12 / 34
第2章「狂竜、ご令嬢ルーシー」
第11話「王子様はいない」
しおりを挟む
お見合いの日が来た。貴族同士の結婚のため、形式でも必要らしい。本来は性格や条件など、お互いのことを確認するんだろうけど……。今回は違う。お見合いとは言っているが、そんなのは名ばかりだ。アークレーンがただ単に吟味しにくるだけだ。私が新しいオモチャに相応しいかどうか。
気分は最悪だ。だが、今は我慢するしかない。どうせ、今日は数時間会ってそれで終わりだ。
「あなたはここで待っていなさい」
「はい、お母様」
屋敷にアークレーンが着いたのだろう、迎賓室に集まっていた私たち三人のもとに執事がやってくる。両親は私を部屋にいるように言い残し、迎えに行った。
写真の通りなら、近付きたくもない。あの噂が本当なら、ぶっ殺した方がこの国のためなんじゃないかな。
一人で物騒なことを考えていると、にわかに部屋の外が騒がしくなり始めた。
「いやー、さすがサンドリア家ですねー」
「本当ですわー」
両親の分かりやすいおためごかしが聞こえてくる。調子のいいことを。部屋の扉が開き、両親と男が入ってくる。
ルーシーは、ため息を吐きたくなった。
「あははっ、そんなことはありませんよ」
男の声は肌をざわつかせるものがあった。それに両親に対して、声音からどこか傲慢さが垣間見える。
やっぱり、会う前に逃げればよかったかも……。
早々に今日を乗り切る心が折れそうになる。
「おお、彼女がそうですか?」
アークレーンの舐めるような視線が私の肌を這った。思わず、両腕を抱えそうになるのを抑える。
怒りさえ湧いてくる。お前がそういう視線で見ていいものじゃない。
しかし、私はそれを抑えて表情を作った。ソファーを立ち上がり、カーテンシーを行う。
「お初にお目にかかります、アークレーン様。私、ルーシー・イングリスと申します」
「うむ。私がアークレーンだ。よろしく」
アークレーンはそう言って、私の向かいのソファーに座る。
……それにしても想像以上だ。いや、写真以上と言うべきか。肌を粟立たせる視線や言動、すべてがこちらを女性として警戒させる。もはや天然記念物じゃないだろか。噂は本当だろう。
私に続いて、両親が話しながら両サイドに座った。
くだらない世間話が延々と続く。お互いの家について、お金のこと、アークレーンの自慢と両親の太鼓持ち。耳が腐りそうだった。
アークレーンの目が、つとこちらを見たのが分かった。それだけで背中に怖気が走る。
「……そろそろ見せていただけないでしょうか? 例の腕を」
「おおっ、これは申し訳ない。そうですな。おい、ルーシー」
「……はい」
だいぶ話し込んでいたが、さすがに我慢の限界らしい。アークレーンは興味深々と言った様子だ。余程、この腕にご執心なのか。
私はソファーを立ち、テーブルの横に行く。腕を見て、奇怪すぎるあまり、こんな奴は要らないと言い出す可能性もないわけではない。
一部の希望に縋りつつ、私は真っ白なワンピースの腕を捲る。すぐにアークレーンの汚らしい視線が這い回り、鳥肌が立った。
「では、見せます」
私は魔力を腕に流した。変化はすぐに訪れた。
今回はゆっくりだから変化もそうなる。徐々に腕が太く、大きくなっていく。鱗が覆い、爪は人間とは思えないほど黒く固くなる。少しの白煙を出しながら、竜の腕へと変貌した。自分の体に対して大きすぎるため、先端が床に着く。
この腕、なにかと役に立つが、大きさだけはいただけない。
「おお……。聞いていた以上だな」
鼻息も荒くアークレーンが近付いてくるので、思わず後ずさりそうになった。それを寸前で押し込みながら、顔を笑顔にする。ここで不興を買う訳にはいかなかった。面倒な事態は避けたい。
アークレーンは竜の腕に、なにも言わず触れる。嫌な手つきだった。興奮しているのか、鼻息が荒いのも悪寒を増させる要因だ。
「これは、素晴らしい……。まさしく竜の腕、そのものじゃないか」
ぺたぺたと触れ、しまいには頬ずりまでし始める。私は笑顔でいるので精一杯だった。
正直に言えば、ぶん殴りたいことこの上ない。こいつもこいつで、初見なのによく平気で触れるな。
両親を見れば、明らかにドン引きしていた。その顔が嫌悪で彩られている。二人にこんな顔をさせるとは、ある意味凄い。
そこだけは面白い。
「ア、アークレーン様。お気に召しましたでしょうか?」
弱々しく尋ねるお父様にアークレーンは喜色満面だった。その顔をこちらに向ける。
「ああ、気に入ったよ。この生意気そうな瞳もいい。こういうのはよく鳴くからな、はははっ」
下卑た笑みを浮かべるアークレーン。好色そうなその瞳の奥に、身の毛もよだつ想像が広がっているのが嫌でも分かった。
「そ、そうですか。では、おいっ」
お父様の言葉を合図にアークレーンは、ぱっと腕を離した。そこへ、私の近くにいたメイドが竜化している腕を急に掴む。もう一方の手には、なにかの針があった。
なにしてるんだろ? 針なんかこの鱗は通さないのに。ルーシーは意味のない行動をするメイドを不思議に思う。
メイドが針を持ち上げ――一瞬にして鱗の中へ刺し入った。
ぼーっと見ていたルーシーは驚愕で目を見開いた。呻き声も出ない。
なっ、ありえないっ。剣も切りつけられないこの腕がっ……。
すぐに、明らかに体の中になにかが回り始めたのを感じた。寒気が全身を覆う。力が抜け、その場に倒れ込む。
「おお、疑ってたわけではないのですが、本当に効きましたな。さすがアークレーン様」
「ふん、当たり前だろう。家では性懲りもなく逆らうやつが多い。特に亜人種系は力があると思って傲慢だからな。その躾け薬だよ、これは」
「さすがです、アークレーン様。あっはは」
なにを言っているの、この人達は。一体なにが起きているの。
お父様っと叫ぼうにも、出ない。代わりに漏れたのは、あーともうーともつかない呻き声だけだ。
近くにいたメイドは私を抱きかかえる。
すぐにアークレーンの腕へと移された。男の腕が私の体に触れ、ぞわぞわと悪寒が止まらない。吐き気すらしてきそうだった。
「それでは、アークレーン様。今後のことよろしくお願いします。今夜からルーシーは好きにして頂いて構いませんので」
「分かってる、部屋を借りるぞ。ああ、汚してしまったらすまんな。はははっ」
……なにそれ、聞いていない。好きにってなんだ。いやだっ。
頭が勝手に想像してしまう。これからきっと屋敷の部屋に連れてかれるのだろう。そこでなにをされるのかは分からない。私には思いつかない。知りたくもない。
誰か助けて欲しい。ミアちゃん、レイラ、サンディ、ロルフ。次々彼らの顔が浮かぶ。
――ミアちゃんがロルフに突っかかり、レイラが宥めている。サンディはそれを呆れた目で見ており、私はロルフに抱き付いて、場をかき乱す。とても安心感があり、幸福で、楽しくて。
そうだ、私が抱かれたいのは決してこの男の腕では、ない。
アークレーンはのっしのっしと、どんどん今夜泊まるであろう部屋へと私を抱えて、進んでいく。
……いやだ。
「いやだっ!」
声が出た。次の瞬間――全身が熱くなり、裂けるような痛みが襲った。あちこちから煙が出始める。
「なんだっ!」
アークレーンの慌てた顔が愉快だった。私の頭が、首が、お腹が、足が破裂する。轟音とともに体が一気に変化を遂げた。
ああ、もうどうでもいいや。
真下には倒壊した屋敷が見える。瓦礫だけが残っており、もはや跡形もない。完全に竜と化した私の体はそれだけで脅威だろう。
変化の途中で屋敷を壊した。家の中にいた両親、姉、兄、使用人たち――アークレーン含めその関係者、みんな死んだのだろうか。
……死んでしまえばいい。
みんな、私のことを誰も聞いてくれなかった。見てくれを罵り、力を恐れる。私は人間で女。化け物などでは決してなかったのに。ただの子供だった。
私は屋敷の上を飛んでいた。
満月が眩しい。感覚が違う。竜に一部変化していた時の腕の感覚が全身に感じる。暴れんばかりの力が溢れ、遠くが見えた。
あーあ、まだ、彼らにお別れも言っていないのに。
今の私は竜。国に見つかればきっと殺害される。それは間違いない。庇えばその人物も処刑。竜とは災害。人間ではなく、動物ですらない。
逃げなくては。死にたくはない。なんのために? 暴れるためだっ! いや、違う。人間を殺さなくては。ダメ、これ以上人を殺したくはない。無関係な、関係ないだろっ! ああ、ああっ!
頭が溶けていっている。思考があやふやになっていく。繋がらない。ずっと頭の片隅にあった光景が、今になって思い出される。
教会前の大広場。炎の狼。ロルフは抱き締めていた。言葉を掛けていた。私はただ見ていた。平気な振りをして。今すぐ叫びたい声を押し殺して。泣きだしたい衝動を抑えて。どうしてだろう。なぜだろう。
私に王子様はいない。
気分は最悪だ。だが、今は我慢するしかない。どうせ、今日は数時間会ってそれで終わりだ。
「あなたはここで待っていなさい」
「はい、お母様」
屋敷にアークレーンが着いたのだろう、迎賓室に集まっていた私たち三人のもとに執事がやってくる。両親は私を部屋にいるように言い残し、迎えに行った。
写真の通りなら、近付きたくもない。あの噂が本当なら、ぶっ殺した方がこの国のためなんじゃないかな。
一人で物騒なことを考えていると、にわかに部屋の外が騒がしくなり始めた。
「いやー、さすがサンドリア家ですねー」
「本当ですわー」
両親の分かりやすいおためごかしが聞こえてくる。調子のいいことを。部屋の扉が開き、両親と男が入ってくる。
ルーシーは、ため息を吐きたくなった。
「あははっ、そんなことはありませんよ」
男の声は肌をざわつかせるものがあった。それに両親に対して、声音からどこか傲慢さが垣間見える。
やっぱり、会う前に逃げればよかったかも……。
早々に今日を乗り切る心が折れそうになる。
「おお、彼女がそうですか?」
アークレーンの舐めるような視線が私の肌を這った。思わず、両腕を抱えそうになるのを抑える。
怒りさえ湧いてくる。お前がそういう視線で見ていいものじゃない。
しかし、私はそれを抑えて表情を作った。ソファーを立ち上がり、カーテンシーを行う。
「お初にお目にかかります、アークレーン様。私、ルーシー・イングリスと申します」
「うむ。私がアークレーンだ。よろしく」
アークレーンはそう言って、私の向かいのソファーに座る。
……それにしても想像以上だ。いや、写真以上と言うべきか。肌を粟立たせる視線や言動、すべてがこちらを女性として警戒させる。もはや天然記念物じゃないだろか。噂は本当だろう。
私に続いて、両親が話しながら両サイドに座った。
くだらない世間話が延々と続く。お互いの家について、お金のこと、アークレーンの自慢と両親の太鼓持ち。耳が腐りそうだった。
アークレーンの目が、つとこちらを見たのが分かった。それだけで背中に怖気が走る。
「……そろそろ見せていただけないでしょうか? 例の腕を」
「おおっ、これは申し訳ない。そうですな。おい、ルーシー」
「……はい」
だいぶ話し込んでいたが、さすがに我慢の限界らしい。アークレーンは興味深々と言った様子だ。余程、この腕にご執心なのか。
私はソファーを立ち、テーブルの横に行く。腕を見て、奇怪すぎるあまり、こんな奴は要らないと言い出す可能性もないわけではない。
一部の希望に縋りつつ、私は真っ白なワンピースの腕を捲る。すぐにアークレーンの汚らしい視線が這い回り、鳥肌が立った。
「では、見せます」
私は魔力を腕に流した。変化はすぐに訪れた。
今回はゆっくりだから変化もそうなる。徐々に腕が太く、大きくなっていく。鱗が覆い、爪は人間とは思えないほど黒く固くなる。少しの白煙を出しながら、竜の腕へと変貌した。自分の体に対して大きすぎるため、先端が床に着く。
この腕、なにかと役に立つが、大きさだけはいただけない。
「おお……。聞いていた以上だな」
鼻息も荒くアークレーンが近付いてくるので、思わず後ずさりそうになった。それを寸前で押し込みながら、顔を笑顔にする。ここで不興を買う訳にはいかなかった。面倒な事態は避けたい。
アークレーンは竜の腕に、なにも言わず触れる。嫌な手つきだった。興奮しているのか、鼻息が荒いのも悪寒を増させる要因だ。
「これは、素晴らしい……。まさしく竜の腕、そのものじゃないか」
ぺたぺたと触れ、しまいには頬ずりまでし始める。私は笑顔でいるので精一杯だった。
正直に言えば、ぶん殴りたいことこの上ない。こいつもこいつで、初見なのによく平気で触れるな。
両親を見れば、明らかにドン引きしていた。その顔が嫌悪で彩られている。二人にこんな顔をさせるとは、ある意味凄い。
そこだけは面白い。
「ア、アークレーン様。お気に召しましたでしょうか?」
弱々しく尋ねるお父様にアークレーンは喜色満面だった。その顔をこちらに向ける。
「ああ、気に入ったよ。この生意気そうな瞳もいい。こういうのはよく鳴くからな、はははっ」
下卑た笑みを浮かべるアークレーン。好色そうなその瞳の奥に、身の毛もよだつ想像が広がっているのが嫌でも分かった。
「そ、そうですか。では、おいっ」
お父様の言葉を合図にアークレーンは、ぱっと腕を離した。そこへ、私の近くにいたメイドが竜化している腕を急に掴む。もう一方の手には、なにかの針があった。
なにしてるんだろ? 針なんかこの鱗は通さないのに。ルーシーは意味のない行動をするメイドを不思議に思う。
メイドが針を持ち上げ――一瞬にして鱗の中へ刺し入った。
ぼーっと見ていたルーシーは驚愕で目を見開いた。呻き声も出ない。
なっ、ありえないっ。剣も切りつけられないこの腕がっ……。
すぐに、明らかに体の中になにかが回り始めたのを感じた。寒気が全身を覆う。力が抜け、その場に倒れ込む。
「おお、疑ってたわけではないのですが、本当に効きましたな。さすがアークレーン様」
「ふん、当たり前だろう。家では性懲りもなく逆らうやつが多い。特に亜人種系は力があると思って傲慢だからな。その躾け薬だよ、これは」
「さすがです、アークレーン様。あっはは」
なにを言っているの、この人達は。一体なにが起きているの。
お父様っと叫ぼうにも、出ない。代わりに漏れたのは、あーともうーともつかない呻き声だけだ。
近くにいたメイドは私を抱きかかえる。
すぐにアークレーンの腕へと移された。男の腕が私の体に触れ、ぞわぞわと悪寒が止まらない。吐き気すらしてきそうだった。
「それでは、アークレーン様。今後のことよろしくお願いします。今夜からルーシーは好きにして頂いて構いませんので」
「分かってる、部屋を借りるぞ。ああ、汚してしまったらすまんな。はははっ」
……なにそれ、聞いていない。好きにってなんだ。いやだっ。
頭が勝手に想像してしまう。これからきっと屋敷の部屋に連れてかれるのだろう。そこでなにをされるのかは分からない。私には思いつかない。知りたくもない。
誰か助けて欲しい。ミアちゃん、レイラ、サンディ、ロルフ。次々彼らの顔が浮かぶ。
――ミアちゃんがロルフに突っかかり、レイラが宥めている。サンディはそれを呆れた目で見ており、私はロルフに抱き付いて、場をかき乱す。とても安心感があり、幸福で、楽しくて。
そうだ、私が抱かれたいのは決してこの男の腕では、ない。
アークレーンはのっしのっしと、どんどん今夜泊まるであろう部屋へと私を抱えて、進んでいく。
……いやだ。
「いやだっ!」
声が出た。次の瞬間――全身が熱くなり、裂けるような痛みが襲った。あちこちから煙が出始める。
「なんだっ!」
アークレーンの慌てた顔が愉快だった。私の頭が、首が、お腹が、足が破裂する。轟音とともに体が一気に変化を遂げた。
ああ、もうどうでもいいや。
真下には倒壊した屋敷が見える。瓦礫だけが残っており、もはや跡形もない。完全に竜と化した私の体はそれだけで脅威だろう。
変化の途中で屋敷を壊した。家の中にいた両親、姉、兄、使用人たち――アークレーン含めその関係者、みんな死んだのだろうか。
……死んでしまえばいい。
みんな、私のことを誰も聞いてくれなかった。見てくれを罵り、力を恐れる。私は人間で女。化け物などでは決してなかったのに。ただの子供だった。
私は屋敷の上を飛んでいた。
満月が眩しい。感覚が違う。竜に一部変化していた時の腕の感覚が全身に感じる。暴れんばかりの力が溢れ、遠くが見えた。
あーあ、まだ、彼らにお別れも言っていないのに。
今の私は竜。国に見つかればきっと殺害される。それは間違いない。庇えばその人物も処刑。竜とは災害。人間ではなく、動物ですらない。
逃げなくては。死にたくはない。なんのために? 暴れるためだっ! いや、違う。人間を殺さなくては。ダメ、これ以上人を殺したくはない。無関係な、関係ないだろっ! ああ、ああっ!
頭が溶けていっている。思考があやふやになっていく。繋がらない。ずっと頭の片隅にあった光景が、今になって思い出される。
教会前の大広場。炎の狼。ロルフは抱き締めていた。言葉を掛けていた。私はただ見ていた。平気な振りをして。今すぐ叫びたい声を押し殺して。泣きだしたい衝動を抑えて。どうしてだろう。なぜだろう。
私に王子様はいない。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる