33 / 34
エピローグ「蛇の目、不死身ロルフ」
第32話「王女のわがまま」
しおりを挟む
長い夢を見ていた気がする。
ロルフは珍しくすっと目が覚めた。いつもは、寝起き特有のまどろみが足を引っ張るのに、今日は違った。起きた瞬間から、意識が覚醒している。
それは、今日いよいよ王城に向かうからか、それとも――
「あー、起きたっ!」
ルーシーがベッドに寝ているロルフの体の上で、馬乗りになって揺らす。子供の様にやたらとハイテンションなその様子に、ロルフは朝から疲れそうだった。
「やっと起きたわね、寝起きも可愛い」
「ロルフ、私は止めたからね。そこの所、ちゃんと覚えておいてね」
おまけに両サイドからは、レイラとサンディが頬ツンツンとしてくる。うざったいことこの上なかった。もう少し快適に眠らせて欲しい。この状況はある意味、羨望の的かもしれないが。
「お前ら、朝くらいは静かに出来ないのか? というかなんで勝手に入ってきている」
「サンディが入れてくれたんだよ。やっぱ、便利だよねあの魔法ー」
「ノリノリでしたわね」
「うるさい、二人とも。私に命令されたいの」
あっさりと暴露されたサンディが、顔をみるみる真っ赤にしていく。それでいながら怒っているという器用なことをしていた。
それを見て、ロルフは裏切られた気持ちになる。サンディは態度こそ尊大だが、比較的常識人だったはずだ。他二人のストッパーでもあるというのに。
「仲良いのは結構だが、王族の前では気を付けろよ」
「はーいっ!」
「私、大人しく出来るでしょうか……?」
「そうね、レイラ。私も出来ないかも……。あの小娘は、一発殴りたいのよね」
「おいおい、やめてくれよ。さすがに一国丸ごとは相手にしたくないぞ」
ロルフを含む、サンディ、レイラ、ルーシーの冒険者パーティー。全員が、この国の王家から呼び出しをくらっていた。それが、今日。
正確には、この一か月の騒ぎの元凶を解決してくれたことによる褒賞金の授与、ということになっている。まあ実際のところは、王様と女王様が娘のことについて色々知りたいのだろう。空白の期間のことを。
あの教会での後――幻覚洗脳を解いたミア王女を王城に届けたり、彼女が犯人であることを教えたり、起床したミアに泣きつかれたり。そして、それを見た王様に色々誤解されたり、解いたり。
まあー……、大変だった。おかげで、王と女王にはまともに説明できていない。それなのに、噂だけは側近経由で色々聞こえてくるのだから気になってしょうがなかっただろうな。
一応の誤解は解けている……、はずだ。
きっとロルフ自身の口から語らせたいのだろう。こっちとしては、できれば幻覚洗脳に囚われていた期間の記憶は、失くしてしまいたいくらいだが。色々と恥ずかしすぎることが多い。
「ふーん、ロルフは王女を庇うの?」
「へ?」
「そうですよー、いまだにあのわるーい王女に誑かされているんですか? 私たちのこと忘れちゃうくらいですもんね……」
「わるいこだーっ! あははっ!」
それはお前らも似たようなものだろうと、喉まで出かかる。だが、そんなことを言えば、三人に朝からぼろぼろにされるのは目に見えていた。
「……すまん」
ロルフはその言葉しか発するしか出来なかった。いつの間にか、三人にはより一層に敵わなくなってしまった。そう思いながら。
◆
この国に来た時と同様に、四人は馬車で王城に向かった。都合三度目となると、慣れがやってくる。ただ――
「なんか視線がすごくないですか?」
「ピリピリするー」
レイラとルーシーが言うように、馬車を降りて歩き始めた途端、使用人や騎士たちからの視線が凄かった。これは、……嫌な噂が広まってそうだ。内心ロルフは冷や汗を搔いてくる。
ミア王女は、今回の一件でお仕置きとしてしばらく魔法が使用できないようにされているはずだ。だから、洗脳は出来ないはずなのだが……。普通の噂を流すのはさすがに止められない。
「ロルフ。愛されてるね」
「サンディ、冗談でもやめてくれ」
「あら、本気よ」
それはそれで質が悪い。
「まあ? 私には敵わないけどね」
ぼそっと呟く彼女の顔は赤くなっていた。恥ずかしいなら言わなければいいのに。
「なによ?」
「くくっ、いや、なんでも」
「ちょっとー、私たちの前でイチャつかないで下さいー」
「二人とも、うざくなってる」
失礼な。サンディが甘えてくるようになったから、応えているだけなのに。
「あのー、そろそろ着きますので……」
少々声のボリュームが大きすぎたのだろう。前を歩いている、以前と同じ案内役の執事に注意されてしまった。
そこから、数分ほどかかって部屋に到着する。四人は中に入った。
ゆっくりと話したいということで、今回は王座のある間ではない。
長テーブルのある、どちらかというと、普段の食事に使われていそうな部屋だ。まあ、飾られている調度品やテーブル自体は、どれも高そうではあったが。
こっちのが落ち着いていて、いいけど……。
ロルフは驚いた。女王は初めて見たのだが、ミアにそっくりだったのだ。いや、親子なのだから当たり前ではある。しかし、ミア王女が大人になったらこういう感じになるだろう、そう思わせるものが女王にはあった。くっきりした目、流れるような銀髪。美貌含めて。
「初めまして、ロルフさん、サンディさん、レイラさん、ルーシーさん。さっ、どうぞこちらに座って」
しかし、物腰は柔らかくミアとは正反対だった。ミアは気が強く、そんなものなど欠片もなかったのだから。まあ、そういうのはサンディで慣れてはいたのだから平気ではあったのだが。
王達は左からミア、女王、王の順に座っている。ロルフたちはミアの前からルーシー、ロルフ、サンディ、レイラの順で座る。
ミアは不貞腐れていた。不満を隠そうともしない。
話は主に女王が仕切っていく。王はしきりに汗を拭いており、妻の尻に敷かれているのがよく分かった。
「あ、そうだわ。聞いていると思うけど、ミアは蝶を使えないから安心してね。これよ」
「あっ」
女王がミアの左腕を掲げる。白くか細い腕、銀製の腕輪が付いていた。魔法を封じているらしい。それも器用なことに、あの幻覚のみを。技術力の高さにロルフは感心した。
一切話さないミアのことは気になったが、ロルフたちもいつまでもこの国にいるつもりはない。褒賞金を受け取ったら、さっさと次の場所に行きたい。そう思っていた。
今後の予定を女王に聞かれた時だった。ロルフは考えていた通りに、国を出て行くことを伝えた。
そこで、今まで黙っていたミアが口を開いた。
「……私も行く」
「ミア?」
「ねえ、お母様。私もロルフたちと一緒に旅をしたい。だって、このままじゃ……」
その目は切実だった。……彼女は本気だ。ミアのことは嫌いではないが、それは不可能だろう。しかし、お姫様のわがままは止まらなかった。
魔法が止められて相当に鬱憤が溜まっていたのか。行きたい、付いていきたい、ロルフと一緒にいたい、とそればかり連呼する。
「お黙りなさい。ミア。それはダメよ」
母強し。ミアのわがままは女王の一喝で止まった。ロルフはその言葉にほっとする。万が一、連れて行くことになると身の安全を保障できない。
一時でも、彼女の執事だったのだ。そんな不安定な旅にミアを連れて行きたくはない。
そこからは王も交えて世間話に興じた。これまでの冒険の話や、幻覚洗脳中のことなど。ロルフは彼らが満足するように情緒たっぷりに語った。二度と訊かれないで済むように。
ミアはその間中、ロルフをじっと見つめて、自分からはなにも話さなくなってしまった。話題を振られれば喋るのだが、ずっと上の空だ。
ロルフは不安になった。この国から自分が離れてミアは大丈夫だろうかと。もちろん、問題はないはずだった。むしろ、色々と丸く収まる。
結局、その謁見というか雑談自体は平和に終わり、無事に褒賞金も破格の額を貰えた。しかし、ミアの様子がロルフの心残りになりそうだった。いきなり国中を幻覚洗脳で覆ってしまうなど、彼女の行動力は計りしれないのだ。最後までなにがあるのか分からない。
強引にでも付いてきそうだな、と思ってしまった。
ロルフは珍しくすっと目が覚めた。いつもは、寝起き特有のまどろみが足を引っ張るのに、今日は違った。起きた瞬間から、意識が覚醒している。
それは、今日いよいよ王城に向かうからか、それとも――
「あー、起きたっ!」
ルーシーがベッドに寝ているロルフの体の上で、馬乗りになって揺らす。子供の様にやたらとハイテンションなその様子に、ロルフは朝から疲れそうだった。
「やっと起きたわね、寝起きも可愛い」
「ロルフ、私は止めたからね。そこの所、ちゃんと覚えておいてね」
おまけに両サイドからは、レイラとサンディが頬ツンツンとしてくる。うざったいことこの上なかった。もう少し快適に眠らせて欲しい。この状況はある意味、羨望の的かもしれないが。
「お前ら、朝くらいは静かに出来ないのか? というかなんで勝手に入ってきている」
「サンディが入れてくれたんだよ。やっぱ、便利だよねあの魔法ー」
「ノリノリでしたわね」
「うるさい、二人とも。私に命令されたいの」
あっさりと暴露されたサンディが、顔をみるみる真っ赤にしていく。それでいながら怒っているという器用なことをしていた。
それを見て、ロルフは裏切られた気持ちになる。サンディは態度こそ尊大だが、比較的常識人だったはずだ。他二人のストッパーでもあるというのに。
「仲良いのは結構だが、王族の前では気を付けろよ」
「はーいっ!」
「私、大人しく出来るでしょうか……?」
「そうね、レイラ。私も出来ないかも……。あの小娘は、一発殴りたいのよね」
「おいおい、やめてくれよ。さすがに一国丸ごとは相手にしたくないぞ」
ロルフを含む、サンディ、レイラ、ルーシーの冒険者パーティー。全員が、この国の王家から呼び出しをくらっていた。それが、今日。
正確には、この一か月の騒ぎの元凶を解決してくれたことによる褒賞金の授与、ということになっている。まあ実際のところは、王様と女王様が娘のことについて色々知りたいのだろう。空白の期間のことを。
あの教会での後――幻覚洗脳を解いたミア王女を王城に届けたり、彼女が犯人であることを教えたり、起床したミアに泣きつかれたり。そして、それを見た王様に色々誤解されたり、解いたり。
まあー……、大変だった。おかげで、王と女王にはまともに説明できていない。それなのに、噂だけは側近経由で色々聞こえてくるのだから気になってしょうがなかっただろうな。
一応の誤解は解けている……、はずだ。
きっとロルフ自身の口から語らせたいのだろう。こっちとしては、できれば幻覚洗脳に囚われていた期間の記憶は、失くしてしまいたいくらいだが。色々と恥ずかしすぎることが多い。
「ふーん、ロルフは王女を庇うの?」
「へ?」
「そうですよー、いまだにあのわるーい王女に誑かされているんですか? 私たちのこと忘れちゃうくらいですもんね……」
「わるいこだーっ! あははっ!」
それはお前らも似たようなものだろうと、喉まで出かかる。だが、そんなことを言えば、三人に朝からぼろぼろにされるのは目に見えていた。
「……すまん」
ロルフはその言葉しか発するしか出来なかった。いつの間にか、三人にはより一層に敵わなくなってしまった。そう思いながら。
◆
この国に来た時と同様に、四人は馬車で王城に向かった。都合三度目となると、慣れがやってくる。ただ――
「なんか視線がすごくないですか?」
「ピリピリするー」
レイラとルーシーが言うように、馬車を降りて歩き始めた途端、使用人や騎士たちからの視線が凄かった。これは、……嫌な噂が広まってそうだ。内心ロルフは冷や汗を搔いてくる。
ミア王女は、今回の一件でお仕置きとしてしばらく魔法が使用できないようにされているはずだ。だから、洗脳は出来ないはずなのだが……。普通の噂を流すのはさすがに止められない。
「ロルフ。愛されてるね」
「サンディ、冗談でもやめてくれ」
「あら、本気よ」
それはそれで質が悪い。
「まあ? 私には敵わないけどね」
ぼそっと呟く彼女の顔は赤くなっていた。恥ずかしいなら言わなければいいのに。
「なによ?」
「くくっ、いや、なんでも」
「ちょっとー、私たちの前でイチャつかないで下さいー」
「二人とも、うざくなってる」
失礼な。サンディが甘えてくるようになったから、応えているだけなのに。
「あのー、そろそろ着きますので……」
少々声のボリュームが大きすぎたのだろう。前を歩いている、以前と同じ案内役の執事に注意されてしまった。
そこから、数分ほどかかって部屋に到着する。四人は中に入った。
ゆっくりと話したいということで、今回は王座のある間ではない。
長テーブルのある、どちらかというと、普段の食事に使われていそうな部屋だ。まあ、飾られている調度品やテーブル自体は、どれも高そうではあったが。
こっちのが落ち着いていて、いいけど……。
ロルフは驚いた。女王は初めて見たのだが、ミアにそっくりだったのだ。いや、親子なのだから当たり前ではある。しかし、ミア王女が大人になったらこういう感じになるだろう、そう思わせるものが女王にはあった。くっきりした目、流れるような銀髪。美貌含めて。
「初めまして、ロルフさん、サンディさん、レイラさん、ルーシーさん。さっ、どうぞこちらに座って」
しかし、物腰は柔らかくミアとは正反対だった。ミアは気が強く、そんなものなど欠片もなかったのだから。まあ、そういうのはサンディで慣れてはいたのだから平気ではあったのだが。
王達は左からミア、女王、王の順に座っている。ロルフたちはミアの前からルーシー、ロルフ、サンディ、レイラの順で座る。
ミアは不貞腐れていた。不満を隠そうともしない。
話は主に女王が仕切っていく。王はしきりに汗を拭いており、妻の尻に敷かれているのがよく分かった。
「あ、そうだわ。聞いていると思うけど、ミアは蝶を使えないから安心してね。これよ」
「あっ」
女王がミアの左腕を掲げる。白くか細い腕、銀製の腕輪が付いていた。魔法を封じているらしい。それも器用なことに、あの幻覚のみを。技術力の高さにロルフは感心した。
一切話さないミアのことは気になったが、ロルフたちもいつまでもこの国にいるつもりはない。褒賞金を受け取ったら、さっさと次の場所に行きたい。そう思っていた。
今後の予定を女王に聞かれた時だった。ロルフは考えていた通りに、国を出て行くことを伝えた。
そこで、今まで黙っていたミアが口を開いた。
「……私も行く」
「ミア?」
「ねえ、お母様。私もロルフたちと一緒に旅をしたい。だって、このままじゃ……」
その目は切実だった。……彼女は本気だ。ミアのことは嫌いではないが、それは不可能だろう。しかし、お姫様のわがままは止まらなかった。
魔法が止められて相当に鬱憤が溜まっていたのか。行きたい、付いていきたい、ロルフと一緒にいたい、とそればかり連呼する。
「お黙りなさい。ミア。それはダメよ」
母強し。ミアのわがままは女王の一喝で止まった。ロルフはその言葉にほっとする。万が一、連れて行くことになると身の安全を保障できない。
一時でも、彼女の執事だったのだ。そんな不安定な旅にミアを連れて行きたくはない。
そこからは王も交えて世間話に興じた。これまでの冒険の話や、幻覚洗脳中のことなど。ロルフは彼らが満足するように情緒たっぷりに語った。二度と訊かれないで済むように。
ミアはその間中、ロルフをじっと見つめて、自分からはなにも話さなくなってしまった。話題を振られれば喋るのだが、ずっと上の空だ。
ロルフは不安になった。この国から自分が離れてミアは大丈夫だろうかと。もちろん、問題はないはずだった。むしろ、色々と丸く収まる。
結局、その謁見というか雑談自体は平和に終わり、無事に褒賞金も破格の額を貰えた。しかし、ミアの様子がロルフの心残りになりそうだった。いきなり国中を幻覚洗脳で覆ってしまうなど、彼女の行動力は計りしれないのだ。最後までなにがあるのか分からない。
強引にでも付いてきそうだな、と思ってしまった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる