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紅魔館

異世界に行く方法を試してみた結果

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蒼空 「すみませーん。美鈴さーん。門開けて下さーい。」

美鈴 「ZZZ......ZZZ......」

蒼空 「あの~...」

咲夜 「あ、どうぞ入ってください。」

蒼空 「今、どこから来たんですか?いきなり目の前に出現したような...」

咲夜 「あ、それでしたら私は時間を操る能力を有していますので、それで時を止めて...」

蒼空 「すごーい!!どうやってやるのか教えていただけませんか?」

咲夜 「...ちょっとお嬢様に確認してきます。」

蒼空 「は、はい...」



咲夜 「よろしいとのことでしたので、今から私が指導にあたります。同時に体術を鍛えることも必要ですので、
   辛かったら無理せずお申し付けください。」

蒼空 「はい。」

咲夜 「ではまずこれを。」

蒼空 「ナイフ?これをどのようにして?」

咲夜 「こうです。」

シュン!!ドス!

蒼空 「なるほど、投げるんですね?」

咲夜 「できますか?結構コツが居るんですが...。」

蒼空 「えいっ!」

サッサッサッ...ドス!ドス!

咲夜 「す、すごいですね。全部しっかり的の中心に刺さってますよ。」

蒼空 「へへへ~///」

咲夜 「じゃあ次は時を操れるようにしましょうか。」

蒼空 「はい。」

咲夜 「まず、心を無にしてください。」

蒼空 「...」

咲夜 「それができたら次に時の流れを意識します。数字ではなく川の流れのようなものです。」

蒼空 「......はい...」

咲夜 「それを自分の力で水門を閉じるように、流れを止めることを意識してください。」

蒼空 「ごめんなさい、最初の段階がとてつもなく難しいです。ただ、やり方は覚えたので家でも練習してみたいと思います。」

咲夜 「ふふっ、そうですよね。私もそこに一番時間をかけましたから。頑張ってください。」

蒼空 「はい!ありがとうございました!」

咲夜 「そういえば、今日ここに来た目的は?」

蒼空 「あ~!忘れてた!あの、パチュリーさんいますか?」

咲夜 「確認してきます。」

蒼空 「お願いします。」





咲夜 「いらっしゃるようなので、こちらへどうぞ。」

蒼空 「おじゃましまーす。」

??? 「咲夜、それ人間?」

咲夜 「壊しちゃだめですよ妹様。」

レミィ 「あら、いらっしゃい人間さん。後でちょっと用があるから私の部屋に連れてきてくれる?」

咲夜 「はい、わかりました。」

レミィ 「フラン、戻るわよ。」

フラン 「む~。お腹すいたよ~。」







パチェ 「ふ~ん、それで魔法を使いたいから教えてくれと?」

蒼空 「そうです。簡単なものでいいので...」

パチェ 「だめよ。少なくとも私は助力しない。わかったら帰りなさい。」

蒼空 「はい...わかりました。失礼します。」

ガチャ...バタン...

パチェ 「ふ~...。」

小悪魔 「なんで教えてあげなかったのですか?」

パチェ 「私あの子のことなかなかに気に入ってるからね。タヒんでほしくないのよ。」

小悪魔 「そ、それって恋では?!」

パチェ 「あ、それだけは違うから安心して。大体にしてそれだけで恋って...」

小悪魔 「え~つまんないの。」




蒼空 「失礼します。」

レミィ 「あら、早かったわね。入っていいわよ。」

蒼空 「それで...用件は?」

レミィ 「私たちの種族は知ってるわよね?」

蒼空 「はい、確か吸血鬼...」

レミィ 「だったら私があなたをここに呼んだ理由、わかるわよね?」

蒼空 「あ」

レミィ 「ごめんなさい、少しだけだから。ちょっとチクッととするだけだから。」

蒼空 「あ...ねえ、ちょっ...ああっ!」

レミィ 「あんまり抵抗しないでよ...わあ!」


私は床に押し倒されるかたちになった。レミリアさんの顔がすぐ近くにある。
(やばい、めっっっっちゃ緊張する。恥ずかしい...。) 

蒼空 「ええ...」

レミィ 「ご、ごめんね!大丈夫?」

蒼空 「うう...いてて...」

レミィ 「...あなた、可愛いわね。」

ガチャ...
咲夜 「お嬢様...」

レミィ 「あ...、咲夜...」

咲夜 「お...お嬢様...し、失礼しました。」

レミィ 「ち、違うの!これは!」

咲夜 「ではまた...」スッ

バタン...

レミィ 「私はあんたを許さないわよ!」

蒼空 「それは流石に...おかしい...うわっ!!!」

吸われた。めっちゃ吸われた。貧血になるくらい。
マシでやばい。しかも吸血中に「あなたのことが好き」とかふざけすぎだろ...
本人は血を飲むと酔っ払っちゃうとか言ってるし。









あとがき:な~んかグダグダだな。読者さん、申し訳ありません...許してください...

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