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しおりを挟むスーパーで頼まれていた物を買い、家に向かう。
その間にお互いの事を話していた。
家に着くと丁度パパが車から下りて来るところだった。
ヤバイ、また怒られる。
と思ってたら。
「お帰り珠稀。横の男は何だ?」
パパは、私に声を掛けなが、快翔くんを睨み付けている。
快翔くんはそんなパパを見て怖じ気づくこと無く。
「始めまして、木崎快翔と言います。珠稀さんと同じクラス委員をしてます。」
堂々と自己紹介し始めたのだ。
私はオロオロするばかりで、何と言えば良いのかわからずにいる。
「ふーん、木崎ねぇ…。で、何故家の珠稀と一緒なんだ?たかがクラス委員が一緒ってだけで、ここまで送ってくる必要あるのか?」
パパは胡散臭い顔をして快翔くんを見る。
「時間が遅かったので、送ることにしたんです。」
怯むこと無く快翔くんが言う。
「それはそれは、ありがとうございます。それはそうと君は、他の女の子が遅くなっても送るのかね?」
パパの質問に答えようと口を開けた快翔くんだったが。
パッパ……っとクラクションの音で中断された。
その方を見れば、高級車(車種はわからない)が横付けされ窓が開き。
「快翔、向かえに来たよ。」
と声が掛かる。
快翔と呼んでるのだから、親だとはわかるが。
「親父!」
「木崎!」
パパと快翔くん声が重なる。
快翔くんのお父さんは、悪戯が成功したような笑みを浮かべて居る。
「やはり、貴様の息子か!」
パパが嫌そうな顔をする。
「久し振りだな、田所。家の息子がお世話になっとるようで。」
快翔くんのお父さんが言う。
えっと、お世話になってるのは私の方なのですけど……。
と口に出せない自分が居る。
ハァ~、と横から深い溜め息が聞こえてきた。
「今日はこれで帰るよ。迷惑掛けて悪いな。」
快翔くんはそう言うと車に近づいて一度此方を振り返ると。
「田所さん、今日はこれで失礼します。」
パパに頭を下げてから車に乗り込んで行った。
「じゃあな、田所。またな。」
快翔くんのお父さんは笑顔でそう告げると車を走らせて行った。
「取り敢えず、中に入ろ。」
パパに促されて中に入る。
「ただいま」
玄関を開けて中に入る。
パタパタと足音が聞こえてきたかと思えば。
「お帰りなさい!」
ママが向かえてくれる。
「あれ、パパも一緒?」
ママが不思議そうな顔をしてパパを見る。
「ん、あぁ、丁度玄関に入る前に会ったんだよ。」
パパがママに説明する。
さっきまでの事が無かったかの様な態度のパパ。
多分だけど、ママに心配させない様にしてるんだと思う。
ママは、パパに抱きつきながら。
「そうだったの。」
パパの言葉に納得すると私の方に向いて。
「卵買ってきた?」
ほんわかな雰囲気で聞いてきて。
「うん、これ。」
と差し出せば。
「ありがとう。これでオムライス作れる。」
ニコニコしながら、キッチンへ戻って行った。
それを見てからパパは、真顔で。
「珠稀、話がある。着替えたら私の部屋に来なさい。」
言ってくる。
「わかりました。」
私はそう返事をして、自分の部屋に行き着替えを済ますとパパの書斎に向かったのだった。
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