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しおりを挟むしかし、どうしてこんな子供に奴隷を売ってくれるのだろう。
僕は、気になり商人に聞いてみた。
「商人さん商人さん、いつもこんな子供にも売ってるの。」
すると商人が笑いながら答えてくれた。
「はぁっはは。普段は、売りませんがこの街1番有名な人なら話は別ですよ。」
僕は、始めて有名であることに感謝したがサクラは、当然という顔をしていた。
待つ時間が長いのでサクラと話していたら奥から薄い布切れで大事なところしか隠れていない男女合わせて5人が出て来た。僕の前に左から、右腕を無くした人間の男、左足を無くした狼族の男、右腕と左足を無くした鳥族の男、目と声を失い耳が片方ない兎族の女、背中に大きな怪我をした人間?の女が現れた。
商人が左から名前を言い始めた。
「左から、クリフト、トミ、ワード、ミミル、ローズマリアです。」
すると狼族の男が声を荒げ叫んで来た。
「俺は、こんな子供に買われるぐらいなら死んだ方がまし「失礼しました。」」
狼族の男がしゃべり始めとっさに商人が頭を抑え謝って来た。
「おい、早くこいつを連れてけ。申し訳ありません。まだ教育が行き届いていなくて。」
「いえいえ。この4人が大丈夫ならいいです。」
「かしこまりました。4人で金貨2枚と大銀貨40枚です。」
「金貨3枚でお願いします。」
「はい、おつりの大銀貨60枚です。シリウス様ここに血をつけてください。」
商人が出してきた紙に僕は、血をつけて契約した。そして僕の持ち物になったのを確認して僕たちは、店を出た。僕は、空魔法にあるアイテムボックスの中から台車を出して足がない鳥族の男と兎族の女を乗せてさっき買った家に行った。
家に着くと僕は、アイテムボックスからスプラッシュポーションを出しそれを地面に投げたら「バリーン」と大きな音で割れた。割れると近くにいた奴隷達の失った体が治っていき奴隷たちは、唖然としていた。僕は、手と叩いて奴隷たちを正気に戻した。すると次に泣き始めたが兎族の目が治っていないことにきずいた。僕は、兎族のミミルの目に手を当て白魔法を発動した。
[痛いの、痛いの、飛んでいけ]
「ミミル目を開けて。」
ミミルが恐る恐る目を開けると失っていた視力が戻りそれに感激したミミルが僕の胸に泣きながら飛び込んできた。僕は、ミミルの頭を撫でながらなだめていった。奴隷が落ち着いた所で自己紹介をし始めた。
「みんな落ち着いたね。」
「「「「はい。」」」」
「僕は、君たちを買ったシリウスね。」
「私は、シリウス様の世話をするリリです。」
「私は、ご主人様の一番奴隷のサクラです。」
「僕は、ヒューマンのクリフトです。この度はありがとうございました。」
「俺っちは、鳥族のワードす。よろしくっす。」
「私は、兎族のミミルです。先ほどは、ご主人様に迷惑をかけてごめんなさい。」
「私は、ヒューマンのローズマリアです。この度は傷を治していただきありがとうございました。」
「みんなよろしくね。後でローズマリアだけ僕のとこにきてね」
「はいわかりました。」
「リリとサクラは、3人の案内をお願い。ローズマリアは、僕についてきて。」
僕は、ローズマリアを連れて僕の部屋にはいった。
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はわ~⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
楽しくって楽しくって、一気に読んでしまいました。先々がどうなるんだろうって気になるものばかりで面白かったです。
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下記は私が見つけた誤字脱字の部分です。他にもあるかもしれませんが、とりあえず。
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13
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17
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18
ありがとうござい→ありがとうございます
22
サクラが寝ているのに気ずいた→サクラが寝ているのに気づいた
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27
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治っていないことにきずいた→治っていないことに気づいた
9まで読みました
0歳の時に色々なイベント詰め込みすぎてる感があります、1部1歳や2歳の時に入れてもいいかと思います