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5章 コングの無謀な考え
第19話 アル・ハート大陸
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キューが目を覚ますと、あたりは岩だらけの大地だった。隣に手をつないだ、ちいが横たわっている。剣ミンクーもいる。剣ミンクーはびっくりした様子であたりを見ている。
「ここは・・僕のふるさと・・」と剣ミンクーは話した。ちいも目を覚ました。
「キュー!あなたまた・・」ちいが照れた。
「え!あ!また!?」
キューは人間になっていた。剣ミンクーが、
「僕のふるさと・・ずっと満月・・」
空を見ると、月が満月だった。
「へ~。ここは月が満月なの?」キューが驚いて言った。キューは手であそこを隠した。ちいは照れながら、
「ここはどこかしら?」
「剣ミンクーはふるさとと言っているよ」キューが言った。
「ふるさと・・どこかしら?」
「向こう・・町あると思う」剣ミンクーが言った。
「行ってみよう。ちいたん」
ちい達がしばらく歩くと、大きな建物が見えてきた。
「この町は私の世界に似ているわ」
建物から一台のタイヤで動くものがやってきた。
「何か来た!戦車のよう!」タイヤと砲台があり、戦車のようだった。しかし、目や口がある。生き物にも見える。
「止まれ。お前達はどこから入った?」戦車のような生き物が聞いた。
「私達は魔法でここに来たのです」ちいはうまく説明が出来なかった。戦車は無線で連絡した。
「人は2体、剣ミンクー一体確認。そちらへ連行します」戦車は連絡が終わると、
「手錠をする。悪く思うなよ」と言い、手で手錠をちいとキューにはめた。
「さあ、こっちへこい」
戦車は誘導した。そこへ馬に乗った、とても背の高い生き物が来た。
「マックス ウェル伯爵。どうしましたか?」戦車は敬礼した。
「手錠をとってあげて。まだ子供です」
「は、はい!」戦車は急いでちい達の手錠をとった。
「私の所へ連れていきます。さあ、どうぞ」
馬にちいとキューを乗せた。剣ミンクーは戦車に連れられていった。もう夜になりかけていた。マックス ウェル伯爵は建物に馬を止めた。皆で建物に入った。
暖炉があり、ポカポカしていた。マックス ウェル伯爵はとても背が高く、変わった形体だった。宇宙人のようだった。
「あなた達は剣ミンクーを30体開放してくれましたね。剣ミンクー達はここに戻ってきていますよ」
「は、はい。僕らが助けました」
「ここはどこなのですか?」ちいが聞いた。
「アル・ハート大陸と言って、ミンクー達の国です。強力な魔法で、通常立ち入る事はできません」
「あの、すいません。タオルか何かをくれませんか?」キューは素っ裸だったのだ。
「おお、そうか。はい、これを」キューはタオルで隠した。
「わたし達は魔女さんの魔法でここへとんできたの」ちいが言った。
「ランヴァラールのテレポート魔法だね。相当な魔力を持った人だねぇ。さて、ここは閉ざされた国。あなた達をどうするか。国王に頼んで、元の国へ帰るか・・」
そこへ、大きな爆発音があった。建物が揺れた。
「来ましたね。気をつけて」マックス ウェル伯爵は外の様子を伺った。窓の外に大きな緑色の生き物がいた。目が6個あり、大きな口があった。建物が強く揺れていた。
「逃げましょう。早く」伯爵は外に出るように言った。外に出ると、大きな緑色の魔物が3体いた。戦車ミンクーが砲撃している。たくさんの剣ミンクーが戦っている。ちいの剣ミンクーが近づいた。
「お前、どこへ行っていたの?」ちいが言った。
「僕・・戦う・・」
「わかった。気をつけてね」
ちいの剣ミンクーはぴょんと飛び、緑の魔物に突進して行った。そして、一体の魔物の6個ある目を切りつけた。魔物は口から長い舌をだし、剣ミンクーを食べようとした。剣ミンクーは舌をよけて、目を突いた。魔物は痛がり、苦しそうにした。戦車ミンクーも他の魔物を砲撃した。砲弾をあびて、だいぶ魔物はやられているが、まだ攻撃してくる。魔物は竜巻の魔法を使ってきた。戦車達は竜巻に飛ばされている。キューはいても立ってもいられなくなり、一台の戦車ミンクーに乗った。
「なにすんだ。お前」戦車ミンクーは文句を言った。
「すまん。僕が念ずるから、砲撃してくれ」
「う~ん。何か力が湧いてきた」
戦車ミンクーはキューを乗せて、魔物に近づいた。目を剣ミンクーにやられて、混乱している魔物を、キューが念じて、戦車ミンクーは砲撃した。ピンポイントにキューも目を狙った。ガンガンと大きな音を立て、魔物の目をヒットした。目をやられて、動けなくなった。そこへ、大きなサイレンが鳴った。剣ミンクーや戦車ミンクーは素早く後退した。
「な、なんだ?」キューは乗っていた戦車ミンクーが動き出し、不安がった。
「爆撃だ!かくれろ。かくれろ」
一瞬、あたりが静かになり、魔物達3体もキョロキョロしていた。しばらくすると、いくつもの火の玉が降ってきた。ドドンドドンと魔物に降り注ぐ。大きな音でキューはびっくりして、戦車ミンクーから降りた。戦車ミンクーは、
「向こうの海から、潜水艦ミンクーが撃ったのさ」
「ここは・・僕のふるさと・・」と剣ミンクーは話した。ちいも目を覚ました。
「キュー!あなたまた・・」ちいが照れた。
「え!あ!また!?」
キューは人間になっていた。剣ミンクーが、
「僕のふるさと・・ずっと満月・・」
空を見ると、月が満月だった。
「へ~。ここは月が満月なの?」キューが驚いて言った。キューは手であそこを隠した。ちいは照れながら、
「ここはどこかしら?」
「剣ミンクーはふるさとと言っているよ」キューが言った。
「ふるさと・・どこかしら?」
「向こう・・町あると思う」剣ミンクーが言った。
「行ってみよう。ちいたん」
ちい達がしばらく歩くと、大きな建物が見えてきた。
「この町は私の世界に似ているわ」
建物から一台のタイヤで動くものがやってきた。
「何か来た!戦車のよう!」タイヤと砲台があり、戦車のようだった。しかし、目や口がある。生き物にも見える。
「止まれ。お前達はどこから入った?」戦車のような生き物が聞いた。
「私達は魔法でここに来たのです」ちいはうまく説明が出来なかった。戦車は無線で連絡した。
「人は2体、剣ミンクー一体確認。そちらへ連行します」戦車は連絡が終わると、
「手錠をする。悪く思うなよ」と言い、手で手錠をちいとキューにはめた。
「さあ、こっちへこい」
戦車は誘導した。そこへ馬に乗った、とても背の高い生き物が来た。
「マックス ウェル伯爵。どうしましたか?」戦車は敬礼した。
「手錠をとってあげて。まだ子供です」
「は、はい!」戦車は急いでちい達の手錠をとった。
「私の所へ連れていきます。さあ、どうぞ」
馬にちいとキューを乗せた。剣ミンクーは戦車に連れられていった。もう夜になりかけていた。マックス ウェル伯爵は建物に馬を止めた。皆で建物に入った。
暖炉があり、ポカポカしていた。マックス ウェル伯爵はとても背が高く、変わった形体だった。宇宙人のようだった。
「あなた達は剣ミンクーを30体開放してくれましたね。剣ミンクー達はここに戻ってきていますよ」
「は、はい。僕らが助けました」
「ここはどこなのですか?」ちいが聞いた。
「アル・ハート大陸と言って、ミンクー達の国です。強力な魔法で、通常立ち入る事はできません」
「あの、すいません。タオルか何かをくれませんか?」キューは素っ裸だったのだ。
「おお、そうか。はい、これを」キューはタオルで隠した。
「わたし達は魔女さんの魔法でここへとんできたの」ちいが言った。
「ランヴァラールのテレポート魔法だね。相当な魔力を持った人だねぇ。さて、ここは閉ざされた国。あなた達をどうするか。国王に頼んで、元の国へ帰るか・・」
そこへ、大きな爆発音があった。建物が揺れた。
「来ましたね。気をつけて」マックス ウェル伯爵は外の様子を伺った。窓の外に大きな緑色の生き物がいた。目が6個あり、大きな口があった。建物が強く揺れていた。
「逃げましょう。早く」伯爵は外に出るように言った。外に出ると、大きな緑色の魔物が3体いた。戦車ミンクーが砲撃している。たくさんの剣ミンクーが戦っている。ちいの剣ミンクーが近づいた。
「お前、どこへ行っていたの?」ちいが言った。
「僕・・戦う・・」
「わかった。気をつけてね」
ちいの剣ミンクーはぴょんと飛び、緑の魔物に突進して行った。そして、一体の魔物の6個ある目を切りつけた。魔物は口から長い舌をだし、剣ミンクーを食べようとした。剣ミンクーは舌をよけて、目を突いた。魔物は痛がり、苦しそうにした。戦車ミンクーも他の魔物を砲撃した。砲弾をあびて、だいぶ魔物はやられているが、まだ攻撃してくる。魔物は竜巻の魔法を使ってきた。戦車達は竜巻に飛ばされている。キューはいても立ってもいられなくなり、一台の戦車ミンクーに乗った。
「なにすんだ。お前」戦車ミンクーは文句を言った。
「すまん。僕が念ずるから、砲撃してくれ」
「う~ん。何か力が湧いてきた」
戦車ミンクーはキューを乗せて、魔物に近づいた。目を剣ミンクーにやられて、混乱している魔物を、キューが念じて、戦車ミンクーは砲撃した。ピンポイントにキューも目を狙った。ガンガンと大きな音を立て、魔物の目をヒットした。目をやられて、動けなくなった。そこへ、大きなサイレンが鳴った。剣ミンクーや戦車ミンクーは素早く後退した。
「な、なんだ?」キューは乗っていた戦車ミンクーが動き出し、不安がった。
「爆撃だ!かくれろ。かくれろ」
一瞬、あたりが静かになり、魔物達3体もキョロキョロしていた。しばらくすると、いくつもの火の玉が降ってきた。ドドンドドンと魔物に降り注ぐ。大きな音でキューはびっくりして、戦車ミンクーから降りた。戦車ミンクーは、
「向こうの海から、潜水艦ミンクーが撃ったのさ」
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