。何度も寝返りを打ちながら、ベッドの中で必死に目を閉じ続ける。疲れは溜まっているはずなのに、意識して目を閉じようとするとかえって目を開けたくなり、なぜか少しの間だけ眠気がどこかへと消えていこうとする。
朝の天気がまるで嘘だったかのように、雨と風の威力は増す一方で、このままハリケーンが襲い掛かるんじゃないかってほどに恐ろしかった。窓が風に揺らされ大きな音を部屋に響かせ、かえって睡眠の邪魔になる。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
自分を忘れるほどに暗闇に落ち掛けたその時、急に雷が落ちたようなものすごい轟音が伝わって眠気がまた一気に散った。心臓がドクドク鳴り続けまだ落ち着かないまま俺は靴を履いて部屋を出た。音の正体が何か、それを知りたかったからである。
そしてそれと同じように、同じ廊下のほかの部屋にいたほかの人たちも出てきた。みんなさっきの轟音で起こされたようである。対面のドアでお互い目が合ったため、俺はトムに向かって尋ねた。
「さっきの音、聞こえたか?」
「ああ、めっちゃ大きい音だった」
雰囲気的に静かにした方がいいのか、みんな廊下に出てきたというのに、彼はなぜか囁くような感じでそう答えた。
「雷の音・・・じゃないよな」
「ああ、空は光っていなかったし、雷にしてはやけに切れの悪い音だった気がする」
音質で違いが分かるのかと場違いなところに一瞬目をつけた後で、俺はほかの人たちにも目を向けた。そしてそこで花がまだ部屋から出ていないことに気づいた。
と思ったそのすぐ後に、カチャッとドアが開く音がして、そこから小さく頭を出した花がみんなに向かって「おいで」と呼びかけているのを耳にした。
「どうした?」
一番廊下の出口に近い部屋の前にいた叔父が彼女の方を見て眉を顰める。
「橋が崩れている」
「――え!?」
一斉にみんなが花の部屋へ行って窓から下を見下ろした。正面の方を向いている花の部屋は俺の部屋と同じように橋側を向いていて、窓から下を向けた簡単に川に掛かった橋が見えた。
そこには、こちら側の片方が切れて、嵐のせいで流れが凄まじい川に絶え間なく振り回され続けている、狂いに狂った橋の姿があった。
「・・・まじで崩れやがる」
「これでホラゲーの舞台が完成したな」
叔父の言葉にトムが息を呑んでそう言った。
「んー・・・このピリ辛の豆腐はなんていう名前だ。肉もいい具合に入っていて絶品だ。帰ったら女房をクローデットの弟子に行かせる」
叔父は満足そうに料理を口に運んで笑った。
「いや、弟子だなんて・・・それは麻婆豆腐って言います。本当はお米に合う料理なんですけど、なんかできそうだったんでそれにしちゃいました」
「クロエってアジア料理にも精通しているんだ。料理が上手なのは知っていたけど、なんてグローバルなこと」
その言葉を聞いて俺は初めてクローデットの愛称がクロエであることを知った。
「家のすぐ隣が中華料理屋さんで、たびたびそこに行って中華料理を習っているだけだよ」
クローデットの応答に花はさらに問う。
「和食とかできる?私久々に日本料理食べたい」
「・・・和食はぁ、お寿司と天ぷらくらいしか知らない」
クローデットが苦々しく笑うと、今度はトムが花の方に顔を向けた。
「そういやお前、日本から来たんだっけ」
「え!?マジ?忘れてやんのコイツ!」
花は親友だったはずのトムが、自分が七年生の頃に日本からアメリカに引っ越してきたことを忘れかけていたことに腹を立たせる。
「俺にはそんな話一回も聞かされていないよ。ただ日本から来たってことをずいぶん昔に一回言われたきりで、あと名前が日本っぽいってくらいしかわかんないし」
「それでも七年生から十一年生の今までに四年間くらいも過ごしてきたんだからそれくらい分かれたでしょ」
「すまんって」
トムが謝るのを見て俺は笑った。相変わらずこの二人は会話が変わらない。俺とトムは小さい頃からずっと一緒に遊んできたのだが、七年生になったある時期に急に転校生として花がやってきた。アメリカ人の父と日本人の母を持つ彼女はハーフで美しく誰ともすぐになじめそうであったが、血気盛んな彼女はほかのおしとやかに過ごす女子とはそれほど深くなじめず、真っ先にこちら側に近寄ってきたのだ。それからはずっとこの三人のメンツで遊んできた。今では俺たち三人の会話がもう毎回パターン化している。
まず花が何かを言う。するとそれにトムが何か応答したり、リアクションを取る。すると決まって花はトムをナンセンスだとか、頭ワルッだとか言って批判する。すると今度は俺がトムをフォローする。そうすると、男子二人対女子一人という構図になったことにトムがばつが悪く感じるようで、恩を仇で返すように手のひらをひっくり返して花の方を持って俺を責め始める。そんな感じでずっと終わらないのだ。
今回も俺は本能的というか、習慣的にトムの肩を持つ予定だったのかもしれないが、それを屋敷の外から聞こえる「サー」という音が妨げた。
「・・・なんか変な音がしないか?」
俺の言葉にみんなが声を小さくして耳をたてる。
「・・・雨?」
「だね・・・結構降ってきている」
誰かがそう言うと、ジェイクがいきなり立ち上がって目を丸くした。その場の全員が彼を凝視する。
「なにっ!?」
やはり一番に声を出したのは花だった。ジェイクはそんな花をしかとして、シュッと顔を叔父の方に向けると、「さっき干したカーペット!」と叫んだ。それを聞いてほかのみなが食器を放り投げて二階のベランダの方へと駆けていった。
屋敷の掃除をするついでに床に敷いてあったカーペットも洗い、そしてベランダに干したことをみんな忘れていた。とにかく早くカーペットを中に入れることしか考えていなかったため、みんな雨に直接打たれながら協力して巨大なカーペットを一つまた一つと家の中に入れていった。食事前にせっかくシャワーを浴びたのに、これではまるで意味がないように感じられる。
「なんでいきなり雨?昼はあんなにいい天気だったのに」
ジェイクがそう愚痴りながら濡れたぼさぼさの髪にタオルを押し付けた。
「天気予報どうなっているんだろ・・・」
外の雨を見て心配になったクローデットはポケットから携帯を取り出した。しかし、画面を覗き込んだ彼女の顔が曇っていくのを見て、叔父がすぐに「どうした」と尋ねる。
「・・・ここ、圏外みたい」
「まじで!?」
みんなクローデットの言葉を聞いて同時に自分の携帯を取り出して画面を確認した。そして案の定落ち込む。今日は屋敷についてからということずっと片付けにみんな集中していて、携帯を使うと言ったら音楽を流すくらいだったため、気づく者は一人もいなかったのだ。しかし考えてみれば当たり前のことだった。こんな辺境の地で圏外にならない方が可能性として低い。
「ええ・・・ネット繋がらないってもう最悪」
花が携帯を持った手を下にぶら下げて苦虫でもかみつぶしたような表情を浮かべた。
「・・・ってか私なんだか疲れた」
そう花が言うと、
「俺も」
「・・・私も」
「僕も疲れた」
みんな一人ひとり無力そうに同調した。俺も言われてみれば瞼が重く感じ、脳が少しクラクラしてきた。昼の片づけは別に大したことをやったわけではないが、久々に体をあれほど動かしたために慣れていなかった。それはみんなも同じようである。唯一がたいのいいトムはまだ元気そうであったが、場に合わせて彼も何も声に出さなかったようである。
そうして、各々が自分の寝室に向かったのは、大体午後の十一時くらいであっただろうか。
ベッドに入って、最初は眠れなかった。何度も寝返りを打ちながら、ベッドの中で必死に目を閉じ続ける。疲れは溜まっているはずなのに、意識して目を閉じようとするとかえって目を開けたくなり、なぜか少しの間だけ眠気がどこかへと消えていこうとする。
朝の天気がまるで嘘だったかのように、雨と風の威力は増す一方で、このままハリケーンが襲い掛かるんじゃないかってほどに恐ろしかった。窓が風に揺らされ大きな音を部屋に響かせ、かえって睡眠の邪魔になる。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
自分を忘れるほどに暗闇に落ち掛けたその時、急に雷が落ちたようなものすごい轟音が伝わって眠気がまた一気に散った。心臓がドクドク鳴り続けまだ落ち着かないまま俺は靴を履いて部屋を出た。音の正体が何か、それを知りたかったからである。
そしてそれと同じように、同じ廊下のほかの部屋にいたほかの人たちも出てきた。みんなさっきの轟音で起こされたようである。対面のドアでお互い目が合ったため、俺はトムに向かって尋ねた。
「さっきの音、聞こえたか?」
「ああ、めっちゃ大きい音だった」
雰囲気的に静かにした方がいいのか、みんな廊下に出てきたというのに、彼はなぜか囁くような感じでそう答えた。
「雷の音・・・じゃないよな」
「ああ、空は光っていなかったし、雷にしてはやけに切れの悪い音だった気がする」
音質で違いが分かるのかと場違いなところに一瞬目をつけた後で、俺はほかの人たちにも目を向けた。そしてそこで花がまだ部屋から出ていないことに気づいた。
と思ったそのすぐ後に、カチャッとドアが開く音がして、そこから小さく頭を出した花がみんなに向かって「おいで」と呼びかけているのを耳にした。
「どうした?」
一番廊下の出口に近い部屋の前にいた叔父が彼女の方を見て眉を顰める。
「橋が崩れている」
「――え!?」
一斉にみんなが花の部屋へ行って窓から下を見下ろした。正面の方を向いている花の部屋は俺の部屋と同じように橋側を向いていて、窓から下を向けた簡単に川に掛かった橋が見えた。
そこには、こちら側の片方が切れて、嵐のせいで流れが凄まじい川に絶え間なく振り回され続けている、狂いに狂った橋の姿があった。
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