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第3章
58.番 ※
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賑やかなパーティーが終わり、俺はやっとひと息つくことができた。
ここから俺には、今日最大のミッションが待ち構えている。
色香でライオネルを惑わして、うなじを噛んでもらって、ライオネルの番にならなくては。
俺は今朝手に入れたばかりのピンクの小瓶の栓を開ける。
これを飲んだらどうなってしまうのだろう。少し躊躇するが、ライオネルと番うためだ。
発情剤は効果が出るまでに少し時間がかかるようだから、湯浴みをして部屋に帰ってくれば丁度いいのではないかと俺は考えた。
意を決して、小瓶に口をつけ中身を飲み干す。意外に爽やかな飲み心地で、変な味はしなかった。
今のところ俺の身体に変化は特段現れない。まぁ、飲んだ直後だからかな。
俺はあらかじめ用意してあった着替えを手にする。
この服は肌が透けるほど薄い生地でできている。ローブのような上下繋がった形をしているが、両側に大きな切れ込みがある服で、歩くだけでも太腿がその切れ込みから覗くようなエッチな服だ。もちろん下着は身につけない。
これを着て、ライオネルに「抱いて」と迫れば、ライオネルは俺に陥落するに違いない。
「よし」
準備は万端だ。
今夜、俺は正真正銘ライオネルのものになる。
今日はいつもよりも入念に身体を綺麗にしておこうと、湯浴みに時間をかけたのがいけなかったのか。
それとも今日はパーティーがあったからいつもより身体が疲れていたせいなのか。
ここまでとは思わなかった。完全に薬の効果を過小に思っていた。
湯浴みの途中で、俺は身体に異変は感じてい。最初はやっと薬が効いてきたんだなと思う程度だったのに、その少しあとには、俺は動けなくなっていた。
「はぁ……っ、苦し……」
ついに俺は蹲り、床に倒れ込んだ。
休んでも全然よくならない。むしろ身体が熱くなるばかりだ。
こんなところで倒れてる場合じゃない。早く部屋に戻らないと。でも頭がぼうっとする。身体にまるで力が入らない。
下半身が熱くて仕方がない。腰骨のあたりからじわりと熱を帯びてきて、その熱を逃すために俺は腰を揺らした。
そうだ。我慢せずに、一度熱を吐き出してしまおうか。そうすれば少し身体が楽になるかもしれない。
俺が使っているあいだ、ここには誰も来ないはずだ。俺はいつも、ここの入り口に鍵をかけている。
ライオネルは新婚のときに湯浴みの場所を俺たちの部屋の近くに作ってくれた。少し楽になってくれれば、部屋に戻ることくらいできるはずだ。
「ライオネル……っ」
俺は自分の下半身に手を伸ばす。
俺が思い浮かべるのはライオネルの顔だ。ライオネルがいつも俺にしてくれているみたいに、優しく、甘く、扱いてみる。
「あっ……はぁっ……ライオネル、ライオネル……」
熱にうなされながら、最愛の人の名前を呼ぶ。こんな俺の想像の中の、幻みたいなライオネルじゃなくて早く本物のライオネルに会いたい。
「あぁっ……ふ、あっ、あ、ううん……」
俺が必死になって熱くなる身体と戦い、身悶えているとき、俺の名前を呼ぶ声がした。
「ノアっ」
ライオネルは俺に駆け寄り、俺を抱きしめる。
ライオネルはパーティーのときの服のままだ。せっかくの服が濡れてしまう。でもライオネルはそんなことには構わず、俺を心配そうに見つめている。
「ヒートかっ? 大丈夫かっ?」
全然大丈夫じゃない。身体が熱くてたまらないよ。
「だめ……ライオネル、早く抱いて……」
俺はライオネルに手を伸ばす。
ここにライオネルが来てくれてよかった。ライオネルは俺のヒーローだよ。どうなってんのかわからないけど、俺が会いたいって思うと、いつもライオネルは俺を助けてくれる。
「あぁ。すぐに楽にしてやる」
ライオネルは身につけていた服を浴室の外へ脱ぎ捨てた。そして俺を向かい合わせで、自分の膝に座らせた。
俺は脚を大きく広げて、座っているライオネルと抱き合う格好になる。
「これはすごいフェロモンの量だ……この誘惑に勝てるアルファはいないな……」
ヒートを起こしたオメガを目の前にして襲わないアルファはいないって聞くけど、今の俺、そんなにひどいんだ。
「ライオネル……早く挿れて……」
俺がライオネルに懇願すると、ライオネルの下半身が如実に反応した。
「くっ……! そんな色っぽい顔で言われたらたまらない。あぁ、ノアっ。愛してる……」
ライオネルは俺の唇を奪った。舌を絡ませ、互いを求めるように何度も唇を重ねる。
ライオネルのキスはすごく気持ちいい。アルファと接触したおかげか、俺の身体が徐々に楽になってきた。
俺はライオネルと抱き合いながら腰をくねらせる。俺が腰を浮かせたそのとき、俺の後孔にライオネルの屹立の先端が触れた。
ほしい。ライオネルのこれがほしくてたまらない。
「んっ……はぁ……っ」
俺は後孔でそれを呑み込もうとする。するとライオネルに腰を掴まれ、一気に最奥まで貫かれた。ヒートの身体がさらに熱くなり、下腹部から気がおかしくなるんじゃないかと思うくらいの快感が襲ってくる。
「あぁぁっ……! い、いい……っ」
ライオネルは容赦なく俺の身体を揺さぶってくる。俺はあまりに強い快感から逃れようとするけど、ライオネルにがっしり腰を掴まれ逃げられない。オメガの最奥を何度も突かれて俺はビクビク身体を震わせて中で達した。
それでもライオネルは止まらない。
抱き合ったままの姿勢で俺を床に寝かせると、達したばかりの俺を激しく攻め立ててくる。
「あぁぁ……だめ、イク……っ!」
俺は呆気なく二度目の絶頂を迎えた。今度は後ろだけじゃない。前でもイッてしまった。
さっきからイキまくっているのに、ライオネルは息切れする俺の唇を奪い、激しいキスをして、俺の内奥をぐちゃぐちゃにかき乱す。
俺の身体もおかしくなってしまったみたいだ。達しても、熱は冷めなくて、アルファがほしくてほしくてたまらない。
「あっ、あぁっ……」
俺もライオネルも欲が止まらない。
ライオネルは今度は俺を四つん這いにさせて、背後から俺を貫いた。
「はぁっ……はぁっ……」
俺の耳元でライオネルの荒い息づかいが聞こえる。ライオネルの扇情的な吐息に、俺もさらに欲情し、淫らに腰を揺らし続ける。
ライオネルが俺のうなじに歯を立てた。ライオネルは迷うことなく俺のうなじに勢いよく噛みついた。
「あっ、あぁぁぁーっ!」
咬まれたうなじに痛みがはしる。と同時に俺の全身に電流のようなものが駆け抜ける。俺の足の指の先までピクピクと震えた。
あまりの刺激に倒れそうになった俺をライオネルは後ろから抱きしめた。そのまま激しく腰を動かし俺の身体を上下に揺さぶる。
「あぁっ、ライオネルっ、ライオネルっ……!」
ライオネルは意地悪だ。腰を動かしながら、俺の男根を握り込み、上下に扱いている。
ライオネルが達するときに、俺も一緒にイカせようとしているんだ。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁーーーーっ!」
俺の最奥に思い切りアルファの精液を放たれた。同時にライオネルの手で俺も絶頂に導かれ、ライオネルとともに俺も白濁を解き放った。
ここから俺には、今日最大のミッションが待ち構えている。
色香でライオネルを惑わして、うなじを噛んでもらって、ライオネルの番にならなくては。
俺は今朝手に入れたばかりのピンクの小瓶の栓を開ける。
これを飲んだらどうなってしまうのだろう。少し躊躇するが、ライオネルと番うためだ。
発情剤は効果が出るまでに少し時間がかかるようだから、湯浴みをして部屋に帰ってくれば丁度いいのではないかと俺は考えた。
意を決して、小瓶に口をつけ中身を飲み干す。意外に爽やかな飲み心地で、変な味はしなかった。
今のところ俺の身体に変化は特段現れない。まぁ、飲んだ直後だからかな。
俺はあらかじめ用意してあった着替えを手にする。
この服は肌が透けるほど薄い生地でできている。ローブのような上下繋がった形をしているが、両側に大きな切れ込みがある服で、歩くだけでも太腿がその切れ込みから覗くようなエッチな服だ。もちろん下着は身につけない。
これを着て、ライオネルに「抱いて」と迫れば、ライオネルは俺に陥落するに違いない。
「よし」
準備は万端だ。
今夜、俺は正真正銘ライオネルのものになる。
今日はいつもよりも入念に身体を綺麗にしておこうと、湯浴みに時間をかけたのがいけなかったのか。
それとも今日はパーティーがあったからいつもより身体が疲れていたせいなのか。
ここまでとは思わなかった。完全に薬の効果を過小に思っていた。
湯浴みの途中で、俺は身体に異変は感じてい。最初はやっと薬が効いてきたんだなと思う程度だったのに、その少しあとには、俺は動けなくなっていた。
「はぁ……っ、苦し……」
ついに俺は蹲り、床に倒れ込んだ。
休んでも全然よくならない。むしろ身体が熱くなるばかりだ。
こんなところで倒れてる場合じゃない。早く部屋に戻らないと。でも頭がぼうっとする。身体にまるで力が入らない。
下半身が熱くて仕方がない。腰骨のあたりからじわりと熱を帯びてきて、その熱を逃すために俺は腰を揺らした。
そうだ。我慢せずに、一度熱を吐き出してしまおうか。そうすれば少し身体が楽になるかもしれない。
俺が使っているあいだ、ここには誰も来ないはずだ。俺はいつも、ここの入り口に鍵をかけている。
ライオネルは新婚のときに湯浴みの場所を俺たちの部屋の近くに作ってくれた。少し楽になってくれれば、部屋に戻ることくらいできるはずだ。
「ライオネル……っ」
俺は自分の下半身に手を伸ばす。
俺が思い浮かべるのはライオネルの顔だ。ライオネルがいつも俺にしてくれているみたいに、優しく、甘く、扱いてみる。
「あっ……はぁっ……ライオネル、ライオネル……」
熱にうなされながら、最愛の人の名前を呼ぶ。こんな俺の想像の中の、幻みたいなライオネルじゃなくて早く本物のライオネルに会いたい。
「あぁっ……ふ、あっ、あ、ううん……」
俺が必死になって熱くなる身体と戦い、身悶えているとき、俺の名前を呼ぶ声がした。
「ノアっ」
ライオネルは俺に駆け寄り、俺を抱きしめる。
ライオネルはパーティーのときの服のままだ。せっかくの服が濡れてしまう。でもライオネルはそんなことには構わず、俺を心配そうに見つめている。
「ヒートかっ? 大丈夫かっ?」
全然大丈夫じゃない。身体が熱くてたまらないよ。
「だめ……ライオネル、早く抱いて……」
俺はライオネルに手を伸ばす。
ここにライオネルが来てくれてよかった。ライオネルは俺のヒーローだよ。どうなってんのかわからないけど、俺が会いたいって思うと、いつもライオネルは俺を助けてくれる。
「あぁ。すぐに楽にしてやる」
ライオネルは身につけていた服を浴室の外へ脱ぎ捨てた。そして俺を向かい合わせで、自分の膝に座らせた。
俺は脚を大きく広げて、座っているライオネルと抱き合う格好になる。
「これはすごいフェロモンの量だ……この誘惑に勝てるアルファはいないな……」
ヒートを起こしたオメガを目の前にして襲わないアルファはいないって聞くけど、今の俺、そんなにひどいんだ。
「ライオネル……早く挿れて……」
俺がライオネルに懇願すると、ライオネルの下半身が如実に反応した。
「くっ……! そんな色っぽい顔で言われたらたまらない。あぁ、ノアっ。愛してる……」
ライオネルは俺の唇を奪った。舌を絡ませ、互いを求めるように何度も唇を重ねる。
ライオネルのキスはすごく気持ちいい。アルファと接触したおかげか、俺の身体が徐々に楽になってきた。
俺はライオネルと抱き合いながら腰をくねらせる。俺が腰を浮かせたそのとき、俺の後孔にライオネルの屹立の先端が触れた。
ほしい。ライオネルのこれがほしくてたまらない。
「んっ……はぁ……っ」
俺は後孔でそれを呑み込もうとする。するとライオネルに腰を掴まれ、一気に最奥まで貫かれた。ヒートの身体がさらに熱くなり、下腹部から気がおかしくなるんじゃないかと思うくらいの快感が襲ってくる。
「あぁぁっ……! い、いい……っ」
ライオネルは容赦なく俺の身体を揺さぶってくる。俺はあまりに強い快感から逃れようとするけど、ライオネルにがっしり腰を掴まれ逃げられない。オメガの最奥を何度も突かれて俺はビクビク身体を震わせて中で達した。
それでもライオネルは止まらない。
抱き合ったままの姿勢で俺を床に寝かせると、達したばかりの俺を激しく攻め立ててくる。
「あぁぁ……だめ、イク……っ!」
俺は呆気なく二度目の絶頂を迎えた。今度は後ろだけじゃない。前でもイッてしまった。
さっきからイキまくっているのに、ライオネルは息切れする俺の唇を奪い、激しいキスをして、俺の内奥をぐちゃぐちゃにかき乱す。
俺の身体もおかしくなってしまったみたいだ。達しても、熱は冷めなくて、アルファがほしくてほしくてたまらない。
「あっ、あぁっ……」
俺もライオネルも欲が止まらない。
ライオネルは今度は俺を四つん這いにさせて、背後から俺を貫いた。
「はぁっ……はぁっ……」
俺の耳元でライオネルの荒い息づかいが聞こえる。ライオネルの扇情的な吐息に、俺もさらに欲情し、淫らに腰を揺らし続ける。
ライオネルが俺のうなじに歯を立てた。ライオネルは迷うことなく俺のうなじに勢いよく噛みついた。
「あっ、あぁぁぁーっ!」
咬まれたうなじに痛みがはしる。と同時に俺の全身に電流のようなものが駆け抜ける。俺の足の指の先までピクピクと震えた。
あまりの刺激に倒れそうになった俺をライオネルは後ろから抱きしめた。そのまま激しく腰を動かし俺の身体を上下に揺さぶる。
「あぁっ、ライオネルっ、ライオネルっ……!」
ライオネルは意地悪だ。腰を動かしながら、俺の男根を握り込み、上下に扱いている。
ライオネルが達するときに、俺も一緒にイカせようとしているんだ。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁーーーーっ!」
俺の最奥に思い切りアルファの精液を放たれた。同時にライオネルの手で俺も絶頂に導かれ、ライオネルとともに俺も白濁を解き放った。
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