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33.信じてる
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グラスを返したあと、勇大は北沢のところへは戻らなかった。綾瀬と北沢の中に混ざるのがどうも嫌だと思ったからだ。
立食パーティーなんだからとりあえず何か食べてやると皿を手に取り、食にはしった。
さすがに料理はどれも美味しくて、勇大は一度食べ終えたあと、二ターン目に入る。盛り付け方なんて気にしないで、自分の食べたいものをひたすらに盛るスタイルだ。
ひととおり料理にがっついて、ウェイターがたまたま配りに来ていたシャンパンをもらって一気飲みしてから、勇大は会場の外に出る。
出た瞬間、勇大を追ってきたのかと思うくらいのタイミングで、「こんばんは」と男に声をかけられた。
見ると背の高い、なかなか顔の整った男だった。ダークトーンのスーツにピンクのシャツを合わせているところがちょっと気になった。
「北沢さんの知り合い? だよね?」
「あ、はい、そうですけど」
そう言われて思い出した。この男は、さっき井野台たちのグループで話をしていた。きっと北沢と井野台の知り合いなのだろう。
「俺は滝です。南くんだっけ? 君、オメガでしょ?」
「そうですが」
いきなり人にバース性を訊ねるなんて失礼な男だと思ったが、穏便に済ませたい勇大は反抗はしなかった。
「へぇ。北沢さんもやり手だなぁ」
滝は勇大の全身を舐めるように眺める。勇大は滝が何を言わんとしているのかわからない。
「あの、いきなりなんなんすか?」
「ねぇ、南くんはなんて言われて北沢さんにここに連れてこられたの?」
「特に何も説明はないです。ただこのスーツを着てこいって言われて、気づいたら企業パーティーに連れて来られたんですけど」
これは本当のことだ。行き先は今日、北沢に会ってから初めて聞かされた。企業パーティーについて来いと言ったら、勇大が逃げ出すことを北沢は見通していたのかもしれない。
「うわー。やっぱりそうなんだ!」
滝は大袈裟に驚いてみせる。勇大は意味がわからずさっきから困惑するばかりだ。
「南くん、ただの平社員でしょ?」
「……正社でもないです。契約社員ですけど」
「えっ! 底辺……。まぁオメガだからそんなもんか」
勇大のイライラバロメーターが上がっていく。なぜ契約社員は底辺で、さらにオメガを下に見る発言をされなきゃいけないのだろう。
「北沢さんがどうして君をここに連れてきたかわかる?」
「……さぁ」
勇大が首をかしげると、滝は勇大に身体を寄せてくる。
「会長の夜の相手をさせられるんだよ。鈴木会長は若い男オメガがお好みだから」
「は……? なんで俺が?」
「北沢の野郎が理事の座を狙ってるからだ。だから君を献上して会長のご機嫌とりをしたいんだろう」
「な……!」
勇大は言葉がない。北沢がそんなことをするはずがないのに、滝は何を勘違いしているのだろう。
もしかしたら北沢が契約社員の勇大をこんなところに連れてきたことに、違和感があったのかもしれない。
「大丈夫、俺は味方だから」
滝は勇大の耳元で囁く。
「あの男、出世が早すぎるんだよ。何か裏があると思ってたけどオメガの斡旋とは最低だな。悪いことは言わない。北沢さんには君が悪くならないよううまく言ってあげる。だからここから俺と逃げよう。ね?」
勇大のイライラは限界だった。自分のことなら耐えられる。でも北沢を悪く言われるのは我慢ならない。
勇大は拳をワナワナと握りしめる。今すぐこいつの首根っこを掴まえて「ふざけんじゃねぇ!」と怒鳴りつけてやりたい。でも頭に浮かぶのは北沢の顔だ。北沢が勇大の代わりに周囲に頭を下げる姿がパッと思い浮かぶ。
「……社長はそんな人ではありません」
「え?」
「社長が出世が早いのは、実力ですよ。あと努力の量。社長は仕事の鬼ですから」
勇大は知っている。北沢は自分の仕事に誇りを持っていて、成功させるためにたくさんの努力を重ねている。それをオメガの斡旋のせいだなんて思われたくない。
「俺は社長のこと信じてます」
勇大は真っ直ぐに滝に言葉をぶつける。視線は逸らさない。嘘偽りなく、北沢には絶大の信頼を寄せている。
そのとき、突然背後からふわっと勇大の首に腕が絡みついてきた。
勇大の口元を覆う、逞しい腕からアルファのフェロモンの匂いがする。この大好きな匂いは間違いない。北沢だ。
「滝さん。俺の番に何か用ですか?」
北沢は勇大を背後から抱きしめながら、滝に言う。
北沢が、初めて人に勇大のことを番だと言った。そのことに気がついて、勇大はハッと目を見開く。
人前で番だと認めてもらえて気がついた。
ずっと不安だった。社長の北沢と契約社員の自分を比べると、あまりにも差がありすぎる。北沢にとって、自分は『人に紹介できない恥ずかしい恋人』なのかと思っていたから。
「つ、番!? きっ、北沢さん、番がいるんですか!? で、それがこのオメガ……」
滝は信じられないといった様子で目をしばたかせている。
「はい。勇大は俺の番です。手出しはしないでいただきたい」
北沢の声は本気だ。さっきからの北沢の圧力に滝はだじろいでいる。
「いや、あのっ、可愛いからつい……本当に悪気はなかったんだよ」
「オメガ斡旋……」
「おーい! おいおい! 南くん、何言っちゃってんのかなぁ?」
滝はめちゃくちゃ慌てて勇大の言葉を遮った。
「北沢さん、そ、それじゃ俺はこれで……」
滝は逃げ腰のまま、そそくさとその場から消えた。今さら逃げても、さっき放った言葉は消えることはないのに。
立食パーティーなんだからとりあえず何か食べてやると皿を手に取り、食にはしった。
さすがに料理はどれも美味しくて、勇大は一度食べ終えたあと、二ターン目に入る。盛り付け方なんて気にしないで、自分の食べたいものをひたすらに盛るスタイルだ。
ひととおり料理にがっついて、ウェイターがたまたま配りに来ていたシャンパンをもらって一気飲みしてから、勇大は会場の外に出る。
出た瞬間、勇大を追ってきたのかと思うくらいのタイミングで、「こんばんは」と男に声をかけられた。
見ると背の高い、なかなか顔の整った男だった。ダークトーンのスーツにピンクのシャツを合わせているところがちょっと気になった。
「北沢さんの知り合い? だよね?」
「あ、はい、そうですけど」
そう言われて思い出した。この男は、さっき井野台たちのグループで話をしていた。きっと北沢と井野台の知り合いなのだろう。
「俺は滝です。南くんだっけ? 君、オメガでしょ?」
「そうですが」
いきなり人にバース性を訊ねるなんて失礼な男だと思ったが、穏便に済ませたい勇大は反抗はしなかった。
「へぇ。北沢さんもやり手だなぁ」
滝は勇大の全身を舐めるように眺める。勇大は滝が何を言わんとしているのかわからない。
「あの、いきなりなんなんすか?」
「ねぇ、南くんはなんて言われて北沢さんにここに連れてこられたの?」
「特に何も説明はないです。ただこのスーツを着てこいって言われて、気づいたら企業パーティーに連れて来られたんですけど」
これは本当のことだ。行き先は今日、北沢に会ってから初めて聞かされた。企業パーティーについて来いと言ったら、勇大が逃げ出すことを北沢は見通していたのかもしれない。
「うわー。やっぱりそうなんだ!」
滝は大袈裟に驚いてみせる。勇大は意味がわからずさっきから困惑するばかりだ。
「南くん、ただの平社員でしょ?」
「……正社でもないです。契約社員ですけど」
「えっ! 底辺……。まぁオメガだからそんなもんか」
勇大のイライラバロメーターが上がっていく。なぜ契約社員は底辺で、さらにオメガを下に見る発言をされなきゃいけないのだろう。
「北沢さんがどうして君をここに連れてきたかわかる?」
「……さぁ」
勇大が首をかしげると、滝は勇大に身体を寄せてくる。
「会長の夜の相手をさせられるんだよ。鈴木会長は若い男オメガがお好みだから」
「は……? なんで俺が?」
「北沢の野郎が理事の座を狙ってるからだ。だから君を献上して会長のご機嫌とりをしたいんだろう」
「な……!」
勇大は言葉がない。北沢がそんなことをするはずがないのに、滝は何を勘違いしているのだろう。
もしかしたら北沢が契約社員の勇大をこんなところに連れてきたことに、違和感があったのかもしれない。
「大丈夫、俺は味方だから」
滝は勇大の耳元で囁く。
「あの男、出世が早すぎるんだよ。何か裏があると思ってたけどオメガの斡旋とは最低だな。悪いことは言わない。北沢さんには君が悪くならないよううまく言ってあげる。だからここから俺と逃げよう。ね?」
勇大のイライラは限界だった。自分のことなら耐えられる。でも北沢を悪く言われるのは我慢ならない。
勇大は拳をワナワナと握りしめる。今すぐこいつの首根っこを掴まえて「ふざけんじゃねぇ!」と怒鳴りつけてやりたい。でも頭に浮かぶのは北沢の顔だ。北沢が勇大の代わりに周囲に頭を下げる姿がパッと思い浮かぶ。
「……社長はそんな人ではありません」
「え?」
「社長が出世が早いのは、実力ですよ。あと努力の量。社長は仕事の鬼ですから」
勇大は知っている。北沢は自分の仕事に誇りを持っていて、成功させるためにたくさんの努力を重ねている。それをオメガの斡旋のせいだなんて思われたくない。
「俺は社長のこと信じてます」
勇大は真っ直ぐに滝に言葉をぶつける。視線は逸らさない。嘘偽りなく、北沢には絶大の信頼を寄せている。
そのとき、突然背後からふわっと勇大の首に腕が絡みついてきた。
勇大の口元を覆う、逞しい腕からアルファのフェロモンの匂いがする。この大好きな匂いは間違いない。北沢だ。
「滝さん。俺の番に何か用ですか?」
北沢は勇大を背後から抱きしめながら、滝に言う。
北沢が、初めて人に勇大のことを番だと言った。そのことに気がついて、勇大はハッと目を見開く。
人前で番だと認めてもらえて気がついた。
ずっと不安だった。社長の北沢と契約社員の自分を比べると、あまりにも差がありすぎる。北沢にとって、自分は『人に紹介できない恥ずかしい恋人』なのかと思っていたから。
「つ、番!? きっ、北沢さん、番がいるんですか!? で、それがこのオメガ……」
滝は信じられないといった様子で目をしばたかせている。
「はい。勇大は俺の番です。手出しはしないでいただきたい」
北沢の声は本気だ。さっきからの北沢の圧力に滝はだじろいでいる。
「いや、あのっ、可愛いからつい……本当に悪気はなかったんだよ」
「オメガ斡旋……」
「おーい! おいおい! 南くん、何言っちゃってんのかなぁ?」
滝はめちゃくちゃ慌てて勇大の言葉を遮った。
「北沢さん、そ、それじゃ俺はこれで……」
滝は逃げ腰のまま、そそくさとその場から消えた。今さら逃げても、さっき放った言葉は消えることはないのに。
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