終焉の雪

人は体と心を削りながら終焉を迎える。
もしも体と心の削れるバランスが崩れると、その影響は周りの家族の生活を残酷に巻き込む結果となる。

主人公の由香里が友人の智子の様子を見に行くところから終焉という話に巻き込まれて行く。
友人の智子は家族だからということで会社まで辞め、お婆ちゃんの介護を始めてしまった。
もちろん私、由香里も含め周りの人間達には当たり前だと思っていた。
介護……それは家族だから出来る、家族だから出来ないことがある。
それを知らなかった智子 ーーー 智子に会いに行ったとき智子は追い込まれていた。
夜には悪い想像もして罪悪感に苛まれることもあったらしい。
私は智子を助けながらこの問題の深さを思い知ることになった。
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,652 位 / 194,652件 ライト文芸 7,765 位 / 7,765件

あなたにおすすめの小説

氷雨と猫と君〖完結〗

カシューナッツ
恋愛
彼とは長年付き合っていた。もうすぐ薬指に指輪をはめると思っていたけれど、久しぶりに呼び出された寒い日、思いもしないことを言われ、季節外れの寒波の中、帰途につく。

蛍地獄奇譚

玉楼二千佳
ライト文芸
地獄の門番が何者かに襲われ、妖怪達が人間界に解き放たれた。閻魔大王は、我が次男蛍を人間界に下界させ、蛍は三吉をお供に調査を開始する。蛍は絢詩野学園の生徒として、潜伏する。そこで、人間の少女なずなと出逢う。 蛍となずな。決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車は動き始める…。 *表紙のイラストは鯛飯好様から頂きました。 著作権は鯛飯好様にあります。無断転載厳禁

十年目の結婚記念日

あさの紅茶
ライト文芸
結婚して十年目。 特別なことはなにもしない。 だけどふと思い立った妻は手紙をしたためることに……。 妻と夫の愛する気持ち。 短編です。 ********** このお話は他のサイトにも掲載しています

終の繭 -ついのまゆ-

すぎやまひでお
SF
介護業界の逼迫。それらが限界に近づいた時、必要が常識を少しだけ変える。 介護職の主人公はその変性の中で働き続ける。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

やり直すなら、貴方とは結婚しません

わらびもち
恋愛
「君となんて結婚しなければよかったよ」 「は…………?」  夫からの辛辣な言葉に、私は一瞬息をするのも忘れてしまった。

崖っぷちレスキュー

はりもぐら
ライト文芸
今日は彼と初めてのデートだ。だけど、彼が連れて行くのはなぜか崖ばかり

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。