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思い出してくださいよ...私のこと...

異世界に行く方法を試してみた結果

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咲夜 「蒼空さん...どうして...。」

レミィ 「やっぱりね...。」

咲夜 「お嬢様?!やっぱりって、なにか知ってるんですか?!」

霊夢 「そいつの欠片かけらが体内に入ると感染するのよ。高確率でね。」

咲夜 「治療法は?ありますよね?!」

霊夢 「本人の目を覚まさせるしか...。」

蒼空 「お、お、お、お前えええ、壊す壊す壊す...キャハハ!」

と、その瞬間であった。私に向かって全方位からナイフが飛んできた。

咲夜 (あの動き!私が教えたやつだ!まだ彼には少なからずあの時の記憶が残ってる!)

蒼空 「引っかかったね??wおばーかさんw」

咲夜 「あっ」

グサッ!!!

レミィ 「咲夜!!大丈夫?!」

咲夜 「っ!大丈夫ですよ...。それより、少し、私と彼のふたりきりにしてくれませんか?」

レミィ 「危険よ!!だめに決まって...」

咲夜 「お願いします...。少しだけ...。」

レミィ 「身の危険を感じたらすぐ呼ぶのよ!!」

咲夜 「わかりました。お...嬢様...。」

蒼空 「うう...。やめて...。傷つけたくないよ...。グルルル...。」

私は彼に近づいた。危険なことぐらいわかってた。けれど、これ以外に方法がなかった。
まだ彼には少しながら自我が残ってるらしい。

蒼空 「危ないよ...近づかないで...。」

ギューッ

蒼空 「んっ」

咲夜 「思い出しませんか?」

蒼空 「...。」

咲夜 「こんな時に言うのもなんですが、私、あなたといるととても安心するんですよ?」

蒼空 「怖いよ...。また傷つけちゃうよ...。」

咲夜 「もう大丈夫ですよ。私達が守ってあげますから。」

咲夜 「だから、少しの間痛いのを我慢してくださいね!」

蒼空 「グアアァァァ!!ギャーーーース!!」

私は、彼の脇腹にナイフを刺した。罪悪感がものすごい...。

咲夜 「お嬢様!今のうちに彼の中にいるあいつを!!」

レミィ 「わかってるわよ!!」

グサァ

レミィ 「仕留めた!!」

シヴァ 「グルオオオオォォ...。」

咲夜 「蒼空さん!!」

蒼空 「う...ん...。」

コテッ。スヤァ...。

レミィ 「血を見るとなんだかね...。もやもやする...。咲夜、後でちょっと飲んでもいい?彼の血。」

咲夜 「本人の許可が取れたらいいんじゃないですか?蒼空さん、もう大丈夫ですよ。おやすみなさい。」

私は彼に膝枕をしてあげた。

咲夜 (寝顔が可愛い。あ~あ、また言えなかったな。)

レミィ 「咲夜、あなたに一つ聞いておきたいことがあるわ。あなた、蒼空のこと好きで     しょう?」

咲夜 「ふへぇ?!お嬢様!!やめてください!」

レミィ 「あらあら。図星みたいね。」

それから私は、お嬢様にある助言をされて、彼が目を覚ますのを待つのだった...。



蒼空 「ん...。あっ。おはよ...。」

咲夜 「おはようございます。寝顔、たっぷり見させていただきましたよ。」

蒼空 「.........。へ?///ちょ、待って?!私、今!膝枕されてるの?!」

咲夜 「そうですよ。どうでした?」ニコッ

蒼空 「え、え、え、///まっ」ガバッ

咲夜 「待ってください!言いたいことがありまして...。」

蒼空 「へ?!な、なに?」

咲夜 「あ、あの...私、あなたがっ好きなんです!お付き合いいただけませんか?///」

蒼空 「!!////」カァァァッ

蒼空 「ほんと?///う、嬉しい...です。いいですよ...。/////」

咲夜 「じゃ、じゃあちょっとこっちに来てください。」

蒼空 「いいですけどどうしたんですか?」

私は彼の方に手をおいた。目を見つめる。顔が熱くなっていくのがわかる。

蒼空 「ん?!////」

私は彼にキスをした。

咲夜 「と、突然こんなことして、ごめんなさい!///」

蒼空 「///え、あ、うん///ちょ、ちょっと...用事思い出したからかえるねーーー!!」ダッ

咲夜 「あっ、ちょっと!.........ふふっ、やっと言えた...。」   



蒼空、地霊殿の自室にて

蒼空 「って事があって...。どうしたらいいかな...。今後。ねえお燐ちゃん。」ナデナデ

お燐 「ニャー」

蒼空 「ム~ッ。 ニャーじゃなくて!ちゃんと答えてよ~。」

お燐 「嫌だ!なんでライバルとご主人さまの関係を取り持たなきゃならないのよ!///」

蒼空 「え?ライバルって...。もしかしてお前も...。」

お燐 「当たり前じゃない!こんなにも毎日かわいがってもらえて、好きにならないほうがおかしいよ!///」

蒼空 「これだからお前は...可愛いんだ~!」

お燐 「フニャ~///!」



その頃、紅魔館では...。

咲夜 「お嬢様!本当にあれで良かったんですか?!い、いきなりキスなんて!!」

レミィ 「アハハッ。咲夜ったら、ほんとに実行しちゃうとは。面白いわね~。」

咲夜 「~~~~~////」

レミィ 「でも、成功したでしょう?」

レミィ 「次は...食事にでも誘ってみたら?」ニヤァ

咲夜 「なんて言って誘ったらいいんですか?」

レミィ (おっ食いついたわね?ほんっとに面白いんだから。)

レミィ 「そうね~...普通に一緒に食事しませんか?でいいんじゃないかしら。」


妖精たちの間では...

チルノ 「なんかさーぶんぶんがいってたんだけどさー蒼空と咲夜ちゅーしたんだってー。」

ラルバ 「嘘?!あーあ。取られちゃったな...。」

チルノ 「すきなの?」

ラルバ 「いや、そうじゃなくて...。」

チルノ 「だいじょうぶだよ!ラルバちゃんかわいいから!」


博麗神社では...

霊夢 「それにしてもよく咲夜とレミリアはあれに気付いたわね。」

魔理沙 「ああ、あれか?あの体内からあいつの欠片かけらを取り出したやつ。」

霊夢 「そうそう。私はそれ言わなかったのにね。」

魔理沙 「咲夜あいつ本気で蒼空のこと助けようとしてたからな~。」

霊夢 「ま、蒼空が生きてたから良かったけど...。タヒんでたら洒落になんなかったわよね~。」


あとがき:ちょっとグダってしまいました。申し訳ありません。制作がんばります。
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